2.《ネタバレ》 頭のクレジット表記で、「長女、次女、三女、四女」となっていたので、「名前なしで物語が進むのか、おもしれーな」と思ったら、そんな事はなく、ちゃんと名前があった。
それにしても、24歳の浅丘ルリ子と、19歳の吉永小百合だなんて、もう何と言ったらいいか分からない「お宝感」だ。
で、物語はとても普通の、女の子の恋愛話。この四姉妹のスタンスが、時代を古い順に表しているようで、興味深い。
長女は、お見合いで結婚相手を決めた、古い女性観。
次女は、自分の意志だけど、結局金持ちを選ぶ女。
三女は、自分の思い優先で、相手を追いかけてゆく、行動的な女。
四女は、恋も大事だけど、都会で生きていくのを優先にした、ちょっとドライな現代っ娘。
それぞれ自分の幸せを追い求めるのに一生懸命なのだろうが、女の子ってのは、何より恋愛の事が一番の関心事なのかなあ、とこれを見て思う。本家のリトルウィミンたちは、もうちょっと人間の幸せや将来の希望について、広い間口を持っていたように思うのだが。