1. 理由なき反抗
《ネタバレ》 ディーンの代表作と聞いていますが…これ名作なんだろーか?衣装とか学生生活の描写などが何ともレトロで、いわゆるフィフティーズ文化を垣間見られるという点では面白い映画。若造それぞれが幼いからこその悲劇が描かれているのは分かるが、いかんせんプロット浅すぎだしキャラ設定も無茶苦茶。特にジュディの行動は全く共感できるところがなく、最初から最後まで反感しか感じないという、ある意味希有なヒロインであった。無責任に男同士の馬鹿な争いを煽り、あげく彼氏が死んだ夜に別の男に熱をあげるとか意味不明。この作品の中で行動に筋が通っているのはジムだけだったような。登場する学生達は皆見た目はほんとに高校生か!ってぐらい老けてるんですが、中身は凄まじく幼くまさに中二病まっさかりてな感じで、車にしろ銃にしろ、こんなガキンチョに殺傷能力のある玩具を持たせちゃいかんよと思った。 [試写会(字幕)] 5点(2012-10-15 08:55:17) |
2. リリィ、はちみつ色の秘密
《ネタバレ》 もっと小さい頃からやたら小賢しそうなダコタ・ファニングが私はどうも苦手だったのだが、成長しながらも結局彼女はそんな役どころをきっちりこなしていくらしい。リリィがオーガストに過去を告白するシーンだけは泣けたけれど、それまでずーっと好感持てなくて、正直アンタさえいなければ…!と何度思ったことか・・・。それよりこの映画でなんとも魅力的だったのは、大好きなクイーン・ラティファをはじめ、それぞれにキャラが立ってる黒人三姉妹。ラティファおばさん印のパンケーキ・シロップなんてものが実在していてもおかしくない!それぐらい違和感ないキャスティング(笑) [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-26 15:11:45)(笑:1票) |
3. 理想の女
ヘレン・ハントはミスキャストでは?と思ったが、話が進むうちに引き込まれ、ラストにはああ、これはやっぱりヘレンだわーと納得。金持ちの演出が嫌みじゃなくて品があるところが、単純な米国映画とは一線を画す。登場人物のそれぞれが人間らしいエゴを見せても卑しく見えないのは、分を弁えるルールが暗黙の了解で守られているからか。大人の粋が小気味よい物語。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-12-23 19:40:01) |
4. リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986)
それぞれの役者が持つ強烈な個性を生かしきったキャスティングが素晴らしい! 街角ガールズ(?)と食人花の歌唱力にうっとり。「どうしようもなく使えない、でも憎めない男」を演じさせたら右に出る者のいないリック・モラニスの愛すべきダメ男ぶりも個人的にかなりツボだが、S・マーティンの突き抜けた怪演にとどめを刺される感じ。最初に見たときは笑いすぎて呼吸困難になった。 [DVD(字幕)] 8点(2005-10-06 02:54:37) |
5. リディック
主人公の手負いの野獣チックなキャラクターは好き。ムキムキマッチョメンにしては頭良さげで、それが「考える」よりも「感じる」能力として身に付いているところがますますケモノっぽくてよい。袋の中でただ人がもがいているような記憶解読装置(?)は、中高文化祭のSF劇でぜひ使ってほしいアイデアだ。なによりもこれだけ身体を張って主演したのにこんな安直なオチかよ、とディーゼル自身が納得いかねー!!って思っていそうなマヌケなラストに爆笑。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-02 03:13:26) |