16.映画は監督の物であると私は思ってる。監督次第でどれだけの映画になるか?と考えるとすれば、如何にして出演者を良く見せるかの答えがこの映画を見ると更に強く感じる程、ヒロイン、ユカを演じている加賀まりこがとにかく可愛い。魅力的です。一つ一つの仕草から話方から何から何までまるで1人の女優加賀まりこのプロモーションビデオみたいな映画です。ストーリーはそれ程盛り上がる訳でもなければ、特別面白いとは思えないが、だからと言ってつまらなくはない。日本映画なんだけど何だかフランス映画みたいな雰囲気が感じられて、フランス映画が好きな人ならきっと楽しめる筈です。それにしてもこんな可愛い加賀まりこに好かれるパパ(加藤武)に対して羨ましいなあ!て見た男なら皆、思うだろう!それ程、この映画の加賀まりこが可愛い。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-03-16 20:03:02) (良:1票) |
15.何がしたかったのかということについては、一応想像できなくはないですが、気怠い会話のやりとりだけを延々と聞かされても・・・。各シーンが制作側に都合良く撮られているだけなので、俳優陣についても魅力的に映りませんでした。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-10-14 23:31:18) |
14.主演女優のとろけるように柔らかで、愛らしく淫靡な唇に終始釘付けになる。 きっと誰が観ても明らかだろうけれど、この映画の見どころは女優「加賀まりこ」そのものだ。 ストーリーなんて追わなくても構わない。ただひたすらにこの女優の神がかり的な(いや、悪魔的なというべきか)可愛らしさに狂うべき作品だと思う。 “小悪魔”なんて形容はよく使われるけれど、この映画を観た後では、その形容はこの時代の加賀まりこのみに与えられるべきものだとすら思える。 そう妄信的に断言出来る程に、主人公ユカのすべての仕草が、恐ろしくなるくらいに可愛らしく、惹き付けられる。 一種のアイドル映画と言えなくもないが、その範疇にはとてもおさまり切らないインモラルな空気感は唯一無二。 観客が何を求めるかを見通すかのように、ひたすらに加賀まりこ演じるユカの表情のみを映し続けるカメラワークも見事だ。 何分間もの間、表情のアップだけでシーンを成立させてしまう“見映え”には、美貌に対しての欲情を凌駕して、ただただ惚けてしまう。 もしウッディ・アレンがこの時代の加賀まりこに出会っていたならば、きっと“ミューズ”の一人として、彼女の映画を撮り続けたことだろう。という妄想をして、思わずニヤリとした。 余談だが、加藤武が初老のパトロン役で出演しているのだが、この人この時代にそんな歳の俳優だっけ?と違和感を覚えていた。ちょっと確認してみると、当時35歳。おい、老け過ぎだろ。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 8点(2014-07-06 13:05:43) |
13.《ネタバレ》 私が少年の頃見た映画の中で、強烈な印象が残っているものの一つ。日活100周年と共にHDリマスターとして蘇ってきた。映画の最大の魅力は加賀まりこ、他のレビュアーの皆さんが言われる通りである。日曜日は家族サービスデー、したがって月曜日のユカとなるわけだが、月曜は男にとって仕事の日、このすれ違いが最後になって悲劇を呼ぶ。身体は許してもなぜキッスはダメだったのか、改めて思い知り感慨にふける。だけど50年近く経った今、冷静に点数を付ければやはりこの点数か。(50年前だったら満点だったかも) 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-05-25 06:51:38) |
