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不安の種

[フアンノタネ]
2013年上映時間:87分
平均点:5.25 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-07-20)
ホラーサスペンス漫画の映画化
新規登録(2013-12-17)【8bit】さん
タイトル情報更新(2023-04-05)【タコ太(ぺいぺい)】さん
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監督長江俊和
キャスト石橋杏奈(女優)
須賀健太(男優)
浅香航大(男優)
岩井志麻子(女優)
津田寛治(男優)
栗原瞳(女優)
龍坐(男優)
脚本長江俊和
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8.《ネタバレ》 頭と心をフル活用する濃厚なドラマは勿論大好物ですが、そんな映画ばかりでも困ります。3食ステーキは御免です。箸休めが欲しいとき(なんて言いつつ、箸を休めている時間の方が長いですが笑)、私の定番チョイスと言えば邦画ホラー。お手軽、お気軽なB級映画をツッコミながらのリフレッシュが希望。ところが当てが外れました。まさかこれほど難解とは。思わず2回観る羽目に。それでは、稚拙ながら私の解釈を。見当違いはご容赦ください……。時間軸が弄られている事、また可能性や幻想が映像情報として提供されているため、そもそも混乱し易い構成と考えます。中でも、須賀が津田を手にかけた瞬間には面喰いました。彼が10年前の殺人犯?まさかタイムワープ??でもあれは単に須賀の悪夢と考えるのが妥当でしょう(爪で別人と判断)。須賀が本当に殺したのは、おそらく妻と息子。だからラスト、2人は揃って藁人間に変わっていた訳です。この町に巣食う異形の者(すなわち藁人間、ハンマー女、マスク男、半身人間、そしてオチョナンさん)は、全て死者が変化した物の怪と解すると腑に落ちます。行方不明となっている洋子の兄はオチョナンさんに、母親は腕を失くしたハンマー女に変化。マスク男は津田パパ?そこで、ふと気づきました。怪事件の中心に、いつも“ある女性”が居たことに。実はそのヒントも数多く出されていました。シュールな看板『フランス語』が指示すのは、ファミレスの店名『Moncheri』=私の愛しい貴方。思い起こせば惨劇の餌食にあったのは、特定の“ある女性”が愛する人が中心。さらに“ある女性”は、死期が近い人が分かるとも口にしていました。それはそうでしょう。当人が邪気の塊。近づく者は命を落としかねません。オチョナンさんを引き寄せる三つ目シールを貼っていたのも彼女の仕業かもしれません。さらに踏み込むなら、一家惨殺の唯一の生き残りが真犯人なんてことも。謎の目玉は、死者の魂。あの世に辿り付けなかった魂は、物の怪に変化したのでしょうか……。黒沢清監督の『回路』の衝撃には及びませんが、久々に難解系オカルトホラーの当たりを引き当てた感じ。裏読みをするのがお好きな方には、オススメ出来るかと思います。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 7点(2014-07-15 18:57:16)(良:1票)
7.《ネタバレ》 原作は実話系怪談集をマンガ化したようなものだが、この映画では近年のホラーにあるように時系列を錯綜させながらも一つのストーリーにまとめた形になっている。そのため原作ではかろうじて“実際あるかも知れない話”だったものが“ホラー映画として作った話”になっており、その点で原作とは完全に別物である。また場所を限定しているために、全国どこにもある日常の中に不安が潜む形になっていないのも本来の趣旨とは異なっている。そもそも怪異の発生が役所の管轄区域できっちり限定されるというのも変な話だが、特に隣接市との合併は本当にバカのように見えた。

また一方で、全体を一つのストーリーにまとめた割には何が起こっていたのかよくわからない。感覚的にいえば、幼少時の事件のせいでヒロインが邪悪なものを背負ってしまい、接触する男を次々に破滅させていたが、それを自分の意志で免れた男と結ばれてやっと幸せを掴んだと思ったにもかかわらず、結局は他ならぬ自分の身内に破滅させられた、というような印象がある。しかし個別場面の論理的な積み上げからそういった結論が出るわけではなく、また正確なところがわかったからといって感動が増すとかいうこともなさそうな予感がある。ほか映像面も造形物も安っぽく、全体として取り柄のない映画という印象だった。
ちなみにゴミ捨て場の女は作家の岩井志麻子氏がカメオ出演しているのだが、こういう人物に演技させると映画としての質にかかわるのでやめた方がいい。本人はどう思ったか知らないが、見る人間にとっては何の益もないことであり、ホラーファンなら許容するだろうと思うのは間違いである。 

