1. 愛情物語(1956)
《ネタバレ》 ピアノ初心者のタイロン・パワーさんが練習して、ピアノをあそこまで弾けるようになる時点で、満点! この映画を観ると、僕もピアノを弾けるようになりたいなと思います。息子を授かった喜びと妻を失った悲しみの両極端で悩み苦しむエディの姿をみて、僕も子供を授かったときに、同じ境遇になったらどうなるんだろうと考えさせられました。過去から逃げ、時間は過ぎていっても、絆は不変のもの。最後の公園のシーンは、涙が止まらんかった。 。・゚゚(ノД`)あ゙~ん [DVD(字幕)] 10点(2012-04-07 21:15:40)(良:1票) |
2. アンタッチャブル
禁酒法とアル・カポネ。史実を元にした映画だそうですが、豪華な役者陣、練りこまれた脚本にすっかりのめり込んでしまいました。おそらく何度も撮り直したであろう、長く360度の立体感に満ちたカメラワークが凄すぎるッ!さすがブライアン・デ・パルマだッ!(自分の髪の毛をわざわざ抜いてアル・カポネ役を演じたという、)ロバート・デ・ニーロの存在感も圧倒的すぎるッ! ・デ・と入力するのが面倒くさすぎるッ!以上、終わりッ! [DVD(吹替)] 9点(2005-09-03 23:35:39) |
3. アイアンマン
アメコミだし、スーツのガンジョーさへのツッコミはともかくとして、圧倒的なパワーで気分爽快なアイアンマンの動きにしびれました。むかし、うちの近所に『小僧寿し』という寿司専門のお弁当屋さんがありまして、あるときキャンペーンで自分の似顔絵を描いて一番うまい子には、(店の人が段ボールで作った)巨大ロボットをプレゼント!という企画があり、当時ちびっこだった僕たちは、そのカッコイイ巨大ロボット(ただし素材は段ボール)がどうしても欲しくて欲しくてしょうがなく、友だちみんなで鏡を見ながら似顔絵を描いた懐かしい記憶を思い出しました。しっかし、一番最後の記者会見でトニー・スターク社長が言い放った一言は、ヒーローを夢見る男の子にとっては、言いたくて言いたくてしょうがない一言で、非常に共感をもてた(笑)。 [DVD(吹替)] 8点(2009-03-20 06:51:02)(良:2票) |
4. RV
《ネタバレ》 ちょっと序盤はテンポが悪かったけど、中盤からたたみかけるように笑いネタ満載で面白かったです。家族のつながりがテーマであるのは当然のほか、人の親切がどんどん裏目に入っていく様も面白かったです。現状に流されてると、お父さんの良さって気付かないもんなんですね。旅行に行けば家族の輪がつながるとか、安直な発想なんだけど、何もやらないよりはマシなわけで、仕事して給料かせいで家族にいい暮らしをさせてやることが一家の主の存在価値だとしたら、それほど空しいことはない、という展開は考えさせられるものがありました。こういうアホな映画に出てるロビン・ウィリアムスって、好きです。注意:う○こネタがありますので要注意です。 [DVD(吹替)] 8点(2007-10-23 21:07:25)(笑:1票) |
5. アサルト13 要塞警察
特殊部隊の突入の仕方がリアルで、テレビゲームのような銃撃戦がとてもハラハラして面白かった。吹雪の中の攻防戦という設定も閉塞感があって良い。サバイバル・アクションはやっぱこうでなくっちゃ。序盤のイーサン・ホークの切れた演技も新鮮で見どころがありました。 [DVD(吹替)] 8点(2007-08-22 18:08:01) |
6. ある日どこかで
《ネタバレ》 時空を越えた上品なラブロマンスでした。全編を通して、音楽がとても美しく、癒されました。サントラが欲しくなっちゃいます。肖像画の女性に、もう何十年も前の女性だと分かっていても惹かれてしまうクリストファー・リーブの演技も表情も上手かったです。タイムスリップの方法はお手軽でしたね、お金がかかってなくて。現代に引き戻されるシーン、(えっ、こんなときに!?)と意表をつかれました。脚本がよく練り込められていると思います。今観ても色褪せない映画というのはいいですね。結果的にタイムスリップに失敗してたんだけど、こういうのもいいのですね。 [DVD(吹替)] 8点(2005-05-30 16:22:03)(良:1票) |
