1. 熱砂の秘密
連合国万歳作品であってもスリル満点での怒濤の展開はワイルダー作品ハズレ無しの快作。 怪物チックなロンメル将軍を演じたエリッヒ・フォン・シュトロハイムの強烈に過ぎる怪演が特筆もの。ジェームズ・メイソン版ロンメル将軍とどちらが実際人物に近いのか興味深いところです。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-05-09 03:05:52) |
2. ネバーセイ・ネバーアゲイン
意外と楽しめました。ソフトバンク会長が浮かんだクラウス・マリア・ブランダウアーの味のある悪役ぶりが目を惹きました。ローワン・アトキンソン出演に100へぇ。ビーンを思わせる怪演にクスクス笑いが止まらなかったところです。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-06 03:21:01) |
3. ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
《ネタバレ》 レンタルした理由が今も思い出せないのですが、掘り出し物の逸品でした。絶品だった御年77歳ブルース・ダーン。ヨタヨタ、頑迷、寡黙、痴呆気味、威厳無しと良い所皆無のウディがデイビッドに「何か残してやりたかった」と語る姿に涙が止まらなかった。親としての思いを知る由もない周りの者達のおこぼれにあずかろうとせびる台詞「・・・・・筋を通せ!」真相を知っての掌返しの嘲り、それぞれの生々しさに腸が煮えくり返る。この部分の演出、演技は特筆もの。デイビッドの粋な孝行に「良かった」と思うと共に、自分が父親に何一つしてあげられなかった後悔が押し寄せる。 [DVD(吹替)] 8点(2019-02-04 16:54:06) |
4. ネバダ・スミス
《ネタバレ》 オープニングで登場したカール・マルデン、マーティン・ランドー、アーサー・ケネディの人懐っこさにまんまと騙された私。狂った目つきで狼藉の限りを尽くす姿が強烈過ぎる。執念でこの三人を追い続ける過程で多くの人と出会う事で成長してゆく少年を演ずるスティーブ・マックィーン(さすがに未成年には見えなかった)は何時も通りのクールさと何時もとは違う未熟さを見せる。ラストシーンでの「殺す価値が無い」という一言に、とるに足りない人間に憎む価値など無いと思っている私はいたく共感。物語に厚みを加えたブライアン・キース、ラフ・ヴァローネも忘れ難い。ウエスタンの秀作。 [DVD(字幕)] 8点(2018-08-27 00:59:07) |
5. ネットワーク
誇張されている事を差し引いても、損か得かでしかモノを考えない心貧しい面々がギャーギャー喚き立てる不毛さが鬱陶しくてたまりません。輪をかけて鬱陶しいのがウイリアム・ホールデン演ずる人物、その言動に失笑しっ放しでした。 [DVD(字幕)] 2点(2009-11-05 23:13:47) |