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エスねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23593/
ホームページ http://kine.matrix.jp/
自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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1.  インセプション 《ネタバレ》 
何か月ぶりかの2連休で「さあ映画でも見ようか」というタイミング。最初は『イーグル・アイ』を選び、タイト (詳細はブログにて)
[インターネット(字幕)] 9点(2017-03-05 14:57:06)(良:2票)
2.  インサイド・マン 《ネタバレ》 
アメリカ映画ってよりアメリカ文学(スリック誌系)を思わせる知的な作品。とにかく観ていて楽しかった。スパイク・リーはお堅い政治的な告発から距離を置いて、「こりゃもうダメだわ」的な、開いた口が塞がらないってなスタンスでカメラを回していく。だから本当に楽しめる。 まず冒頭7分目にして銀行強盗開始、っていうスピード感が楽しい。 画面にシンクロしまくっているトボケた音楽が楽しい(『サブウェイ・パニック』を意識してるね)。 そして最近食傷ぎみな感じもする「日常で勃発するイラク的状況・グアンタナモ的シチュエーション」の描き出し方。この映画では他作と一線を画して、この映像表現の他人事っぷりが可笑しくてならない。犯人の出したクイズで、バカみたいに熱くなって激論するあたりなんか、まさにアルカイダを巡るマスコミの右往左往を見事に戯画化してますな。金庫室でのゲームや、終わり近くのジュリアーニ市長ネタもキレがいいです。 イラクを巡る状況に酷似する場面がいくつもいくつも意外なアレンジで登場する本作だが、白眉はやはり「それから60年後」の状況まで詰め込んである点だろう。今は看過してしまうような悪事の横行も、半世紀後には実を結んで花が咲き、その悪臭が当事者たちを苦しめる。今起こっている問題より、複雑で根深くて、社会の根幹に食い入る話だと思う。ここのパートの探偵役にジョディ・フォスターを当てた監督の慧眼には頭が下がる。当人も嬉々として演じてたみたいだしね。  映画発表当時から時代は下り、今はこの映画を「サブプライム的状況が画になった」と観る事もできる。怪しくても裁けない…損切り不可能な社会状況のやるせなさも、この映画の独特の苦味だろう。 やはりこれは、屈指のシナリオの良さが魅力の大きな部分を占めているんだな。久々に(スリック誌の)ニューヨーカー的インテリジェンスを画面から感じましたです。
[DVD(吹替)] 8点(2008-04-05 16:54:27)(良:2票)
3.  インビジブル(2000)
えーこの春、『ブラックブック』の宣伝でバーホーベン大将が来日した時、本人の口から「失敗作」のラベルを貼られてしまった可哀想な本作。フルチンで、しかも一肌脱いで(笑)まで演技したケビン・ベーコンが猛烈に (詳細はブログにて)
[映画館(字幕)] 4点(2007-06-13 18:24:34)
4.  硫黄島からの手紙
こりゃわかんねーなあ。本当に。 米国の観客に、イラクと重ねて観る事を強要してるとしか思えなかった。とりあえずは『星条旗』と同じ点数。でも、DVDで見直してもっと下がるかもしれない。 ナチ側だけから見た『パリは燃えているか?』みたいな感じもするし、何度も広瀬正の『マイナス・ゼロ』を思い浮かべた。戦前文化の最後のともし火というか、そんなものは感じる。 でもこれ、イラクと重ねる以外にどういう観方があるの? …と問いたくなる。
[映画館(字幕)] 3点(2007-05-10 21:51:40)(良:1票)
5.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 
頭の中でシナリオにまで戻してやると、主要キャラクターの塑像は実に素晴らしい。かつて勇猛な戦闘機パイロットだったのが、今は政治ゲームに明け暮れて優柔不断になってしまった大統領。天才的な技術力を持っているが、為さざるを最上として隠者のように世間を愚痴りながら生きる、ギークなテレビ技術者。友人や、果ては息子たちからバカにされ、トレーラーハウスで酒びたりの暮らしを続ける飛行機乗り。そんな、現状に屈した人物の行き交う物語でただ一人、直線的に、自分の生きたい生き方を貫き通す空軍士官…本来のシナリオは「ヒラー大尉の英雄的な行動に触れて、エリア51に集まった全員が自分を見つめ直す」という展開だったんじゃないだろうか。 だとすれば、この映画最大の欠陥は全体構成である。4日間の物語で、1日目が50分もある。人物を描く余裕がないのだ。敵の目的が明らかになる2日目の展開がアッサリし過ぎているため、大統領が戦闘機に乗るくだりは「ただの死にたがりのバカ」にしか見えない(実際には大統領は、最後の作戦が失敗すれば政府など不要になってしまう事を理解しているはずだ)。蝿男ゴールドブラムもキャラが立ちすぎて安心感が漂いすぎ。もっとナヨってる色白のユダヤ人技術者でなければ、後半の盛り上げ役にはなれない。アダプテーション男ラッセル・ケイスも、コメディリリーフではなく、もっと深刻な自己喪失に直面しているべきだろう。ヒラー大尉もウィル・スミスでは軽すぎる。彼に出会って改悛する奴なんて皆無のはずだ。 …このあたりの人情の機微は、ドイツ人のエメリッヒの理解できなかった部分じゃないんだろうか。彼の才能は、都市破壊までの複雑なシーケンスをわかり易くまとめた部分で遺憾なく発揮されているが、物語の根幹はエリア51の奥底で起こる、人間的なドラマなのだと思う。だがそこを描くにはエメリッヒの力量では全体で4時間必要だし、物語の本質をドラスティックに見切った英断が、良くも悪しくも本作の「軽快でバカな持ち味」に寄与した事は否定できない。素材が贅沢なのでハンバーガーにするにはちょっと惜しかったとは思うが、映画とは人を呼んでナンボなので、やはり彼は勝ったのである。 ●追記:どーでもいいけど、ここの投稿制限文字数も、本作を語るには短すぎるってば…。
