30.《ネタバレ》 どこまでもどこまでもメロドラマ。ストーリー自体は誰でも思いつきそうな展開だし、一歩誤ったら陳腐に陥りそうな単純ラブロマンスなのだが、それでも見た後の印象を悪くなくしているのは、2人がひたすら愛情一直線を貫く姿を、余計な手を加えずに見せているからだろう。アジアのエッセンスを思いっきり恋愛描写の道具にしか使っていない植民地主義的描写も、この場合は成功に転じている。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-12-05 23:27:00) |
29.聞き覚えのある音楽がなければもう1点減点したい映画です。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-09-16 19:35:04) |
28.《ネタバレ》 時代が時代なだけあって、よく言えば王道、悪く言えば凡庸な恋愛物語。やっぱり、東洋のオリエンタルな世界とか、東洋と西洋のハーフとか、そういうのが当時は目新しく感じたのかもしれませんね。今の時代に観ると、60年前の香港の風景が個人的に興味深く、あぁ当時の香港てこんな風景だったんだなぁと楽しく拝見致しました。主役の女性は正直いって全然ハーフに見えないんですけど、まぁそれはいいとして凄く迷信深いんですよね。そんで占い師に幸せな家庭が築けるだなんて言われていて、あのラストなわけですよ。それがまたなおさら悲しい。最後なんて、丘の上で彼の幻を見る始末。愛のない人生に意味がないのはそうかもだけど、残された彼女はどうなるのやら、、、。 【あろえりーな】さん [地上波(字幕)] 6点(2013-11-21 22:48:56) |
27.《ネタバレ》 この時代に欧米人と中国人のハーフと言う設定に疑問を抱いたのですが、自伝を基にした実話ものだったんですね、ちょっとびっくりでした。見た目では東洋系の血を感じなかったので仕方ない。ストーリーは地味で盛り上がりませんでした。。。 【ないとれいん】さん [地上波(字幕)] 5点(2013-10-30 09:09:48) |
26.《ネタバレ》 主題歌は音楽の教科書にも載っていて有名でしたが、映画の方はロマンスという以外あまりよく知りませんでした。まあラブストーリーとしてはこんなものでしょう。実話が元というのは初耳でした。 それよりも興味深かったのは、共産党の扱い。中国からは香港に逃れてくる人がたくさんいるし、スーインの妹は共産党に狙われないよう外国人と親しくなる。マークは朝鮮戦争の取材に行って亡くなり、はっきりとはしていませんが、北軍の攻撃が原因でしょう。つまり本作での社会主義・共産党というのは完全な悪役で、ほぼ全否定されています。ハリウッドでマッカーシズムが猛威を振るったのは1950年代前半のようですが、それと関係があるのでしょうか。もっとも、本作が公開された前年の1954年12月2日にマッカーシーは失脚することになり、反共産主義の映画としては時機を逸したと言えるかもしれません。 本作が主題歌以外あまり話題にならないのは、ラブストーリーとしてありきたりなだけでなく、政治的な問題もあるのではないかと思えました。 あと、中国難民の女の子に歌を歌わせたら、「フレール・ジャック」だったのには驚きました(しかも中国語の詞)。 【アングロファイル】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-10-06 22:35:32) |
25.《ネタバレ》 映画のテーマ曲は有名すぎるほど有名な美しい曲である。またハン・スーインの自伝もおそらく波瀾万丈なものに違いない。 ところが映画では、ほぼ全面にこの美しいメロディーが流れるためか、甘ったるく薄っぺらな印象を隠せない。言葉では「ハーフ」だとか「妻帯者」だとか深刻なものも飛び出すのに、表情にはその深刻さが伝わってこない。 朝鮮戦争の動乱も戦争の悲惨さが感じられないまま、突然エリオットの死が伝えられる。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-09-28 23:05:55) |
24.香港を舞台にしたロマンス作品。 男のほうは既婚者で、一応不倫となるのだが、妻とは不仲という設定。 オーソドックスな悲恋もので、ストーリー自体に取り立てて妙味はない。 見所と言えば、全編に流れる美しい音楽と、二人の思い出の場所が映るときのシーンくらいかな。 主役の二人は好きな役者さんなんだけど、本作でのキャラは可もなく不可もなく。 香港という舞台設定がピンとこなかったのか、今ひとつ盛り上がりに欠けた印象の作品だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-09-12 05:46:13) |
