ボヘミアン・ラプソディのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ボヘミアン・ラプソディ

[ボヘミアンラプソディ]
Bohemian Rhapsody
2018年上映時間:135分
平均点:7.38 / 10(Review 130人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-11-09)
公開終了日(2019-04-17)
ドラマ実話もの音楽もの伝記もの同性愛もの
新規登録(2018-09-02)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2021-08-30)【イニシャルK】さん
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監督ブライアン・シンガー
デクスター・フレッチャー〔1966年生〕(ノンクレジット)
キャストラミ・マレック(男優)フレディ・マーキュリー
グウィリム・リー(男優)ブライアン・メイ
ジョセフ・マッゼロ(男優)ジョン・ディーコン
ベン・ハーディ(男優)ロジャー・テイラー
ルーシー・ボーイントン(女優)メアリー・オースティン
アレン・リーチ(男優)ポール・プレンター
トム・ホランダー(男優)ジム・ビーチ
マイク・マイヤーズ(男優)レイ・フォースター
エイダン・ギレン(男優)ジョン・リード
飯島肇ジョン・ディーコン(日本語吹き替え版)
野島裕史ロジャー・テイラー(日本語吹き替え版)
咲野俊介レイ・フォースター(日本語吹き替え版)
志村知幸ジョン・リード(日本語吹き替え版)
花輪英司ジム・ハットン(日本語吹き替え版)
佐々木優子ジャー・バルサラ(日本語吹き替え版)
原作ピーター・モーガン〔脚本〕(原案)
音楽ジョン・オットマン
挿入曲クイーン
撮影ニュートン・トーマス・サイジェル
製作総指揮デクスター・フレッチャー〔1966年生〕
アーノン・ミルチャン
ジェーン・ローゼンタール
配給20世紀フォックス
編集ジョン・オットマン
録音ポール・マッシー[録音]
あらすじ
ロック史を語る上で欠くことの出来ない伝説的バンド「クイーン」の栄光へと続く足跡が、リード・ヴォーカルだった故フレディ・マーキュリーの生き様を軸に描かれる感動の音楽映画。学生バンドが世界的なスターにまで一気に駆け上がる姿と、その陰にあったフレディたちメンバーの苦悩や煩悶が、忠実に再現された名曲の数々に彩られ語られていく。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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90.《ネタバレ》 偉大なロックバンド「クイーン」 そのボーカリストで伝説となったフレディ・マーキュリー。
これだけの素材を料理し、クライマックスに迫力満点のライブシーンを持って来れば、そりゃあ話題にもなるしマスコミも扱いやすい。
踊らされやすいタイプな私は、かくも大いなる期待をして鑑賞しました。どれだけ興奮し感動させてくれるのかと。
しかしながらエンドクレジットを迎えたその時の感情は、さしたる変化もなく、まあまあそこそこ、という言葉だけが頭の中を駆け巡っているだけでした。なんだろうな~、うまく言えないんだけどこの映画から彼らの音楽に対する「熱」をあまり感じられなかったのが一番の要因かも。例えば、テレビの歌番組に初めて出演した時に口パクで、て言われあっさり了承したり、6分近い曲をラジオでかけて批判の嵐(テロップ演出)にあっても憤りが見えなかったし、なによりもこの映画における主人公、フレディの焦点が音楽よりも同性愛への目覚めや葛藤に当てられているせいもある。これは映画的・演出的な問題であって、決してフレディ本人がそうだったとは思ってはいません。あくまでもこの作品から感じてしまった感想です。ただ「音楽」への熱量がやや薄味だったとしても、一人の人間ドラマとしては、悪くはなかったです。ただし平均点ではありました。