[DVD(字幕)] 6点(2006-05-14 12:56:44)(良:2票)
6.  イーオン・フラックス(2005)
みんな悪りぃな。かつてないほどに満点のSFだったぜ。 各シーンの行間に覗く奥行きの深さを「ずさん」の一言で看過するなんて、そりゃ俺には無理だわ。これはマジモンのSFだ。70年代風でちとクタビレてはいるが、この数十年間語られて来た頭でっかちのテーマ主導型特撮作品よりは間違いなく面白い。もちろんクライマックス以後のストーリーはクズなんだが、この映画の価値はそこにはない。 以下にキーワードを挙げておくので、どれかにピピッときた御仁は見てみるのをお勧めしておく(ただ本作は別に大画面で見る必要はないので、DVDでも宜しいかと)。「チャールズ・L・ハーネス/ワイドスクリーン・バロック」「クリス・ボイス/キャッチワールド」「ブルース・スターリング/巣」「T・J・バス/神鯨」「アルフレッド・ベスター/分解された男」「ロバート・ホールドストック/リードワールド」「士郎正宗/ブラックマジック」「ジーン・ウルフ/新しい太陽の書」(追記:おっと大事な作品を忘れてた! 極北の未来SF、K・W・ジーター/「ドクター・アダー」「グラス・ハンマー」)…。 SFというのは論理の間隙を自らの手で埋める事で味わえるジャンルなのだ。『イーオン・フラックス』の様々な小ネタは、無味乾燥な思いつきのガジェット群ではない。すれっからしのSFマニアが味わうべき間隙が、ここには確実に存在する。  …見に行く前は、5点くらいにしてシャリーズ・セロンとメソッド演技の未来について語る予定だったんだがなあ…それは『モンスター』のレビューに譲ります(笑)。
[映画館(字幕)] 10点(2006-03-18 22:32:26)(良:1票)
7.  イントレランス
禁断のDVDボックス第3弾。いや10分以上集中して見れたことなかったんすよねコレ。で鑑賞してみて結局のところ、苦痛以外の何者でもなかったっす。わかりやすく、素直に一本の筋で語りゃいいものを…敬意を込めてこう呼ばせてもらうよ。「タランティーノの父G.W.グリフィス」と。ちなみに本作が発表された年は、フランスの西部戦線が泥沼の様相を呈し始めていた。これが世界大戦となる事を皆がおぼろげながら理解し始めた年。地獄の釜の蓋は既に開いていたが、アメリカはまだ参戦していない。つまり本作はアメリカ孤立主義最後の年の映画だ。想像を絶する巨大セット、そこで虫けらのように動き回り、虐殺されるエキストラ。グリフィスは20年早まったのかもしれない。「不寛容」は第2次大戦のテーマで、この時代のテーマは「シビリアン・コントロールの確立」だったからだ。『イントレランス』が絵としてのファシズムを予見していたと言えば、そう見えなくもない。そういう意味では恐るべき駄作だ。●追記:映画の基礎教養としては必須だなあ、とも思いました。『トロイ』なんて総パクリしてるのがわかったし。でもまあ、装甲車みたいなバビロンの秘密兵器には苦笑しかできなかったなあ(ペーターゼンも真似すりゃ面白かったのに)。●追記2:4つの物語を混ぜ合わせるという手法について。演劇論は大昔勉強しただけなんだけど、この時代にはまだ異化効果は考え出されていなかったはず。グリフィスは編集の力で同等の事をやり遂げ、演劇を越えていたわけなんだね。問題は工夫なく4作を混ぜ合わせた結果、むちゃくちゃ上映時間が長くなり、内容的にも同じ事の繰り返しとなってしまった点。この映画を評価する方には、一度、同じ手法で作られた『コンプリート・サンダーバード』を評価して頂きたいナと思います。
[DVD(字幕)] 3点(2005-05-12 00:55:20)
8.  イシュタール
オイラのバイブル。かなりのすれっからしが笑うべき映画。受けないギャグを受けないように演じる主役3人は、あの顔ぶれでなければただのバカだ。製作のビーティは『レッズ』撮影時のイヤがらせで、映画界に対してフラストレーションが溜まってたんじゃないかな? それをダスティン・ホフマンが横から煽って、受けないギャグを飛ばしまくる政治的ギャグ映画の企画に…というのが何だかありそうな筋書きだすな。後年ホフマンは『ワグ・ザ・ドッグ』でこの路線をもっと洗練させて演じるんだけど、『イシュタール』のベタベタさの方が好きだし、勇気あると思う。(【プチみかん】さんへ。無理せず純真なままでいてください。なんたってもう世間的にはラジー賞を取った大駄作ですからねー) (【映画異常者】さんへ。某有名監督の言葉「いやあ、映画って本ッ当にいいモノですねぇ」そのままですね。紹介できて幸せですw)
[映画館(字幕)] 10点(2002-09-01 19:31:53)
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