23.あれ、コメントしたつもりだったのですが・・・昔の香港の町並みが新鮮でした。ウィリアム・ホールデンいいとこなしのように思えましたね。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-14 09:12:29) |
22.《ネタバレ》 未亡人と既婚男性による禁断の恋。戦後間もない不安定な中国情勢下で激しく求め合う二人。濃密な恋愛描写だが少し甘ったるい印象。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-07 22:49:22) |
21.《ネタバレ》 あらすじはわかっていても、観るとやはり涙がとまらず・・・。映画はやっぱり映像の力なのだと痛感させられる。女優の表情、仕草、音楽、風景、そういったものが感情に訴えてくる力の偉大さ。映画の醍醐味です。 【小鮒】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-10-11 22:15:58) |
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【白い男】さん [地上波(吹替)] 5点(2009-02-16 12:56:25) |
19.なぜだかわからんが、このレビューやたらとねたばれがあるぞ! こっから下はみないでまずは映画を見てください。 どんな映画だろう?ってまずいくつかレビューを見て失敗しました。 さて、この映画に出てくる中国人、ありえません。 たとえ裕福でも、あんなきちんとした中国人なんてありえない。 もっといいかげんでわがままで、最低です。 ラブストーリー自体はどうってことない話。 ちゃんとしているというところが逆にいんちきな中国人に-2点。 |
18.《ネタバレ》 音楽から興味をもって鑑賞しました。美しい香港の風景と正統派の恋愛物語で安心して観る事ができました、というのもビデオパッケージにラストを含めたあらすじが書いてあったからで・・(笑) タバコ同士のキスシーンは直接的な描写より趣があってよかったです。 【HOPUKO】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-11-30 22:07:18) |
17.《ネタバレ》 切ないねぇ。ラストの丘のシーンは鳥肌ものでした。オーソドックスな話なんですけど音楽が素晴らしく作品を引き立てていました。 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-02-01 21:41:11) |
【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-12-12 02:55:40) |
15.みなさんの言う通りまさにオーソドックスの王道を突っ走ってました。 【たいがー】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-07-01 23:40:58) |
14.《ネタバレ》 慕情という名画に期待していたが、オーソドックスな展開であった。従軍記者のマークが朝鮮戦争に向かうと聞いただけで、先が読めてしまった。実話の恋愛物語なのでシンプルな構成だったのだろう。映画音楽は以前から聴きなれていたので曲につつまれながら見るとそれなりのストーリーとなってしまうところが素晴らしい。「愛のない人生は悲劇だ!」どんな愛のかたちでもいいのかな? 【ジョンレモン】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-23 16:21:58) |
13.愛に至るプロセス不要の力業は、時代のなせる技か、創作の流行か。 【みんな嫌い】さん 6点(2004-10-24 16:56:34) |
12.ジェニファー・ジョーンズって不思議な女優さんですね。野性的な娘(白昼の決闘)ジプシーの女(女狐)一見貞淑なアメリカ人の人妻(終着駅)、そしてこの映画でのイギリス人と中国人とのハーフの女医と、演じる役柄によって受ける印象がこんなに異なる人も珍しいと思う。演技も(特にラブシーンとか)すごく巧い!でも・・・、何故か人気ないんですよね、日本でもアメリカでも。 ラスト、思い出の丘を駆け上がっていくシーンで泣かされるのは彼女の演技力あっての事。ホールデンがこの映画ではデクノボーに見えて仕方なかった。 |
11.以前おすぎが、「戦争によって引き裂かれた愛を語るなら、『パール・ハーバー』なんて作らなくても、『慕情』という映画があるのよ!」みたいなことを言っていた(確かに私にとって「パール・ハーバー」は、「マディソン郡の橋」と並んで、“一生観たくない映画リスト”のトップクラスを死守している)。これはしかし名作として高名な作品だけれど、思ったよりも凡庸な印象を受けたのは私が未熟だからなのか…?正直、20代のイチ映画素人の私には、それ程の名作、優れた作品だとは思えなかった。 【ひのと】さん 5点(2004-05-25 21:57:50) |