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あばれて万歳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1201
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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61.  ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
ミステリーですしネタバレ無しで感想を。  評判のいい本作ですが、個人的にも今までの本格ミステリー映画物では1番の出来だと思いました。  何がいいってこの映画、オリジナル作品な事。  有名ミステリ小説の映画化の場合「原作読んだからオチ知ってる」問題がどうしてもつきまといますし「原作と比べると」みたいな問題もどうしても出てきます。  オリジナル脚本のこの映画にはそういう要素が一切無し。純粋に映画を楽しむ事ができます。 (本を一切読まないような人はそういう問題は起きないのかもしれませんが)  また書籍を映画化したものではないため、展開が最初から映画用に最適化されています。  一例をあげれば、映画化したときどうしても退屈になりがちな、一人一人への聴取シーン。 こういうシーンは単調なためどうしても飽きちゃうし、しかも会話だけだと観客が状況をわかりづらかったりするのですが、映画をご覧になった方はおわかりの通り、ここも普通とは違って飽きさせずしかもわかりやすい造りになっています。 随所にそういう映画に最適化されたシーンがあり、これは映画用オリジナル脚本ならでは。  しかも古典的本格ミステリのていをとりながら移民問題と階級問題を織り込み現代風にしっかり作りこまれていて、最近にしてはやや長尺のこの映画、最後まで集中力を切らさず一気に観ちゃう、そんな映画になっています。  犯人に関しては、途中の展開からはおそらく4人のうちの誰か、さらにキャスティングから実際はそのうち2人のどっちか、またはその2人の共謀しかありえない…というのはミステリ好きなら読めてしまい、しかも実際その通りだし推理にツッコミどころもなくはないのですが、しかしオリジナル脚本のミステリ映画としては十二分の出来で、俳優陣の演技もすばらしく、とにかくよく出てきている、その一語につきます。  先ほど「キャスティングから」と書きましたが、ミステリ映画の犯人は基本的に有名俳優が担当します。(まれに例外があってびっくりしますが) そのため、大型ミステリ映画の場合、本映画のように「どこかで観たような有名な俳優がずらり」という事になるわけで、これは「キャスティングから犯人を推測させないため」しょうがなくそうなっているわけです。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-09-01 18:19:15)
62.  ザ・ハント(2020) 《ネタバレ》 
主人公だとわかるまでしばらくかかる主人公、どこかで観たような…と思ったら、ついこのあいだ観たトゥモローウォーに出てらっしゃいました。 といっても普通の家庭の主婦役で、こちらとはだいぶ雰囲気違うんですが。  さてこの映画、よくある人間狩り映画かと思いきや、社会風刺がばりばりです。  トランプ政権時代のアメリカの分断やら頭の悪い陰謀論から着想を得てるのは明らかで、実際にトランプや一部保守層がこの映画について「リベラルが我々を虐殺する映画だ!」と騒いだとか聞きます。 しかしちょっとお待ちください、映画を観ればわかる通り、カリカチュアライズされてひどい描かれ方をしてるのはむしろリベラル層の方。 そんな事もわからずリベラルが保守を攻撃する映画だ!なんて怒るトランプとその一派はほんと頭悪いな…と思ったりしちゃうわけですが… この映画の風刺面においては「底が浅い」「ひねりがない」という批判もあるようですが、そもそもこの映画における風刺要素は新聞の風刺漫画レベルにカリカチュアライズされたスパイス的なものにすぎないと思うのです。 そこを真剣に批判するのはちょっと違うんじゃないかな…と個人的には思います。 (そもそもそこを真剣に描くならこんな馬鹿映画じゃ無理なんじゃないかと…)  一方、娯楽系人間狩り映画としては、誰が主人公なのかすらなかなかわからない序盤はめちゃくちゃ面白いです。いやほんと。 映画の方向性も主人公もわからず「これむちゃくちゃ面白いんじゃね?」