★16.《ネタバレ》 日本がらみの歴史改変物語である。2009とは伊藤博文暗殺から100年後の意味らしい。 合作というだけあってそれほど激しい怒りを感じるところはないが、それは見る側の慣れもあるのと(最悪なのは他にある)、日本人との友情や日本人の家族愛も描写されるので悪印象が緩和されている面はある。
突っ込みどころはいろいろあるが最も困るのは、制作側がいったい何をもって“正しい歴史”と考えたのか理解できないことである。 まず映画の開始時点では、[A]伊藤博文が暗殺されなかったため?日本が第二次大戦の戦勝国となり、半島も満州も領土として維持したまま2009年に至った世界である。これを耐えがたいものとして主人公らが改変したあとの歴史は、[B]伊藤博文が暗殺されたため?日本が第二次大戦で敗れ、以降も現実世界と同様に推移したが、2008年に南北が統一され(どうやって?)、強大な経済力と軍事力によって「アジアの手本」となり、さらに高句麗の領土回復運動を起こした世界である(中国から見れば侵略的発想)。 このうち[B]は、2008年以降は向こうの立場として正しいのかも知れないが、しかし[A]であっても劇中の京城府は東京なみに繁栄しており、別に日本が植民地的に収奪してきた世界とも思えない。朝鮮戦争もなく、南北も分断されずに半島全土が豊かになっていたのだろうから、その状態から独立運動でも起こして[B]の2008年以降に繋げば一番都合がいいのではないか? それでも[B]が正しいと制作側が思ったとすれば、やはり日本に原爆が落ちて惨めに敗れた(自分らは戦勝国になった?)ことが不可欠であって、そのためには朝鮮戦争の惨禍も南北対立の歴史もあえて受け入れる覚悟と思うしかない。要はプライドの問題ということだろうが、他国の支配を嫌うのであれば、19世紀後半まで遡って自らその身を正すのが筋だろうと個人的には思った。日本にできたことができなかったはずはない。 ちなみに現代の感覚だと、過去に遡って歴史を改変した場合、単にそこから別の歴史が分岐するだけで、元の歴史はそのまま別世界として残ると考えるのが普通ではないか。唯一絶対の正しい歴史などはないと思わなければならない。
以下雑談として、 ○上記[A]はなぜかポカリスエットが蔓延する世界だった。 ○日本語の発音が不得意な人物はみな現地出身者という意味か。局長の金田という男は内地出身かも知れない。 ○花火の場面では、日本人の子役が日本風に可愛らしいので、他はどうでもこの子だけは無事でいてもらいたいと思った…こんな場所にいては制作側に殺されかねないので早く内地へ引き揚げろ。 【かっぱ堰】さん [DVD(字幕)] 5点(2019-12-14 08:58:08) |
15.《ネタバレ》 「もし、日本が戦争に勝っていたら」という設定に興味を持って観たのですが・・・・ 設定がかなり無理やりな感じで、ストーリーが進むにつれどんどん無茶苦茶になってきます。そのくせ、派手な映像効果を過剰に使いまくったアクションシーンが無駄に長く挿入され、登場人物はひたすら叫びながら銃をぶっ放すようなシーンが続き、観ていて疲れました。 なんというか、自意識過剰な人の不毛な妄想を延々と聞かされているような感じでしたね。 【TM】さん [DVD(吹替)] 1点(2015-06-21 18:51:01) (良:1票) |
14.チャン・ドンゴンは日本語しゃべんなくてええよー! 【ジダン】さん [CS・衛星(吹替)] 3点(2007-11-10 18:12:00) |
13.《ネタバレ》 最初の20分だけ まずまず面白かった。 どうして、あんなに堂々と顔を出して観客が沢山いるのに美術館を襲っているのか? その答えを探して・・・・ おー! そんな意図があったのか と感心したら・・・・・ 失敗後のプランは、誰もいない夜の道で 搬送中のトラックを襲っていた。 おいっ! どう考えても そのプランがあるなら美術館襲わないぞ! 感心した気持ちを返せ! 謎解き(タイムマシン)は、 少しだけ歓心したが・・・・ どうも、韓国映画は一部の作品を除いて私には合わないのかな? 次々と仲間が死んでいく場面の過剰な演出は・・・・ 観ていて・・・・ 子供が撃たれて死んでしまったのがショックなのは分かりますが、 大きな声をあげて・・撃たれた子供のところに行って・・・ 私も撃って下さい と言っているのと同じなのに 何故か、銃弾は跳んでこない。 女性(結局この人は何だったの?)が死んだときも そうでしたが・・・ 企画は良かったと思うのですが・・・・ |
12.《ネタバレ》 ちょっと酷かったね。警察の特殊部隊とか凄い弱いし、捕虜は取らずに皆殺しとか子供も容赦しなくグレネードで吹き飛ばすって言うのは、ただ日本は残酷ってイメージを植え付けたいだけじゃないの?って思うほど殺してた。終盤で祭を楽しむ日本人と、その対称に地下で抹殺されていく祖国を取り戻す為に戦ってる韓国人って設定がグッとくるんだろうな。SFだからしょうがないか。プロパガンダが目立ってうざかった。 【たこら】さん [ビデオ(吹替)] 2点(2006-02-16 11:16:51) |
