15.《ネタバレ》 まあまあ怖い。雰囲気好きです。話のスケールがそんなに大きくない、でも警察や報道といったものはきちんと描かれているバランス感覚が良い。 『口裂け女ビギニング』とも言える内容。なぜ『口裂け女』が生まれたのか、その背景を描いているのは面白いですね。邦画ホラー特有のカビ臭さが感じられる画作りも良い感じです。更には『憑依される前の咳き込み』が、惨劇の前兆として恐怖心を煽られます。好きなんですよね、こーゆー単純でわかり易い予兆。 『口裂け女』には物理的な攻撃が効く。なんとかなりそう。と、思いきや、どうあがいても滅ぼすことはできない。憑依している肉体が死ぬだけ。この設定は単純ながら効果的。悲劇を量産できる優秀なギミック。子供達は『口裂け女』に襲われる恐怖だけでなく、母親を奪われるという絶望まで味わわされることになる。これがホラー。『痛み』『恐怖』『絶望』といったものを、緊張感とともにフィクションの世界で感じさせてくれるのがホラーの醍醐味であり原点ですね。女の子が憑依された自分の母親からハサミで切られちゃうのはショッキングでしたが、ホラーだからこそできるその思い切った演出には、あえて賛辞を送りたいです。 ただ、ラストはだめ。そこだけなんでサトエリのまんま?そこは当然水野美紀でくるべきでしょう。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-10-16 08:41:38) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 つくりはうまいです。「わたし、きれい?」じゃなくて「わたしをきれ」・・・なぜ、みかちゃんだけが助かったのか、わからない。重体の友達が何人目の口裂け女になるんだろう。。。 【新しい生物】さん [インターネット(字幕)] 5点(2015-07-10 16:00:36) |
13.《ネタバレ》 ほん呪MOVIE2を見て続けて白石晃士が見たくなったのでいままで取っておいた「口裂け女」を見る モキュメンタリーじゃない白石映画は「グロテスク」以降初めてだ さすがに面白いと思った 冒頭からヒロインの佐藤江梨子がイライラさせる展開 娘をいきなり叩くは、虐待されてる生徒に突然デカい声を出して、逃げ出した子供が口裂け女にさらわれるきっかけを作った 「おまえはどっちの味方だよ」と思いながらも「いきなりデカい声出すなよぉ」って突然脅かされてマジにビビる 実はここが一番怖かった 深刻な顔をしててもいい気な女な感じの佐藤江梨子はぴったりかもしれない 最初の口裂け女を刺し殺したら、子供の母親だったあたりから、「おいおい何故警察を呼ばない?」とか、幼児でも知ってる口裂け女の秘密基地(笑)にちゃんと口裂け女が居るあたりは「警察は何をしている?」とか突っ込みドコロは多い この辺は口裂け女の色々な都市伝説をフューチャーしたんだろうけど説明が無いのでわかりにくい 実は子供の方が警察よりも口裂け女の情報には詳しいという部分が欲しい しかし口裂け女お約束の言葉「わたしきれい?」を「わたしを切れ!」に解釈するあたりは白石晃士の面目躍如でなるほどと膝を打つ ここがこの映画のキモだな 「ほん呪MOVIE2」で「うしろにいくな」が「うしの肉だ」だった時のインパクトがあった 攫った子供を容赦なくザクザク切り刻んだり、善良な母親も惜しみなく消費する白石晃士の人の悪さも炸裂 子供の残酷シーンに厳しい人はここだけでマイナス100万点だろうな しかしそれだと今時の映画は皆同じである あえて叩かれる反骨精神を買いたい ラストも口裂け女がさほど強く無い割には結構怖い 途中の主人公二人の行動の不可解さと、全体的に白石晃士にしてはグロがかなり抑えられてる部分がなんとかなっていたらかなりいい出来だったと思う エンディングもフツーのホラー映画で、もうひと捻り欲しかった しかしくだらないJホラーが多い中では出来はいい方だと思う 【にょろぞう】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-08-24 22:54:07) (良:1票) |
★12.《ネタバレ》 子どもの虐待をからめる発想自体は悪くないと思うが、ラストがああなるのであれば、憑依の相手は現に虐待している母親限定でなければならないのではないか。多くの人が潜在的に持つものが運悪く発現したばかりに、異形のものと化してしまった悲しみを表現しようというなら容易に理解可能であり、またそれでこそ口裂け女が現代に蘇る理由づけにもなるはずである(地震では理由になってない)。しかしこの映画では幼い姉妹の母親や夏樹の母親にも憑依しているため、虐待との関連が不明でわけがわからなくなっている。 また登場人物が人を殺して放置したまま路上で思い出話を始めるとか、警察に行った少年がやっと真実を語り出したのに何の役に立ったのかわからないとか、救出すべき女児のすぐ近くまで行きながら放っておいてまた長々と思い出話をするとか、キーワードのはずのオヤジギャグが結局生かされず、どうすれば解決につながったはずなのかも示されないなど、全般的に納得のいかない展開が多い。ほか登場人物の行動がいちいち面倒臭いので苛立たしく、単純なホラーとしてもそれほど怖くない。
