1.《ネタバレ》 GYAOの無料動画で視聴。
無慈悲な感じの冒頭シーンはカッコよかったし、パゾリーニの助監督だけあって絵的にはよく撮れていたけれど、ラストがしょぼくて残念。女以外の登場人物がことごとく死んでしまう内容なので、最後はサム・ペキンパーみたいな破滅的結末になるかと思いきや、やや盛り上がりに欠ける肩透かしな終わり方でした。ダイナマイトの爆発は爆竹に毛が生えたようなもので、なぜか敵だけが都合よく吹き飛んで女は助かるという不可解な形での決着。そんなことならダイナマイトを使うまでもなく、普通の撃ち合いで済んだのでは?…という気がしないでもありません。ラストにもうすこし手応えがあれば8点あげてもよかったのだけど。
主題歌はチャーリーコーセーの1stルパンみたいでした。やはり山下毅雄はマカロニウエスタンを模範にしたんだろうと思う。