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三度目の殺人

2017年【日】 上映時間:124分
平均点: / 10(Review 16人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス法廷もの犯罪もの
[サンドメノサツジン]
新規登録(2017-07-13)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2017-09-02)【イニシャルK】さん
公開開始日(2017-09-09
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監督是枝裕和
キャスト福山雅治(男優)重盛
役所広司(男優)三隅
広瀬すず(女優)山中咲江
満島真之介(男優)川島輝
市川実日子(女優)篠原一葵
松岡依都美(女優)服部亜紀子
橋爪功(男優)重盛彰久
斉藤由貴(女優)山中美津江
吉田鋼太郎(男優)摂津大輔
原作是枝裕和(原案)
脚本是枝裕和
音楽ルドヴィコ・エイナウディ
撮影瀧本幹也
製作フジテレビ
ギャガ
配給東宝
ギャガ
美術種田陽平(美術監督)
衣装黒澤和子
編集是枝裕和
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1
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16.《ネタバレ》  「忖度」→自己犠牲→神?
【ネタバレ】
 あきらかにそういう撮りかたしてたよな。最後らへん。一回しか見てないけどよ。

 こりゃあかんよ。「忖度」という言葉がなぜ今の時代のキーワードなのか全然わかってない。つか、生まれつき空気を読めない人に対し、おまえ普段迷惑かけてんだからみんなのために私刑犯して、低級な人間から神様に昇華して死ね、じゃーまるで権力者の思うツボじゃねーか。

 法律は忖度と対峙する。すべての人間の平等性を確保するために「法」とは生まれ存在するのだ建前上は。法律家はだからあくまで真実を追求しなければならない。そのへんをまるで足蹴にして、あまつさえ法制度を逆手に取って自己満のうちに死にましたじゃ、法に対する侮辱というか、こいつ何言ってんだ、なんて思われるだけだわな外人にゃ。

 日本人はなぜ忖度するのか? 断言するが、宗教的コミュニティによる(会社・階級を超越した)馴れ合い社会を維持するためである。いじめや不正はその中で「安全に」行われる。したがって仕事ができる人間よりも、馴れ合いを「絶対に」堅持できる人間が重要視され出世する(旧貴族が無難である)。そりゃ~当座はうまくいくかもしれんが、長期的には組織は当然劣化する(つーか、してしまった)。しかしこんなことバラすわけにいかんし(なんせ悪いこといっぱいしてきてるわけだから)、戦争によるリセットも不可能だし、さてどうしましょ? というのが今の時代じゃねーの? 会社も、政治も。

 盲人が象を撫ぜるんじゃなくて、「群盲が」象を撫ぜてわからんわからん言ってる、わかるはずの「目明き」は排除しちまっただどんすんべ? と善人ヅラした馬鹿どもが脳天気に呟いてる、そういう状況が問題化してるんだぞ今は。

 それをまるで必要悪みたいに描いて。まったく何十年も古いっての。『白痴』。忖度すなわち賤民制度の肯定。

 映像的なことをいえば、つくづく才能のない監督だという印象は変わらん(わかってたけどよ)。世の中の些末をしつこくほじくりだす脚本力はすげーとしか言いようがないが、しかしそれも売れてだんだん周囲にコントロールされはじめたか、あるいは年食ったか。

 この監督は救いを神になることに求めてしまった。一方で、本物の神に似たものがもうすぐ具現化しようとしている(世界中のすべてを監視する、あるいは全人類の一生分の思考量を一瞬ですますものの現出)。こんな時代をこの監督が思考するのは「とても無理」だろう。もう期待できん。

 これからは、日本流の「不正隠し」はできなくなるかもしれん(外人に全部バレる)。優秀な移民が来れば、大多数の「他人の言葉で喋っていればよかった」無能どもをいったいどうするのか?

 リベラル(犠牲の尺度)をどうあらたに引き直すのか? 日本はなぜ周辺との融合(止揚)を頑なに拒否するのか。なんでそんなに自信があるのか。 それとも自ら滅びを選んでいるのか。

 な~んてカッコつけていってもしゃーないが、しかし今の時代、みんな多少なりと感じていることを書いたまでで、そういう時にこのての(体制の「温存」に与するような)古臭い思考の映画を見て腹がたったので、あえて苦言を呈させていただく。
アンギラスさん [映画館(邦画)] 2点(2017-10-22 05:17:47)(良:1票) ★《新規》★
15.《ネタバレ》  色々とひっかかってしまう部分の多い映画で。

 まず、司法に対する疑問、個人の主観や感情によって人を裁く事に対する疑問を投げかけている訳ですが、じゃあ極端に言うと法の裁きなんて要らない、無法地帯にでもしろと? いや、そういう事が言いたい映画じゃないのは判ってますけど、ここにはだからどうしろって提示は全く無い訳ですよ。「無責任なお前ら」って映画も無責任に喚いてる状態。しかも被害者側の「生」をあえて排除する事でそれはどんどんと偏向してゆきます。これって人間そのものに対する絶望の映画なの?