12.《ネタバレ》 『月曜日のユカ』の加賀まりこは今や伝説となって語り継がれていますが、これほんとヤバいです、加賀まりこのキュートさは。この映画の有名なポスターなんかは知っていましたが、今回初めて“動くユカ”を観てちょっと大げさですけど頭がクラクラしちゃいました。当時の彼女はB・バルドーと比較されていますが、いやー違うバルドーなんて眼じゃない、そう和製G・ホーンじゃないでしょうか。「男とは絶対キスをしない」なんてまるで風俗嬢みたいですけど、後半で明かされるその理由になんか心が痛むんですよね。ユカという娘はどういうオツムの構造してるんだろうと首をひねりたくなりますが、ぜんぜん悪女ではないというところもミソです。 トリュフォーやゴダールに『狂った果実』を絶賛された中平康が、「俺がヌーベル・ヴァーグを撮ったらこうなるんじゃ!」と啖呵を切っているのが眼に浮かぶ様なスタイリッシュな映像。チャップリンというか吉本新喜劇風のコマ送りコントまで登場しますが、トリュフォーの『ピアニストを撃て』を思い出してしまいニヤリとさせられました。圧巻だったのは中尾彬とユカが会話するシーン、ユカの表情だけを4分15秒の長回しで映し続けるのですよ。 黛敏郎の妙に耳に残る音楽もツボでした。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-05-09 22:36:47) |
11.横浜の街を舞台に、自由奔放に生きる18歳の女の子の姿を描いたドラマ。 コケティシュで小悪魔的な魅力に溢れたヒロインは、加賀まりこには適役。 彼女はあまり好きな女優さんじゃないんだけど、この役柄には絶妙のキャスティングだった。 演出も中々凝っていて、日本映画のドロ臭さをそれとなく残しながらも、 フランス映画のようなちょっと洒落たシーンも随所に織り込まれてます。 天真爛漫な十代の女の子が主役なので、前半のストーリーはちょっとキツかったけど、 後半はそれなりに楽しめた。見所は昔のファッション雑誌を見ているような、 加賀まりこのヘアスタイルやファッション、それと昔の横浜の街並かな。 元町ショッピングストリートなんか、まるで田舎の商店街。 他にもたくさんのスポットが出てくるので、横浜生まれの横浜育ちの人には楽しめるかと。 女性にもお薦めの作品。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-26 23:36:28) |
10.《ネタバレ》 のっけからこの時代の邦画っぽくないお洒落な感じで、映像も長回しの多用やストップモーション、それに突然サイレント喜劇のような映像になるなど凝りに凝っていて飽きさせず、古さも全く感じさせないスタイリッシュな演出に思わず引き込まれた。中平康監督は、今まで見た映画では正直そんなに評価されてる理由が分からなかったのだけどコレを見ればその理由が分かる気がする。とにかく今見てもじゅうぶんに新鮮に感じられる映画で、ひょっとしたら今の方がもっと評価されるのではないかと思った。主演の加賀まりこが今となっては信じられないほどとても可愛く、この頃の出演作は松竹の「雪国」くらいしか見ていないと思うのだが、本作の方が魅力的に思える。共演の中尾彬も若い。(ついこの間見た「新極道の妻たち 覚悟しいや」でもこの二人は出ていたが、それと比べると二人ともまるで別人のよう。)ストーリー自体は正直それほど印象に残るものではないかも知れないが、ラストはちょっと衝撃的だった。今見ても全体的にお洒落で日本映画というよりはヨーロッパ映画のような雰囲気を漂わせる中平監督のモダンな演出と加賀まりこの魅力。これだけでじゅうぶんに見て良かったと感じさせてくれる映画だった。黛敏郎の音楽もいかにもモダンな感じでこの映画にとてもよく合っていて素敵。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-19 02:51:06) |
9.《ネタバレ》 日活のモダニスト中平からすれば「こんなガキっぽい映画撮ってられっか」という事で全然力を込めずに撮ったこの作品が、彼にとってみたら代表作の一本になってしまうのだからわからない。この作品のテーマ性にようやく時代が追いついた、というところか。加賀まりこ(様)はこの映画一本で邦画史に残るヒロインを創りあげた。といってこれはたぶんカポーティの「ティファニーで朝食を」のヒロイン、ホリー・ゴライトリーからインスパイアされたものだよね。と言ってオードリーよりも数百倍素晴らしいけど。 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-05-23 23:22:01) |