と僕の期待はマックスでした。  しかし列車に乗るあたりからでしょうか、だんだんと方向性が見えてきて…というか予想外の謎のヒーロー物に変わってしまって「ん、いやなんか期待してた展開と違うぞ…」となってからはめっきりテンションダウンしてしまいました。  もちろん後半は後半でそれなりに面白いですし例えばラストのCAにキャビアの事を聞くシーンが映画冒頭のシーンを受けてだったりと凝った造りなわけですが、しかし個人的には序盤からの流れのまま無力な主人公が必死に知恵を使ってサバイバルし逆転する…そういう流れがよかったな…と思ってしまうので残念ながら少し減点。 (まぁそれって身勝手な期待なわけですけど)  もうほんのちょっとでも褒める要素があれば(エロとか笑)8点にできたのに…面白いのにちょっと残念。 そんな映画です。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-08-31 04:40:07)(良:1票)
63.  ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋
一部では「現時点でラブコメ映画の最高傑作」などと言われてるらしい本映画(wiki参照)ですが、個人的にはそこまでの出来とは思いませんでした。 まぁトマトやyahoo映画等でコンスタントに7点台の映画ですからもちろん面白いのは間違いなく、最近の映画らしく男女関係を現代風にまとめてる点等を除けば特に目新しい要素の無いごく普通の「中の上」ラブコメ映画です。 と、先に結論を書いておいて…  まず邦題。 この「ロングショット」という日本人にわかりづらい単語こそ邦題をつけるべきではないでしょうか。 「大穴」という直訳であれば非常にわかりやすくなると思うのですが… (というか内容的には「微レ存」あたりの方がより的確でしょうが)  さてラブコメとはそもそもファンタジーです。  実際の恋愛で、世界的女優と田舎の本屋の店主がつきあったり、謎の大富豪と街の貧乏娘が恋に落ちたり、僕と広瀬すずが結婚したりする可能性は絶対にありません。 悲しい事ですが、それが現実の恋愛です。  そんな悲しい現実からの逃避として描かれるのがラブコメであり求められる事はとにかく最後はハッピー。  そしてそんな使命を背負ったジャンルである以上、そこで描かれるのはどうしたってファンタジーにしかなりません。もっとわかりやすく言えば「妄想」です。  で、そんなラブコメ群の中でみても、この映画で描かれる状況は相当無茶レベルが高いです。 当然映画中の展開もかなり無茶。現実で考えてありえない事も多く、真面目な人はそういうところを受け付けない可能性も高いです。  しかしこれはラブコメ。 大事なのは二人の関係が変わっていく過程。それと最後に二人がどんな微笑を見せてくれるのか。 その2点においてこの映画はラブコメとして水準以上の出来で、逆にそれ以上のものは何もない、つまりラブコメでしかない。そういう映画になってると思います。  おわり
[インターネット(字幕)] 7点(2021-08-22 22:44:35)
64.  ハンティング・ナンバー1
観る前は低予算B級バカ映画なんだろうなと思ってたんですが、さにあらず。 びっくりするくらい真面目に撮られた手堅い造りの人間ハンティング系ホラー映画でした。 まぁ全ファンタ系映画祭にわざわざ出品されたそうですから、それくらいの手間暇はかけられた映画だって事なんでしょう。  しかしこういう映画はもっとバカだったり荒唐無稽だったりするからこそ面白いという面もあるわけで、ここまで真面目な造りだと逆に「つまらない」という評価をされてもしまいそう。 そもそも人間狩りのB級ホラーなんか観る人(時)って、きちんとした映画を観たいと思ってる人は少ないと思うんですよね。  そういう意味で、妙にしっかり撮られたこの映画の評価は逆に低くなるのもしょうがないのかな…とも思うんですが、個人的にはなかなかの拾い物でありました。 予定調和でオチまでのストーリーが読め読め一直線のありがち大作娯楽映画よりは、小品ながら展開の読めないこういう映画の方が面白いと思うんですよね。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-08-20 18:03:43)
65.  ジェイソンX 13日の金曜日
