アンダルシアの犬のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アンダルシアの犬

[アンダルシアノイヌ]
Un Chien Andalou
1928年上映時間:17分
平均点:6.22 / 10(Review 36人) (点数分布表示)
サイレントモノクロ映画バイオレンスショート(短編映画)
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2015-12-26)【イニシャルK】さん
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監督ルイス・ブニュエル
キャストルイス・ブニュエル(男優)剃刀を研ぐ男
サルバドール・ダリ(男優)ピアノと一緒に引きずられる男(画面右)
脚本ルイス・ブニュエル
サルバドール・ダリ
撮影アルベール・デュベルジャン
配給フランス映画社
あらすじ
カミソリで女の目を切る。手に蟻が群がる。ピアノの上のロバの死体・・・。物語を語る映画の機能を否定し、イメージのみを伝えることを目的とした、ルイス・ブニュエルのアバンギャルド映画。シュールレアリスムの巨匠、サルバドール・ダリが共同脚本で参加。
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12
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36.《ネタバレ》 何といっても、ファーストシーン。本能的・生理的に嫌悪感をもつ目玉のカットシーンが、ある意味全ての映画。初見から、10年以上たっているので、シュールリアリズム的な描写はほとんど覚えていませんが、ファーストシーンは鮮烈。
にけさん [映画館(字幕)] 7点(2018-12-21 14:07:49)
35.《ネタバレ》 何を考えてんだかわけがわからない、でも何故か飽きないそんなブニュエルと言えば「アンダルシアの犬」。

個人的にブニュエルは「ビリディアナ」や「忘れられた人々」等メキシコ時代の傑作群で一目置く存在だ。
「よくこんな変な映画撮れるよ」と首を傾げながら拍手しちゃう監督だよ。

が、フランス時代の「アンダルシアの犬」はサルバドール・ダリ×ブニュエル・・・考えうる限り最高に意味不明な投げっぱなし映画が産まれないワケが無い。
ある意味映画を芸術(よくわからないけどとにかく凄いんだろうな)にしちゃったコンビです。
犯罪レベルで偉大な二人だ(きっと褒めてると思う)。

シュルレアリスムをテーマにした映画はジュルメール・デュラックの「貝殻と少女」を皮切りに
マルセル・レルビエの「人でなしの女」、
ジャン・コクトーの「詩人の血」、
日本でも衣笠貞之助の「狂った一頁」などがある。
が、それよりも遥かに難解を極めた作品がブニュエルの「アンダルシアの犬」なのだろう。

映画は芸術?娯楽?
無論娯楽以外の何者でもない。
「映画=映像、無粋な言葉はいらない」という考えには大いに賛同する。

ただ、ストーリーを重視する俺は映画の芸術性や美しさというものは自然に生まれる存在だと思っている。
ダリやブニュエルも「自分の夢を映画にしたら面白いだろう」という発想からこの映画を作った。
だってブニュエル本人が剃刀男を演じてんだぜ?
100%本気でふざけています(褒めてる)。
ダリもそんな格好で何してんだwww