同性愛に目覚めながら妻にそばにいて欲しいと懇願するシーン。めちゃくちゃ難しい演技力が必要。アカデミー主演男優賞を受賞した演技力は、私的にはそこまでには見えませんでした。
Dream kerokeroさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-04-25 19:37:31)
89.最後のライブシーンだけで鳥肌ものだったけど、それまでは評判ほど良かったとは感じなかった。忠実にクイーンの歴史を(よく知らないけれでも)描いていて演技も良かったが、なんか物足りない感触
ラスウェルさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-04-25 01:50:11)
88.《ネタバレ》 クイーンはよく知らない。
フレディ・マーキュリーがペルシャ系がルーツであることも最近知ったばかりだ。
そのため純粋に映画として見ると、彼の栄光と挫折、愛と孤独という在り来たりなストーリーには何かしらの捻りがなく、
演出も予想通りの陳腐さである。
そのマイナスポイントを誰もが聴いたことのある有名な楽曲とラミ・マレックら俳優陣の頑張りで大幅にカバーする。
7割方はこれらとライブ・エイドの再現による勝利だろう。
もっとも本物の歌唱力までは真似できず口パクで、エンドロールに本人たちの映像を流すあたり、
トップクラスのモノマネ大会に終始している感は拭えず。
数十年後も残る名作になるかひとときの熱狂で終わるかはこれからだろう。
クイーンを大まかに知れる分には悪くないかもしれないけれど。
Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 6点(2019-04-23 00:30:36)(良:1票)
87.30年以上前からQUEENのファンをやっております。
初めて手にしたQUEENのレコードwは「JAZZ」でした。
まだ小学生なのにマセた子供ですww

当時はまだ高額だった輸入盤のビデオも
誕生日だったか、クリスマスだったかに買ってもらって
アホのように見てました。

マーキュリーが亡くなった時。
生命にかかわる病気であることは明白だったので
ああ、この日が来たか、って落胆したものです。
一度でいいから、ライブに行きたかったと。
 

映画ではありますが、
あのウェンブリーでライブを見ているような
夢が現実になったような高揚を味わえたことは幸せです。

ドルビーアトモスの劇場で見て
本当に良かった!
でもやっぱり本当のライブに行きたかったので、涙の9点。
 
 
近年亡くなったD.ボウイとマーキュリーは
少年のころから本当に憧れのスターでした。
なんか書き込みしてたら、寂寥感満載になってきた。。。
こっちゃんさん [映画館(字幕)] 9点(2019-04-01 12:44:11)(良:1票)
86.《ネタバレ》 私はQUEENのCDはベストアルバムを1枚持っているだけで曲も超有名曲しか知らない、その程度の人間が見た感想ですが、最後のライブエイドでのパフォーマンスにはちょっとうるっときました。フレディ役の人の声に違和感がないのがスゴいですね(注:追記参照)。特にファンじゃない人間が言うのも何ですが、よくできた作品だと思います。惜しむらくはQUEENメンバー周辺の人たちのことがイマイチわかりにくかったことでしょうか。特にフレディそっくりの髪型(髭も!)のポール(彼がフレディの個人マネージャーだということは見たあとに調べてやっとわかりました)が何者なのか、ちょっと説明不足のように思えました。あと、フレディの周辺にポールや晩年のフレディの恋人(?)だったジム・ハットンなど、フレディと似たような髪型・鼻ヒゲの人が多いのは彼の好みだからなのでしょうかね?よくわかりません。あ、そうそう、音楽は最高でしたよ。ライブエイド会場のPAブースのTDKのロゴもとても懐かしかったです!

