601. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
何人もの方が指摘している点ですが、予定調和的に必ずヒーローになってしまう主人公ハリーの魅力のなさに僕はもはや耐えられません。 なんの苦労もなく最終的には他のほとんどの登場人物を踏み台にしての予定調和的ヒーロー像。 一見、苦難のシーンがあってもそれはあくまでヒーローの引き立てイベント。どうせ都合よく解決するんだろうし、と思うと、見ていて興ざめしかしないのです。 このシリーズも4本を見てきて、遂に僕の中で魔法が切れたというか、4本目にしてこの都合のいい主人公設定に僕は耐えられなくなりました。ハーマイオニーもめっきり普通になってしまって初期の輝きは失われてしまってるし.. 映画中で筋骨隆々の青年達が「14歳です」と主張する違和感は、初代ガンダムのブライトノア設定年齢19歳やミライヤシマ設定年齢18歳なみの違和感ですが、これはこれで面白いといえなくもないのでよしw 単体の映画としては今までとくらべても特につまらないなんて事はないのですが、この点数は4本まとめての点数ということで.. [映画館(字幕)] 4点(2006-01-19 10:53:39)(笑:2票) |
602. 1.0【ワン・ポイント・オー】
電波系キ印映画。 やりたい事はわからんでもないけど、所詮電波系。 僕にはついていけませぬ..。 マイクロソフト等のパッチを気軽にダウンロードするせずに、少しは用心しよう..wがテーマなんじゃないだろうか、多分。 昔イレイザーヘッドを見たときの事を思い出すよ.. [DVD(字幕)] 2点(2006-01-13 11:19:43) |
603. ゴジラ FINAL WARS
いいです。 最高です。 ここまで開き直ってバカやれば満足です。 だっていきなり海底軍艦轟天号ですよ!マンダと戦ってますよ! 海底帝国やっつけろですよ!キチガイ艦長神宮寺ですよ! もうそれだけで、グッジョーブ! 思うに最近のゴジラは何がだめって半端に大作指向なことにあったと思うんですよ。 精々B級程度の映画しか作れないシナリオ、映像、資金なのに妙に大作テイストで映画作ってしまう...だから出来た映画が失笑テイストになってたと思うんですよね。 それが、この映画、B級として割り切りきってます。ドンフライがいきなり玄田哲章の声なのも僕らが慣れ親しんだ東宝チャンピオンのゴジラっぽくて、ありありです。 突っ込みどころ満載なのもB級映画として大事です。10分に一回は突っ込めますからね。大事です。今の東宝で作れるコンテンツとしてのゴジラはこの程度のもんだ、という割り切りのもとにとことん安っぽく底浅く、どこかで見たような映像のオンパレード。それがいい。 どうせ初代ゴジラのインパクトもはや越えようもないんだから、ここまで開き直った作りに僕は賛辞を惜しみません。そのわりには7点なんですがw [地上波(字幕)] 7点(2005-12-31 00:51:59)(良:2票) |
604. コンスタンティン
《ネタバレ》 コンスタンティンって、特に秘密とかあるわけではなく結局ちょっと霊感が強いだけの人間なんですよね。エクソシスト内の格で言っても最上級というわけでもなさそうだし。 その割にやたらと顔が広いのが不思議。サタンとかガブリエルとかと「ようガブリエル」「やぁルシファー」と普通に挨拶するって人間にしては相当顔が広いと思うんですが.. とか書きつつ、意外と面白かったです、これ。 話つぢつまあわないとことか沢山あるんですけど、それもオッケー。ガブリエルが天然キャラなのも笑える。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-20 14:58:22) |