 次に、役者の力を信じ過ぎ。カメラは演技をじっくり捉えて醸されてくるものを待ち続けますが、クライマックスではそこまでどアップにしなくちゃならないの?みたいな状態にまでになって、いや、他にも方法はあるでしょうよ、と。結果的には役所広司と福山雅治のどアップばかりが印象に残る映画。
 あと、市川実日子嬢を昔から見てきてる目からしたら、『シン・ゴジラ』の尾頭さんをそのまま持ってきただけみたいな安易なキャラ造形にも抵抗を感じます。アレが彼女の総てではないでしょうに。

 画的には逆光&銀残し的なトーンで市川崑ですかいな、みたいな。

 この監督、どうなんだろ? 本当に上手いのかなぁ? 毎回、もっと上手く撮れる人がいるような気がしてならないんですよね。じゃあ誰?っていうとシーンごと、素材ごとに違ってくるんですけど。
あにやんさん [映画館(邦画)] 5点(2017-10-16 22:43:54)《新規》
14.《ネタバレ》 三隅の企て(とワタシはみたい)がピッタリはまったときには、是枝監督最高傑作!と思ったのだが、映画館からの帰り道で妙な違和感。結果、最期まで十字架を背負わなければならなくなった咲江(良心的であるならあるだけ耐えられない)。三隅に振り回されっぱなしだった、有能な弁護士のふりばかりをしていた重盛(当初否認していた事実をあの場で知るとは)。物語を追うにつれ、三隅のキャラが濃くなるにつれ、他の登場人物の扱いが雑になってなかったか。
なたねさん [映画館(邦画)] 7点(2017-10-14 16:11:29)
13. 静かな映画でした。先に見た人がこの作品のことを語りたがっている気がしました。私も同じです。
海牛大夫さん [映画館(邦画)] 7点(2017-10-10 15:53:04)
12.《ネタバレ》 「三度目の殺人」というタイトルが終盤で理解できるようになっていて、誰でも解ける懸賞クイズに応募した気分は、難解なパズルを解いた達成感より参加意識を高める展開に使われているのではないかと思う。
そのせいか、どの出演者に自分を重ねるかで考え方が変わってきて、そのままの感想をもっても「正解」、深い心理の裏を読んでも「正解」
そんな丸投げ感のあるズルい映画。

極論だが「なんかちょっとよく分からなかった」が一番正解な気がする。
かのっささん [映画館(邦画)] 7点(2017-10-02 09:43:53)
11.硝子を挟んで二つの「顔」が重なる。
利己的な弁護士と虚無的な殺人犯。両者の発言と深層心理は時に絶妙に重なり合い、発される言葉が一体誰のものなのか一寸分からなくなる。
主人公は、或る殺人犯の靄がかった深層に、自分自身の本性を見つけるのだ。
ラストカット、彼は一人十字路に立ちたたずむ。果たして、どの路を進むべきなのか。答えの見えない葛藤に途方に暮れるかのように。

映画が終幕し、主人公と同様に映画館のシートでしばし呆然とたたずんだ。
秋の夜長、味わいがいがある余韻を残すサスペンス映画であることは間違いないと思う。
「三度目の殺人」というタイトルからも伝わってくる通り、往年の国産サスペンス映画を彷彿とさせるクラッシックな佇まいは、非常に上質だった。

と、今の日本映画界におけるトップランナーであることは間違いない監督の最新作を大いにべた褒めしたいところではあるのだけれど、あと少しのところで諸手を挙げて賞賛することが出来ない悩ましさがこの作品には確実に存在する。

先ずはストーリーの練り込み不足。最終的に示される深いテーマ性に対して、ストーリーの奥行きに物足りなさを感じずにはいられなかった。
意味深長でシンボリックな描写は随所に散りばめられ、その一つ一つの場面は極めて映画的で、非常に印象的ではあるけれど、同時にそのすべてに説得力が乏しい。

