1. テレフォン
《ネタバレ》 アクション映画を期待するとがっかりすると思いますが、スパイ・サスペンスとしてはなかなか面白い。これは脚本がピーター・ハイアムズとスターリング・シリファントということで納得。ところどころはさまれるアクション場面がいいアクセントになっています。展開はどちらかというと地味なのですが、順を追って堅実に進んでいくためか引き込まれてしまいます。バーバラが最初から二重スパイであることをにおわせる演出もいい。CIAのパターマンちゃんのようなユーモラスなシーンもあり、バランスのとれた良作でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-21 15:55:26) |
2. テレマークの要塞
《ネタバレ》 登場人物に魅力がないのが致命的なんですよね。主人公2人も没個性的ですし……。ロルフ教授と元妻の関係も中途半端な扱い。アクションもそれほど見どころがあるわけでもなし。最後の沈没のシークエンスは悪くなかったですが。 あと、ナチの原爆製造を阻止して一応めでたしなのですが、その後アメリカが日本に原爆を2発も落としたことを、実際にこの活動に参加した人たちはどう思ったのでしょう。そこのところがものすごく引っかかる。そういう点からも、日本人は見ない方が賢明かもそれません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-11-15 11:03:48) |
3. テラビシアにかける橋
《ネタバレ》 あの2人何歳の設定なんでしょう。秘密基地ごっこをする年でもないかと思うんですが。 それはともかく、テラビシアが架空の世界にしては力が入りすぎのような気も(笑)。もっとちゃっちくて現実世界と明らかに区別がつく方が、それらしかったと思います。あくまで現実世界がメインなわけですから。 レスリーのことを忘れないために彼女が作り出したテラビシアが存在し続けるというのはわかりますが、どうも最後は納得しかねます。2人を結びつけていたものは、テラビシアしかなかったのか。そうだとすると、やはり悲しいことではないかと思います。あの8年生のいじめっ子女子が関係してくるのかもしれませんが、そこまで描かれていないですし。普通の大人からすると、ジェス君にはお父さんの言うとおり、もっと現実を生きてもらいたいですね。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2013-08-10 20:33:47) |
4. 天使にラブ・ソングを2
《ネタバレ》 やはり、前作に比べると落ちますね。いつのまにか聖歌隊の結成に生徒が反対しなくなったり、本番前の生徒の心情がコロコロ変わったり、あげくにはあっさり優勝したりと、ご都合主義が目にあまります。リタと母親のエピソードも、もう少し掘り下げてもらいたかったところ。それと学校を舞台にしたため、デロリスと合唱団員の関係が完全に指導者と生徒という立場になったのもマイナスでしょう。前作では、あくまで同じシスターということで、仲間意識が芽生えたことがポイントでしたから。 あと学校を舞台にしたのなら、映画よりもドラマの方が生徒たちの個性も描けてよいのではないかと思います。実際、「glee」というドラマが制作され、人気を博しています。そのプロトタイプになったという意味では、必ずしも失敗とばかりは言い切れません。あと、ノリノリのエンド・クレジットは無類に楽しい。 ちなみに、修道院長と校長の会話に“オマリー司教”が出てきますが、これはやはりビング・クロスビーが演じたあの映画を意識してのことなんでしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-19 15:12:25) |
5. 天使にラブ・ソングを・・・
エンタテインメントとして楽しい映画でした。よかったのは、修道女の皆さまの平均年齢が高そうなこと。仮に日本で同じような映画を作るとしたら、もっと若い子を増やすと思うのですが、本当におばさんやおばあさんばっかり。それがかえってリアルだし、そういう方たちがノリノリで聖歌を歌うというのは意外性もあって楽しめました。人物の描き方はやや薄味なのですが、歌が入って時間が短めになることを考えると、しかたがないでしょうか。もうちょっと修道女たちのドラマも見てみたい気がします。ビンスとその手下はちょっと抜けていて、いい助演ぶりでした。犯罪がらみですが、老若男女に勧められる作でしょう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-18 21:56:55)(良:1票) |
6. 天地創造
映画版聖書物語ということで、聖書(創世記)のお勉強にはいいんじゃないでしょうか。ただ、エピソードの羅列で流れが平板なところが残念。ノアの洪水が一番よかったと思うし、スペクタクルシーンもそれなりに見せていたのですが、盛り上がりに欠けたような気がします。 まあ、こういう宗教がらみの映画はいろいろと気をつかうでしょうし、聖書の映像化となればなおさらでしょう。結果として無難な(無難すぎる?)できになったのではないかと推察します。映画として見ると、面白味が少ないです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-03 08:37:07) |
7. テキサスの五人の仲間
《ネタバレ》 どんでん返しがあると聞いていたので、評価しにくいのですが……。でも本作のポイントはそのどんでん返しではなく、帰宅してからのジェイソン・ロバーズの行動だと思います。それだけに、実はジョアン・ウッドワードの方がポーカー狂だったとかいうオチは、笑いを狙っているのでしょうがなんか不快です。というか、子供まで使って騙そうという連中が不快。あの五人がどれほど悪いことをしたのか、そのあたりが具体的に描かれていないものですから、騙した方を正当化したり同情したりすることができません。結局、爽快感を感じないまま終了となりました。まあ、一度見れば十分ですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-25 20:44:44)(良:1票) |