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8.加賀まりこのプロモーション映画という印象です。色々な動きをしてくれます。脱ぎもあります。 【ことり式】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-01-25 08:44:07) |
7.時代が一回りして、衣装・メイク・背景・小道具に至るまでなにもかもが レトロでお洒落に見える。加賀まりこの何とも言えない小悪魔的魅力といったら 作品の筋そっちのけで見入ってしまうくらいで、「趣味が合う」人はまさに 至福の映画だと思う。ストーリーも思ったより皮肉が効いていて満足だった。 【cassandre】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-21 02:07:05) |
6.他の方も書いていらっしゃるが、とても「映画っぽい」映画だとあたしも思った。あらすじはどうっていうことないので、映画にストーリー性だけを求める場合にはつまらないかもしれないが、もっと総合的に映画を楽しもうと言う場合には、別の楽しみ方ができる。特に、視覚的な要素。嘘みたいにかわいい加賀まりこ、昔のヨコハマの、「港町」然とした雰囲気、モノクロのモダーンさ、などなど。今の邦画が学ぶべきものがたくさん含まれているというご意見にあたしも賛成。 【黒蜥蜴】さん 7点(2003-11-29 09:24:13) |
5.加賀まりこさんの舞台挨拶つきで観て来ました。当時はああいうブラジャーがどこにも売ってなかったとか、この映画に出たことで不良少女というレッテルをはられて嫌な思いをしたとか、興味深い話をたくさん聞けました。監督の中平康は「この俺がこんな子供っぽいオシャレな映画撮れるか!」という感じで全然やる気がなくて、カメラマンの方がほとんど撮ってたらしいです(DVDにそのコメントがあるそうです)。よって、この映画を中平作品として評価するのは正しくないのかもしれませんね。話の内容自体はわりとどうでもいいのですが、加賀まりこがとにかくメチャクチャかわいい!これだけでも観る価値は十分にあります。そして、モノクロという事もあるかもしれないけどなんと「映画っぽい」映画であることか!この作品を含め、昔の日本映画には優れた遺産がたくさんあるわけですから、もっと今の邦画はそこから学んで頑張ってほしいです。 【BT】さん 9点(2003-09-21 13:29:51) |
4.【バカ王子】さんがいうように加賀まりこがかわいいし、それに中尾彬もすごく若くてビックリ(’64年だし、当たり前だが・・・)です。ストーリーもモダンな感じがあっておもしろかった。ただ一番痛いのが僕にとっての今の加賀まりこのイメージ。この映画とは比べちゃいけないんだけど比べてしまう・・・ですよね(涙)。 【ピルグリム】さん 5点(2003-07-17 07:39:32) |
3. 現在の”キツイおばさん”加賀まりこや”太ったオッサン”中尾彬しか知らないような方は必見!中平康の作風は仏の”カイエ・デュ・シネマ”連中が絶賛した(本作ではなく「狂った果実」の方なんだが)ようにチト難解で実験的な趣があるので決して万人向きではないが、ユカの何とも摩訶不思議な魅力を増幅させているのは確か。今の無軌道な若者にも通じる部分が多いから案外共感を覚える人もいるカモ。ま、私は特に共感致しかねたので(笑)…7点。 【へちょちょ】さん 7点(2003-07-16 02:57:00) |
2.過小評価されすぎのテクニシャン中平康の早すぎた傑作。日活のサラリーマン監督でプログラムピクチャーばっかり撮らされてた人なんだけど、そんなフィルモグラフィの中にこういう風変わりな作品が紛れ込んでる。って、これもプログラムピクチャーの一本なのかもしんない。って、別にプログラムピクチャーが悪いって言ってんじゃないよ。石坂洋次郎モノとか結構好きだったりするし。「あいつと私」なんかも中平康が監督してます。あれも傑作。芦川いづみさんが出ていらっしゃいます。昔の女優さんで一番好きなんですけどね。絶滅種でしょ、ああいうタイプ。 【じゅんのすけ】さん 8点(2003-06-02 15:01:03) |
1.加賀まりこがかなりかわいい。ストーリーは異色な感じ。おしゃれな雰囲気があります。邦画ぽくない。 【バカ王子】さん 6点(2003-02-04 10:56:41) |