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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

The Imitation Game
2014年【英・米】 上映時間:115分
平均点: / 10(Review 66人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス戦争もの歴史もの伝記もの
[イミテーションゲームエニグマトテンサイスウガクシャノヒミツ]
新規登録(2015-01-31)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2016-07-16)【イニシャルK】さん
公開開始日(2015-03-13
レビュー最終更新日(


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監督モルテン・ティルドゥム
キャストベネディクト・カンバーバッチ(男優)アラン・チューリング
キーラ・ナイトレイ(女優)ジョーン・クラーク
マシュー・グード(男優)ヒュー・アレグザンダー
ロリー・キニア(男優)ロバート・ノック刑事
アレン・リーチ(男優)ジョン・ケアンクロス
マシュー・ビアード(男優)ピーター・ヒルトン
チャールズ・ダンス(男優)アラステア・デニストン中佐
マーク・ストロング〔男優・1963年生〕(男優)スチュワート・メンジーズ少将
アレックス・ロウザー(男優)学生時代のアラン・チューリング
三上哲[声優]アラン・チューリング(日本語吹き替え版)
佐古真弓ジョーン・クラーク(日本語吹き替え版)
有本欽隆アラステア・デニストン中佐(日本語吹き替え版)
てらそままさきスチュワート・メンジーズ少将(日本語吹き替え版)
脚本グレアム・ムーア〔脚本〕
音楽アレクサンドル・デスプラ
撮影オスカル・ファウラ
製作総指揮グレアム・ムーア〔脚本〕
配給ギャガ
美術マリア・ジャーコヴィク(プロダクション・デザイン)
衣装サミー・シェルドン・ディファー
編集ウィリアム・ゴールデンバーグ
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
イギリスがドイツに宣戦布告した1939年。英国海軍のアラステア・デニストン中佐(チャールズ・ダンス)はブレッチリー・パークにて、チェスの英国チャンピオンのヒュー・アレグザンダー(マシュー・グード)をリーダーとするナチスの暗号「エニグマ」の解読チームを結成する。メンバーのうち、ケンブリッジ大学特別研究員のアラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)は「クリストファー」と名付けた巨大な解析装置を独自に完成させるが、独軍が毎日暗号を変えるため解読は難航する。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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66.実在した人物と実話を元にした映画です。天才の業績と悲劇に、心打たれます。映画としてどうか、というところでは、主演のベネディクト・カンバーバッチの存在感によるところが大だと感じました。声に深みがあり、知的な雰囲気が魅力的です。

偉業を成し遂げた人に正当な評価をしてこなかった社会に対し、この映画が担っている役割は大きいのではないでしょうか。
あきさんさん [映画館(字幕)] 7点(2017-03-20 08:04:28)
65.「誰も想像しない人物が、想像しない偉業を成し遂げる」に始まり、「ドイツは愛で戦争に負けた」とか、「運が良ければ2度と会うことはない」とか、「あなたが普通じゃないから、世界はこんなにすばらしい」とか、そしてラストの「今、我々はそれをコンピュータと呼ぶ」まで、セリフの1つ1つが実に洗練されていてグサグサ来ます。派手なドンパチのシーンより、言葉の選び方が強い印象を残すこともある。文句なく秀作。
眉山さん [インターネット(字幕)] 9点(2017-03-04 03:10:29)
64.《ネタバレ》 面白かった。
はじめはビューティフルマインド的な映画かと思ったが、こちらの方がリアリティがあり面白いと思った。
暗号を解き明かしても、相手に気づかれない程度に利用するというところが、なんとも悲しいところである。
全てのゲームなどにおいてもそうなのだろう。
スポーツやゲームで相手の癖やサインを見抜いても、それを完全に利用してはすぐに相手にバレる。
相手にバレない程度に利用するということが重要で、そのためには非道になるくらいの精神力が必要だということを痛感させられる映画である。
シネマファン55号さん [インターネット(吹替)] 8点(2017-02-18 02:31:39)
63.天才の一言でかたづけるには重い、
戦争を解決した英雄と賞賛するには悲しい、
哀しいと表するには偉大である。

クロスワードパズルを解くという、好奇心に溢れた思いが、
どこで同僚の兄以上に戦争に解読を活かすという狡さに変わったのだろう。
あるいは、パズルとはそういうものだろうか。