追記
本映画のオリジナルサウンドトラックCDには本家クイーンが歌う楽曲が収録されていますが、本映画での歌唱シーンはもしかしてすべて本家クイーンの声・演奏で、演者は口パク・当て振りなんですかね?もしそうなら映画の作り方としてはちょっと幻滅。逆に演者が実際に歌ったり演奏したりしているならそれは(再現度という意味で)とても素晴らしいことだと思います。そのときは彼ら(演者)の歌声・演奏を収録したものこそ本当のオリジナルサウンドトラックだと思うのですがね。
MASSさん [映画館(字幕)] 7点(2019-03-14 18:42:33)(良:1票)
85.ずいぶんと評判なので、ちょいと見に行ってみたが、それほどの映画とは思えなかった。主演俳優もフレディにあまり似ていなかったし、マウスピースを入れているのが不自然すぎて、いただけなかった。
アフリカエイドコンサートがクライマックスとなるが、本物の映像がYoutubeで見られるし、その物まねを、わざわざ映画館に見に行くこともなかったかなぁ。
PS.ボヘミアンラプソディって素直に歌詞を聞けば、人殺しの歌じゃないか。欧米人はこんなのが好きなんて、ちょっと理解できない。
駆けてゆく雲さん [映画館(字幕)] 4点(2019-03-06 22:19:58)
84.そんなに知らなかったQueenの音楽、フレディという神がかったカリスマを知ることができた映画でした。最後のライブは素晴らしいコピーでした。本物をすぐ見たくなりました。
アキラさん [映画館(字幕)] 8点(2019-03-04 15:41:29)(良:1票)
83.《ネタバレ》 世評が良かったのと同僚の超お勧めってことで観ました。
クイーンは、フレディが亡くなる半年前ぐらいから聞き始めた、なんちゃってファンです。

フレディの伝記かと思っておりましたが、ライヴエイドまでのクイーン史という内容かな。
もはやPV観ているだけで満足でした、改めて観てみると曲ごとに世界観があってすごいですね。
ファンが楽しめるのは確実です、洋楽好きも楽しめるでしょう、洋楽をあまり聞かない人でも知ってる曲が多いはずです、でも全く洋楽に興味がない人は楽しめないかもしれない。。。何かのパワーを感じたのなら、これを機に是非聞いてみてほしいです。

映画⇒サントラ⇒MTV⇒洋楽の流れで中学生の頃から洋楽に傾倒していきました、なのでクイーンも自然と耳に入ってきます、僕の中ではクイーンに興味を持つきっかけとなったサントラは、ハイランダーとアイアンイーグルかも、あ、フラッシュゴードンもだっけ?。。。(まだ観ていない)
他の楽曲も聴きたいと思っても、タイトル多すぎて経済的に苦しく、とりあえずベスト盤を買ったのを覚えています。
ちなみに僕のCD購入の基準は、10年後でも聞いていることが想像できるアルバムであること。
訃報を聞いたのは、ベストを買って聴いてる頃でしたのでショックでした、あれから28年、今でも聴いてる!
個別のアルバムを揃えようかな~

【追記】サントラ盤買いました。ベスト盤みたいなものなので新規ファンにもお勧めです、きっかけにしてもらいたい!
そういえば2024年2月の今クイーンが来日してますね。当然フレディは居ませんがアダムのパフォーマンスをベストヒットUSAで観たけど良いよね。
ないとれいんさん [DVD(字幕)] 9点(2019-03-04 12:59:37)(良:1票)
82.《ネタバレ》 特にファンではなく、曲も誰でも知ってる曲を知ってる程度です。
でも、その程度なのに作中のほとんどの曲を知ってたのは、
当時それだけクイーンの曲が周りに流れていたのだろうと思うと、
本当に凄いバンドだったんだなと改めて思います。

ただ、映画の内容は、フレディの孤独感の根源がどこにあるのかが曖昧で良くわかりませんでした。
「運命の人」であるメアリーを女性として愛せないけど側にいてほしい、
でもそれが叶わないのが辛い、に終始しているように見えてしまいました。
仮にそれが事実としても、最期まで寄り添ってくれた恋人が、
最後にサラっと出てきて終わりなのはどうかと思います。
家族(主に父)との軋轢やセクシャルマイノリティとしての葛藤、メンバーとの確執が
表面的に描かれていて焦点がぼやけているようでした。

