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1.  コーヒー&シガレッツ
喫茶店などの喫煙タイムで、我々が日常よく目にする光景を掬い取ったのが今回のJ・ジャームッシュ作品。 11のエピソードから構成されているが、ここに登場する人物たちは必ずと言っていいほど複数であり、寸暇を一人で楽しむR・フレンチ嬢ですらウエイターが絡んでくると言った具合。それぞれのパートには実に個性的な顔ぶれが並んでいる。で、そのアトランダムな組合せから生じるミスマッチな会話の面白さが、本作の狙いなのかと問えば、否、会話そのものは大して面白いものでもなく、むしろ会話の噛み合わなさから来る気拙い空気を、コーヒーや煙草で間を持たせようとする、彼らのリアクションそのものに妙味があるという事なのだろう。エピソードとしてはS・クーガンとA・モリーナのパートが面白い程度で、それ以外は実に他愛ないものばかり。それにしても、ここに用意されている喫茶店あるいは喫煙室の無機質で殺風景なこと。モノクロだから余計そう感じるのかもしれないが、少しも楽しそうには見えないぞ。オセロの碁盤のようなテーブルクロス(カップが何故か余分にある)に、マルボーロとキャメルなど定番ものばかりで、忙しなく啜るだけのコーヒーと、ふかすだけの煙草など、まったく美味そうには見えない。コーヒーと煙草という本来の主役も、ここでは間を持たせる為の道具としてしか存在しないという、アンチテーゼともなっているようだが、旨みやコクといったことにはほとんど触れられない事で、「スモーク」でW・ハートがさり気なくお洒落に煙草をふかしていたシーンから伝わるものが、本作からは感じとれなかった。だから、少なくともこの作品を観た後で喫茶店に入ろうとは、私は思わなかった。
[映画館(字幕)] 6点(2005-06-02 18:33:29)(良:1票)
2.  コラテラル
ここに登場するT・クルーズは殺し屋だが、むしろ淡々と仕事をこなすビジネスマンといった印象で、従来の殺し屋のイメージとは大きく違う。初の悪役という事もあり、おそらく型通りの役作りを彼自身が嫌ったのだと思われるが、その為か、表層的には冷酷で非情な男ながら、かなり人間臭い面も表現できたように思う。そして一方、都会を仕事の場として生きている事では、J・フォックスのタクシー・ドライバーも同じである。違うのは仕事の中味。目的と手段とが異なる二人の男が一つの車に乗り合わせた事により生じる熱いドラマ。都会にささやかな人生の望みを抱いて生きてる男と、生きることに疲れ、こんな生き方しか出来ない自分に嫌気がさしている男。本作はそんな対照的な二人の男の生き方を通して、クライム・サスペンスのスタンスを保ちながら、都会で生きることの孤独を痛切に描いた作品である。とりわけ“街の片隅で野垂れ死にしても誰も気に止めない。都会とはそういうものさ。”というような意味のセリフは、自らの行く末を暗示すると同時に、父親の死に様の含みをも持たせ、都会の冷淡さと厳しさを痛烈に感じさせるエピソードとなっている。だからだろうか、生きていく事に執着するドライバーに対し、殺し屋は死に場所を求めて街を彷徨っているようにも見える。話が進むにつれて二人は、殺そうとする者とそれを阻止しようとする者として対立するのだが、孤立無援で闘いに挑むフォックスに対し、クルーズをターミネーターのような怪物に仕立て上げたのは、演出プランの計算違いというものだろうか。しかしそういったストーリーやドラマツルギーよりも、日常・非日常の世界が渾然一体となって息づいている大都会そのものが主役である事こそが重要なのであり、ロスの夜を舐めるように活写したカメラが見事な効果を上げ、そしてそれが美しく魅惑的であればあるほど、人間の寂寞感がより際立つ役目をも果たしている。終始都会的センスで描き切ったM・マンの力強い映像は、言葉よりも雄弁で、やはり凄いという他ない。
[映画館(字幕)] 9点(2005-05-26 18:17:41)(良:5票)
3.  コールド マウンテン
数年ぶりに再会したインマンとエイダ。このラブ・ストーリーの中核をなす、互いに恋焦がれた二人のドラマのそれは決して劇的でなく、唐突で実に呆気ない印象を受ける。本編中、最も感動的であるべき瞬間。しかしそれはその後にくる結末を際立たせる為の計算された演出であったことを、我々は後になってから初めて知る事となる。オープニングの華やかで世間知らずのお嬢様然としたキッドマンの顔立ちと、倒れ込んだインマンに覆い被さるようにして優しく擁く終盤の彼女のそれとの違いは歴然としている。そこには恋する乙女の初々しさは失せ、逞しく生き抜いてきたひとりの女性の姿がある。本作は、同じ民族でありながらも殺し合わなければならない虚しさとその哀しい歴史。あるいは人を想い続けていくことの大切さといった事を、今更ながら我々に知らしめてくれる。しかしそういった教訓めいたテーマ性も然ることながら、現実を生きていくことの厳しさを覚えたひとりの人間の成長物語としても実に良く出来た作品だと思う。長尺で波乱万丈の物語を、一大エンターテインメントとして手堅く纏め上げたA・ミンゲラ監督の手腕は高く買いたい。
