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あばれて万歳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1201
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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21.  バーニング・オーシャン 《ネタバレ》 
同年2016年に公開されたパトリオットデイと同じピーターバーグ&マークウォールバーグコンビによる実話物。  映画終盤に実際の当事者などの映像が流れ、また犠牲者の写真と名前が出て追悼が行われるとこなんかは全く同じフォーマットで、その既視感がすごごすぎます。 ここはもうちょい変えてもよかったんじゃないでしょうか。  扱う内容が違うだけでコンセプトとフォーマットがほぼ同じ映画となると純粋に映画としてどっちが面白いか…という事になるわけですが、こちらは爆発するまでが無駄に長い上に爆発してからはイマイチ何が起きてるのかわかりづらく、しかも爆発して脱出したらそれで映画終了…なので話の面白さとしてはイマイチ。 あちらに軍配が上がる事になってしまいます。  それはさておき、このメキシコ湾の原油流出事故について、日本ではそのあとの原油流出についてはいろいろ報道されていたものの、とっかかりとなった採掘基地の爆発炎上については「採掘基地での事故により原油が流出し」と1行で片付けられてほとんど詳細が報道されていませんでした。 ところが(考えてみれば当たり前なんですが)その採掘基地で実際に事故に巻き込まれた人にとって見れば人生の一大事件なわけで、一般には事故があったという一行で片付けられている事件もその当事者にとっては大事件である、という当たり前の事実に気づかせてくれたという意味では貴重な発見をもたらしてくれた映画だと言えなくもありません。
[インターネット(吹替)] 6点(2019-12-20 15:34:49)
22.  パトリオット・デイ
実話をもとにした映画というのは独特の重みというか緊張感があり最後まで飽きずに見入ってしまう映画が多い気がします。 しかもそれがまだ記憶に新しいボストン爆弾テロの話となるとなおさらです。  しかし一方で純粋に映画として評価する場合、何しろ実話である以上脚色等にも限界があるわけで、というか基本的なストーリーは誰かが考えて作ったものではないわけで、一定以上の評価が与えづらいというのも事実。 だって普通の映画だと存在する「ネタバレダメ絶対」が基本的に存在しないわけですから、その時点で普通の映画とはすでに評価軸が違うわけです。  というわけで、面白い(というか最後まで緊張感をもって観る事ができる)映画ですが「映画」として評価するとまぁこんなもんでしょう、という7点です。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-12-16 17:48:19)
23.  PARKER/パーカー
悪党パーカーシリーズといえば、ウエストレイクの代表作でアメリカを代表するクライム小説の有名シリーズなわけです。 (日本で言えばルパン三世とかコブラみたいな感じですね、ってここは小説で例えるとこじゃないのか?)  で、その有名なシリーズが映画化されたものを観て自分が思う事は…いやぁジェニファーロペスはケツでかいっすね。だがそれがいい! もうほんとそれ。それだけです。 劇中で何度かスパイスのように強調されるジェニファーロペスの尻。 たまらんものがあります。 実際、お母さん役のセリフにも「お尻そんなに目立っちゃて」ってのがあるから、これはもう確信犯であるわけで。  そんな彼女のお尻が気になった私は、映画を観た後ついつい「ジェニファーロペス 尻」で検索してみました。(したのかよ) すると「ジェニファーロペスといえば最近ブームの巨尻セレブの先駆け」とか書かれた記事が複数。 巨尻セレブ…だと??どこでブームなんだ、それ? 世の中にはまだまだ自分が知らない事があるんだな…と思うと同時に、そういう学びを与えてくれるきっかけとなる映画って素晴らしいな、と…思う今日この頃です。