また、私の記憶ではフレディはもっとカルスマ性のある人物だったような気がするので、
その力強さが主役の人から感じられなかったのも残念でした。

あくまでも曲の素晴らしさが映画の評価を上げているのだと思いました。
エンドロールで流れたご本人映像が一番興奮しました。
nanapinoさん [映画館(字幕)] 6点(2019-02-19 19:37:03)
81.《ネタバレ》 ライブエイドのシーンは、本当によかった。それまでの物語の伏線がすべてこのシーンへと結びつき、一気に涙腺も崩壊した。とくに、エイズ患者と思われる青年との1対1のコール&レスポンスのシーンは、ライブエイドにフレディが立つことの意味を示す、わかっちゃいるけど泣いてしまう「ザ・伏線」だったと思う。クイーンの4人の関係も、そっくりなブライアン・メイは味わいがあってよかった。ただ、この作品が避けて通れない、フレディのセクシュアリティの描写は残念な限りだった。この物語の筋は基本的にホモフォビック(同性愛者嫌悪)に見える。フレディが自身のセクシュアリティを自覚し、メアリーともクイーンのメンバーとも離れていく描写のなかでは、ゲイコミュニティの描き方は悪意を感じるほどステレオタイプた。彼らは享楽的・短絡的で、酒とドラッグとセックスにまみれた自堕落な存在としてしか描かれない。それが仮に事実に即していたとしても、なぜあの時代のゲイたちがああいうライフスタイルを送らざるをえなかったのかをきちんと描けないのなら、そしてエイズパニックによって彼らがどんな偏見の目にさらされたかを描けないのであれば、この題材を取り上げるべきではなかったのではないか。このプロットでは、結局「彼ら」からフレディを取り戻すのは、元妻のメアリーであり、クイーンのメンバーたちである。その後に、エイズ患者の青年やジム・ハットンとの交流を加えて、それなりの「配慮」は見せるけれど、やはりこのプロットはあまりに偏っている。ブライアン・シンガー降板の背景に、このプロットがあったのではないかという気までしてくる(もっとも、その後にブライアン・シンガーの少年に対するセクハラ疑惑が表沙汰になったのは壮大な皮肉だけれど・・・)。そう考えると、やっぱりこの映画は、フレディ・マーキュリーという稀代のスーパースターの内面には入り込むことなく、彼が残した音楽を表層的にちりばめた、よくできた「再現ドラマ」にしか過ぎないのかもしれないし、ある意味、それが大ヒットの理由のような気がしてきて、ライブエイドに条件反射的に泣いた後、とても乾いた気持ちになりました。
ころりさんさん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 5点(2019-02-17 21:24:04)
80.遅ばせながらIMAXで鑑賞。(まだIMAXで観れるんですね、驚きました)
感想は、ラストのライブ(LIVE AID)は評判通り圧巻、ストーリー自体は栄光と転落で特に感情を大きく揺さぶられることはなかったかな。(ラストは除く)
良い映画には間違い無いです。(2019-02-17 7点)
(再視聴)
縁あって、QUEEN + ADAM LAMBERT – THE RHAPSODY TOUR 2024のライブに参加しました。その後、本映画をもう一度見直したのですが、色々込み上げてくるものがありました。フレディ・マーキュリーは成功者でありながら孤独だったのでしょうね。
はりねずみさん [映画館(字幕)] 9点(2019-02-17 00:21:51)
79.《ネタバレ》 恥ずかしながらクイーンは、We Will Rock YouとかDon't Stop Me Nowとか、あとフレディソロの「ア~イ、ワーズボーン」ぐらいしか知らなかったんですが。

最初からずっと、フレディの「孤独」に焦点を当てて描いていると感じました。
映画だけ見たら、フレディの人生は音楽やってるとき以外はつまんなそうです。
実話の知識を前提にしているためか、唐突な場面が多いと感じたんですが、すべてが最後のライブ・パフォーマンスのためのフリだったと思えばOKです笑
物語の中で色んな人と衝突するんですが、どうあって向き合い、解決していったのかは正直よく分からない。
一緒に見た人は、海外ドラマにあるような冒頭の「あらすじ」部分だけなぞっているような感じ、と言ってました。
よく言えばテンポが良い。

