26.《ネタバレ》 日本が舞台のファンタジーアクションとしてそこそこ面白いです。実在しない獣たちとのバトルは迫力あります。衣装やセットも日本人からはなかなか出てこない発想でいいですね(中国っぽいけどね)。毎度毎度セットを使い回してる邦画と比べるとやはりリッチですな。作品に合わせた世界観作りが出来るのはいいことです。 けれど、それを踏まえて観ても違和感を覚える箇所は一杯ありました。 まずキアヌ・リーブスが余計。架空のキャラだから当然と言えば当然です。ラスト・サムライのオールグレン(トム・クルーズ)みたいな必然性があれば良かったんですけどね。 架空の主人公が架空の姫と恋をして架空の敵と戦うんだから、もはや忠臣蔵はなんの関係もありません。日本で面白そうなネタがあるからオレたちも一枚噛ませろ、キャラとストーリーはこっちで考えるから、って感じでした。 全編英語というのも最初は面白いと思って観ていたけれど、後半にいくにつれて逆に違和感が増していきました。日本語で時代劇を楽しめることがどれだけ幸福か再確認。やはり言語が変われば人物の性格や価値観、仕草の演技なども全部アメリカ式になってしまうと思います。(そのくせ何故かガヤは日本語という不思議・・・。) 「硫黄島からの手紙」が、主要人物 全員日本人、全編日本語で作ったのはかなりの英断だったんだな、と今さら思っちゃいました。 邦画と洋画、予算の差など関係なく同じ土俵に立ってみても、「十三人の刺客」や「もののけ姫」などの方がはるかに面白かったです。「ウルヴァリン」を観たときは「邦画ももっとしかっりしてくれヨ」と思ったんですが、本作ではあまりそういう気分にはなりませんでした。 まぁそれでも・・・そこそこは・・・面白いんですよね。アハー。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-12-08 23:02:53) (良:2票) |
25.《ネタバレ》 いや、そんなに悪くないと思うんだけどなあ(なのにどうしてこうなっちゃったんだろう)、という作品。基本テイストはかつての香港製妖怪映画。忠臣蔵を下敷きにしつつもどんどんイマジネーションを膨らませ、「こんな忠臣蔵もありえたか」とうならせてくれればそれで良かったものを、ハチャメチャな割には妙に「これはあくまで忠臣蔵なんです」と念を押そうとする。それが余計。どう見ても架空の世界が舞台なのに、「忠臣蔵だから」という短絡的な理由だけで、わざわざ日本の俳優をかき集めるのは、労力のかけ方が間違ってるし(とは言えアメリカ映画に真田サンが出てると何となくうれしい私は、ミーハーなのだけど)、無理矢理「忠臣蔵」に話を戻そうとするラストの切腹は、蛇足としか言いようがない。忠臣蔵からせっかく飛び立ったオハナシを、どうしてこうも小さくまとめようとするんだろうか。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-07-31 22:34:15) (良:1票) |
24.《ネタバレ》 ●カイに命を助けられた安野という武士の活躍がない●大石を穴蔵に閉じ込める→1年が経つ→開放する→すぐに仇討ちを決意する。駆け足過ぎてビックリ!●ベイダーを彷彿とさせる鎧武者の最後があっけない●大石VS吉良もあっけない●赤穂浪士たちを罠にかけて、死体もないのになにを喜んでるんだバカな吉良●ゴージャスさはあってもスケール感が全くない●将軍がショボイ |
【TERU】さん [インターネット(吹替)] 4点(2024-04-22 21:55:35) |
22.《ネタバレ》 スタッフがどっかから聞きかじってきた赤穂四十七士の物語が Oh,ジャポニズム!てなわけでダークファンタジーな世界観でもいける、と思ったんでしょうかね。初めのほんの数分こそ日本史ベースでがんばるのかと思いましたが、幻獣みたいのが現われた瞬間「指輪物語」になり、その後もディア・ハンターだったりブレードランナーだったり三国志もどきだったりでいやあ居ずまい悪かったー。どこに拠点を置いて観ればいいのか分かんないんだもん。キアヌすら主人公の扱いじゃないんだもの。”真田広之と仲間達”でそれなりに話が進んでゆくうち、うっかりキアヌの存在を忘れそうになったりもする。 誰を軸に、何を柱として描きたいのかもっと絞りましょう。 主君の敵討ちと姫様奪還をひとつのパッケージにするのは欲張りすぎ。妖術女までいては化け物退治の必要も出てくるし。忙しすぎる。 収穫といえば真田広之の太刀捌きの美しい身体の動きが健在であるということ。久しぶりに観ましたが、衰えぬ運動神経に感嘆でありました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-09-11 23:56:33) |