なお原作はショートヘアのカワイイ系女子(原作者の好み?)が災難に遭うことが多いので心が痛むマンガだが、この映画のヒロインは全くタイプが異なっている。しかし女優本人は極めて好印象であり(少し惚れてしまった)、そういう理由で結局最後に少し加点してしまうというのも困ったものである。毎度のことだが。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 4点(2015-01-02 10:21:29)
6.《ネタバレ》 安っぽい映像は成人向けではなく学生及びお子チャマ向けだろう。だが、記憶に残る映像と演出もちらほらあった事は確かであって一応ジャパニーズホラーの一つと語れる資格は十分にあったと思う
ただ、植木に挟み込まれた青年はあんな子供騙しの撮り方ではなく、あそこはもう少し本気で撮れなかったもんかという残念な思いが残ってしまう。目玉じゃくしの行進は何処に何の目的で行進してるのか意味付けが欲しかったと思える 人の命なんていつ何時グシャッといってしまうという事の表現だったのだろうか わからないですが。
その他、石橋杏奈の豹変ぶりは見どころのうちの一つとなったので、もっと発狂させて暴言吐かせてとち狂わせ続けてもよかったんじゃないかと思えた。 須賀健太君はメジャーに行くのか マイナーに行くのか大事な時期に差し掛かってきてますね ただし、残念ながら、ここでの芝居を見た限りではマイナー評価せざるを得ない 暗い役処とはいえキラリと光る何かを一切感じない。役者って大変ですね 難しいとこですね。
だけど、お気の毒なのは、オチョナンさんより、オチョナリさん いや、お隣さん。シール貼られてお気の毒。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-08-27 19:16:04)
5.《ネタバレ》 原作は、『不安の種』『同+』共に全巻読んでいます。どんなふうに味付けするのかな?と楽しみにしていましたが…… うーん。こうなりましたかって感じ。 ■シナリオ的にはよく考えられていると思います。が、コンテで失敗したって感じ。 ■とにかく1カットが長い。最初の5分で飽きる。 たとえば…… ♪ぬかるんだ道をいこう♪の歌、冒頭からあそこまで流す意味ある? 半身になった男がバイク便に倒れかかってきてますが、あそこまで延々と見せ続ける意味ある? ■映像の演出的には「いいね」ってところもあるんです。恐怖シーンになると彩度を落として、白黒っぽくしたり、青くしたり。そういう細やかさはいいんだけど、全体で見ると無駄なカット、冗長なシーンが多くて「60分で済むシナリオを、無理矢理に90分拡大したんじゃないの?」という印象が拭えません。
伊達邦彦さん [DVD(邦画)] 5点(2014-06-26 03:30:15)
4.見ていて不安を感じないってのが致命的。つまらん。
センブリーヌさん [インターネット(字幕)] 4点(2014-05-19 17:23:23)
3.《ネタバレ》 映画全体を不快なノイズで包み込んだような映画 その雰囲気は悪く無いのだが中途半端にリアルな映像が何かあざとい感じがして好きになれなかった 不穏な童謡?なども耳につく不気味さがあるがやはりさりげなさを遥かに通り越してあざとい「ほうら不気味でしょ」みたいなあざとさが鼻につく
この映画もっとちゃちでオバカなCGで作るか、あるいはもっとリアルなCGでどことなく不穏な街を描くと違った映画になった気がする ヒロインの石橋杏奈の演技もかなり下手で、いきなり爆発するイライラする芝居だがまじめにイライラしたのはむしろ狙いなのか? 須賀健太も「三丁目の夕日」の芸達者な感じは微塵も無く存在感が薄い 時系列を無視したエピソードが後半で一気に繋がるのは面白いと思うが、いかんせんうまく繋がってない シールを張り替えてるとバイクの事故も切り替わるとか安易で結構しらけた ハンマー女の殴り方も殴るマネなのがあまりにも見え見えでここもかなりしらける そう言うリアルな暴力演出はどうでもいいのか? エンディングも何度も電気が消えるのはくどい またかよって思った ヒロインの反応も普通すぎる、ここでは家族を亡くしたトラウマを描くべきだろう ヒロインの狂い方やらハンマー女やらに狂気が足らない この映画に足らないのは街全体から匂う狂気だと思う
にょろぞうさん [DVD(邦画)] 6点(2014-03-21 15:13:33)
2.《ネタバレ》 原作は読んだことないのでわかりませんが、感想としては「ホラーというより、シュールなコメディ映画?」って感じでしょうか。いや、怖くないわけではないんです。縦目の気色悪い顔とか半分になっちゃった男性とか映像的に嫌悪感を醸し出していたと思うのですが、バーン!ていうやかましい音で驚かすという古典的手法に頼りすぎかなと。そんで「不安の種」が逐一シュールで、ホラーからひっくり返ってコメディに変貌してるように感じる。特にSキャラになる女の子とかそうでしょ。まぁ、貞子的なものに頼らず、新しいホラーを形成しようという心意気は買いたいですが。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 5点(2014-02-01 21:07:07)
1.《ネタバレ》 確かに脚本はよく工夫されている。それがかえってあだとなったと感じる。原作の漫画のことはよく知らない(おちょなんさんは少し知ってた)が、原作が面白いのだろうから、多少強引にでも、繋がりを気にせずに各エピソードをちりばめてしまってよかった。つなげることで精いっぱいになってしまい、本来のホラー感のほうがおまけになってしまった。

『放送禁止』シリーズで背筋が凍る瞬間は、画面の奥のほうでじっとこちらを「監視」している人々の見切れである。これを撮れるのが長江監督くらいのもんだから、僕はこの映画を見ている最中ずっと画面の隅々にまで目を凝らした。しかし背筋が凍ることはなかった。もっと意図的に、奥でこちらを監視する何者かが沢山いてよかった。

CGや特殊メイクがおざなりであるという感想を見受ける。長江監督は、作品中にあえてわざとらしさを残す作風の人だ。だからこの程度のCGや特殊メイクも、監督の意図するところだ。しかしこの映画は、やっぱり作り物の世界であるから、長江監督の信条に沿わないかもれないが、もうちょっと嘘っぽさをなくすべきだった。鑑賞者の想像力を信頼し、もっと隠す勇気があればよかった。
雲の形とか、這う目玉とか、きもいわらべ歌とか、内装の木目とか、アンニュイな空の色とか、「嫌な予感」は上手に作られていた。だけどもっと嫌な予感だらけにできたはず。
no_the_warさん [DVD(邦画)] 6点(2014-01-22 21:27:42)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 5.25点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4225.00%
5337.50%
6225.00%
7112.50%
800.00%
900.00%
1000.00%

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