これ見た後、ユーチューブでまたLIVE AIDの映像を見て、再現度の高さに驚きました。
アーウーマンデさん [映画館(字幕)] 7点(2019-02-13 01:17:08)(良:1票)
78.ザ・パシフィックに出演している男優さんがフレディを演じているんですね。
ちょっと出っ歯をデフォルメし過ぎかなと思いましたが似ていると思います。
ライブエイドの動画を観てから映画を観ましたので、ライブシーンの完成度の高さに
驚きました。クィーンは大ファンというほどでも無かったのですが、知っている曲ばかりで
素直に楽しめました。
大治郎さん [映画館(字幕)] 8点(2019-02-11 00:33:34)(良:1票)
77.《ネタバレ》 ラストのライブエイドは圧巻。痺れました。
すたーちゃいるどさん [映画館(字幕)] 7点(2019-02-10 22:44:05)
76.《ネタバレ》 IMAXにて遅ればせながらの鑑賞。世間での高評価に水を差すようで申し訳ないが、結構な粗が目立つ作品だった。
この内容で7点以上の評価は付けられないと思った。

本作をよく注意してみてみると、クイーンという要素を外してしまえば、本作の物語の骨子は驚くほどありきたりなものだ。とある集団の栄光と挫折、そこからの復活。サイドストーリーには運命の恋人との出会いと別れ、家族との確執と和解まで、実にテンプレート的に盛り込まれている。映画の脚本としては、今からすると非常に陳腐な内容とも言え、そこには新鮮味もなければ深みもない。さらに言えば、クイーンファンなら即座にわかると思うが、本作では史実の順序が入れ替えられていたり、或いは誤解を招きかねない史実の省略を含んでおり、もちろん本作はドキュメンタリーでなく映画であるから仕方がないのだが、しかしそれでも、史実に対しての誠実さをあまり感じることができない脚本となっている。

演出面に目を向けても、フレディ以外の登場人物の描き方が雑。Love of My Lifeというわりにあまりにあっさり付き合い、あまりにあっさり別れるメアリーとの関係、バンドの他のメンバーのあまりに一面的な描写には、とにかく雑な演出という印象しか覚えなかった。クイーンは何もフレディ一人に依存していたわけではなく、他のメンバーの演奏能力の高さや各自が様々なジャンルの音楽を咀嚼してヒット曲を制作できる能力もあって、世界的にブレイクしたバンドであった。たとえば本作ではブライアンメイのレッドスペシャルや、ジョンやロジャーがいかに音楽的な成長を遂げて、ヒット曲を制作できるようになったのかといった部分が見事にオミットされている。結果的にフレディのみがフォーカスされて、他の人物の描写が粗雑になってしまったのでは、と思う。

とはいえ本作はあくまで映画である。限られた時間の中で史実の完全再現など出来るわけがなく、誇張や省略があってもいいと私も思う。ただし、史実の誇張や省略を含んだ映画が、それでも人の心を撃ち抜くためには、何かずば抜けた、それこそ狂気に近い域の演出や脚本や演技が必要だと私は思う。ただ残念ながら、本作でそうした部分を見つけ出すことが私はできなかった。史実への偏執的な拘りよりも映画的ダイナミズムを優先させた脚本はあまり高評価できず、演出も上述したように雑、CG合成だとまるわかりのライブエイドの映像も興ざめだし、ラミマレックの熱演は素晴らしかったものの、私が驚嘆する域までは達していなかった。フレディの振り付けは似ていても、歌唱部分は過去の音源の流用であり、これがもし彼自身で歌唱まで行っていればそれこそ驚嘆するしかなかったのだが…。