なぜ殺人犯は十字を切ったのか?少女の父親の愚劣な行動の実態は?
と、物語の核心となる重要なポイントの描き出され方が、あくまでも象徴的で類型的な処理をされるため、ストーリーテリングとしても、人間描写としても、掘り下げが浅いと感じざるを得なかった。

それに伴い、各俳優陣の“良い演技”も何だか“型どおり”に見えてくる。

殺人犯を演じた役所広司は凄まじい演技をしているとは思う。言葉では表現しきれない空虚さと漆黒の闇を抱えた殺人者を、圧倒的な存在感で演じている。時に少々オーバーアクトにも見えなくもないが、この役柄のある種のメフィスト的立ち位置を踏まえると、正しい演技プランだったと思う。
しかしながら、肝心の人物描写が浅く中途半端なので、やはり最終的な印象として説得力に欠け、実在感が希薄だった。

広瀬すず&斉藤由貴の母娘像も、両者の好演により絶妙に忌まわしい関係性を醸し出せてはいるのだけれど、実際に彼女たちが抱えたであろう「痛み」の描写が皆無であるため、「そういう設定」の枠を出ず描かれ方が極めて軽薄だったと思う。
広瀬すずに関して言えば、昨年の「怒り」での“或るシーン”があまりに強烈だったため、殊更に今作での彼女の使い方に「弱さ」を感じたのだと思う。


そして、このサスペンス映画が、一級品になれなかった最大の理由は、「主演俳優」だと思う。
主演である福山雅治の演技者としての奥行きが、そのままこの映画自体の奥行きの無さに直結している。
決して、福山雅治が悪い俳優だと言っているわけではない。演者として、表現者として彼のことが嫌いなわけではない。むしろファンだ。
ただ、この映画においては、福山雅治という俳優の良い部分でも悪い部分でもある「軽さ」が、肝心な部分で引っかかってしまっている。

同じく是枝裕和監督が福山雅治を主人公に抜擢した「そして父になる」は素晴らしかった。
あの映画においては、主演俳優の軽薄さが最良の形で活かされる主人公造形が出来ていたからこそ、新しくも普遍的な父像を浮かび上がらせ、難しいテーマを孕みつつも、新たな家族映画の傑作として成立したのだと思う。

「そして父になる」と同様に、今作の主人公造形においても、おそらくは主演が福山雅治に決まった上での“当て書き”だったのだろう。
だからこそ、当然ながら主人公キャラクターの設定自体はマッチしているし、映画の構成的にもビジュアル的にも商業的にもバランスはよく纏まっているように見える。
だがしかし、突如として目の前に現れたメフィストフェレスと対峙して、自分自身の存在性と、「正義」というものの意味を突き付けられるというあまりにも深淵な人物表現を必要とされる役どころを演じ切る力量と適正を求めるには、彼には荷が重すぎた。
少なくとも、この映画においては、クライマックスに入り主人公の感情が揺れ動き、感情的になるほどに、演者としての空回り感が際立っていたことは明らかだ。