並び替え、普通ではないような途中経過(人生)の後に、
自身の答えがある。

チューリングマシン、その先に私は今、文を打っている。
元祖さん [インターネット(字幕)] 10点(2017-02-13 22:16:24)
62.《ネタバレ》 長年隠され続けた真実、あまりに悲しい物語。
アラン・チューリングのキャスト(幼少期と大人になったとき)が抜群にこの映画にふさわしい。陰のある雰囲気かつ頭が切れる存在はどこか魅力的。
彼を突き動かした幼少期の友人こそが、結果的にはのちの戦時下での暗号解読成功に導いたのだから、人生どこで転機があるかわかりませんね。
暗号解読に用いた機械の作成方法などの些末なところは飛ばして、暗号解読に至る苦悩や逮捕後のアランを見せてくれたのがよかった。
戦争終結に尽力した数学者の最期はあまりに不遇で孤独。
カジノ愛さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-02-08 19:05:09)
61.《ネタバレ》 まさに佳作。面白かった。見所はやはりエニグマ解読後の葛藤。非情な決断の背景にある、自分の計算でより多くの人を救えるという天才ならではの自信と、少しずつ人間味を増しつつあった主人公のエモーションのあいだの揺らぎをしっかりと演じたカンバーバッチに拍手。3つの時間軸が交差する展開を混乱なく見せる脚本と演出も、派手さはないけどとてもよかったと思います。ラストシーンで資料を燃やす暗号解読チームの姿をバックに、チューリングは「自殺した」との字幕が流れますが、その前のホルモン剤投与によって、身体的・精神的な安定だけでなく、天才的な頭脳のひらめきも失っていたこともしっかりと描かれていて、「国家」によって彼は「抹殺」されたと言ってもいい。それはナチスの同性愛者への迫害に等しい、国家の罪であるという怒りとメッセージも明確に伝わりました。ただ、難点は解読までのプロセス。やはり暗号解読の「ロジック」、なぜクロスワード・パズル名人が暗号解読に向いているのか、といった部分の論理的な裏付けや説明が端折られていて、何が困難で、チューリングのチームの発見の何が凄かったのか、がわかりにくかったところでしょうか。そういう論理的な面白さを期待して見たら、セクシュアリティ描写も含めて、思ったよりもエモーショナルな映画であった、という感じです。
ころりさんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-05 17:44:57)
60.号泣した。
タイトルのおかげで、全くノー・マークの状態で観たのが良かった。
こういう良質な映画を観ると、日本映画はまだまだ青いなと感じてしまう。
プラネットさん [DVD(字幕)] 9点(2017-02-01 21:39:36)
59.暗号解読に関しての映画だが、別の軸として「人の多様性」つまり同性愛も絡んでいる。ただし、上手く処理しきれていない印象があり多少残念。
雰囲気も含め、よく出来ているが大人しめの作品になった印象は拭えない。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-21 21:52:55)
58.《ネタバレ》 第二次世界大戦中
史上最高の暗号装置「エニグマ」の解読のため集まった6人の専門家
その中でも一際いびつな天才チューリングの物語
エニグマの解読・解読してからの情報の選択・戦争が終わってからの孤独と物語が進んでいく

115分の作品にしては得に無駄と思えるシーンもなく(結局ソ連スパイとはなんだったのか
戦争中偉大な功績を残した天才も極秘任務のためと称えられるわけでもなく
同性愛者が受け入れられなかった時代だったため、最後は自殺してしまう。
不遇な人生だったでしょうが、死後は評価されたみたいで少しは報われたのでしょうか?
コンピュータの生みの親ということを最後に知って、より思うところが多くなりました。

