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1.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 
前半は、厳しい視点の中にも地に足の着いた安定感のある描写が良い。特に、母親がスーパーウーマンでも何でもなく、ただ泣くだけ、立ちつくすだけ、または弱々しく抗議するだけというのが、逆にその中にある我が子への信念と愛情を、リアリティをもって裏打ちしている。●後半は、公聴会やら死刑執行やらと幅が拡がりすぎなんじゃないかなあ・・・と前は思っていたのですが、再見して気にならなくなりました。おそらくイーストウッドは、そこにあったもの、コリンズ夫人が体験したものはきちんと盛り込もうとしたんだろうけど、彼の場合、「これも入れようかな」とふと思っただけで、あっという間にまとめて入れ込んでしまえるんですよね。●それと、ぞくっとしたのは、偽ウォルターと実母の対面シーン、実母は物腰丁寧だし、再会を喜んでもいるんだけど、偽ウォルターが何か重大なことを言おうとすると、それに耳を貸さずに、ささっと汽車に押し込んでしまうのです。この一瞬が表す描写の重さ、奥の深さ!●カメラワーク、照明、音楽は相変わらず文句なし。
[映画館(字幕)] 8点(2009-03-23 04:25:36)(良:1票)
2.  チャイナ・シンドローム
単なる原発反対作品ではないのが良い。本当に怖いのは、原子力そのものよりも、それに関与する人間の心理なのであるが、この映画はそれをきちんと描写している。だから、内容に普遍性があり、20年以上経った今見ても面白いのである。主人公がヒステリックでも超人的でもなく、普通に冷静にきちんと段階を経ているのも、説得力を高めている。●再見して気づいた点。専門用語の数々を、見る側が理解できるかどうかとかいらん配慮なく、随所にちりばめているのが良い。登場人物のそれぞれが、自らの任務一直線(私生活の描写ほとんどなし)。だから、緊張感が最後まで途切れない。現実の厳しさや壁の高さと、それでも前を向く意志の力を同時に表現し、そしてさっと切り上げるラストも絶妙。
[DVD(字幕)] 8点(2004-01-31 04:33:59)
3.  小さな命が呼ぶとき 《ネタバレ》 
難病の存在をスタートとしながら、情緒に流れず、単なる苦労話に終わることもなく、作中の登場人物同様、まっすぐ目的に向かって作品が歩んでいる。ポイントは、薬品を製品として完成するための、ビジネスの側面や組織運営の側面に正面から向かっていること。その中で、主人公、博士、製薬会社の面々が、それぞれの立ち位置と間合いからぶつかり合っている。主人公は必要とあらば博士との決別も辞さないし、製薬会社の役員も、よくあるような金儲けだけ考えて終わりというようにはなっていない。だから、作品全体に力強さがみなぎっている。●作中、博士が60'sロックをがんがんにかけながら実験をするシーンがあるが、ラストでそれまでになかったような穏やかな笑みを浮かべる場面の挿入曲がクラプトンの"Change The World"というのは、ちゃんとシンクロしていて、気が利いてますね。
[DVD(字幕)] 7点(2015-05-13 00:19:13)
4.  チョコレートドーナツ 《ネタバレ》 
作品のテーマは、ゲイでもダウン症でもなくて、裁判後に弁護士がさりげなく口にする「それでも我々は闘わなければならない」「いつか希望はある」。そこで前を向いて走りかけた矢先、まるでその足元を引っかけるかのように、さらに起こる衝撃の事実。それでも主人公は"I(We) Shall Be Released"と歌い続ける。だからこそ湧き起こる自然な感動。●作中、司法制度の理不尽さが存分に描かれていますが、実はこれと次元において同じことが、「現在の」日本の家庭裁判所でも、むしろ堂々とまかり通っている、ということは知っておくべきです。●主人公の二人と子供が心を通わせる過程は、もっと時間をかけて見たいところでした(1年経ってるようにはとても見えませんでした)。その方が、そこから後がもっと生きたと思いますが。
[映画館(字幕)] 7点(2015-02-06 22:28:50)
5.  チャップリンの独裁者
メッセージは、突き詰めるほど、また純度が高まるほどに、言葉は単純化されて明確になり、かつ力強くなる。当たり前のことを当たり前に言うことこそが、最も難しく、かつ最も輝かしい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-05 03:15:12)
6.  小さな贈りもの 《ネタバレ》 
