41. 深夜の告白(1944)
《ネタバレ》 フィルムノワールの代表的な作品。 ビリーワイルダーってこういうのも撮れるんだと感心。 犯人目線で完全犯罪を目論むが徐々にほつれが・・・、というサスペンスが大好きなので、本作もハラハラしながら楽しめた。 キーズが鋭い推理でズバズバ核心をついていく度、やばい、ばれるよ~って思いながら手に汗握ってました。 こういうキレるキャラクターってカッコいいなあ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-27 00:55:35) |
42. ベスト・キッド(1984)
《ネタバレ》 こういう修行、成長もの、好きです。 修行の場面、何をやらされているか明らかにされず、いいかげんウンザリしたところで、実は基礎修行でした、というのは修行物としては定番だけどいいっすね。 内田樹氏がいう学ぶ力っすね。 ところで、ラストの展開だけ個人的に気に入らないところがあって、実力をつけたダニエルに対し、こともあろうに師匠は弟子に怪我をさせるように指示する場面。 弟子は逆らえずに従うが、さすがにやりすぎと思ったのか、反則負けすぐにダニエルに謝りに行く。 決勝戦、いじめっ子リーダーのジョニーも、やはり怪我をした足を狙うよう指示されるが、ここで明らかに動揺した表情を見せる。これは、武道家としてのプライドのようなものが芽生え始めている証拠ではないかと思う。 ここでジョニーは師匠に逆らわないが、ここは絶対逆らうべきだ! 師匠のいうことに反抗して、『卑怯なことはしたくない!俺は実力で勝って見せる!』とね。 言うことをきかないならと制裁を加えようとする師匠に対し、さっき反則負けした奴がジョニーに代わりに師匠を殴ればいい。ジョニーは試合中だからね。 これで、ダニエルだけでなくジョニー達いじめっ子の成長も描けるんだよな。 師匠を超える瞬間、武道家として一人前になった瞬間!天津飯が鶴仙人を越える瞬間と一緒。 この後はダニエルが負けたっていいし、二人には男の友情が芽生えているはずだし。 ダニエルは強くなり、男として成長、ジョニーは武道家として、人間として成長。 この展開があったら10点なんだけどな・・ [地上波(字幕)] 7点(2012-04-26 00:32:13) |
43. アンノウン(2011)
《ネタバレ》 全体としては、『まあまあ面白かった』という感じだが、 ユルゲン氏のシーンだけは、とてつもなく印象的ですばらしい。 これだけでも見る価値は十分にあるとさえ思う。 ヒトラーを演じた俳優ですな、さすが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-20 02:28:14) |
44. キル・ビル Vol.1(日本版)
《ネタバレ》 正直いまいちだったかな。 ほら、タランティーノといえばレザボアとかパルプとかの衝撃を思い出してしまうから、どうしてもハードルが高くなってしまう。 タランティーノ映画って以外とストーリーが面白かったりするけど、これは全くつまらない。 でも大場健二とかのチョイスはいいよね。あ、志穂美悦子がいないから減点! [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-05-14 02:47:21) |
45. ラスト サムライ
《ネタバレ》 サムライってアメリカ人から見ればこんな感じなのかね。 サムライを格好よく撮ってるのを認めるのはやぶさかではないが、侍とサムライはやっぱり違う。 明治に入ったのに集落でサムライが抵抗?いやいや、やっぱ榎本武揚で最後でしょう。 「侍」としては土方か。 それに外国映画での「侍」描写ならレッドサンの方が上かな。 合戦シーンはさすがハリウッド、どれも良いね。「ニンジャ」が攻めてくるところもいい。 個人的には真田広之のアクションが見られて幸せだった。 まだまだアクションが凄いことを確認できるだけでも価値がある作品。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-05-14 03:10:43) |
46. ロッキー・ホラー・ショー
《ネタバレ》 うーん、良さが分からなかった。 どうしてもファントムと比較してしまうが、肝心の音楽の映像があんまりカッコよくなく、あまり楽しめなかった。 エディの登場シーン、壁を突き破る直前に後方からのアングルがあるが、あれ無いほうが良くね? [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-05-07 13:17:17) |
47. ハプニング
《ネタバレ》 うお、すげえ 衝撃的な映像でスタートして期待を膨らませるが、なんか説教的な匂いがして嫌な予感が。 どのようにオチをつけるのか、あのシックスセンスのシャマランが!という期待が次第に不安に。 変人のいる家に入ってからは意味不明。 そしてオチをつけない、というあの決着! オチ、考えつかなかったのか、それとも最初からなかったのか・・ [映画館(字幕)] 1点(2012-05-02 00:00:56) |
48. 未来世紀ブラジル
つまらない。長い。笑えない。最後まで心を掴まれることはなかった。 ストーリーに入りこめないので、終始どうでもいいキャラクター達が勝手にドタバタしてるだけ、という印象。 感情移入しないで見るタイプの映画は90分が限界だな。 未来都市のディテールだけは独特で印象が強い。 登場人物たちの、起こった事態に対するリアクションのありえなさが全く入り込めなかった原因かもしれない。コメディと言われればそれまでですが。 プロットだけを抽出して、少しでも感情移入できるような演出にし、余計なコメディ演出、突飛なセリフを一切省いて、時間を90分くらいに纏めてあのオチなら、結構好きになったかもしれない。全然違う映画か、そりゃ。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2012-04-26 00:49:45)(良:2票) |