天才には変人が多いと聞きますが、チューリングも例によって協調性がなく、強迫性障害みたいな物を持っていたご様子
どこかの天才が天才とは1%のひらめきと99%の努力という名言を残してましたが、この映画もそういうところまでしっかり再現してて
それを見事に演じてるベネディクトさんがすごい
メメント66さん [DVD(字幕)] 7点(2017-01-15 22:08:16)
57.《ネタバレ》 暗号が難しすぎてどこがどのように難しいのか、
全く意味がわからんのは残念。
難しすぎてちゃんと説明するのは時間のこともあるし無理なんでしょうね。
とにかくものすごい難しい問題が
コンピューターのおかげで解けた、と。
でもそれは言えない、と。
死後長い間、その功績も称えられずだった、と。
脚色無しなんだろうか?これが全部実話だったら本当にすごい。
虎王さん [DVD(吹替)] 6点(2016-12-14 14:44:42)
56.《ネタバレ》 エニグマを解読してめでたしめでたし、と思いきやそうではなくて、今度はその先に進んで、対策を立てれば解読に気づかれて、もっと大きな壁ができてしまう。また、解読した情報をどう扱うかによって、人の生死まで左右してしまう。その本質の問題に明確に踏み込んだところに、この作品の価値があります。また、戦後は不遇な扱いだった主人公の行く末まで、簡潔に凝縮しながらもきちんと押さえており、しかもそこで3本の時系列が収束する構成が、作品に立体性を与えています。●ベネディクトの演技は、興味対象以外には何の興味も持たないオタクぶりを的確に表現しており、充実しています。キーラ・ナイトレイは、お姫様系の顔立ちが災いして雰囲気から浮いており、ややミスキャスト気味。もっと地味な人にした方がよかったと思う。
Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-11-04 00:51:37)
55.《ネタバレ》 発明するというのは、仲良しチームでのんびりと・・とはいかないようです。
天才の才能の凄さ、ひらめき、独断と偏見。
素晴らしさと同時に許せないほどの傲慢さもあり、やっかみも相まって騒動を起こして行きます。

しかし、天才アランはそんな位ではへこみません。
やりたい気持ちに正直に、誰が何と言っても貫いて行きます。

最初はなんだこの人・・と冷めた目で見ていましたが、その情熱に感心し、人間関係の下手くそ具合にハラハラし、成し遂げられるのか現実は厳しいのかなと思ってみたり。
いつの間にか私は、物語と一体となってアランの心配をしていました。
その立ち位置はあたかもジョーンのようでいた(笑