[地上波(吹替)] 7点(2019-10-24 01:54:30)
24.  パシフィック・リム:アップライジング 《ネタバレ》 
世の中の多くの人と感想が異なるのですが、私は前作よりこっちの方が好きです。 前作は画面もストーリーもアクションなんかもちょっと暗すぎ重すぎでした。 まぁイエーガーの設定厨感とかは前作の方がはるかに上で、今回のは細かい詳細不明でその辺の面白みにかけたりするし、個々のキャラの掘り下げが足りないので登場人物の有象無象感がすごい…とかいろいろ問題あるわけですが、しかし単にロボットと怪獣がガチャガチャ戦う面白さはこっちの方が上かなぁと思うからです。 ストーリーも実にありがちで悩む要素もないですし。  ちょっと「あー」と思ったのは東京の街の中国感。 東京感があまりに薄い!もうほんと中国! (富士山と東京の距離感が近すぎるのは作劇上の都合でどうでもいいんですが) はるかな昔、かつてのベストキッド3で映った日本の風景がどうみても日本じゃなかったあの頃とこのあたりは何も変わってなくて、やっぱ西洋人から見ると東洋の街並みってみんな同じに見えるのかなぁ、と思ったりします。  一番好きなシーンは、東京の街中にガンダムの像があって「お、ガンダムじゃん」と思ってるとその建物の看板に「アナハイム」の文字があるあのシーン。この(日本人でもほとんどの人がわからないであろう)相当なマニアックさはまったく嫌いじゃありません。あそこは観ててさすがに笑いました、はい。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-06-16 23:31:51)
25.  パラノーマル・アクティビティ
非常に評価が難しい映画です。 誰もまだこの映画を知らないときにこれを観て「面白い!」と絶賛した人達は確かに面白いと思ったんでしょう。 が、しかしそこで話題になる事で、多少なりと映画の内容についても語られてしまうわけで、そしてその「多少語られる」だけで、もはやこの映画の価値はなくなってしまいます。だから、それから観ても「んーー?」って感じになっちゃう人が続出したのかな、と。  そういう意味ではびっくり箱と同じような映画…というかびっくり箱そのものであって、知らない人を驚かす以外に何の内容もないので話題になってから見た人の酷評が増えちゃうという。  とりあえず低予算でアマチュアが撮った映画がここまでヒットした事自体は素直に賞賛したいと思います。
[インターネット(吹替)] 5点(2019-05-30 14:19:49)
26.  her 世界でひとつの彼女 《ネタバレ》 
マイクロソフトが開発したAI女子高生りんなが高校を卒業してアイドルを目指すと発表されたのが今年の3月の事(そして実際にエイベックスと契約しました)。世の中にAIスピーカーは潤沢に存在し、6年前に作られたこの映画もいまやわりと他人事ではなくなってきました。 が、しかし、そもそもこの映画、多分そういう事を描きたかった多のではありません。どんなにうまくいってるように見えても、目に見えない愛というものはいつ崩壊するかわからないし、裏で相手が何を考えて何をしているか、お互いがそれぞれ人格をもっているからこそ本当のところは全く何もわからないのです。 それをAIという人間離れしたものを使う事でカリカチュアライズして描いてみたのが映画の本来の目的であって、サマンサがAIかどうかはあくまでも作劇上のギミックの一つにすぎない…というところなのでしょう。途中に出てくる621人の恋人がいるなんて話も最近のポリアモニーとそうでない人の恋愛観の違いみたいなものでそれこそただの価値観の違いにすぎません。恋愛の価値観なんて人によって本当に全然違うんですし、だからこそ恋愛では何かと価値観が…といわれるわけです。  まるでクラークの「幼年期の終わり」のようなオチは、SFフアンなら慣れ親しんだ展開で、あぁそうなるのね、といった印象。 「アルジャーノンに花束を」では急激に育った知性はまた急激に衰えていく…からこその展開だったわけですが、では急激に進化していくままであればどうなるか…それはまぁこうなりますよね。