8点(2004-07-30 15:36:36)
4.  コール
一見、手が込んでいるようでいて、誘拐した娘が喘息の持病があるという事を知っただけでうろたえてしまうような、回りくどいだけで実に底の浅い誘拐犯罪。キャスティングは適材適所だとは思うが、病気持ちの子供といったアイデア(ありきたり!)もあまりドラマに生かされてはいないようだし、隣人をも含めて第三者が絡んでこないというのも、ドラマツルギーとして余りにも弱い。それにしても、いくら共犯者とはいえ、医師として有るまじき行為でもある、筋弛緩剤(だっけ?)を注射したり、ハイウェイで大惨事を引き起こす事も厭わず、挙句の果てに犯人を平気で撃ち殺してしまうという、この夫婦のなり振り構わぬ人間性には唖然としてしまう。被害者も加害者も、子供の為なら後先構わず何でもやってしまうという恐さ。そして人間として倫理観の欠片も無い点ではどちらもどちらという皮肉が込められているようだ。この作品を観て言える事は、ストーリーにさほどの目新しさや魅力も無く、またそれぞれの設定に説得力がないと、焦点のぼやけた斯くも無残な作品となってしまうという事である。
4点(2004-01-12 16:53:27)
5.  ゴーストシップ
海洋冒険モノのライブ感覚と幽霊(屋敷)モノのファンタジー性とを半ば強引に結びつけた事で、どっちつかずの印象となった作品だ。そもそもゴーストの存在自体、理由や説明のつかないものだからこそ恐怖を感じるのであって、ご丁寧に、事の顛末が説明過多の為か、ゴーストたちや怪奇現象の怖さや神秘性というものが希薄になってしまっている。作り手側は躍起になって観客を怖がらせようとはしているが、少しも幽霊に見えない少女(喋り過ぎ!)や様々な仕掛けなどが、さっぱり生かされていない。要は不気味さが足りないという事なのだが、それと言うのも、自分たちの置かれた危機的状況をほとんど自覚していない、まったく緊張感のない脳天気なクルーたちという設定にしてしまったからだろう。(だいたい40年も前の缶詰や酒を普通、口にするか?)どうやらゴーストよりも無節操な人間のほうが遥かに怖いという皮肉が込められているようだ。
5点(2003-02-05 17:54:28)
6.  ゴスフォード・パーク
30年代のイギリス貴族の屋敷を舞台に繰り広げる、R・アルトマン監督お得意の群像劇。複雑に入り組んだ登場人物を手馴れた演出でひと通り紹介した後、ある殺人が生じる。しかし本作は犯人当てのミステリーと言うよりも、むしろ階上の貴族たちと階下の召使たちそれぞれが織り成す人間模様に、より重点が置かれている。とりわけ表向きは平静を装っているものの、台所事情の苦しい名ばかりの貴族や、様々な思惑が交差する中での退屈極まりない浮世離れした宴といった描写など、彼らのエゴむき出しの俗物ぶりが炙り出されていく。貴族と召使との対比の構図ながら、建前と本音とを使い分けて世の中を生きていくことは、人間すべてに通ずる事。結果的には復讐劇のようでもあるが、これは人間の宿命と情愛の物語と捉えるべきだろう。それにしても、登場人物それぞれに見せ場をもたらすこのアルトマンの新作には、ある種の爽やかさと品格を感じずにはいられない。
8点(2003-02-01 00:01:35)
7.  ゴッドファーザー
公開前、前売券を買い求める為だけで長蛇の列に並んだほどで、やがて一種の社会現象ともなり、記録的な大ヒットいわゆるメガヒットの先駆的な作品として今なお君臨している。長尺で重厚であるのにもかかわらず、当時ではまだ珍しいマフィアとその家族をその特殊性を踏まえて、娯楽色豊かに克明かつ具体的に描出し、アメリカの歴史の一段面として大河映画の形でクローズアップしてみせた本作の、アメリカ映画史に刻んだ功績は大きい。長尺を纏め上げる力量を示したコッポラの確かな演出力。パワフルで魅力たっぷりの原作のネームバリュー。M・ブランド自ら創り上げたゴッドファーザー像。N・ロータのドラマチックで甘美なテーマ曲等々、話題性には事欠かなかった。
8点(2002-05-05 18:17:16)
8.  コラテラル・ダメージ