私もけっこうな変わり者なので、天才の鋭さや実力それと共にぎくしゃくした生きづらさも、自分の体験に重ね合わせて見ていました。

それから、このレビューもコンピューターで打ってこちらに送っています。
アランの功績に敬意を表し、感謝したいと思っています。
たんぽぽさん [DVD(字幕)] 8点(2016-10-11 16:04:01)
54.《ネタバレ》 エニグマ解読の功労者、アラン・チューリングが主人公の映画。エニグマを秘密裏に解読し、戦争を早期勝利に導いたり、コンピュータの礎を築いたりと、フィクションみたいな内容が実は実話に基づいているというところはまさに「事実は小説より奇なり」といったところと思います。同性愛の関係の罪で罰を受け最後には自殺してしまったようですが、2000年に入ってから名誉回復がされたんですね。純粋に映画として面白かっただけでなく、第二次大戦の史実を知ることもできたのは良かったです。
まいったさん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-08 23:17:55)
53.《ネタバレ》 実話に基づいた映画ということで、大戦下での暗号解読をめぐる闘いやコンピュータの父チューリングの実像を知ることができて面白かった。
前半はアスペ体質の主人公にイライラさせられて嫌悪感が募る。とにかく嫌な野郎で一緒に働きたくないタイプだが、良き理解者との出会いから同僚とのつながりもできたよう。人格的には好きになれないものの、その情熱と才能には敬意を覚える。
天才には変人が少なくないけど、映画以外の変人エピソードもなかなかのもの。同性愛が罪になる時代に生まれたせいで、41歳の若さで自殺してしまった悲運の天才。機密保持のためとはいえ自分の業績を世間にまったく認めてもらえないことは、何ともやるせないことだったに違いない。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 6点(2016-10-05 23:02:24)
52.《ネタバレ》 ドイツ軍がこれから行う奇襲攻撃や爆弾投下、神出鬼没のUボート攻撃、全ての指令が空中を飛び交う。これらの無線信号は受信機さえあれば子供でも傍受出来る。だが、その内容は高度に暗号化されている。暗号化の設定の可能性は、159×10の18剰通り…。10人が1分間で一つの設定を試し、1日24時間、週7日休みなく続けても、全ての設定を調べ終わるのに2000万年もかかるのだ。しかも、それは1日のはじめに全て設定しなおされてしまう…。それが、ナチスドイツが開発した世界最高峰の通信暗号化システム、エニグマだ――。本作は、第二次大戦中、英国諜報部の極秘指令を受け、そんな難解な暗号化システムの解読に成功したものの、長らく極秘扱いにされ、歴史の闇に埋もれていた天才数学者アラン・チューリングの生涯を描いた伝記映画だ。なるほど、数々の賞を受賞しただけのことはあって、堅実に創られた歴史映画としてなかなかよく出来ている。アラン・チューリングという天才的な頭脳を有するものの、人間としては社交性ゼロ、偏屈な変わり者が如何にして仲間たちと協力し合いエニグマという世界最高峰の暗号を解読することが出来たのか?また、第二次大戦の終結を2年は早め、多くの人命を救ったばかりか、現代のコンピューターの原型と呼ぶべきシステムを開発したというのに、何故それが何十年もの間極秘扱いされてきたのか?そんな重厚であるもののいかんせん地味になりがちなテーマを、極めて分かりやすくかつ魅力あるドラマとして描き出すことに成功している。主人公の人格形成に大きく影響を与えた少年時代、仲間とともにエニグマ解読に全精力を捧げた第二次大戦下、そして、その抱えた秘密によって不遇の生活を余儀なくされた終戦後…。ともすれば、空中分解しそうなそんな三つのエピソードを極めてバランスよく配置したその物語構築の手腕は高く評価されるべきものだろう。観客の好感を得られにくい偏屈な孤高の数学者という難しい役柄を、一人の人間として見事なまでに演じきったB・カンバーバッチの仕事ぶりも大したものだ。ただ、一つ難点を挙げるとすれば、それはK・ナイトレイが演じたアランの婚約者、ジョーンの存在だろう。同性愛者である主人公がどうしてあんなにまで彼女に執着し、あまつさえ婚約者となってまで引き止めたのか。そこにいまいち説得力が感じられなかったのが残念だ。とはいえ、歴史の荒波に翻弄され、不遇の人生を歩まざるをえなかった一人の偉人の生涯を現代に甦らせた――それもドラマティックに!――本作の業績は、より多くの人々の心に残るものであろう。なかなかの良品であった。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2016-07-21 21:50:42)
51.《ネタバレ》 後味が微妙でした。それは主人公が不幸だったからではなく、テーマがあやふやになった印象を持ったからです。本作はエニグマを解読した天才的数学者の性癖による不遇を扱った作品ですが、私は解読した暗号の戦略への運用の方に意識が囚われました。個人の物語と長きに亘り秘匿されてきた歴史の闇的な事実。その配置にバランスの悪さを覚えます。おかげで、主人公や周囲の人たちの描写にどっぷりと入って行けませんでした。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 5点(2016-06-28 02:50:45)
50.《ネタバレ》 有名な方らしいですが全く知らなかったです。「コンピューターの父」と聞くと偉大な人物なんだろうなと思いましたが、実際は孤独で名声とは縁がなかったんですね…とても悲しいです。唯一キーラ・ナイトレイや仲間達との絆が救いでしたが。ベネディクト・カンバーバッチの演技は流石ですね。戦争系・歴史系の映画は色々思うことがありますが、今回は「何が正しいのか?」の他に「天才の苦しみ・孤独」がとても印象に残りました。辛い気持ちになりましたが、いつか自分に子供ができたら観てほしい映画でもあります。
forestcrownさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-05-30 21:40:13)
49.《ネタバレ》 天才の偉業と孤独が存分に伝わってくる作品。彼の存在や実績が後に表舞台に出てきて世界に認知されたことで少しは報われたのかな。コンピューターの礎を築いたのもこの人なことに驚いた。
ぷるとっぷさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-21 16:11:32)

48.《ネタバレ》  映画を観始めた直後に「あっ、シャーロックが主演だ!」と驚き、中盤にて「戦争映画じゃなかったのか……」と再び驚かされましたね。
 確かに戦争を描いた映画でもあるのですが、それ以上に『同性愛』という業を背負った天才数学者の生涯にスポットの当てられた映画だったと思います。

 自分は数学音痴なもので、そんな観客にもストーリーを分かりやすく構成してくれた事は、本当に嬉しい限り。
 「真っ当な方法でエニグマを解析しようとしたら、二千万年も掛かってしまう」など、その任務の困難さが明確に伝わってくる辺りは、凄く良かったですね。
 途中、ヒロインが唐突なプロポーズを受け入れてくれたり、犬猿の仲であったはずの同僚が庇ってくれたりする流れには(ちょっと主人公に都合が良過ぎない? もっと仲が親密になるまでの描写が必要だったのでは?)なんて思ったりもしたのですが、後にキチンとそれらに対する答え合わせも用意されているのだから、お見事です。
 ヒロインは自分も「普通じゃない」という引け目を感じているがゆえに、同じく「特別」な存在である主人公に惹かれていたと明かされるし、同僚はソ連のスパイだったというオチ。
 後者に関しては察知する事も出来ましたが、前者に関しては、良い意味での驚きを味わえましたね。
 自分は同性愛者である、という秘密を告げられて「それが何?」と返す姿には、惚れ惚れとさせられました。