[インターネット(字幕)] 6点(2019-04-26 13:29:59)
27.  白鯨との闘い
監督とテーマを聞いたときに想像する内容を全く裏切らないそのまんまの映画。 逆に言えば、あまりにそのまんまの出来すぎて、何のサプライズも感動もなく語る事もないという、とてもレビューを書きづらい映画です。
[地上波(吹替)] 6点(2018-03-15 23:51:13)
28.  パッセンジャーズ 《ネタバレ》 
映画の展開がとても冗長で退屈です。 一応「サスペンス」や「ミステリ」ジャンルの映画だと思いますが、そうであるならもっと話に緊迫感をもたせて観客に興味を持たせてくれないといけません。 映画を観ながら、あまりに退屈で登場人物達に全く興味が持てないんですからサスペンス映画としては致命的です。 だって興味が持てない人がどうなろうと、ぶっちゃけどうでもいいじゃないですか。  そしてオチ、映画の途中で夢の中のように不自然でつじつまが合わない事が多く発生するので「なんかそういう事なんだろうな」と思ってたら案の定そういうオチ。  てか結論出てから先も長い。 この情緒的な雰囲気展開いる?? 最後に姉出す必要ある?  …とまぁ、いちいちダメなところばかりが引っかかるダメ映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-01-28 22:04:47)(良:1票)
29.  ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 《ネタバレ》 
結婚式を翌日に控えた朝、皆の前から忽然と花婿が消える。  なぜか前夜の記憶が全くない男たちに突然襲い掛かるトラ、謎の赤ん坊の出現…いったい彼らに何が起きたのか?  部屋に残されたいくつかのヒントをもとに徐々にその秘密を解き明かしていくスリリングなミステリー。  突然起きる中国マフィアとの抗争、謎の美女との激しいロマンス、宿命のライバルとの対決… 次々と襲い掛かる苦難にも負けず徐々に真実に迫る彼らだが、タイムリミットは刻刻と迫っていた。はたして?  と、そんな感じのミステリーサスペンス映画(書いた内容自体はわりと事実)  こういうアメリカっぽい馬鹿映画は苦手なんですが、この映画は面白いです。 日本人にはあまり合わないタイプの映画で、当初これが日本では公開予定はなくビデオスルーの予定だったのもわかります。
[インターネット(字幕)] 7点(2018-01-18 14:57:44)(笑:1票)
30.  ハート・オブ・ウーマン 《ネタバレ》 
ナンシーマイヤーズの映画は、本当にいつも何か足りないというか残念なんですが、この映画もまさにそれ。 途中まではかなり面白そうだし(ナンシーマイヤーズにしては)コメディシーンもキレッキレなんですよ。 牝犬の気持ちまで読めちゃって、これはシチュエーションコメディとしてどんだけ面白くなるんだろう?と期待させるんです。  ところが、結局はナンシーマイヤーズクオリティ。  「女性の考えてる事が全部わかる」という超絶怒涛のいくらでも面白くできるシチュエーションのはずなのに、途中からそれがどこかへ行っちゃうんです。 「女性の考えてる事が全部わかる」というすごい能力がストーリー上どっかへいっちゃうんですね。どうでもよくなっちゃうわけです。 え、それものすごくすごい事だよね??ありえないくらいすごい事なのにどっかいっちゃうんです。  終盤、特に脈絡も必然性もなく唐突にその能力が消えるわけですが、当然そこにも何のカタルシスもないわけです。 「あぁ消えちゃったんだね」ってだけ。 そりゃそうですよね、映画の途中でそんな設定どうでもよくなっちゃてるんだから消えても誰も気にしません。   「女性の考えてる事が全部わかる」ようになったゲス男のシチュエーションラブコメだと思って映画を観てたら、途中から一番大事なはずの「状況(シチュエーション)」をどこかに置き忘れてしまうわけです。  大丈夫か?ナンシーマイヤーズ?? まぁ、毎回そんな感じだからいいんだけど!  その上、個々のエピソードの組み立ても本当に(毎回の事だけど)へたくそで、例えば娘とのエピソード、途中の展開も足りなければ、え、で娘との結論はどうなったの?って感じで結論もはっきりせず、こんな扱いならそもそも娘のエピソード全部いらないじゃん!って中途半端な扱いなわけですよ。 そういうどうでもいい枝葉だけは沢山あるんですけど、それが全部微妙なまま放置されちゃうっていう。  結局は毎度毎度のナンシーマイヤーズクオリティの映画でありました。 惜しいなぁ途中までは本当に面白いんだけどなぁ…
