6.《ネタバレ》 こーゆーサスペンスコメディ大好きです。
適度におかしくて適度にハラハラできる。この『適度に』ってのがポイントです。
度を越してはだめなんです。サスペンスとコメディが適度なバランスで混ざったとき、軽快なテンポのエンターテイメントが約束されるのであります。
ただこの作品は、コメディ色がかなり強く、サスペンスは味付け程度。
ちょっとバランスがコメディよりになりすぎました。
せめて途中で1回くらいピンチがあれば、シャープ(トミー・リー・ジョーンズ)に対してチアガールたちが心を開いていく説得力が生まれたと思います。黒幕が動きだすのが、ラスト15分。しかもそれまで慎重だったのに、ラストではあっさり正体ばらします。サスペンスの手抜き具合はいかがなものか。コメディとしてだけ見ればまあまあ面白いんですけどね。
さすがにチアガールと中年のカルチャーショック的笑いで1時間強をひっぱるってのは間延びしちゃいます。
せっかくの面白い設定が、活かしきれていないのでは。