1.イタリアの名匠エットーレ・スコラの監督デビュー作。
スコラが初期から後期まで、マストロヤンニと並んで好んで起用したヴィットリオ・ガスマンが主演。
9つのエピソードからなり、ガスマン演じる9人の男がそれぞれのエピソードで1人の女と絡んでいく。
10分あるかないかの軽いショートコント的なエピソードも多く、
時間はあっという間に過ぎていく感覚で、後のスコラ監督作のような味わいや深みは無い。
それでも、猟銃をかかえて不穏な空気も漂う第1話を除くと
陽気な典型的イタリア男を主人公にした、陽気な典型的イタリアンコメディとなっています。