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-04 19:53:46)
31.  ハルク
ハルク好き、あるいはマーベル好きの人には申し訳ないのですが、「全身緑でムキムキのパンツ一丁の男が暴れまわる」というハルクのコンセプトは21世紀にはもうオワコン。コンテンツとして無理があるのではないでしょうか。  特にこの2003年版ハルクは、後のイン(略)ハルクと比較してもハルクの造形が極めて漫画チックであり、個人的には失笑の対象にしかなりません。 だって全裸で緑でパンツ一丁でしかもムキムキなんだよ…失笑以外の感情を持つのは僕には不可能です。 で、失笑レベルの主人公を起用した時点で、そこにどんな物語を紡がれても全く頭に入ってきません。 映画の途中、ときどき入ってくる画面マルチ分割などを利用したおしゃれ映像は、おそらくコミック的な演出を狙ったものだと思いますが、そういう意味では成功していると思います…が、何しろ主人公のコンセプトがあれすぎて、そういう事のすべてがどうでもいい事にしか思えないのです。 多分世間が「フランケンシュタイン対地底怪獣」のころのメンタリティならこのハルクはめちゃくちゃ面白く観る事ができたと思うのですが、残念ながらそこから50年もたっていますし僕ももう大人(つか老人)です。 (つか「フランケンシュタイン対地底怪獣」のころ僕はまだ1歳なので映画を観るもなんもないんですが)  21世紀にハルクは無理、それが僕の結論です。
[地上波(吹替)] 4点(2017-08-16 15:24:32)
32.  バーティカル・リミット
山に登らない人から見ると、山に登る人の行動原理は全く理解不能です。 なぜあんな危険なところにわざわざ無理をして登るのか不思議でしょうがないわけで、私は調べた事があるんですがその理由を知って驚愕しました。 なんと、まさに「危険なところに無理をしに行く」事自体が目的らしいのです。 無力な人間が恐ろしい大自然に挑んで苦難を乗り越え登山という小さな目的を達成する事で他で得られないほどの多幸感を得られるらしいのですが、もはや登山しない人には理解不能で、一種の宗教のようなものだといっていいでしょう。  自分からあえて危険なところに無茶しに行くわけですから、そりゃ事故にあうのも当然だし事故にあっても自己責任以外の何物でもありません。 実際は、それで何かあれば他の方に相当な迷惑をかけ税金などを浪費されるわけですから、周りの人から見れば本当に迷惑で自己責任で済む問題でもないところが大問題なのですが。 (あげくに命がけで救助にいった隊員が失敗したといって、その救助隊員を訴えるという頭がおかしい人まで最近は現れていて、本当に日本は大丈夫なのか心配になる今日この頃です)  さて、この映画の登場人物もまさにそうで、無茶な行動をした結果遭難したアホ達をさらに無茶な行動をするアホたちが救いに行くというどうしようもない映画です。 もっとシンプルに言えば「アホがアホを助けに行く」映画です。そりゃ当然死にます。  3人を助けにいくために6人が救助に行くってのも割があわないのですが、実はそのあたりの構図だけ見ると「プライベートライアン」あたりと同じ構図です。 しかしプライベートライアンの登場人物は、兵士ですから皆が命令されて仕方なくアホな事をやっています。 この映画の登場人物は(多少の差こそあれ)基本的には自分からアホな行動をとっているのです。 救いようがありません。  観客は、劇中の自業自得な登場人物達に共感することはほとんど不可能です。 そして、さっさと死ねや!くらいにすら思えてくる主人公達を観ながらその映画を楽しむなどほとんど不可能に近いのです。  個人的には、登山家冒険家の人がこの映画を観てどう思うかに興味があります…が身近にそんな人いないのでその興味が満たされる事もありません。 ほんとどうしようもない映画です。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2017-07-11 14:49:22)(良:1票)
