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ザ・チャンバラさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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1.  野蛮なやつら/SAVAGES
メキシコの麻薬カルテルはとにかくヤバイ。2006年から2012年の6年間で7万6千人もの死者を出すという過激な抗争を繰り広げ、時に敵対勢力の村民を女・子供に至るまで皆殺しにするというトンデモない残虐性を見せており、もはや手のつけようのないレベルにまで達しています。他方、長引く対テロ戦争の影響でアメリカ国内には従軍経験のある若者がゴロゴロしており、世界一の先進国でありながら、血生臭い戦場の記憶を持つ世代が現在進行形で生み出されているという、なんとも異様な国家となっています。そんなメキシコのマフィアとアメリカの従軍経験者が、アメリカ国内で戦争をおっ始めたらどうなるのか?本作の切り口は非常に魅力的です。。。 監督はオリバー・ストーン。かつては映画を撮る度に論争を巻き起こしていたハリウッド随一の問題児も、『アレキサンダー』を大コケさせて以降は目立った映画を作っておらず、いよいよ才能も枯れたかと思われていましたが、本作では久々に目が覚めるような手腕を披露しています。多くの登場人物の思惑が入り乱れる複雑な物語を混乱なくまとめ上げ、ユーモアもドラマ性も残虐性も絶妙なバランスでブレンド。さらにはアクションの出来も上々であり、この手の映画としては間違いなく最高レベルの仕上がりとなっています。そう、この人は『スカーフェイス』の脚本を書き、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を監督してバイオレンス映画の歴史にいくつもの足跡を残してきた人なのです。全盛期を彷彿とさせる脚本や演出の切れ味には唸らされました。。。 『野蛮なやつら』というタイトルは逆説的で、実際に野蛮な人間は出てこないという点が本作のポイントとなっています。映画では目を背けたくなるような暴力が繰り広げられるのですが、各キャラクターの立ち位置を考えれば、どの暴力にも合理的な目的が存在しており、ナチュラル・ボーン・キラーは一人も登場しないのです。暴力や殺人が肯定されうる状況が存在すること、本作で描かれているのはその恐ろしさなのかもしれません。上記のメキシコ麻薬戦争も、テレビのニュースで見る分には「あら、野蛮ね」なんて上から目線で悠長なことを言っていられますが、当事者としてその抗争に巻き込まれれば、自分達だって同様のことをするかもしれない。そこに暴力の根深さがあります。
[DVD(吹替)] 8点(2014-01-07 00:41:58)
2.  ヤング≒アダルト
幸せになれない肉食女子を描いた痛いブラックコメディなのですが、『JUNO/ジュノ』でオスカーを受賞したディアブロ・コーディによる脚本が相変わらず素晴らしく、男女を問わず楽しめる作品に仕上がっています。あらすじはかなり現実離れしているのですが、過去の栄光を懐かしんだり、初めての恋人を特別視したりといった主人公の心理には一定の普遍性があり、この点が観客と映画との間の共感の接点となっています。また、主人公の職業を小説家とし、彼女の歪んだ性根を小説によって明快に表現するという映画的工夫も素晴らしいと感じました。単なるバカ女にしか見えなかった主人公が、実は苦しい過去を抱えていたことが判明する終盤の急展開にも驚きと意外性があり、隅から隅まで計算し尽くされた脚本だと思います。。。 ジェイソン・ライトマンによる演出も安定しています。皮肉家で嫌味な性格なんだけど、どこか愛嬌を感じさせるキャラクターを描かせると、毎度この人は素晴らしい仕事をします。主人公のやっていることは最低で、その言動には同情の余地ゼロなのですが、それでもこのキャラクターを好意的に見てしまうのです。ハッピーエンドでもバッドエンドでもないクライマックスはいかにもライトマンらしい終わり方で、観客に何も押しつけてこないラフな姿勢に好感が持てます。
[DVD(吹替)] 8点(2012-10-13 02:47:36)(良:1票)
3.  ヤングガン2
大予算が組まれた期待作でもなく、最高のスタッフの渾身の作品というわけでもなく、含蓄のある深いテーマがあるわけでもなく、恐らくは「偶然」おもしろくなったと思われるヤングガン。ハリウッドではこういう奇跡ってたまに起こるようで(ダイハード、スピード…)、そしてその続編はたいていが大したものじゃないというのもよくあることで、そのためこのヤングガン2もほとんど期待せずに見たのですが、驚くべきことに第一作のレベルを完全に超えてしまっていました。しかもリーサル・ウェポンやダイハードのような物量作戦に出るわけでもなく、エイリアンやミッション・インポッシブルのようにまったく別物にして前作との比較を避けるわけでもなく、雰囲気自体は第一作のままに、映画としてのクォリティそのものが上がっているのです。稀に見る続編の成功例ではないでしょうか。キャラクター達はより魅力的になり、前作では時にサイコ気味で仲間を窮地に追い込む張本人だったビリーが、今作では主役としてのカリスマ性をきちんと放っています。対するパット・ギャレットも冷徹さの中にどこか人間性を残しており、ドラマを盛り上げる理想的な悪役となっています。そのギャレットに同行するのはなんと無名時代のヴィゴ・モーテンセン。大した役ではないものの、やはり彼もかっこいいのです。センス良く撮られた映画なので、端役までちゃんと活きてるんですね。アクションの見せ方も絶妙で、テンポやタイミングがうまく計算されています。ただ撃ち合うだけではなく、しばしばトンチで切り抜けてるあたりもいいですね。恐らくは映画史の中に埋もれていくであろうこのヤングガンシリーズですが、正統派西部劇にも負けない独特の味を持つこのシリーズが私達の世代のみの鑑賞で終わってしまうには惜しい気もします。
[DVD(字幕)] 8点(2006-03-05 15:37:36)
4.  野獣教師
おもしれぇ、これ。すでにイっちゃってる邦題に劣らず、豪快に破綻してる話がナイスです。見せ場はやっぱり前半の学園物語。不良相手に説教し、それでも聞かない生徒は窓から放り投げる。これぞ鉄拳制裁の完全映像化ですよ。このやりたい放題がたまりません。少年ジャンプとかで連載してそうですよ。 生徒に聞かせるベトナムの話も感動的で、チャーリー・シーンが部下だった頃、善人のウィーレム・デフォーを置き去りにした話はいつ出るのかと、一瞬期待しちゃいました。
8点(2004-07-08 16:57:06)(笑:2票) (良:1票)
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