オープニングからラストまで爆発シーンのオンパレードで、アクション映画としては余りにも脳が無いし、特にシュワちゃん作品ならば尚更そういう印象を受ける。しかしそのさまざまな見せ場には、それなりの工夫が凝らされており、観ている間ほとんど気にならないのは、さすがアンドリュー・デイビス監督の巧さによるものか。とりわけテロリストの妻子を、殺された自分の妻子と心情的にダブらせるという点を巧妙にアレンジした脚本には驚かされる。まさに油断大敵といったところ。ストーリーに大きく絡んでこない、特別出演のようなJ・タトゥーロやJ・レグイザモの“チョイ役”は余りにも勿体無い。
7点(2002-04-26 17:03:30)
9.  殺しのドレス
バス・ルームでシャワーを浴びる美女のエロティックさと、鈍く光に反射したカミソリの刃の怖さを、かつてこれほどまで克明に描写した作品は無かったのではないか。たとえ家庭の主婦であっても、その脳裏にはいつもエロティックな思念でいっぱいで、広大な美術館の中での行きずりの男女が互いに求め合う、まるで鬼ごっこのようなスリリングなシーンにも良く表われていると思う。そして銃器の一撃で呆気なく死ぬことより、カミソリの刃で危害を加えられるほうが生理的な痛みを感じ、より日常的な恐怖感を覚える。
7点(2001-03-15 14:46:03)(良:1票)
10.  コヨーテ・アグリー
憧れを抱いて都会へ出てきた若者が、仕事や恋に悪戦苦闘するといった青春モノの定番ながら、ここには安心して見ていられる心地よさがある。バーの乱痴気騒ぎは過剰気味だが、音楽とダイナミックな踊りの編集の巧さは際立っていて、この作品の人気の高さを証明している。
7点(2001-03-14 11:39:26)(良:1票)
11.  荒野の七人
世界のクロサワのは歴史的名作!・・・とは言うものの、みんなが支持しているとは限らない。そのなんとも泥臭い戦闘場面、そしていかにものヒューマニズムを押し出した“本家”よりも、“本作”の若々しく颯爽として逞しく闘い、そしてカッコよく死んでいく男たちに限りなく愛着を感じてしまう。今でもエルマー・バーンスタインのテーマ曲を聞くと、個々のシーンが思い出され胸の高まりを抑えきれない。
9点(2000-11-11 16:24:44)
12.  交渉人(1998)
売れっ子の主役二人は、はっきり言って最近出すぎ!しかも、ど~見ても二人とも主役ってイメージじゃないし。だから見ていても結末は想像できるし。そのラストもなんとも締りが無い。
6点(2000-10-19 23:43:11)
13.  コップランド
太ってて寡黙で気弱そうで、およそ従来のスタローンのイメージとは程遠い苦心の役作り。そのスタンスは最後まで変わりませんでした。クライマックス、聞こえない耳をおさえながら苦悶の表情で悪に立ち向かうシーンに、妙にリアリティを感じました。スタローンの作品としては好きなほうです。レイ・リオッタが珍しく善人役(?)で出演。
7点(2000-09-21 00:15:50)
14.  コンタクト
外宇宙から銀河系へ、そして太陽系のそれぞれの惑星を通り、やがて少女の目に受け継がれるというところを、ワンショットで見せきるオープニング・シーンや、実験台の爆発をパースペクティブなスペクタクルとして見せるシーン、そしてフォスターが思わず「なんて美しい・・・」と表現してしまう程、永遠ともとれる一瞬の間に見る異空間の素晴らしさ等々、我々観客にも疑似体験したような不思議な感覚を体感できる作品です。J・フォスターってどんな作品でも全力投球しているのがよく分る作品でもあります。
8点(2000-09-14 14:01:07)
15.  GODZILLA ゴジラ(1998)
日米の“ゴジラ愛好家”から総スカンを喰った気の毒な一作。初期の頃はともかく、後年、マンガチックなキャラクターに堕ちてしまった和製ゴジラに、特別な思い入れなどあるわけもなく、辟易していたところへ本作の登場。とにかく素直に楽しめました。エメリッヒ監督って見せかたに新しい工夫を凝らせる才能のある人のようで、特に前半、ゴジラが姿を現し街をノッシノッシと歩く姿を、仰角でとらえた撮影方法には度肝をぬかれました。ただ終盤のスリリングだけど“鬼ごっこ”みたいな展開はまったく意外で苦笑してしまいましたし、またミサイル攻撃で呆気なく死んでしまうのには物足りなさが残ります。この監督作品って「ID4」と同様、“画竜点睛を欠く”のような気がしています。さらに続編ができそうなエンディングでもありましたけど・・・。
9点(2000-09-14 13:32:00)(良:1票)
16.  恋におちたシェイクスピア
誰かこのアカデミー賞映画の“面白さ”を教えてください!
5点(2000-01-23 23:58:29)
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