1.《ネタバレ》 '90年代、一世を風靡した超能力者・高塚光氏の実話を映画化。
▼主人公タカツカは普通のサラリーマンだったがヒーリング能力に目覚める。超能力をもった「普通の男」は、どんな思いで、どうやって生きていくのか、というストーリー。
▼超能力といっても、派手なシーンは一切ありません。超能力に目覚めてからは、酷い目にあってばかりで可哀想なストーリー展開。主人公の「なんで、俺が…」っていう混乱や不安を、三浦友和が実に自然に演じています。今までに観た、どの作品よりも良い演技の三浦友和。あれ? 三浦友和って、こんなに芝居上手かったっけ? これがハンド・ヒーリングの力?(その後の作品では元のレベルに戻っていますがw)
▼映画のラスト4分は高塚光氏本人によってヒーリング・パワーが注入されているとのこと。映画館で観た私には、よくわかりませんでしたけれどw
▼2011年4月にDVD化されて本気でビックリ! 高塚光氏も活動復活されていて、これまたビックリ!
▼「存命中の人物、それも超自然な力を持つ」をモデルとした映画は、邦画ではひじょうに珍しいと思います(皆無では?)。高塚光氏の信者(?)ではない私としましては、その効能を宣伝するつもりはさらさらありませんが、珍しい作品ですので映画ファンならば一度ぐらい観ても宜しいのでは?