悪夢、手、乳揉みと後のブニュエル映画の要素が揃った短編。

眼球ぱっくり、
謎の手首、
虫がたかるほど臭い手、
おっぱい揉んで吐血、
謎のピアノにロバの死体、
掴んだ木の板を銃に変える謎能力、
脇ツルツルで感動、
とりあえず砂浜・・・意味不明すぎる。やりたい放題すぎだろ・・・(乳揉みも)。
凄まじい嫌悪感、病みつきになると抜け出せない魅力・・・それがルイス・ブニュエル。
「黄金時代」も酷い映画(賛辞)だったよ。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-01 20:28:24)
34.《ネタバレ》 思春期の当時に鑑賞して、アバンギャルドなのはわかったけど何を描きたいのかわからなかった。
いま観返しても何を映したいのかわからない。
ただショッキングな映像を撮りたかっただけか。
afoijwさん [ビデオ(字幕)] 4点(2014-03-16 05:19:29)
33.言いたいことはないけど、表現したいことはあるんだ!という意気で撮られたのではないかと思いますが、とにかく記憶に残る映像の連続です。手のひらのアリは絶対忘れられない。
カニばさみさん [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2013-08-27 00:16:40)
32.映画史的には高い評価を得ているようだが、何を言いたいのか?史上初の残酷描写?シュルレアリズム?でもおかしいよね。シュルレアリズムといえば筋書きにつじつまが合わなくても許されて高い評価が得られ、B級娯楽作といわれると、ちょっとでも現実離れした場面や理屈に合わないシーンがあると駄作のレッテルを張られる。B級といわれるものにもいいものはたくさんあるし、逆に名作・傑作と評価されていても見るほどの価値のないものは多い。
風小僧さん [ビデオ(字幕)] 0点(2012-12-16 17:21:01)
31.ピアノを引きずり女に近づこうとしている男、これとまるきり同じ状況ではなくとも、似たようなことをしている男はいるな、という感じは持てる。あるいはいつか自分がこれと似たようなことをしそうだ、という予感。ピアノとか馬とか修道士とかに、一つ一つの象徴を当てはめてはいけないのだろう。ピアノに漠とした「重さ」を感じるのは象徴とは違う。でも男というものは、ピアノを引きずり女に近づこうとするような存在だなあ、とはしみじみ納得できる。シュールリアリズムとは、そういうもんなんだろう。エロティックな幻想にしろ、蟻にしろ剃刀にしろ、全編触覚的で生々しい。例の剃刀のシーンでは、女性観客の「やっ!」という叫び声が館内に響き渡った。そして全編実に明晰。シュールリアリズムとは、夢を明晰に記録したい夢なのか。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2012-07-18 10:03:31)
30.グランドピアノと聖職者を引っ張っていくところが面白かった。残念ながら、今の時代には、もう意外性もないと思う。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-15 15:25:05)
29.《ネタバレ》 「シュルレアリスム展」でまさかの上映をしていたので鑑賞。まさにシュルレアリスム、いや、他の絵画よりもある意味で引き立つ不気味さではあった。

■冒頭の有名な「眼をカミソリで切るシーン」、恐らく「映画史上最も痛いシーン」ではなかろうか。想像するだけで身震いする。そしてもう一つ有名な「切れた手をつつくシーン」、こちらは怪しい趣味ではあるがわりと普通の範囲内だった。