605. S.W.A.T.
「これからはじまるテレビシリーズの第1話は2時間特番でお送りします..」みたいな感じの映画ですね。映画としてはどうなの..? 唯一の女性隊員の彼女「バイオハザードの彼女じゃないのか?」と思って見ていたけどやっぱりそうだった..なんてとこが映画の一番の見所だったりするところがもういかにも駄目駄目。何より「娯楽映画なら面白くなきゃだめだろう!」と。たいして面白くない娯楽映画って存在意義ないやん.. [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-17 19:38:16) |
606. ハンテッド(1995)
(ラストサムライ+ブラックレイン)にアストロ球団とか甲賀忍法帳とか何か違うものを沢山混ぜてしまったような超面白いトンデモ映画。..しかし4点なんですがw 滅茶苦茶だと言われるこの映画の中の日本描写ですが、いやナカナカに正確なところがあって、例えば名○のタクシー運転手は確かに態度が悪いとか、細かいところが妙に正確ですw。 これが10年たってラストサムライへと昇華されるんですね..(多分違う) [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-08 09:32:58) |
607. チキン・リトル
「ひさしぶりに普通につまらないものを見た...」というのが率直な感想。 つまらない理由は(テーマ不在とか)沢山あげられるわけだが、なんと言ってもキャラに全く魅力と存在意義がないことが最大の問題。 例えば主要な脇キャラである豚と魚(名前失念)。最後まで見ても結局何のためにいるキャラかわからず、狂言回しにしかなっていない。 (そもそも狂言回しにしても力不足だし、見ていてイライラするし) こういう駄目キャラはクライマックス当たりに何か見せ場が用意されてこそのキャラなんだが..最後まで見ても結局なにもなくて駄目なまま、単に見ていてイライラするだけの駄目駄目キャラのままなのである。 映画に出てくるほとんど..いや主役も含めて*全て*のキャラが映画を最後まで見ても何の輝きもなつまらないキャラばかり.... それはそれである意味凄い映画なわけだけど、そんなキャラだらけで面白い映画が作れるわけがないのだ。 ってかニワトリになんで歯があるのだ.. ..あと細かいパロディというか小ネタは日本の子供には全くわからんと思うぞ.. [試写会(字幕)] 3点(2005-12-04 22:13:14) |
608. フェイス/オフ
近未来SFなどではなく「今現在」という時代設定で見たときに、絶対に不可能というレベルの基本設定にまず気分は「なんだかなぁ」。 例で言うなら「斬鉄剣だと何を切っても許せるけど、357マグナムで戦車をやっつけるのは納得できない」という気分と同じ。 現代劇なら現代劇である程度可能な枠内で設定を納めてもらわないと、どうしても全体にうそ臭さを感じてしまって映画に入り込めないのです。これなら「不思議な妖精の力で善と悪の体が入れ替わっちゃったの、まぁ大変」なんて設定の方がそもそもあり得ないだけに100倍納得できます。 ま、その非現実的な設定(つか前提条件)と揚げ過ぎたトンカツのようくどい銃撃アクションシーンとを除けば、なかなか面白いアクションサスペンス映画。お約束もちゃんとこなすし。 面白いだけに...アクション過剰とそのあり得ない設定がどうにも許せないのが実に惜しい... [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-02 13:39:14)(良:1票) |
609. リクルート
《ネタバレ》 何しろ観客からすれば、いかにも何かオチがある事は予期してるだけに..多分、オチ...つか裏幕はあいつだろ、と思って観ていたらた期待通りの黒幕だったのでそこは納得。 ラストのトラップ、黒幕がべらべらしゃべる内容を自作のスペシャルプログラムで送信してると(観客にも)思わせておいて、それが実はハッタリで.....ってとこは伏線の張り方含めて相当に気の利いたシナリオで素直に「へ~」って感じ。 (でも、あの最後の倉庫のシーン、シナリオが凝りすぎていてちゃんとわからなかった観客も結構いるんじゃなかろうか..) どこに騙しがあるのか..的映画だけに最後まで常時緊張してみることができたので、それは成功していたし最後まで面白くみられた。ただ、体感的にちと長いというか..どうもカタルシスがないというか達成感が微妙なんだよねぇ。 そこが減点。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-09 00:36:17) |
610. ドーン・オブ・ザ・デッド
アマプラで配信されていたので久しぶりに再見したのですが、当時無料で公開されていた冒頭10分部分、今観てもとんでもなく面白いんですよね。 娯楽映画の鑑。 結局のところザックスナイダーの最高傑作ってこれのような気がします。最初にして最高、ですね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-02 16:11:53) |
611. エージェント・コーディ
定番007チックなスパイ物の少年主人公版。 話は意外としっかりしていて、この手の映画の基本的な起承転結はきっちり抑えていると思う。 が、しかし予想外の展開など皆無のなんの捻りもない普通すぎるストーリーは、見ていて結構退屈。 相棒エージェントの胸だけはよかった^^ [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-09-23 13:15:39) |
612. プラトーン
この映画以降「フルメタルジャケット」だの「プライベートライアン」だの「ブラザーフッド」だの「ブラックホークダウン」だの....大作戦争映画はのタイトル冒頭に「フ」の字が欠かせなくなった。 そういう記念碑的映画である。 [映画館(字幕)] 7点(2005-09-18 08:47:06) |
613. メイド・イン・マンハッタン