21.《ネタバレ》 ものすごく中途半端に忠臣蔵の設定を使っており、これを忠臣蔵といわれると、なかなか厳しい映画ではある。 最初から、忠臣蔵にインスパイアされた別の映画として、名前や人数なども違う、アイデアだけいただきました映画にすれば、 恋愛あり、アクションありの忠臣蔵とラストサムライにインスパイアされた日本が舞台のファンタジー映画として、もうちょい評価もあがったかもしれません。 なにより、これを忠臣蔵とするならば、大石内蔵助が敵の目を欺くために遊び人になるとかしなければ、もう復讐してくるだろということがバレバレな気がする。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 5点(2015-11-12 14:43:58) |
20.『ド○ゲナイ』でお馴染みSEKAI N○ ○WARIさんが『忠臣蔵』をモチーフにした新曲のMVですと言われたら、私は素直に信じたでしょう。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-03-03 21:25:21) |
19.《ネタバレ》 皆さん評価厳しいけど、私はそうは思いませんでした、ニューエイジの47と考えれば、それなりに、よく撮れていました、世界中に配信、配給される映画ですから、それなりに西洋風にデフォルメされなければ、理解されないだろう、その苦労が垣間見えましたので。キアンヌはかっこよくしびれました、女性陣は色気がいまいち足りないような気はしましたけどね。この程度の映画でも、日本映画の10倍も20倍も制作費をかけているだろう、永遠の0でも、わずか5億円の映画ですから、それを考えれば、素晴らしい仕上がりだと思います、そもそも、日本にしかないだろう、忠義、切腹、これを世界に知らしめたのだから、彼らには、善と悪、悪いのは自分ではなく悪魔の仕業なのだから、それを考えれば、この程度の変更は必要だったのだろう、と思います。戦争映画なんかでも、日本映画は上官は後方から、旗振って、突撃、、、一兵卒が走る、これが日本スタイル、アメリカンの映画では、上官が先に走り、付いて来い、のシーンが多いですよね、この違いを理解して映画を観れば、許せる範囲なのかな、と思う、それになぜかエックスメンが好きでHDDから、削除できない、それと同等な様な作り方を感じます、映画楽しめました。 【yasuto】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2014-12-14 01:49:13) |
18.《ネタバレ》 大体の予想はついてたが設定が訳わからない。日本人をたくさん起用してる割には日本の雰囲気ゼロ。衣装も兜も中国じゃね?と思った。無理して日本の映画を作らなきゃいいのにと思う。出島のシーンは某海賊映画みたいで少し盛り上がったけどそれ以外は終始地味。肝心の仇討もあっさり終わって見せ場がわからない。とりあえず天狗様が最強でいいのかな? 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-12-12 00:35:13) |
17.《ネタバレ》 前の人も書いていたけど、昔の香港の歴史ファンタジー映画もこんな感じだったなーと。これはこれで面白かったんだが、いかんせん最後の切腹シーンがきつい。時代劇で切腹の悲惨さを知っている日本人には介錯人がいないあの後の地獄絵図が想像できてとてもじゃないがハッピーエンドには思えない。もっともっとトンデモ感を出して、切腹の後に妖術かなんかで、実はみんなで生き延びました。しちゃえばよかったのに。 【木村一号】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2014-12-06 22:07:14) |
