1. パッセンジャーズ
色々な映画のツギハギのような印象はあるものの、すっかり騙されてしまった。ミステリ小説を読んでいるようなわくわく感があった。こういう作品は冗長になりがちだが、すっきりと短くまとめているところも好印象。ちょっぴり切なさを感じる要素もあり、つぎはぎ映画ながらも見たあと温かい気持ちになれた。 [映画館(字幕)] 6点(2009-04-06 07:02:35) |
2. バーティカル・リミット
映像は予告編で観せられた部分以外、目立って特筆する部分も無い。演出もありがちで、どこかで観たような展開が続く。主人公たちの愚かな行動もハラハラするどころか呆れるだけ。雪山の中で発見した凍死体は綺麗だったが、映像として印象に残っているのはそれだけ。パニック映画は迫力や映像にこだわるのは最低限だと思うのだが、本作は失敗の部類に入るのでは?なぜ当時話題になったのか、それは宣伝方法が良かっただけに過ぎないと痛いほど感じた作品。残念ながら鑑賞後には、劇場で観た自分が愚かだったと思わずにはいられなかった。 2点(2004-06-13 20:15:19) |
3. バッドボーイズ(1995)
内容的にはパッとしないので、主演の二人に思い入れが無ければ退屈に感じられる作品。(私はウィルスミスのファンだったので、当時劇場に二度とも足を運んでしまったのだが)サントラが話題になったので、私のように音楽先行で興味を持った者が多かったのは事実であろう。ストーリー展開も先が読めてしまうが、ポリスヒーロー物として気軽に楽しむのであれば問題ないと思う。過剰な期待は危険だが。 4点(2004-06-13 19:55:37) |
4. ハルク
なるべく早送りしないで観ようとつとめているのだが、この作品は何度も早送りしたくなり、それをこらえるのが大変だった。 いかにもCGなハルクには目を瞑るとしても、この展開の退屈さは一体なんだろう?ラストはありがちながらも嫌いな終わり方ではない。しかしこの煮え切らなさは一体なんだろう? コミックのようにコマ割りされた画面が新鮮だったのと、音楽がそこそこ良いと思えたのが救い。(バリエーションが少なすぎるのは否めないが。何度も色々な場面でテーマソングを使いすぎている) 2点(2004-04-02 17:42:25)(良:2票) |
5. ハンニバル(2001)
胸が悪くなるような映像はグロテスクを通り越して恥美。しかし「羊たちの沈黙」のような心理的な怖さは今回感じられず、レクター博士は狂気が失われて今回はただの悪趣味な変人。そこが楽しいといえば楽しいのだが。希望をもたせたラストに救われたようなものである。エログロを徹底して描くという姿勢には感心するが、映画の面白さとはまた別の問題。 4点(2004-02-02 21:41:25) |
6. パール・ハーバー
後味が悪く疲れる映画。日本の描き方が変だからという理由ではない。アメリカが作る映画なんだからアメリカ万歳になるのも別に構わない。しかし無駄に長いのである。攻撃シーンは確かに迫力があったが、どろどろした三角関係に無理やり戦争をくっつけただけの中身のない薄い物語にはがっかりさせられた。何がいいたいのか最後まで観ても結局理解不可能。 2点(2004-01-27 14:01:09) |
7. バックドラフト
よくあるパニック映画なのだが、兄弟愛というテーマが映画の質を底上げしたように思う。前妻とのゴタゴタは余計。しかしながら消防士を凛々しく描いた点と音楽が素晴らしい。火の迫力も満点。 9点(2004-01-27 03:50:38) |
8. パーフェクト ストーム
《ネタバレ》 自然パニック系お得意の緊迫さもあり、切なさもあり。個人的には実話というエピソードも手伝って面白く観れた。ハリウッド映画お約束の主人公だけ生還というオチではないところが新鮮。ラスト、大海の中で一人漂うジョージクルーニーの姿が切ない。簡単に言ってしまえば自業自得なのだが、そこに人間の愚かさが描かれているようで興味深い作品である。 8点(2004-01-27 02:21:43) |