33.  パーフェクト・ストレンジャー(2007) 《ネタバレ》 
ミステリ小説業界には、「語り部が犯人」「探偵が犯人」という小説は一定数存在しています。 しかしその数は決して多くありません。 なぜなら読者をある程度納得させる形でそれを読ませる事が非常にむつかしいからです。 アイディアとしては面白いわけで、ついやりたくなるタイプなのですが、しかし一方で、実は主人公が犯人であった事を読者を納得させる形で明らかにするのは非常にむつかしいため、なかなかその手の小説は存在しないのです。  で、映画の世界では、個人的な印象では小説よりはるかにその手の映画は多いように感じています。 まぁその手の映画はだいたいB級映画なんですが、しかし「冷静に考えればこの主人公2人が犯人なんじゃないの?」的な印象を与えてくれるようになっていたり、それが明らかになったあとに映画として攻守入れ替わって1波乱ある、なんて感じで作られている映画が多いんですが、この映画、わりかし最後にいきなり唐突なネタばれをかましてくれます。  作る側として、予期させずにそれをやりたい気持ちもわからないでもないですが、しかしそれをやっちゃぁダメでしょう。 まぁそんな映画です。
[地上波(吹替)] 5点(2017-03-02 11:10:03)
34.  バルジ大作戦 《ネタバレ》 
昨日プライベートライアンのレビューを書いたわけですが、そこでこの映画の名前を出しました。 名前を出しておきながら、こっちの映画のレビューを書いてなかったのでとりあえず書いときます。  この映画への僕の感想はごくシンプルで「超がっかり!これはひどい!!」です。  この映画、戦争映画の代表作として名前があがる事が多く、子供の頃から「一度観てみたい」と思っていた映画でした。 今wikipediaでのこの映画の記述を見ても「戦車部隊を扱った米国製映画としては、最優秀作品と評価される。」と書かれています。 それくらい有名な映画だったんです。 実際にこの映画を観たのは20代になってからでしょうか。  史実のバルジの戦いというのは第2次世界大戦を代表する有名な戦車戦なわけですから、この映画に期待するのはリアルな戦車戦。 映画のストーリーなんかはぶっちゃけどうでもいいわけです。  そして、クライマックス、この映画の肝である「大戦車戦」がはじまったのですが…  なんじゃこらぁあぁ!!(声:マツダユウサク)  ドイツのマークを付けてる戦車は明らかにアメリカの「パットン戦車」 アメリカのシャーマン戦車役をやってるのは「M24チャーフィ戦車」です  似せようという努力すらしてません。 パットン戦車にただドイツのマークを描いただけで「ドイツのタイガー戦車だ」と主張してるわけです。 てか、シャーマンくらい世界中にごろごろしてるのになぜシャーマン役がチャーフィなのか。 もちろん大きさの対比を付けたいんでしょうが… しかもなぜか戦闘シーンは砂漠みたいなところ。  バルジ戦は1944年12月の欧州が舞台だから雪中戦だっちゅーの! 私、小学生の頃はタミヤの戦車のプラモでジオラマなんかを作ってたわけですが、バルジ戦車戦を舞台にしたジオラマだったら当然雪景色ですから綿で雪を表現するのが当たり前でした。 砂漠っぽいジオラマで「バルジ」なんてタイトル付けてたら小学生にも笑われます。なのにこの映画では砂漠。  聞けば、南国スペインで撮影したから(戦車もスペインで借りたから)そうなったらしいのですが、史実の戦車戦を扱った映画で、これだけ史実の戦車をないがしろにしてる映画を観た事がありません。 どんな戦争映画でも、最低限それっぽい外装を用意して似せようとはしてます。 なのにこの映画、実際の戦車戦を題目にした映画なのに、舞台も戦車も全く似せようともしていない。  たとえば「第2次世界大戦中のアメリカの日系人を描いた映画」で、「出てくる日系人役をみんな白人が演じてる(しかも場所は砂漠)」みたいなもんです。 そんなの映画としてダメでしょ? この映画はそれをやってるわけです。  アメリカのアイゼンハウアー元大統領(このバルジ戦のときの実際の米軍欧州総司令官)が、この映画に対し公式に抗議声明を出したというそうですが、それも当然です。  なぜこの愚かな映画が「(wikipediaの独断とはいえ)戦車映画の最高傑作」と言われているのか、僕には全く理解できません。
