3.《ネタバレ》 判事の思わぬチョンボのせいで、突然結婚が無効であることを知らされた6組のカップルの悲喜こもごもを描くコメディ。
結婚から時が流れ、法的には結婚しておらず独身だったことが判明して喜ぶカップルが多い中、
一番最後に一番ほっこりさせられる水兵さんご夫婦のお話を持ってきたのが本作の一番いいところではないでしょうか。
コメディとしても、外出許可を取ってないので憲兵に見つかったら大変。
憲兵の目を誤魔化しながら道路をはさんで結婚の手続きに必要な施設を行ったり来たりが面白く、
ミッツィ・ゲイナーがとても可愛いです。軍隊の粋な計らいで無事結婚が認められる幸福感に包まれた結末も良かった。
ところで、DVDのパッケージを見ればマリリンが主役の映画のような感じがしますが、6組のカップルの1組にすぎません。
90分足らずの尺で6組のエピソードはちょっと多かったですね。
マリリンはこの頃が大スターへの階段を駆け上がった頃。
出番は短くあまり印象に残らないエピソードでの登場ですが、
登場するだけでパッと場が明るくなるようなコメディエンヌとしての存在感は抜群です。
でも本作に関しては、やはり最後のミッツィ・ゲイナーの可憐さが最も印象的でした。