ネタ一発というか、最初のところで大体予想できるとおりの展開なのですが、確実な作りでテンポも良いので、安心して楽しめます。引取先候補の女性2人の露骨でない対比はなかなか新鮮でした。追っかけ役のマシュー・マコノヒーが何となくうるさいだけで、活用し切れてなかったのがちょっと残念かな。それにしても、象ってほかの動物に比べて動きや表情の幅が小さいように見えて、表現対象としては難しいのではないかと思うのですが、あれだけいろいろ表せるんですね。
[DVD(字幕)] 7点(2008-08-07 05:01:37)
7.  チョコレート(2001)
波乱も何もない淡々とした進行が、主人公2人の倦怠感、喪失感をそのまま表しているのが良い。だからこそ、2人の波長が共鳴していることが伝わってくる。恋に落ちているはずなのにハラハラもドキドキもありませんが、彼らの目には、世界はこのように映っているはずです。邦題も秀逸です。
[DVD(字幕)] 7点(2003-10-20 00:22:23)
8.  超高層プロフェッショナル 《ネタバレ》 
父を失って途方に暮れる娘が、頼れる男を捜し出し、そして昔の仲間が勢揃いして、何をやるのかと思ったら「建築中のビルを完成させること」ですよ!何と労働意欲あふれる、地道で真面目な作品なんでしょう!それだけで低い点はつけられません。ただ、途中で発生する危機が、物資の供給を絶たれるか(それも、上棟前なんで、結局は鉄骨しかない)、誰かが事故に遭うか、の繰り返しで、ちょっと単調な気はしなくもないですが、こういう作品に、ことさら飾ったようなアクシデントはいらないのです。●ところであの娘って、「おもいでの夏」のあのヒロインの人妻だったんですね!どう見ても8年後の今の方が若い、というか、当時が23歳だったということの方が驚き。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-01 02:13:03)
9.  チャーリーとチョコレート工場 《ネタバレ》 
チョコレート工場の見学という甘く楽しい設定が、毒々しい原色と悪意あふれる展開(子供に対してでも容赦なく制裁を下す)で彩られる中盤までは実に良かったのです。ところがその後、やっぱり家族は大切なんだみたいな優等生的なまとめ方で一気に収束してしまって、いきなり普通レベルになってしまいました。あの設定だったら、途中で消えた子供はそのまま帰ってこないくらいでもよかったと思うし、かりにチャーリーは家族を重視して家に帰るとしても、ウォンカは「だったら俺はそのまま引きこもるよ」と格好良く工場内に1人消えてほしいところでした。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-07 00:51:11)
10.  チャーリー(1992)
マリサ・トメイとペネロープ・アン・ミラーとダイアン・レインが一つの作品で見られるなんて!!とわくわくしていたのですが、みんなちょこっとずつしか出てなくてがっかりでした。ほかの脇役も含めて、せっかく出すんだったら、その人たちそれぞれの主人公の人生における意味合いや位置づけをきちんと消化してから出すべきでしたね。これでは単に「その人がいたからその役を作った」というだけです。もっとも、こんな誰が見ても畏れ多い役に果敢に挑んだロバート・ダウニー・Jrの度胸と勇気には敬意を表したい。
[DVD(字幕)] 6点(2009-09-14 23:04:39)
11.  チャンス(1979) 《ネタバレ》 
ほんとはこれって、もっとコメディ色の濃い作品になるはずだったんじゃないだろうか?いくつか、明らかにここは笑わせるポイントだろうと思しき箇所があるのですが、全体のトーンがとても静かで一様に淡々と進んでいくため、妙な教訓臭が漂ってしまっているのです。我々もこのチャンスのあり方に学ばなければならない、みたいな感じで。それだと、作中でチャンスの一言をありがたがっていた人たちと同じになってしまいます。あと、家を出た後に庭師としての主人公を感じられる部分が(言葉以外で)ほとんどないのが残念。それまでの人生の重みにリアリティを欠く結果となっています。
[DVD(字幕)] 6点(2009-05-05 02:41:45)(良:1票)
12.  チップス先生さようなら(1969) 《ネタバレ》 
主役2人のキャラの強さで大分得をしていますね。これだけでつまらない作品にはならないという感じ。ただし、せっかくその2人が躍動しようとしても、テンポの悪さによって間延び感を感じさせる結果になっている。110分くらいでもまとめられたんじゃない?最後の通知が来たときの一連のシーンでの「間」は強力でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-09-12 02:38:00)
13.  地球の静止する日