以上、やたらに苦情が多い上に褒める点もないので困るが、さらに個人的に許容できないのは児童に対する直接の残酷描写(効果音を含む)である。子どもに危害を加えようとするのはこの都市伝説の基本とはいえるが、期待されているのは怖がらせることであって、実際にやって見せることではない。ほか幼い姉妹の母親を殺してしまったのも感情的に受け入れられない。 そのようなことから、評点については懲罰的な意味でシリーズ最低(当社比)まで落とすことにする。好きな女優が出ているとかいう事情があればもう少し寛容になっただろうが、別にそういうこともない(佐藤江梨子が嫌いなわけではない)。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 1点(2013-07-28 18:47:18) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 ポスター画像を見て期待して見たのですが思いっきり期待はずれでした。ホラーって日常のなかで非現実的な出来事が起こったり異質な存在が現れるから恐怖を感じるもの。だからこそ設定が大事だと思うんですが、口裂け女より登場する人々のほうが現実離れしているのが気になってストーリーに没頭できません。教師が担任する教え子が死傷させられ、自らも過失とはいえ人を殺し、行方不明になった身内の白骨死体を見つけたりしたら何かしら沸き上がる感情もあるだろうに主役二人の演技にはそういう心の揺れが全く感じられない。児童虐待という現代的な問題も盛り込んでますがなぜそうなってしまったのか経緯を掘り下げるでもなくやはり薄っぺら。水野美紀の特殊メイクに2点、スプラッタシーンに2点、子供のグロシーンに-1点、合計3点。 【時計仕掛けの俺んち】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-09-01 05:46:01) |
10.《ネタバレ》 「あたし、キレイ?」を「あたしを切れ」に変換するのを思いついた誰かが、そこから思いついた物語と見える。その程度の思いつきによって作られた映画。後半の廃屋のシーンは真っ暗すぎで何も見えない。とりあえずサトエリは脱ぐべきだ。 |
9.《ネタバレ》 こういう映画はもう少し人の行動の必然を考えてもらわないと鑑賞中に興ざめします。サトエリが刺し殺した一人目の口裂け女が普通の主婦に戻った段階で、常識的にはサトエリは自分が犯した「殺人」に対して何らかのアクションをするはずです。何事も無かったように失踪児童を捜し始めるのは変でしょ。オイオイって感じです。口裂け女の隠れ家に捕らえられていた児童を保護した後、まるで口裂け女が現れるのを待つかのようにのんびりと行動しているのも変です。普通は急いで逃げるんじゃないですか。良く出来たサスペンスやホラーは、無用な不自然さを感じさせないものです。よろしくお願いします。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-09-27 11:23:34) (良:3票) |
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8.《ネタバレ》 口裂け女の都市伝説は割と昔からありますが、児童虐待と結びつけるというのはまさに今風の解釈ですな。顔の半分近くが避けちゃった女の様相は確かに気持ち悪い。メイクさんよくがんばったねと言いたい。それにしても、幽霊というか怨念というか、「呪怨」シリーズもそうですけど、なにをしようにも無敵の相手というのは、お話として僕は余り感心しないですねぇ。ただでさえ怖くないのに、敵が無敵だったらシラケちゃう。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-09-21 00:59:10) |
7.《ネタバレ》 最初のほうは、面白いんだけどねえ。途中からどんどんテンポが悪くなっていき、グダグダホラーの様相を呈してくる。口裂け女という象徴を使って「児童虐待」を描く、というコンセプトは非常にいいし、映画の冒頭ではそれが成功しかかっているのにね。もうちょっとがんばって作れば面白いものになっていたかな? 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-08-29 18:18:04) |
6.いろいろこじつけてますけどそれなりに見れました。 自分が小学生の時(10年以上前になりますか)も口裂け女の話を聞いてましたっけ。 電柱の影とか恐がってたのを思い出しました。 車に乗るようになってそう言ったビビリからも離れてしまいましたねぇ。 【悲喜こもごも】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-07-30 22:16:38) |