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16.東洋ファンタジー映画としてはっちゃけるなら 史実など無視してもっと飛びぬけて欲しかった。 主の仇と言うならショーグンこそその仇じゃないだろうかと、 これを観た西洋人はまず思うだろう。 あと、セップクに外国人が付き合う必要も無いんじゃ・・・ 潔いというより滑稽だった 【郭嘉】さん [地上波(字幕)] 3点(2014-11-29 23:45:22) |
15.忠臣蔵を元にしたヒロイックファンタジーだそうだが、これは日本人には厳しい映画だ。忠臣蔵を忠実に映画化してもまず欧米では受け入れられないだろうということで、キアヌや菊池凛子扮する魔物が登場したり、君主への忠義のほかに姫奪還という大義を加えたりしている。画面全体も明るく派手でいかにも外国映画だが、これを忠臣蔵というといかにも安っぽい。忠臣蔵をよく知る日本人が観るとガッカリするに違いない。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2014-11-29 10:06:02) |
14.《ネタバレ》 「誰だよ!?」「どこだよ!」「髪型ww」「衣装おかしいだろ」「化粧!」と突っ込こみ続けているうちに話がタラタラと進んで行くので、ストーリーが全く頭に入ってきません。 でも大丈夫。そもそも内容がないので話が頭に入らなくても全く何も困らないのです。 この映画、すさまじいほどの「これじゃない感」は、まだそれなりに楽しめるからいいのですが、とにかく「話が面白くない」。これが致命的です。脚本の内容のなさと単純なストーリーなのになぜか矛盾と穴だらけでボロボロなのはもはやそれで逆に感動できるレベル。「これはひどい」その言葉しか脳裏に浮かびません。 せめて話が面白ければ「これじゃない感」も昇華されてきっと面白い映画になったと思うんですよねぇ。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-11-06 10:05:03) |
13.忠臣蔵を基にしたヒロイックファンタジーと思えば、それなりに楽しめると思うのだが、変なところで忠臣蔵にこだわっている所がイマイチだなぁ。 やはり字幕版で見るべきだっか・・・ でもなぁ、キアヌを除けば大半は日本人だしなぁ・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(吹替)] 4点(2014-08-29 00:24:55) |
12.《ネタバレ》 主君に絶対的な忠誠を誓った誇り高き47人の侍たちが、非業の死を遂げた主君の無念を晴らすため、市中でひたすら耐え忍ぶ生活を続けた挙句、自らの死をも省みずに復讐を果たす――。かつては年末年始に必ずといっていいほどドラマ化され、日本人の古きよきメンタリティに強く訴えかけてきた古典的名作「忠臣蔵」。そんな名作をハリウッドが巨額の予算を投入し、さらには豪華な日本人俳優を多数そろえ最新のCG技術を駆使して、まさかの映画化!しかもその内容は、「忠臣蔵」をこよなく愛する真面目な日本人が見たら怒り狂って卒倒しそうな程のトンデモファンタジー映画でありました。いやー、バカですね、これ。「忠臣蔵」という極めて日本的な物語を「ロードオブザリング」風味の欧米フィルターにかけるとこんな感じになるんですね。それならそれでもっと無茶苦茶なエネルギーでもって徹底的に我が道をゆく「<300>」のようなおバカ映画にしてくれたらまだ観れただろうに、なんか中途半端に真面目に創ってるトコがけっこう失笑でした。とにかく、キアヌ・リーブス演じる主人公が強いのか弱いのか人間なのか妖怪なのか愛する女性を救い出したいのか侍として名誉ある死を選びたいのか最後までふわふわふわふわしている所なんか、「で、結局アンタ何がしたいねん!」と思わず突っ込んじゃったし(笑)。でも……、この作品の随処に見え隠れする「とんでもなく頭の悪い人が、こう見えてボクけっこう頭良いんだぞ!センスだってありまくりなんだからね!って頑張ってアピールしているみたいな感じ」、自分はけっこう嫌いじゃないです。クラスに1人くらい居ますよね、友達グループで必死にマウント取ろうとしてひたすらはったりかましてくるみたいな人。監督さん、恐らくそんなタイプの人なんじゃないかな~。というわけで、決して面白かったわけじゃないけど、自分は暖かい目で観ることが出来ました。まあ、事前にトンデモ映画だって情報を仕入れてて、ハードルをめちゃくちゃに下げて観たからかもですけどね(笑)。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-07-26 20:52:06) |