 それにしてもまぁ、主演のカンバーバッチさんは「SHERLOCK」でワトソンとの同性愛疑惑を掛けられたと思いきや、今度は本当の同性愛者を演じる事になるとはなぁ……なんて、微笑ましく思っていたのも束の間。
 まさか、こんな悲劇的な結末を迎えるとは予見出来ず、終盤には何とも重苦しい気分を味わう事となりました。

 夭逝した初恋の少年と同じ名前を機械に付け、それを偏愛する主人公の姿は、どこか滑稽でありながら、とても哀しいものを感じさせます。
 観客としては(あんなに素敵な女性が愛してくれているのだから、その愛に応えてやれば良いじゃないか)と、もどかしい気持ちになったりもするのですが「クリストファ」を再び失ってしまう事を病的に恐れる彼の姿を目にすれば、何も言えなくなってしまいますね。
 慰めるヒロインの手を取った瞬間、その指に既婚者の証のリングがはまっている事に気が付き「おめでとう」と告げて、微かに笑うシーンの演技なども、素晴らしい。

 作中、ヒロインが「貴方の行いによって命を救われた人が沢山いる」と慰める場面には(でも、それによって殺された人々も沢山いるのでは?)と思えてしまい、全面的に彼を「正義の人」と感じる事は出来ませんでした。
 けれど、そんな事は彼女も承知の上で、彼を全肯定してあげる言葉が必要だからこそ口にしたのだろうなと、自然と納得させられる作りになっていたのも、上手かったですね。
 「誰を助けて、誰を殺すのか」を決める立場に置かれた過去を持つ彼の苦悩を、ほんの一時でも癒してあげる、優しい言葉だったと思います。

 それと、ストーリーの序盤にてチラッと語られた「主人公は林檎が好物である」という情報が、現実の彼の死と直接リンクしていると知った時には、大いに衝撃を受けました。
 (この映画でも、もっと林檎にスポットを当てても良かったのでは?)とも思えるのですが、それをやると寓意性が高まり過ぎると考えて、故意にオミットしたのでしょうか。
 判断の難しいところです。

 ラストシーンの「チューリング・マシーン。今それは、コンピュータと呼ばれている」のナレーションには、本当に鳥肌が立つのを、はっきりと実感。
 今、自分はノートパソコンを使って、この映画の感想を書かせてもらっている訳で、それを考えるだけでも、非常に感慨深いものがあります。

 この映画を「後味が悪い」と感じなかった理由は色々とあるのですが、一番の理由は「彼を愛してくれた女性がいた」と、丁寧に描いてくれた事。
 そして、少なくとも今現在の我々の世界においては、主人公の業績は正当に評価され、偉人として称えられているのだと、ハッキリ伝えてくれた事にあるのでしょうね。
 本人がそれを喜ぶかどうかは、もう決して分からない事ですが、第三者の自分としては、救われるような思いがしました。
ゆきさん [DVD(吹替)] 8点(2016-05-17 07:35:22)
47.《ネタバレ》 ○これに関しては邦題をもう少し堅めにすべきだった。楽しそうな映画に見えるのが残念。○国家機密で知られなかった戦争の裏で活躍していた教授の話だが、同性愛者であることを理由に半ば殺されたのは非常に残念だった。○ただ部下を振り向かせるのがリンゴシーンだけだったのと、奥さんになったとしてそこまでついてくる動機づけがもう少し欲しかった。にしても自分たちのさじ加減で戦争の行方を変えられるが故の葛藤がしっかり描かれていた。
TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-05-11 21:09:29)
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【点数情報】

Review人数 66人
平均点数 7.56点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
534.55%
61116.67%
71725.76%
82030.30%
91116.67%
1046.06%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review5人
2 ストーリー評価 7.83点 Review6人
3 鑑賞後の後味 7.83点 Review6人
4 音楽評価 8.00点 Review4人
5 感泣評価 7.75点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

2014年 87回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ベネディクト・カンバーバッチ候補(ノミネート) 
助演女優賞キーラ・ナイトレイ候補(ノミネート) 
監督賞モルテン・ティルドゥム候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 
美術賞マリア・ジャーコヴィク候補(ノミネート) 
脚色賞グレアム・ムーア〔脚本〕受賞 
編集賞ウィリアム・ゴールデンバーグ候補(ノミネート) 

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