■腕に湧いている蟻は、ダリの他の絵画作品、例えば「記憶の固執」などにも描かれている。彼の作品において蟻は重要な位置を占めるよう。

■後のシーンはたいして記憶にも残らなかった。面白いかと言われると微妙。というか面白くはなかった。冒頭だけ見ておけば十分話の種にはなるし。

■ちなみに、美術館ということもあり、誰ひとり爆笑する人はいなかった。
θさん [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2011-02-18 01:48:52)
28.「シュール」という言葉を聞くとこの映画を思い出す。ルイス・ブニュエル監督というよりダリとの共同脚本という方が作品のイメージはわきやすいと思います。実際にダリの絵画に出てきそうなシーンはいくつかあります。わざわざ借りて見る程の作品ではないけど、変わった映画を見たいならレンタル特価の時に借りて見れば損した気分にはならないでしょう。15分程度の映像だし。
きーとんさん [DVD(字幕)] 4点(2010-07-26 00:00:03)
27.シュールの一言、いくつかの笑えるシーンがちりばめられているが故にこの点数。
シュルレアリスムの映像表現が多くない中、貴重な資料としての鑑賞とするのが良いのかも知れない。
円軌道の幅さん [インターネット(字幕)] 4点(2010-02-17 23:03:42)
26.面白いとは全く思えなかったけど、シュールであることは理解できました。いや理解しようとした時点で負けなんだろうな…。自分のキャパシティを超えた作品に点数をつけるなんておこがましいけど、しかたないな。
Balrogさん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-17 23:07:22)
25.《ネタバレ》 国立美術館のシュールレアリスム展で観ることができました。
DVDもっているのに、、、(それなのに見入ってしまったので、やっぱり自分はこの作品を面白いと感じているのだな、と実感しました)
しかし美術展で大きく映し出された映像を見ますと、やっぱ迫力が違いますね。
まさにシュールレアリスム絵画をそのまま映像にしてしまったかのようです。
異様な美しさと、当時これをやった作品としての強みを感じました(だいたい80年も昔の映画が美術館に展示されているものですから、それを簡単には否定できない確かなものがあります)。
表現されないもの、表現しようとさえ思わないものが映像の前面に出ている感じが素晴らしいです。
そしてシュールレアリストは、日常にある物をなんにでもエロスに変えてしまうのでしょうか。
紐を引っ張ってダリの絵画の一部が表れる様な場面は見事で、まるで次元がひっくり返ったかのショックを受けます。当時はちょっと怖かったです。
昔は自転車が倒れるところで爆笑したかもしれません。おもしろいです。
この作品の印象的な音楽が頭から離れません(DVD版)。
頭の中で音楽が鳴り続けていて困ります。
カルト映画の原点でしょうか。
自分はこの映像の中のエロスな感じと、ナルティシズムな雰囲気が好きです。
(上映時の人だかりが凄くて、あふれる状態で通路を確保するためにスタッフが大変そうでした。
そうかと思えば家の近くの中古DVD屋では同じ内容の映像資料が500円で売っているのに誰も見向きもしない在庫ありの状況です。
このギャップが面白いなと思ってしまいました。)
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-18 01:41:01)
24.な、な、なんだこれは・・・。起きながらにして怪奇な夢を観ているかのような感覚。友人から「面白いよ」と言われ借りたビデオだったのでコメディかと思っていたら、悪夢そのものでした(笑)。でも中毒性があって実は4回観ました…。嫌いじゃありません。点数をつけるのが難しい作品ではありますが、映像でこれだけ不思議体験をさせてくれたので7点を付けました。
ClocheRoseさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-10 02:17:49)
23.《ネタバレ》 1928年製作の古典的な作品を鑑賞。

フランス人監督ルイス・ブニュエルに画家のサルヴァドール・ダリが絡むことにより生まれた、映画史上に残る作品、とされている。

しかし上映時間は17分。
いくらなんでも短すぎる。

世間的な批評では、その短い時間の中に凝縮されたシュール・レアリズムが刻み込まれている、みたいな表現により、その内容の素晴らしさを表現した批評文を多く見受ける。

しかし、世間でとり立たされるこの作品について“名シーン”といえば、“眼球を剃刀で真二つにされる女”とか、“ピアノの上に横たわる気味の悪い動物”とかが大体のところだが、これ以外のシーンについては、意外と落ち着いた感じのシーンがほとんどであったりする。

つまり、全体が17分と極端に短いであるにも関わらず、全編に渡って緊張感がみなぎっているわけではなく、世間でとり立たされる問題のシーン以外は、大したインパクトを持っていないのだ。

もちろん、1920年代製作の作品であるからして、その時代を鑑みれば、これだけでも十分な内容なのかもしれないが、あくまで“現代も色褪せないそのインパクト”と呼ばれるには、少し不満な内容であった。


ただ、その中でもお気に入りのシーンが一つある。

それは、“少年が街のど真ん中で、チョン切れた腕を箱から出して、それを衆人環視の中で突付く”シーンである。

個人的には、その突付く“箇所”が妙に気になってしまった。

チョン切れた腕を普通に突付くのではなく、チョン切れた腕の、その切れ目の辺りのグチャッとした部分を突付くのだ。

これがまた微妙にだけど、気持ち悪い。

おそらく、このぐちゃぐちゃした箇所をつつくという部分において、監督の特別なこだわりも無いであろうし(多分)、大した意味もないだろうけども・・・

ま、こんな観点でこの作品を評している人はまずいないであろう。

しかし、この作品の有名なもろもろのシーンより、個人的には、このシーンが妙に気になったりしたのであった。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 4点(2007-09-01 21:38:24)
22.ダリ大好き。
Michael.Kさん [映画館(字幕)] 7点(2007-01-20 18:22:01)
21.冒頭から気持ち悪かった。
そして、伝えたいところがよくわからなかった。

