2.《ネタバレ》 近年、この手の爺さんトリオものが増えてきたなあと思う。
モーガン・フリーマンとアラン・アーキンはすっかりこの手の映画の常連になってきた感がありますね。
もう1人、今回はここに名優マイケル・ケインが加わります。
本作の爺さんトリオもまた無茶をする訳ですが、その下地にあるテーマはシリアスです。
ちゃんとした説明も無いままに銀行から住宅ローンを売りつけられた挙句、家を銀行に奪われ、
長年働き尽くしてきた会社は合併により、年金は払えなくなるという。弱者は切り捨てられる一方で銀行も合併した会社も安泰。
この3人でシリアスなドラマにしても見応え十分の作品になったと思いますが、
「冗談じゃないぜ!奪われた俺たちの年金を取り返すぞ!」
3人の名優(プラス忘れてならないのがクリストファー・ロイド)の力量による部分が大きい作品ですが
軽い犯罪コメディにした、これはこれでよかったと思います。
銀行強盗の決行前夜に3人で見ていた映画が「狼たちの午後」。
イメージトレーニングにはあまりにも不向きな映画だったんじゃないでしょうか・・・?