かたつむりのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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かたつむり

[カタツムリ]
The Snails
(Les escargots)
1965年上映時間:10分
平均点:6.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ファンタジーアニメ動物ものモンスター映画ショート(短編映画)
新規登録(2010-06-20)【エスねこ】さん
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監督ルネ・ラルー
脚本ローラン・トポール
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【クチコミ・感想】

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2.《ネタバレ》 「ファンタスティック・プラネット」(1973)のついでに見た。ちなみにこれを見て、エスカルゴescargotというのは料理用語という以前に、カタツムリそのものを意味する単語だとわかった。
冒頭で提示される世界像が奇抜なので「ファンタスティック…」のような異世界ファンタジーかと思ったが、その後はあまり変なキャラクターはおらず、基本的にはその辺にあるものが出て来る。自分として思ったのは結構怖い怪獣映画のようだということで(例:「ウルトラQ」(1966)の「ゴーガの像」)、昔の邦画特撮でも時々あったが、人が食われる怪獣モノは子どもにはトラウマ映画になりそうなところがある。下着姿の半裸の女性が好まれていたのは意味不明だが、これは世紀末的な頽廃の表現ということか。
物語としては支離滅裂なようだが何か意味があるような気はした。農村と都市の対立関係とも見えたが、監督インタビューによれば本人が共産主義に心を寄せていたとのことで、どうもこれは革命の話ではないかと思った。苦境に泣かされる農民の怨嗟が原因になって最初の“エスカルゴ革命”が起きたが、それで資本主義が滅びたわけでもなく、一方で革命は形骸化してモニュメントだけが残り、そのため次の“ウサギ革命”が準備されているという意味かも知れない。あるいはそれと無関係に、農民の営みはいつまでも変わらない、というようでもある。そういう社会派的な深読みもできなくはない短編だった。
かっぱ堰さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 5点(2020-12-05 08:29:38)
1.《ネタバレ》 ルネ・ラルーの短編。
後の「ファンタスティック・プラネット」等に繋がる摩訶不思議な空間。

揺れる球体の上に立つ無数のものたち、揺れが止まりオープニングへ。

球体に近づくと街、畑に。
水を撒くもの、如雨露に座り込み植物を見る。
木の枝で支えを作ったり、歩きまわったり、釘を刺して磁石で吊るしたり、風船で吊ったり。違う、そうじゃない。

涙を流すとその涙で突然元気に。
飛び踊るように喜ぶ。男も玉ねぎをあてながら涙を流しまくる。曇り空、誰の骨?、自ら金槌を打ち付ける機械を背負い込んでまで続ける。
成長していく作物、家を呑み込むように。

無数のかたつむりの出現、消え失せるもの、巨大化する恐怖、移動して車や電車を破壊しまくり人間を殺しまくる。伸縮する触角、押し寄せる恐怖。
静かな街と夜の営みを邪魔するように侵入する来訪者たち。
かたつむりの体ごと呑み込まれる。
触手のように伸び、誘い、絵を点滅させて吸い込むように。
逃げ遅れるもの、亀裂が入り破壊される街、飛び散る瓦礫、廃墟となった街。
ゆうゆうと過ぎ去る災害。
災害は性行して数を増やし、糸を張り、沈黙する。

次の人間はビルを作り、畑を耕し、次の食を欲するものたちを呼び寄せる。おい、じじいwwww
すかあふえいすさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2016-09-09 16:23:23)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.50点
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200.00%
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400.00%
5150.00%
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700.00%
8150.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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