[地上波(吹替)] 1点(2016-12-13 10:28:15)
35.  BATS 蝙蝠地獄 《ネタバレ》 
ごくありふれたB級動物パニック物なわけですが、最近のこの手の映画はチャチなCGが多用され、ぶっちゃけ失笑レベルなものが多いのと比べると金がかかってる気がします。  なのに、途中爆撃にやってくるジェット戦闘機、最初F4なのに途中でちょくちょくF16に。 塗装や数どころか機種がちょくちょく変わるのはいくら借り物映像でもひどすぎるでしょう。 アメリカ人は戦闘機の機種とかわかんないんでしょうか、いやそんなわけないですよね。
[地上波(吹替)] 5点(2016-10-07 22:15:23)
36.  ハード・トゥ・ダイ 《ネタバレ》 
監督、脚本、主演「スコット・ワイパー」 誰!??  そんなB級アクション映画ですが、脇はどっかで観たような俳優がわんさか出ています。 「誰だっけこれ?んーーーー、あ、「セルラー」で車と電話取られる嫌味な弁護士役やってた人だ!」くらいの感じの微妙な。  ストーリーは巻き込まれ型のB級アクションで、まぁごく普通といったとこじゃないでしょうか。 シナリオ自体は悪くなくて、演出、魅せ方が上手ならかなり面白くなりそうな気がします。 全体に話の進行、見せ方が地味で、そういう意味では惜しい映画ですね。
[地上波(吹替)] 6点(2016-09-14 14:51:34)
37.  パーフェクト・ゲッタウェイ 《ネタバレ》 
レビューを読んでると誤解があるようなのですが、あの2人は「その夫婦に『なりきる』」事を楽しんでるので、途中で本気で怖がったり逃げようと相談するのも全部そのロールプレイであって彼らにとっては当然必然の行動なのでぎりぎりアリなのです。 まぁ、それはいいんですが、たぶんあそこにくるまでの間に連続殺人を繰り返してきてるはずのあの二人が、すでにカップル連続殺人鬼として国内で話題になってないのがそもそもおかしいってのがまず気になります。 あと、この映画で致命的なのは、カップルが3組あって、そのうちいかにも怪しいカップルが2組いたら、普通に考えて犯人は残りの1組です。 それに犯人って普通ある程度知名度の高い人がやる事が多いわけで、そうなると必然的に…ね、だってスティーヴザーンっていうキャステイングがいかにも犯人やりそうじゃん? まぁ可能性としてみんなが疑心暗鬼になったあげく全然関係ないカップルが真犯人として出てくる(しかも途中で会った男でゲイカップルだった、とか)とかいう展開あたりも予想しつつ見ていると、ビデオカメラを手にとるところで「はい、きたビンゴ」で、そこからの展開もまぁまぁ及第点。 しかし、映画的に重要な真相を明らかにするロールバックシーンがいただけない。 こういうシーンってコンパクトかつ印象的に畳みかけるように「あぁ!あそこはこういう意味だったのか!」と観客に思わせなきゃいけないのに、変におしゃれでだらだらと長くてカタルシスがないっていうね。 肝心の種明かしシーンがこれじゃぶち壊しだよ!!と。 個人的には全編ややダルーっとした感じでいまいち乗り切れなかった映画です。 それにしても真主人公、頭にチタン入ってた事でヨタ話のかなりが本当だったらしい事を暗示してますが、そうなるとお前は何者なんだよ、とw
[地上波(吹替)] 6点(2016-07-21 10:54:10)
38.  パーフェクト・ワールド 《ネタバレ》 