宇宙人来訪系のいろんな後発作の源流はこの作品にあるのだなあ、ということはとてもよく分かる。よって歴史的意義は大きいといえるのだが、今見てみると、単に作風が大らかで牧歌的なのを通り越して、制作者の世界観自体が単純に過ぎるので、やはり食い足りないといわざるをえない。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-05-24 00:58:11)
14.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 
中盤過ぎくらいまではキリシタン弾圧場面がやたら執拗で、これはやっぱりキリスト教万歳映画だったんかいな、スコセッシは何がやりたかったんだ、と思ってきた頃に、待ってました、ニーソンとガーフィールドの対決。「日本人は毎朝登る太陽に神を見ている」というニーソンの一言は強烈で、この辺の議論をもっと聞きたかったのですが。また、「日本の信者は神のために死んだのではない、君のために死んだのだ」という一言も、本質を突いています。このシーンがあっただけで作品が大幅に救われました。あと、美術や衣装や役者の立ち居振る舞いは、最近の作品には珍しく、時代劇として及第点です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-30 01:34:23)
15.  小さな巨人 《ネタバレ》 
とにかく、細切れのエピソードをひたすら最後まで都合よく積み重ねているだけなのですが、終わってみたら何となくまとまっている気がするのが不思議。主人公が最後までうだうだしていて、何かがあっても別に立ち向かうわけではないという設定で通しているのが(序盤で主人公は銃撃が得意であることが描かれながら、その能力を使う場面は最後まで登場しない)、作品に一貫性を与えている。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-09-14 23:26:52)
16.  チャップリンの殺人狂時代 《ネタバレ》 
終盤入口くらいまで、同じような女性引っかけシーンの繰り返しで、これはやっぱりつまらないかなと思っていたのです。しかし、温室でのたたみかけるような笑いを経て、ホテル前での逮捕を覚悟した別れのシーンは突出しており、ここだけで作品の印象が一気に変わっています。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-05-15 02:23:50)
17.  地上最大のショウ
サーカスのシーンの映像的迫力は認めますが(象の行列とか)、それ以外のドラマ部分が、同じようなシーンの繰り返しで退屈です。また、サーカスのシーンも、「何でその場面が必要なのか」という考察抜きに積み重ねられても、インパクトが薄れてしまいます。
[DVD(字幕)] 5点(2009-10-04 23:53:00)
18.  チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 《ネタバレ》 
予告編とキャスティングから、主演2人のハッピーでラブリーなロマコメを勝手に想像していた私がアホでした。主人公はアフガンの難民キャンプを見回って涙しますし、各地を駆けめぐって予算の確保に奔走します。基本的に真面目な作品です。ですが、全体的にあまりにもとんとん拍子に進んでしまうので、それはそれで拍子抜けしてしまう感じ。きちんとやろうとしたら、120分以上はかかるはずでしょうね。もっと、様々な立場の人たちのいろいろな思惑まで踏み込んで描いてほしかった気がします。
[映画館(字幕)] 5点(2008-05-19 01:40:22)
19.  沈黙の戦艦
やっぱりアクション作品って、環境設定・条件設定が大事なんですね。洋上の艦内という限定された空間だからこそ、主人公が強すぎでも、無理なく作品が進行しています。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-04 03:17:29)
20.  チャイナタウン
主人公の調査なり行動が最初から最後まで一本調子で、真相の判明も単に運良く適当に分かっただけという印象が拭えませんでした(事件の背景自体、そんなに新鮮味のあるものでもないし・・・)。ラストシーンも、インパクトや意外な着地を狙ったというよりは、単にちゃんとした締め方が思いつかなくてああなってしまったという感じ。気怠い音楽で雰囲気はよく出ているので、点数はそこに対して。
[DVD(字幕)] 5点(2007-09-09 03:00:24)
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