1. その土曜日、7時58分
かなり頭悪そうなハンク、多少はマシながら似たり寄ったりのアンディ、マトモそうに見えてマトモじゃない父親チャールズが織りなす泥沼劇にウンザリ。名匠、名優が集っていながらも何じゃこりゃな作品でした。残念! [DVD(字幕)] 4点(2023-10-23 11:07:54) |
2. その男ゾルバ
《ネタバレ》 クレタ島の老若男女が観るに堪えない下劣さで、いくら何でも死んだ途端に家財道具一切合切略奪してしまうのは演出ですよね。こんな風習ないですよね。アンソニー・クイン、アラン・ベイツが掃き溜めの地でウダウダやってるのも退屈で、締まりの無い失敗でヘラヘラ踊っているのに、気楽にいこうやと励まされるかと言うとそんな気にもなれない何じゃこりゃな作品でした。 [DVD(字幕)] 3点(2023-08-28 00:33:04) |
3. 続・猿の惑星
現在の紛争模様を見聞きしていて、荒唐無稽なバカ話には思えず、始終息を詰めて観ていました。 子供や孫の世代が陽の光を浴びず地底人として生きなきゃならんのか、エトセトラ、エトセトラ。考えさせられた作品です。 [DVD(字幕)] 8点(2022-03-11 03:24:05) |
4. ゾンビ津波
津波に乗ってもんのすごい数のゾンビが押し寄せるイメージがあったのですが。エッチラオッチラ泳いでくるのが何か微笑ましい。 噛み付き一辺倒のゾンビ達との攻防に、幼い頃、両親とテレビで見たフレッド・ブラッシーを思い出しました。悲鳴を上げる母、「汚いやっちゃ」怒る父、噛み付かれる瞬間「アカン!」顔を覆った指の間から見ていた私、今にして思えば彼は稀代の名優だったのですね。 血がドバドバ描写に少しずつ耐性がついてきたのか、まぁそれなりといった感じ。押し寄せてきた数と最後にやっつけた数の差が何とも・・もうひと頑張りして欲しかったかなぁ。 ただ、ゾンビが湧いてきた因縁話が、恥ずかしながら、核兵器など使わなくても見た目普通な極悪ウイルス持ちを都会に放てば安上がりやしエエんとちゃうんと思わされたところに加点。 お金も時間も損はしていないかなって言える作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-30 11:55:09) |
5. ソルジャー・ブルー
当時、凄い映画らしいという評判を聞いて以来今回念願の鑑賞。 ラストのスプラッター映画そこのけの婦女子に対する大虐殺に、ご都合主義の正義を振りかざすDNAは原爆投下の判断を下した者たちからソンミ村事件へと受け継がれているのだなぁと思いました。 一方でフロンティアスピリットとやらの本質・恥部を見せつける作品を世に送り出すのもアメリカならではですね。 [DVD(字幕)] 7点(2021-08-05 09:36:43) |
6. ゾラの生涯
《ネタバレ》 極貧から文豪として富と名誉を得たゾラがアカデミー会員の地位を捨てドレフュス事件に関わる事を決めた時に見たのは、別れた親友で「芸術家は貧しくあるべきだ、腹の膨らみと共に才能に贅肉がつく、足下が見えなくなる」と諫めたセザンヌの肖像画だったのが感慨深い。ゾラの法廷での演説、ドレフュスのあの「悪魔島」からの釈放シーン、ゾラの葬儀での弔辞、煽動者を使う権力者と容易く煽動される者達等見どころ満載で、ポール・ムニ驚きの重厚な演技に喝采を送る名作です。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-04-30 22:58:07) |
7. そして誰もいなくなった(1945)
《ネタバレ》 原作未読。クセの強い役者陣が織りなす展開で最後まで分からなかった犯人とその動機。犯人登場シーンは鳥肌ものでした。が、そこからが鉄棒競技で着地失敗の上に怪我までしちゃった、かのような結末で呆然であります。誰もいなくなったって、居てるやん、アカンやん・・・・・・以下省略。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-04-18 02:55:18) |
8. ソリタリー・マン
口から吐かれるご高説とは裏腹にやってる事は、そこらへんのサカリがついた犬猫と変わらない。マイケル・ダグラスなればこそ観るに耐えるシロモノだったが、孤高の「こ」の字もないソリタリーマンの与太話。とっとと忘れたい愚作。 [DVD(字幕)] 2点(2019-06-15 14:39:08) |
9. ソイレント・グリーン
《ネタバレ》 人口爆発による荒廃しきった2022年のニューヨークを舞台にした不気味な現実味を感じるSF作品。 「田園」と共に流れる曾ては確かに存在した地球の風景を見ながら安楽死するソル。 ソーン刑事はその美しさとソルとの別れに涙しました。 私はその撮影シーン数週間後に他界したというエドワード・G・ロビンソンのキャリア最後の姿に涙しました。 共生が置き去りにされた発展の末路を見せられた傑作です。 [DVD(字幕)] 9点(2018-04-22 01:10:08) |
10. ソフィーの選択
《ネタバレ》 三人の交流の中でエキセントリックなネイサンに嫌気がさしてきた時に語られるソフィの過去に気を取り直しての鑑賞。明らかになった、ネイサンの実像とソフィーの「選択」の内容。眠っているような安らかな死顔に、虚構に満ちた束の間の幸せの切なさが募る。つまらない人生を送りながらも、このような選択をせずに今も生きている幸せを気づかされる。 [DVD(字幕)] 7点(2017-01-08 00:18:01) |
11. ソルト
何時もながらの御意見無用で天下無敵のアンジーの暴れっぷり。やたらと飛び移るアクションはやり過ぎで醒める。一体何がしたいのか理解できなくてイライラが募るばかりで楽しめなかった作品。 [DVD(字幕)] 5点(2016-09-20 17:23:44) |
12. ソーシャル・ネットワーク
最年少での億万長者となったのを成功者、幸せ者と捉えるか否か、観る者の価値観に問いかけています。ジェシー・アイゼンバーグの好演は光るものの、無機質な話に喜怒哀楽の感情が湧かない作品でした。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-05 01:05:18)(良:2票) |
13. そんな彼なら捨てちゃえば?
人間関係を把握するのがやっとの状態。ドロドロした話でないのは分かるとしても、盛り上がりのないダラダラとした展開は退屈。何度か出てくるインタビューシーンの蛇足さが一番印象に残りました。挑発的なタイトルですが、捨てちゃうのは彼ではなくて、自身の依存心、執着心、復讐心ですね。 [DVD(字幕)] 3点(2010-01-07 08:37:38) |
14. 卒業(1967)
子供心に憧れを抱いたラストシーン。今観るとただの子供騙し。全てを親にあてがってもらう金持ちボンボンが持った自らの意志が母娘の掛け持ちとは。笑わせるにも程がある。ホイホイ付いて行くエレーンにも失笑。他者への配慮が皆無な行動を「若気の至り」「体制への反抗」とうそぶき、時代の象徴と美化する点に虫唾が走ります。感想が180度ひっくり返った稀有な作品です。 [DVD(字幕)] 1点(2009-09-28 17:50:33) |