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1.  ペーパー・ムーン 《ネタバレ》 
タイトルと出演している子役であるテイタム・オニールが史上最年少でアカデミー賞を受賞したことだけは知っていたが、実際に見たのは今回が初めて。母を亡くした少女・アディ(テイタム・オニール)とひょんなことから彼女をおばの家まで送り届けることになった詐欺師の男・モーゼ(ライアン・オニール)の珍道中をを描いたロードムービーだが、とにかくこの二人の息の合ったコンビぶりが最高で、映画全体の雰囲気もよく、脚本もシンプルなこともあって見ていてすぐに引き込まれた。とくにやはり、アディの存在感が際立っていて、どことなく大人びていて冷めた視線でクールな感じなのが見た目のかわいらしさとのギャップになっていて面白いし、またそれがどこか頼りない感じのモーゼとのいいバランスになっている。そんなモーゼがいつの間にかアディに主導権を握られているように、映画を引っ張っているのは明らかにアディで、本作はまさにアディ役のテイタム・オニールに尽きる映画だろう。あえて白黒で撮影されている映画だが、それは見事に舞台となる1935年という時代性を出すのに成功していると思うし、映画の雰囲気にもよく合っている。モーゼはアディの父親ではないかというのが冒頭からあり、その事実か否かは最後まではっきりと分からないままなのだが、アディの詐欺師としてのセンスの高さや、何よりも実際の親子が演じていることがその答えだと思わずにはいられない。無人で動き出したトラックを追いかける二人の姿で終わっていて、実に後味がよく、このラストシーンも印象的だった。しかし、その先には果たして何が待っているのかということを想像すると少し怖くもあり、一抹の不安もよぎる。でも、この二人ならきっと大丈夫だ。そう信じたい自分がいる。もう少し若いころに見ておけば良かったという思いもあるが、本当に久しぶりに何度も見たくなる映画に出会えて良かった。
[DVD(吹替)] 9点(2020-11-21 23:58:24)(良:2票)
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