11.映像の美しさ、スローモーションの演出、カットバックや同時進行の演出、アクションシーンの出来で、8点あげてもいいのではないかと思う。筋立てそのもの、特に後半に粗さが目立つが、それを打ち消すだけの映像パワーを備えていると思う。もし、第二次大戦で--というのは、ポーランドなど東欧諸国、バルト三国、仏独国境、台湾などに共通のテーマであり、思考実験を通して「国」や「民族」や「平和」や「繁栄」を考えるのは、戦争をしたがっている人たちに大量議席を与えてしまった世相の中で大切なことだと思う。日本の中で、「やまと」、「沖縄」、「米軍基地」を考えることにもつながえることだと思う。 【兄子sy 翁】さん [インターネット(字幕)] 8点(2005-11-21 00:36:22) (良:1票) |
10.自分が日本人という立場性を横に措いて見られるなら、普通に面白い。そうでない人が見たら不快と思う。 【azuncha03】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-04 00:17:38) |
9.「高い城の男」みたいな世界で展開するハードSFアクションだとばかり思ってたら、皆さんがことごとく「トンデモ映画」と指摘されてるので、「こりゃ日本の描写か歴史認識辺りがとんでもないんだな」と構えて鑑賞してみると、新宿を映しながら堂々と「ソウル」と字幕を出したり、チャン・ドンゴンが無理矢理な日本語を喋ったりしてて、確かにとんでもなかった。が、真にとんでもないのはそんなことでは全くなく、後半になって何の脈絡も無く突然提示された設定にあった。そのとんでもなさには私も唖然。こんな映画だったんかいっ! 【Robbie】さんの書かれる様に、作品の根底に流れる「愛国的被害者意識」も痛い。もしかして韓国の人達って、精神的には占領統治されたまま現在まで来てしまってるのかもしれませんね、3点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-10-26 00:04:26) |
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8.常に被害者でいなければ気が済まない韓国人に吐き気がする思いだった。映像は良かった。 【Robbie】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-22 22:56:55) |
7.ストーリーがストーリーなだけにチャン・ドンゴンのたどたどしい日本語は許せる。許せるはずなんだけど、「だっしゅちゅ(脱出)」「かぢょく(家族)」・・・。アー駄目だ、笑ってしまうや。 【あんどりゅ~】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-05-16 01:27:34) |
6.映画産業に力を入れているお国柄だけあって、金がかかってるなあ。でも、残念ながら脚本の稚拙さが足を引っ張りまくり。邦画もエラそうな事は言えないけど、韓国映画も投資される多額の制作費に比べて、まだまだ基本的なセンスが追いついていない。ホラーやサスペンスでもそうだが、アイデアや演出がほとんど既存の作品の借り物にしかなっていない。 歴史のifを描く事で、戦中戦後の日韓の歴史解釈に一石を投じるのかと思いきや、ハリウッドの向こうを張った「トンデモSFアクション」映画だった。内容的には日本人が見てもそれほど不愉快なものではないが、後半、タイムトリップしてまで歴史を変えるというのが何とも安直。 【FSS】さん 3点(2005-03-20 13:01:33) |
5.《ネタバレ》 わからない!! 韓国の人が日本語をしゃべってたけど、聞き取れないところが多かったです!! DVDで借りてみたからいろんな字幕をしてみたけど、日本語でしゃべってるところでは日本語の字幕が出てきませんでした(当たり前?) ストーリーは途中までおもしろかったけど、良役と悪役の立場が変わってきて、なんか変な感じを受けました。 【mako】さん 4点(2005-02-28 20:56:04) |
4.最近レベルがとても高い韓国映画だけど..滑っちゃいましたね~ B級どころかC級です..ハリウッド映画の見過ぎじゃないの..この監督.. リアルさが全く無い!つじつまが合わないにも程がある!..もっと創りようがあったろうに..素材は良かっただけに残念... 【コナンが一番】さん 1点(2004-09-21 12:33:25) |
3.韓国版「パールハーバー」といったところか。 歴史に関する突っ込みはキリが無いから置いといて… チャン・ドンゴンのたどたどしい日本語(努力は認める)と「ブラザーフッド」のようなランボー化(笑)、 中村トオルとその奥さんの衣装、 味方の自爆に巻き込まれ死にかけ、 爆発多すぎ、しょぼいCG等、笑いどころは満載です。 ネタとして見ておくといいかも。 【ふくちゃん】さん 4点(2004-08-28 18:03:32) |
2.総制作費80億ウォン,スタッフ・キャスト総勢1000人,4年の期間をかけて作った大作らしいが... 大作でまともに張り合ってしまうと、ハリウッドに力負けしてしまう。でもまぁ、それでも作ってしまうのは韓国映画界の勢いのなせる技かもしれない。日本人が観ても特に不快感はないし、何も考えずに気楽に観ればそこそこ楽しい。 【スタン】さん 4点(2004-08-24 01:27:36) |
1.あくまでトンデモ映画。これだけトンデモ要素が詰まりきっているのに、正攻法でお涙頂戴アクション映画にして押し切ってしまうパワーはたいしたもの。テーマといい合作スタイルといい、いろんな意味で最初で最後の映画なのではと。 【SUM】さん 7点(2004-07-29 17:28:26) |