7. あなたに降る夢
”もし宝くじに当ったら”というのが題材の映画なんですけど、温かい気持ちになれる映画でした。普通、いくら約束したからとはいっても、懸賞金を半分もあげられませんよね(笑)。ニコラス・ケイジもブリジット・フォンダも人のために使うお金の使い方が、歯が浮こうが何しようが、良いんです。自分の中では、この映画はクリスマスに観たい映画ベストワンです。お子さんのいる家庭の方にも観てほしいですね。お金の使い方を教えられます。 [DVD(吹替)] 8点(2005-05-25 17:36:13) |
8. アメリカン・ヒストリーX
《ネタバレ》 今まで見てきた黒人差別映画の中では、一角を担います。これまでの黒人差別をテーマにした映画は、大抵、白人と黒人が仲良くなりました、で終わりますが、この映画は少し違います。敬愛する父親を黒人に殺され、ハーケンクロイツを掲げ、黒人を敵視するエドワード・ノートンの抜群の演技力に尽きます。演技のためとはいえ、よくあそこまで肉体を極限まで鍛え上げたなぁと思いました。とても『ファイトクラブ』の序盤のようなひ弱な役者とは思えませんでした。後半、○○○での体験で黒人に対する見方を改めるあたりから、物語の真髄に入っていきます。後味も悪く、少しストーリーが破綻しているところもありますが、訴えるテーマは、白人と黒人は仲良くなりましょうだけではないと思いました。 [DVD(吹替)] 8点(2005-05-25 17:29:08) |
9. アイランド(2005)
《ネタバレ》 SF映画で大事なことって、映像だけでなく『どこまでその世界観にどっぷりハマれるか』にあると思うんです。思うにこの映画、2019年という年代設定もあり、現在の技術でももう少しで届きそうな電車のデザインやセットが現実離れしておらず、スッと物語に入り込めました。これって、けっこう大事なんです。あの、オシッコと一緒に出てくる虫とか、みんな同じ白い服を着てるとか、いろんな小道具を使って楽しませてくれました。管理された社会を最新鋭の機器で統制していき、その中の小さなホコロビがシステムを破綻させてしまう。ありがちですけど、テーマは分かりやすい。冷静に考えると、クローンたちのクライアントって、みな金持ちなんですよね? ずいぶん若い人が多すぎるような。ブシェーミの変な性癖がこの映画で、イチオシですね(笑)。 終盤、ダラダラ感はあったものの、面白かったことは確かなので、限りなく9点に近い8点ぐらいで。 [DVD(吹替)] 7点(2006-01-08 22:43:30)(良:1票) |
10. あの頃ペニー・レインと
バンドと追っかけの映画でしたが、ウィリアムの視点で観るか、ペニー・レインの視点で観るかの2つの楽しみ方があると思います。ラッセルのマジ顔がウィリアムに感化されているもの、と思って観ていたので、バンドとグルーピーたちと同行する中で成長していくウィリアムという、主人公の人間描写が分かりやすくて良かったです。ケイト・ハドソンがきらきら光っていました。 [DVD(吹替)] 7点(2005-06-15 09:14:44) |
11. アンダー・サスピション
《ネタバレ》 ジーン・ハックマン×モーガン・フリーマンという時点ですでにA級映画です。若手刑事の暴走がジーン・ハックマンの苛立ちを際立たせています。カメラワークも、犯罪の回想シーンに刑事モーガン・フリーマンを入れるなど斬新です。しかし残念ながら筋書きが面白くありませんでした。ラストのジーン・ハックマンの自供は、陰で自分を調べていた妻モニカ・ベルッチへのあてつけだったのでしょうか?せっかくのカメラワークなんだから、二コール・キッドマンの『ドッグヴィル』のように、舞台劇仕立てにした方がかえって面白かったかもしれません。 [地上波(吹替)] 4点(2005-05-25 14:35:54) |