くどくどと長くなったが、結論として「面白くない」ということではなく、充分に見応えのあるサスペンス映画であったことは冒頭の通りだ。
傑作を通り越して名作になり得る「雰囲気」を感じる映画だっただけに、口惜しさも大きいという話。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 7点(2017-09-22 23:59:36)(良:1票)
10.《ネタバレ》 三隅は本当は殺したのか?殺していないのか?その真実は最後まで語られず、視聴者の心に委ねられます。これはいつもの是枝節で、観る前からはっきりと予想していたので、スッキリしないといった感じはなかった。でも今回ばかりは、動機や生い立ちといった殺人犯の心の闇、真実の行方は本作が問う最大のテーマではないように思いました。彼は殺していないのは明らか、おそらくこの時が来るまで怪我したふりをしていた?少女の共犯でしょう。本作は弁護士・検察官・裁判官といった、本来事件とは無関係な第三者たちによる「裁判」という茶番劇が、真実や当事者たちの心を全て置き去りにして、予め決められた着地点に独り歩きしていく様相(暴走)こそが見どころです。弁護士は"勝つため"に親族に虚偽の証言を施し、検察官は裁判官の顔色を伺い妥協をする。このデタラメは一体何だ?と思う。最終的に真実や被告人の命の重さよりも、裁判官の"鶴の一声"が全てならば、裁判なんて初めからやらんでいいのでは?と素人目にも思います。弁護士(福山)や検察官(市川実日子)の悔しがる姿が特に心に残ります。司法に携わる者たちが、裁判の在り方に疑念を抱いているのが本作唯一の救いです。司法に携わりながら、でも職務には適当だった福山が司法の過ちに疑問を持って改心していく過程こそ、本作で最も重要です。司法制度は行き詰まり、もはや抜本的に見直すべきところまで来ているのではないか。三度目の殺人はもう起きてしまった。だから早く、司法制度による殺人がまた起きる前に。監督の願いでもあると思います。
タケノコさん [映画館(邦画)] 8点(2017-09-22 19:00:22)
9.《ネタバレ》 ○随分と余白の多い映画で、かつ隠喩的なシーンが続くため、気を抜けない二時間であった。○三度目の殺人の意味こそわかったが、最後の接見での「器」は直前に示唆する表現やシーンがないのでちょっと置いてきぼり。考えてなんとなく理解できたが。○日本語らしい曖昧な表現や忖度と取れる言い回しなど邦画ならではなのかもしれない。
TOSHIさん [映画館(邦画)] 8点(2017-09-21 13:43:17)
8. 実は封切り第一回で鑑賞したのですが、異例に遅いレビューになりました。どうしてもきちんと理解し確信を持ちたくてその後二度、つまり三度目まで(別にこれが言いたかったわけじゃないw)観に行ったわけですが結局、理解したという確信を持つにいたらず。
 実は、本音を言うと最後の接見が非常に残念です。少女を演じてる女優に異常なまでの思い入れがあるため、少女を救い、そして少女を守るという流れにどっぷり感情移入し直前まで目頭が少し熱くなりかかってたわけで。
 だけど、あの接見がなあ、ある意味ちゃぶ台返しですから。もちろん、あれは少女の負担を減らすためにわざとああいう風に振舞ったんだという見方もありますが、そうするとあまりに浅くなってしまう気がして安易に組する気にもなれない。
 幸いまだまだ上映が続くようですが、これ以上何度観ても映画館での理解は無理という結論に達し、広瀬すず出演映画としては少な目の3回にとどめ、あとはブルーレイ発売を待ちます。原作ならともかくノベライズを読むというのもいまいち気がすすみませんので。
 とりあえず今日のところは、広瀬すずの素晴らしい表情演技に8点。今まで観たことがないようないろんな表情を観れたことで自分的には、ある意味満足してるのですが
rhforeverさん [映画館(邦画)] 8点(2017-09-20 19:09:28)
7.《ネタバレ》 うん。よく出来てます。及第点はやれる。が、それだけに真相は曖昧にして欲しくはなかった。私はミステリー要素だけに集中して見てたんで「おっ、これはいよいよ◯◯◯◯真犯人か?」と思ったが。市川実日子は相変わらず硬い役が似合っている。広瀬すずは笑わん方が美人。原作もの大流行りの中、オリジナル脚本で勝負する是枝監督はもっと評価されて良い。
ぴのづかさん [映画館(邦画)] 7点(2017-09-20 15:52:25)
6.《ネタバレ》 難解、あまりにも難解だ。
鑑賞後解説サイトを読んでなんとなく理解したが、
納得はいかない。結局この映画は何を伝えようとしたんだろう。

法廷の腐敗?
聖書的神話?
それともただのサスペンス?