でも、すごい作品なんだってのは伝わった。
Takuchiさん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-20 20:09:46)
20.映画生誕100周年を記念して作られた『百一夜』という映画の中で何度かこの『アンダルシアの犬』の例の“目”のシーンが映し出されていました。私がこの作品を長らく避けていたのはこの例のシーンがあったから。覚悟を決めて見てみた。おそらく例のシーンは中盤以降に出てくるだろうと勝手に思い込みながら。で、衝撃シーン。「いきなりかよ~」と泣きそうになりながらつっこんだ記憶がある。ダリとブニュエルの夢ですか。ということは作り手の深層心理を読み解く楽しみもあるわけですね。まぁ私にはムリですが。でも STING大好きさん のおっしゃるように映画にしかできないことを追求したこの作品の前衛性は高く評価されるべきかと。そしてその試みこそが映画作りにおいて最も大切なことなのではないかと今更ながら思いました。成功失敗に関わらずこういう試みがないと映画は滅びます。というのは言いすぎにしても発展はないでしょう。 <追記・18.5.8>  「シュルレアリスム映画の展開 」と題したプログラムで『黄金時代』(これまた凄い!)とともに上映されていたのを観ました。いや、何度見たってわかるわけないんですが、初見の衝撃とは違って、なんとなく納得して見終えてしまった。夢と夢が強引に繋がれて最後は良かった良かったというオチとして消化できてしまった。うーむ、、きっと日本語字幕がなかったせいで知らず知らず自分なりに画にストーリーをつけてたんだろうか?、、うーむ、、。納得して見終えてしまったことに納得がいかないという奇妙な体験をしてしまった。
R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-25 12:35:53)(笑:1票)
19.序盤の、あまりにショッキングな映像に正直驚いた。しかもグロくない。それどころか、妙なセンスの良さを感じるのは何故だろう。
点数をつけるのがものすごく難しかった。いろいろ調べたところ、この作品はブニュエルとダリが見た夢を映像にしたものだそうですが、もし本当にそうだとしたら本作は明らかに自己満足映画となるでしょう。21世紀の現代にも、監督の自己満足を満たすべく作られた作品がありますが、何かが違います。明らかに違う。歴然とした違いがあるのだけど・・・わからない。私が思うのは、価値観の多様化してしまっている現代人がこのような自分の妄想を映像にした異端な作品を作っても、観る側の人間がその嗜好を理解するのはかなり困難なのでは、ということです。しかし、1928年に作られたこの作品はどうでしょう。約80年経過した現在でも映画史上に残る傑作としての威光を放ち続けている。つまりブニュエルとダリの考えるところの芸術というのは、それくらいのどのような外風にも揺るがない強固な芯の通ったものということなのかもしれません。
傑作度評価(そんなものはないですが)は間違いなく10点なのですが、本作を観て大変勉強になったとも思うのですが、やはり私にとっての評価はこんな点数です(涙)
もっつぁれらさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-02-23 23:18:33)
18.映画を辿ればいつしか耳に目に飛び込んでくる。。ずっと『フランダースの犬』っぽいイメージを抱いてたんだけど?(笑)何度も観たけど、断片的で。。何で音楽はあんなに爽やかなんだろ?(笑)とりあえず初っ端から「うえぇ~!」と、思わせてくれる♪理解を求めて何度も観賞したらば、どんどん好きになってくるんですねぇ。。あの音楽がだいぶ効いてんだな。最後もかなり落としてくれるけど。。この二人に今の技術を伝授したら、えらい事んなるね♪観てみた~い!!
れこばさん 7点(2004-06-27 15:45:36)
17.映画を勉強するという意識のある人以外は見なくてもいいんじゃないでしょうか。
藤村さん 5点(2004-03-07 17:07:43)
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【点数情報】

Review人数 36人
平均点数 6.22点
012.78%
100.00%
200.00%
300.00%
4822.22%
5411.11%
638.33%
71130.56%
8513.89%
938.33%
1012.78%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review4人
4 音楽評価 9.25点 Review4人
5 感泣評価 8.33点 Review3人
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