5.《ネタバレ》 かつてのブームを体験した身として懐かしんで鑑賞。口裂け女のメイクはなかなか 怖くてよろしい。コートは座敷女っぽいがw クライマックスもなかなか陰惨で面白かった。でも、ところどころ違和感を覚える 場面もありましたね。なぜ口裂け女の噂が復活前に流行していたのか、 あの虐待母が不特定の子供をねらう化け物に転じる必然性を感じられないとか、 サトエリさんは過失とはいえ殺人して何で平気な顔をしているのか(このズレが一番 怖かった)とか。虐待母もただ憎くて子を殴るワケではないのか・・としんみりさせる 場面があったのは良かったですけど。オチはお決まりのバッドエンドでしたか。 あのこまっしゃくれた子がやられなかったのも不思議。絶対また襲ってくると思った んだけど・・憑依する体がない内は動けないってこと? 【ひろほりとも】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-05-29 16:29:43) |
4.なんで今さら口裂け女かと思ったが、以前流行した親の世代と子の世代との30年の差を置くことで、親の子への虐待というモチーフを潜ませる深い企みがあったのだった。母の子である男教師と子の母である女教師との冒険を通し、ローレンツの動物行動学が、愛と攻撃とは同じ根を持つと指摘しているような、そういう母性の根源的な衝動の両面を探ろうとした意欲作なのである…って感じなのかな、とうっかり最初のうち思ってしまった私を笑ってくれ。だってこいつらへんなんだもん。男教師は己れの幻聴に導かれて車走り回ってるし、女教師は女を刺殺してその子を憐れんで、でも一緒に車で走り回ってる。こいつらの行動に確からしさの裏打ちが出来てないので、観客は置いてきぼりを食い、その間もドラマはただただ陰惨に進行する。もう途中で製作者が観客にどういう反応を期待しているのかすら分からなくなっちゃった。呆然とするにもけっこう体力がいるらしく、ラストでは疲れきってすっかりウツロ、サトエリに向かい「そうですか、ハイ、分かりました、どうもご苦労様でした」と弱々しく呟いて電源を切った。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-02-25 12:21:50) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 殺しても死なない理由。口が裂けているワケ。「わたし、キレイ?」の意味。ディテールを活かしたストーリー化はお見事でした。荒唐無稽な設定に、如何に意味を持たせるか。それが都市伝説の醍醐味でしょう。こういう“こじつけ”は好きです。口裂け女は、そもそも小学生向けの与太話。子供の被害者は必然でしょうが、予想以上に直接的な表現を多用していたことに驚きました。ホラー・スプラッタでの暗黙の了解「幼い子供は虐殺されない」が反故にされています。正直観るに耐えませんが、そこを回避してしまうと腑抜けたホラーになってしまいます。これくらいが、ギリギリのラインでしょうか。サトエリの顔は梅図かずおマンガのキャラのようで怖かったですし(コレ褒め言葉です)、口裂け女の造形もなかなか。ただ結末はしくじったと感じます。ゴールが明らかに見えているのに、そこへ向かわないのは不自然です。ラストシーケンスでのサプライズ用にネタを残しているのが見え見えでした。オチはしっかり付けた上で、次の展開を考えれば良かったと思います。第2の口裂け女にあの人はピッタリですしね(コレも褒めてます)。終盤こそ、グダグダだったものの概ね満足しました。ジャパニーズホラーとして標準以上の出来と考えます。それだけに「半分笑ってやろう」くらいの気持ちで臨むと痛い目に合うかもしれません。あと子供は観ちゃダメ。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-12-05 19:11:30) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 水野美紀の口裂けているメイクは怖かった(((ノTロT)ノ加藤晴彦の生い立ちの話はイマイチでしたが、鋏で切られてるの見てるとゾクッとしました・・・都市伝説はまだまだあるので次回作に期待します!! 【うさぎ大福】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-10-16 20:15:09) |
1.《ネタバレ》 口裂け女はリングの貞子や呪怨の伽椰子系となんらかわりないです。つまりまったくもってよくある邦画のホラー。ストーリーも予想通りなので、そんなんが嫌いなら観なくてもいい映画です。怖さもあんまりないし。しかも、子供を虐待するシーンが結構エグかったり、母親も醜く表現したりもしてるんで、優しいお母さんは絶対観なくていいと思います。殺された母親も放置だし。てゆーか全体的に悲惨です。なのに悲惨感がないのは演技の問題ですかね。一番怖かったのは、口裂け女じゃなくて、サトエリが急に教え子に怒るシーンでした。しかし「私キレイ?」が本当は「私を斬れ!」だったのには、ひっくりかえりました。口が裂けてるから滑舌悪くて聞きとりにくいってわけですね。なるほど~。でも、それウマイとは思わないです。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-09-04 12:54:53) (良:1票) |