どっかで見たようなお約束のストーリーが展開していくシチュエーションラブコメ(コメディ要素は薄いけど)で安心して見ていられる映画なんですが、あまりにお約束すぎる上に約束を生かすセンスが薄いのでどうにもイマイチ。 例えばストーリー中のキャラの立て方一つとってみても、こういう映画では極めて大事なサブキャラであるホテル執事や上院議員の参謀の人等、実においしいサブキャラが揃ってるのに彼らのキャラが映画の中で全然生きてない。彼らをここ一番で生かしてこその映画だろう、と。(例えばバトラー氏には、主人公と一緒に辞めて、そこで主人公に説教をぶつ、という見せ場たっぷりのシーンがあるわけだが....そういうおいしいシーンのためにはそれこそ事前に劇中でしっかりした彼のキャラ構築がなされていないと...ね) ま、そういうのは映画中の駄目な部分の一例ですが、全体にそんな感じで「お約束にしてももっとうまく作れるだろう、ってか作れ」と思える部分がてんこ盛り。実に歯がゆい映画になってますね、これ。 ところで ナターシャリチャードソン、どこかで見た女優だと思ったら、そうか「ファミリーゲーム/双子の天使」だったか! [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-15 00:17:24) |
614. サラマンダー
《ネタバレ》 小さい...話が小さすぎる..。世界中の軍隊が全く歯が立たず核兵器でも死なないサラマンダーに対し斧だの天使だので立ち向かう田舎ゲリラ達。しかもそれで勝っちゃうし...。なんだこりゃ、と。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-09-13 16:56:47) |
615. スプリング・ガーデンの恋人
これは...誰が観ても感想がほとんどぶれないタイプの映画でしょう。 一言で語ると、劇場で見てたら怒り出しそうなくらい小粒でどうでもいいラブコメもの。まさにDVDで十分という感じ。 そして一言で語ればそれでもう十分だという^^ あと、メアリー・スティーンバージェン、ギルバート・グレイプからでも10年もたつのにあんまり印象かわらんなぁ、と感心....なんかまだいけてる感じがします^^ [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-08-31 07:38:52) |
616. ポリーmy love
主演がラブコメ王ベンスティラー、ヒロインがピープル誌の最も美しい女性ランキング常連のジェニファーアニストンとくれば、ラブコメとして一定以上の面白さが保証されている…と思いきや、実はそうでもなくてギリ合格点レベルのラブコメになってしまっている残念な作品です。 理由を考えてみるにキャラ設定がありがち…なのはまぁいいんですが、ストーリーと演出編集が雑でとにかくアラが多いんですよね。 せめて演出がもうちょっと丁寧なら俄然面白かったんだろうなぁ…と思います。 ところでさっきあらためて軽く再見したんですが、ストーリー序盤に主人公が相手の電話番号と住所を番号案内に教えてもらうシーンがあります。確かに昔(ほんの30年くらい前までは)日本でも電話帳には電話番号と住所が乗っていてそれが全家に配布されていました。だから電話案内に聞けば(あるいは電話帳を見れば)知りたい相手の電話番号と住所がわかったんですよね。 今の個人情報の感覚からは信じられない事なんですが、それがまだ普通だった時代の映画なんだなぁ…と妙なところで感心してしまいました。 んー時代によって常識って変わっていくんだなぁ…20年後にはどんな世界になってるんだろうなぁ…そう思わざるを得ません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-08-21 03:11:04) |
617. マキシマム・リスク
ヴァンダムってだけで馬鹿にして観はじめたんですが、なんのなんの、結構面白い映画でした。 ちょっと高めの店(本格大作映画)が出してる牛丼(例「ザ・ロック」「ボーン・アイデンティティー」..)と比べても、大衆牛丼チェーン(ヴァンダム)で出してる牛丼(マキシマムリスク)も負けてないぞ、みたいなそんな映画。 無駄でチープな爆発シーン等は、大衆牛丼チェーンならではのお味なのです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-20 00:19:17) |
618. ゴシカ
うわ、シナリオ突っ込み放題...伏線っぽいのは全部ほうりっぱなしだし..話も何がしたいんだか。 突っ込み放題すぎてどこに突っ込んでいいかわからんので、とりあえず点数だけにしとこう.. [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-08-19 23:35:44) |
619. マスター・アンド・コマンダー
私も劇場でこの映画の予告編を見たときに「悲壮な覚悟の少年達が伝説の艦長を信じて圧倒的に強力な敵と戦う感動系映画」だと思っておりました。(ってか、実際予告編ではそう言ってたし..) ま、結局劇場でこの映画を観る事はなく、先日CSにて遂にこの映画たわけですが.....、予告編からは全く想像できない博物学者大活躍の中途半端な娯楽映画でした。いやそれはそれでいいんですが...予告編が本編の内容とかなり異なるというのはいかがなものか、と。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-15 00:25:13) |
620. フルメタル・ジャケット
同じベトナムを舞台にした映画ながら前年度製作の「プラトーン」とはあまりにも毛色が違う映画だがそれも当然、 あちらはあくまでも「ベトナム戦争を舞台にした映画」であるのに対し、こちらは、劇中の色彩感覚や前半部の狂気に至る様(&前半クライマックスのトイレでのシーン)等...数え上げればきりがないくらいキューブリックの、キューブリックによる、キューブリックでしかあり得ない、まさに「キューブリック映画」なのだから。 だから「舞台がベトナム」でなくてはならない「プラトーン」と違って、こちらは極端な話「別の惑星の物語」でもいいくらいの映画になっていて、それも「キューブリック映画」というジャンルだから当然のこと。 本質的にはキューブリック映画があまり好きじゃない僕だからこそより「キューブリック」ぽさが気になったのかもしれないが.. [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-07 16:14:52) |