1. 炎のメモリアル
《ネタバレ》 「バックドラフト」の二番煎じにしか見えない作品。フザケまくってたあっちに比べると個人的にはこっちの方が好きだが、いろんなところで類似性が見えるので、もっとこの作品独特のものが欲しい。それにしても、ラストで主人公が死んでしまうのはちょっと……どうせなら無事に助けられた方が良かったんじゃないか?その方が映画の回顧録としての流れでは自然だと思う。 映像の迫力は及第点だし、主題歌もマッチしていてその点は良かった。 [DVD(吹替)] 5点(2009-07-31 19:11:25) |
2. ボーン・コレクター
デンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリーの静と動のキャラクター分けは、見せ場を対比させる意味合いで非常に好感が持てるし、前半から中盤にかけての殺人事件発生から捜査に至る展開はなかなかドキドキさせてくれるが、後半にかけて大幅に失速するのが残念。TV放送でカットされていたのかもしれないが、やはり犯人を明かされた時の「お前誰だよ」と拍子抜けするのは誰もが同じ。本を元に殺人を行うという展開はありがちとは言え嫌いではないが、本作に関して言えばその必然性がない。トリックのためのトリックになっている。やっぱりトリックは犯人にメリットがないと。脚本の構成に難ありだ。 [地上波(吹替)] 5点(2009-02-20 23:43:06) |
3. ポセイドン(2006)
確かに面白かったが、こういったパニックものにありがちな、見所は映像だけというのはちょっと勿体無い。それだけ映像は満足できるものだったし、細かなシチュエーション作りは評価できるんだが、あれだけ登場人物を多く配置したんだから、もう少し人間ドラマを描ききれば、オリジナルにも肩を並べられたんじゃないかな。 [DVD(吹替)] 6点(2008-03-31 23:27:55) |
4. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
現在の視点から見れば陳腐なシーンも多々あるわけだけれど、パニック映画の最高峰であることに間違いはない。何故だかよくわからんが、パニック映画って必ず恋愛がメインに絡むきらいがあるんだが、この作品はそういったものが(全くではないが)なく、船からの脱出という一点に集中して鑑賞することが出来た。登場人物たちのキャラクター設定や人物同士の衝突などもしっかり描かれており、極限状態に晒された人々の心理描写を怠っていない、「当たり前のこと」がしっかりと出来ている名作である。 [DVD(字幕)] 9点(2007-08-13 14:54:58) |
5. ボルケーノ
パニック映画としては、なかなかよく出来ていると思う。地下鉄で人が溶けるシーンは、当時小学生だった私に強烈なインパクトを残した。ラストの展開がやや強引なのは否めないが、普通に楽しめる作品ではないかと思われる。 [DVD(吹替)] 7点(2007-05-13 23:23:48) |