11.《ネタバレ》 まぁ、あれですね、ぜーんぶ英語なのね。でもってマジメに行くかと思いきや変な怪獣?が出てきた時点で自分的にかなり予想外。多少の意味不明さ(苦笑)は勢いで押していけるけど、ちょっとついていけんかったかな~~?。キアヌさんも活躍?が少なくて物足りない、もうちょっと出番が欲しかったネ。まぁファンタジーが好きな方にはイケルかと思いますハイ 【Kaname】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-07-09 18:44:01) |
10.前評判がすこぶる悪いので期待せずに見ましたが意外に面白いじゃん! 外国が日本を描いた映画ってどうも違和感を感じるけど、この作品はファンタジーっぽくてSFっぽくもあってあんまり違和感を感じませんでした。 日本を舞台にしたロードオブザリングみたい。武士の描写もかっこいいです。 同時期に公開していたウルヴァリンSAMURAIよりこっちの方が断然オススメです。 【南雲しのぶ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-07-05 09:41:41) |
9.《ネタバレ》 映画や歌舞伎の『忠臣蔵』、講談や浪曲の『赤穂義士伝』が好きな人間としてのコメントです。 ■衣装デザインをはじめとした各種デザインにガックリ…… 日本じゃねぇよ、支那だよ、これじゃ。兜のデザインが、どう見ても蒙古襲来。姫様たちのお着物が、どう見てもチャイニーズ・ゴースト・ストーリー。 ■ガイジンの想像したニッポンというファンタジーなんだ、とストーリーに集中するが…… サムライが狭量で偏屈過ぎちゃって、どうしようもなく不快。 ■結論:本作に比べればラストサムライが永遠の名作のレベル 【伊達邦彦】さん [DVD(字幕)] 2点(2014-05-30 15:22:05) |
8.《ネタバレ》 レンタルの新作で借りたんです。 はじまってすぐ「うわっ、失敗した」感がすごかったと久しぶりの映画でした。 その後すぐ登場のでっかい獣には、正直ビックリした!! あぁ、これはファンタジー映画だったのですね。 獣がモンハンみたい(モンハンやったことはないのですが・・・) 菊地凛子は強ぇ!アナタが吉良に化けて支配すればいいのにってみんな思います。 ほとんど同じ話なラストサムライの方が、これよりは面白いと思ふ。 【たかしろ】さん [DVD(字幕)] 3点(2014-05-07 14:45:16) |
7.《ネタバレ》 忠臣蔵を下敷きにしたストーリーとはいえ、ほぼオリジナルの話といっていい脚色だし、日本を舞台にしているとはいえアジアのごった煮のような無国籍風のヴィジュアルなので、これはまったくオリジナルのものとして見るべき映画でしょう。そう、いわばファンタジー作品なわけですね。本作は多額の制作費をかけた割に全然ヒットしなかったそうですが、だからといってつまらないわけではない。だけど、ヒットしなかった理由もなんとなくわかる。いくらキアヌが主演とはいえこのメンツだと海外では客入りは難しいと思うし、いわゆる日本的な上下関係やら切腹やらといった要素が、映画のダイナミズムや解りやすさを抑制する働きをしてしまってるように感じる。印象的なのは、菊地凛子の悪女演技とその変身っぷり、やたらとでかいシルバー甲冑の敵、それから恐竜みたいな顔した天狗かなぁ。あぁ、そういう風にリイマジネーションするのね、と、その独特の表現が終始楽しかった。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-13 23:39:18) |