テレビで放送してるのを見て、そういえばこの映画について何も書いてなかった事を思い出しました。 この映画の事を書いてなかった理由は簡単で、個人的に特におもしろいとは思わず映画自体の存在を忘れていたからです。 当時はおもしろいと思わなかったんですが、今見たら違うかも…と思って再見してみたのですが、印象変らずで、個人的には残念な映画だとしか言えません。  この映画、ストーリー自体は極めて単純なヒューマンドラマなわけですが、「ヒューマンドラマ」というからにはその登場人物なりシチュエーションなりに対して観ている人が感情移入してはじめて面白いと思うものなわけです。 そして、ハロウィンなんか縁がないしとりたてて宗教に縁もないし父親も健在で家族構成もごく普通だった…つまりごく普通の日本人の僕としては、この映画は何の面白みもないただかったるいだけの映画以上のものにはどうしてもならないんですよね。 二人の関係性で最後は感動させる方向の映画なわけですが、しかし道中いい感じにみせていてもブッチは悪人。 不良が仔猫助けてるのを偶然見かけて「こいつ意外とやつかも!」と思っちゃうのと基本は同じですからねぇ… 丁寧に作られているしっかりした映画だとは思うのですが、個人的には全くおもしろくなかったし記憶にも残らなかった映画という事でこの点数です。
[DVD(字幕)] 4点(2016-03-17 14:31:46)
39.  ハンガー・ゲーム 《ネタバレ》 
バトルロワイヤルの盗作問題で話題になった本作ですが、実際観たら明らかに別物。 なんかよくあるデスゲームもののひとつです。実際に殺し合いが始まってからの雰囲気は、バトルロワイヤルではなくHUNTER×HUNTERのハンター試験に近いものがあります。 参加者が24人もいてしかも戦闘開始までたっぷり時間があるのに個々を全く描いてないので主人公以外は誰と誰が戦ってるのかがピンときません。あまりにピンとこないので親切な製作者サイドが最初に半分殺してくれますが…いや、それもなんか違うし、半分に減ってもやっぱりピンときません。 とにかく殺し合いが始まるまでが長すぎる上に、そこまでが全部無駄なわけです。 別にこのサイトの平均点ほどとことんつまんないわけではないですが…別に面白くも無いなというのが率直な感想です。 
[CS・衛星(吹替)] 5点(2014-07-21 15:28:02)(良:1票)
40.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
日本の巨大ロボットものアニメを実写映画化…なこの映画ですが、謎の怪獣に襲われた人類に対抗して各国が巨大ロボットを建造しペアのパイロットで闘う…というコンセプトはまんま「神魂合体ゴーダンナー」そのもので、アイディアのベースとなっているのが「神魂合体ゴーダンナー」なのは間違いないところでしょう。(ご存知ない方はwikiでゴーダンナーのあらすじを読んでもらえば基本構成がほとんど同じだという事がわかると思います)  ちなみに「神魂合体ゴーダンナー!!」は、「新婚合体GO旦那」の意味で、まぁそういう内容なアニメなわけですが、新妻と合体してたら死んだと思った元妻が出てきたりするなかなかアレなアニメでありました。そしてジャパニメーションロボットアニメの例のもれずおっぱいアニメです。 という事でジャパニメーションロボットアニメで重要なおっぱい感に関しては、この映画では菊地凛子一人にかかっているわけですが、途中の一部のシーンを除けばあまりおっぱい感は無し。ジャパニメーションで重要な要素のおっぱい感を軽視してストイックにバトルさせた結果として、なんか正直見ていてかなり疲れる映画になっていて、んーー、もう少し緩急つけて余裕をもった映画にした方がよかったんじゃないでしょうか。  劇中、中途半端に突っ込まれる日本語シーンが唐突すぎて意外と聞き逃してしまい困るわけですが、なぜ菊地凛子の日本語があんなにたどたどしいのか、それが一番見ていて不思議です。  最後に自爆して脱出するのは「トップをねらえ」ですね。そう考えるとあそこに「オカエリナサイ」は欲しかったところです。せっかく迎えてくれてるのが日本人なんだし。   
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-14 23:43:26)
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