鑑賞者に委ねる作品、
それもいいけどなんだか焦点が定まっていない感じがした 。

蛇足だがこの監督のタイトルのネーミングセンスは相変わらず飛び抜けてる。
鈴木さん [映画館(邦画)] 6点(2017-09-19 22:18:52)
5.《ネタバレ》 人は自分の今までの経験を通して、あらゆる物や人を、自分の常識や理解の範疇に押し込める事で型にはめて、自分なりの善悪の基準で無意識の内に物や人を裁いている。
それは映画であっても同じで、今観ている映画を、自分の知識や今までの映画体験を通して、ジャンルを分け、筋道を考え、結末を考え、物語の意図を監督の意図を知ろうとする。
そうして理解しようとしなければ、理解が出来なければ、気持ちが悪いから。自分の器に、物や相手をはめなければ怖いから。
ラストの接見室の場面。重盛は観客も予想したであろう、三隅の意図(自分が犯行を否認する事で、咲江への言及を免れ、彼女を苦しめずに済む)を彼に投げかける。重盛は自分の器に三隅をはめようとし、若しくは自分が三隅の器にはまろうとし、同一化しようとする。それは視覚的にも提示され、それまで徐々に境界を薄めていっていた鏡面は完全に姿を消す。そして二人が重なり合う寸前、また二人は離れる。
観客も重盛も三隅の真意(そもそも思いがあったのかすら)も、犯行の真実も犯人も知ることは出来なかった。
確かな事は、司法制度という器に無理矢理はめこまれて、”死刑になった三隅”という人物がいる事実。
三隅は理解も共感も寄せ付けない。
この映画は、観客が安易な物語の枠組みにはめる事も、偏狭な物差しで裁く事も、観客にとって都合のいい真実を捏造する事も、特権的な視点を持つ事も許さない。
これほど挑発的な是枝作品は始めて観た。
ちゃじじさん [映画館(邦画)] 8点(2017-09-16 09:40:57)
4.おもしろかったです。 あっという間の2時間でした。 まず、ストーリーそのものがおもしろく、スクリーンに釘付けになります。 しかしながら、展開の遅さにちょっとイラつきます。 まあ、これは是枝監督のいつもの手法ですかね。 所々の細かい演出(重盛の娘の泣く演技、三隅のもったいぶったしゃべり、などなど)が、何か意味があるのかと思わせます。 あざといながらも、接見室の鏡面演出なども見事でした。 終わってみれば、テレビの2時間サスペンスの豪華版程度の作品かなあ~、って感じでした。
ミスプロさん [映画館(邦画)] 7点(2017-09-14 23:29:20)
3.《ネタバレ》 スターに対しても容赦のないロー・キーの画面設計。福山雅治をはじめ、『海街diary』で明朗な照明を当てた広瀬すずに対しても
表情の側面には常に暗い陰を落とす。福山に関しては窓を背にした逆光のポジションが圧倒的に多く相貌も定かでないが、
その分、眼に宿るアイライトの強度が印象深い。
メリハリのついた明暗のコントラストによって単調かつフラットになりがちな法廷劇の画面を引き締めている。
次第に境目を失う接見室の鏡面の用法も定石通り。

判決後、法廷を出て夕陽のオレンジを浴びる福山の背後で裁判所は真っ黒に潰れる。
熊井啓『日本列島』の黒い国会議事堂のように。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 6点(2017-09-13 23:24:52)
2.観る人によって色んな感じ方のできる作品。
本来なら、しかつめらしく得意げに持論を展開したいところだが、まだ2人目のレビューだしネタバレはしたくないので、当たり障りのないつまらないレビューを書きたいと思います。

まず、法廷ものというと勝った負けたの激しい応酬やバトルが見物ですが、この映画ではあまりそこに重きをおいていない。
根底に流れるのは是枝監督の得意とする家族愛だったり、人間の本質といったもので、エンタメ性よりもやはりそこは作家性が前面に出ていると思うので、是枝作品のファンなら絶対満足いく出来だと思う。
また、福山と役所の演技合戦は凄い緊迫感で圧倒させられた。

余談だが、前日に「散歩する侵略者」を観たせいで、すっごい真面目な好青年役の満島真之介が、今にもふざけ出すんじゃないかと気が気ではなかった(笑)
ヴレアさん [映画館(邦画)] 8点(2017-09-13 13:28:51)
1.撮影に入ってからも脚本の変更が相次ぎ、監督自身が迷走したらしいと聞いて、期待よりも不安が上回る状態で観に行ったが、いやいや、よく出来ていた。ベネチア映画祭コンペティション部門出品作だが、それに恥じるものではない。弁護士に限らず裁判に携わる者が感じるモヤモヤを疑似体験するみたいな。日本も裁判員制度へ移行したわけだからもはや他人事ではないなと。また、この着地点に至るまでも単純に面白い。これは多分、俳優・役所広司の凄さ。被害者への憎悪を吐き出す回の接見なんて鳥肌もので、共演者の一人、満島真之介はこの瞬間を「体に電気が走ったよう」と表現している。2時間釘付けにされ、その後もしばらく頭から離れない。是枝監督の新しいジャンルへの挑戦は成功に終わったと言えよう。
リーム555さん [映画館(邦画)] 7点(2017-09-10 00:34:00)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.75点
000.00%
100.00%
216.25%
300.00%
400.00%
516.25%
6212.50%
7743.75%
8531.25%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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