長々と書いたが、本作をまとめると映画的ダイナミクスを優先した、エンターテイメント要素の強い伝記映画ではあるものの、一方で不正確な史実の描き方や雑な演出も目立つ作品でもある。また、そうした難点をぶち破り、観客をねじ伏せるほどの狂気的な拘りもない映画である。クイーンに初めて触れる人や音楽ファンでない人たちには大満足の作品かもしれないが、ある程度目の肥えた批評家からの評価が高くないのは、本作のそうした弱点を見抜かれたからではないだろうか。
nakashiさん [映画館(字幕)] 6点(2019-02-02 10:56:58)(良:2票)
75.歌の力で8点!
スターが心の孤独を抱えてるとか、ありがちなんだけど、実際の人物がモデルだし、こんなもんなのかな。
でも歌が素晴らしいのでストーリーとかどうでもいい。
おとばんさん [映画館(字幕)] 8点(2019-02-01 21:13:11)(良:1票)
74.久しぶりに、素晴らしく感動した映画を観た。劇場はいっぱい。でも、観客は私も含めて、シーンとなって観てた。何も言えない感動をありがとうと思った。いやー、映画って本当に素晴らしい。
トメ吉さん [映画館(字幕)] 9点(2019-02-01 09:17:16)(良:1票)
73.面白かった!
ストーリーは王道だけれど,「あ,この曲もクイーンだったんだ!」など驚きもあり面白かったです。
普段からライブをよく観るので,最後のライブシーンの迫力,熱狂,瞬間を共有する気持ちなどグッときました。

同じく王道の音楽伝記ものの『ジャージー・ボーイズ』を思わず見返してしまいました。
比べてみて,それぞれの見所や見せ方の違いがわかり,面白かったです。どちらもいい映画でした。
プランクトンさん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-30 19:42:16)(良:1票)
72.ストーリーはバンドの結成から売れていくまで、仲間割れして仲直りして、っといたってシンプル。
しかし、それにクイーンの楽曲が合わさる事で素晴らしい作品になっています。
歌の意味と映画のシーンが上手にリンクして有るんですよね。
しかし、どの曲も流れる時間は短めでそこにストレスを感じますw
クイーンの楽曲の好き嫌いで点数が分かれそうですが、昔よく聴いていたものとして9点を献上します。
contigoさん [映画館(字幕)] 9点(2019-01-26 04:52:04)(良:1票)
71.特にクイーンのファンではありません。洋楽は好きで聞きますが。もちろんクイーンの曲でも好きな曲はあります。映画館の中で、好きな曲を大音量で聞けるのは、振動が体にも伝わって、それだけでも満足感があります。特にライブのシーンは良かったです。でも、ドラマ部分では、バンドや音楽に対する情熱のかけ方を、描き切っていないと感じます。特定の曲に関しては、何度かシーンとして描かれていますが、それ以外の部分ではこだわりを感じられませんでした。バンドのファンにとっては、曲が聞けて、バンドの出来事が見られて、満足できるのかもしれません。特にファンでない私には、そこまでの満足感はありませんでした。
shoukanさん [映画館(字幕)] 5点(2019-01-26 00:15:50)
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【点数情報】

Review人数 130人
平均点数 7.38点
000.00%
100.00%
210.77%
321.54%
421.54%
596.92%
62418.46%
73023.08%
82216.92%
93123.85%
1096.92%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.54点 Review11人
2 ストーリー評価 5.73点 Review15人
3 鑑賞後の後味 8.06点 Review15人
4 音楽評価 9.65点 Review20人
5 感泣評価 7.72点 Review11人
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【アカデミー賞 情報】

2018年 91回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ラミ・マレック受賞 
音響効果賞 受賞 
編集賞ジョン・オットマン受賞 
録音賞ポール・マッシー[録音]受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2018年 76回
作品賞(ドラマ部門) 受賞https://www.goldenglobes.com/film/bohemian-rhapsod
主演男優賞(ドラマ部門)ラミ・マレック受賞https://www.goldenglobes.com/film/bohemian-rhapsod

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