最近「ライフ」って映画を観たんですよ。 宇宙という密室の中で異性生物との絶望的戦いが描かれるって奴。  類似シチュエーションの映画は数ある中、そのとき自分の頭に浮かんだのがなぜかジェイソンXでですね…   点数のつけようがないような映画ですが、改めて観るともうちょっと馬鹿に振り切ってもいいと思ったのでちょっと点数低めで。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-08-20 14:30:07)
66.  チャーリーズ・エンジェル(2019)
これリブートだとばかり思っていたのですが、前作の続編なんですね。  まぁ続編といってもエンジェルも違えばスタッフも違うわけで、実質的に全然別物なんですが。  監督脚本がエリザベスバンクスに変わった事で悪ふざけのオンパレードだった前2作と比べるとずいぶんと真面目な造りになっています。  といっても冷静にストーリーやノリをみれば、実は前2作とやってる事はあまり変わらないはずなのに、個人的にはこちらの方が断然面白く感じました。 …という事は、なんのかんの言って前2作の馬鹿映画っぷりが個人的にあまり好きじゃなかったって事なんでしょうね、多分。 逆に前2作が好きだった人には物足りない映画なんじゃないでしょうか…わかんないけど。  昨今のアクション映画と比べるとラストがちょっとあっさりしすぎで弱いかな…とも思いますが、まぁしつこければいいってものでもないのでこれはこれでいいと思います。  突き抜けた面白さはないですが、手堅くまとまった良作になってると思います。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-08-19 03:22:52)(良:1票)
67.  トゥモロー・ウォー 《ネタバレ》 
2020年クリスマス公開予定にも関わらずコロナのせいで上映予定がたたず結局amazonに売却され…という今のコロナ状況ならではの理由でアマプラ独占配信となったSF大作映画。  未来を救うために過去から兵士を徴兵して…という設定は、普通のパターンと逆で非常に斬新。 その独自の設定からどんな面白い映画が出来るんだろう…と特に序盤は期待させてくれました。  しかし実際に未来に行きエイリアンと戦い始めたら、もうよくあるアメリカのその手の映画と何も変わらない、雑な戦闘シーンが続くだけの映画に成り下がってしまって早々にがっかり。 あまり効かない小火器で無理やり戦うのって、どう考えても作劇上の都合にしか見えないですし「うわー雑…」と思って一気にシラけちゃうわけです。 しかも「未来に行ったら指令が自分の娘で」って、それラノベあたりによくある「謎の組織の指令が妹でした」なんてのと何も変わらないイタイ設定じゃないですか。 ま、確執のある娘以外にも確執のある父親なんかが都合よく登場する当たり「家族愛」をテーマにしているようですが、しかし結局親子3代で問題を全部を解決するという展開は、いわゆる厨二的な「セカイ系」そのものです。 冷静にシナリオをみれば、やっすい厨二病ラノベと同レベルなんですから、映画全体のレベルもしれてしまいます。  最初の設定が面白いだけに、その設定を有効に生かせずただのアメリカ的ドンパチエイリアン映画になってしまっているのが非常に残念。それにつきます。  っていうか、あのエイリアンって物理的攻撃で普通に死ぬわけですから、謎の毒薬とか開発しなくてもメスも普通に殺せたのでは??という根本的設定矛盾が気になってしょうがありません。 そこはあの毒じゃないと絶対死なない…くらいにしてくれないとさぁ… 「毒でオスは全滅したけどメスは生きてた」って、だったら「オスをまず毒で全滅させて残った少数のメス殺しにいけばいいですね」って普通なるでしょ?そしたら未来で人類の勝利ですよね。 なのになぜか「メス用の毒を開発しなくちゃ!」ってなるから(しかも都合よく出来ちゃったりするから)観ててシラケちゃうわけですよ。  まぁ金はかかってるし、頭からっぽにして時間つぶしに楽しむ娯楽映画としては十分な出来だとは思いますが、それ以上の映画ではないです。
[インターネット(吹替)] 6点(2021-08-18 03:29:24)
68.  ライフ(2017) 《ネタバレ》 
エイリアン以来伝統の宇宙船密室型ホラー映画の最新作の一つ。 終始、極めてオーソドックスな展開で最後も(ちゃんと飛行中の映像で誰でもそうだろうとわかるように)ポッドが逆になってる予定調和で結局全く救いがないラスト。  このタイプの映画に期待される展開を終始外す事がなく、かつ映画で描かれる怖さも標準より少し上の水準を維持してくれているため非常に完成度の高い映画になっていると思いますが、一方で、この手の密室ものとしての新味は全くないのもまた事実で、完成度こそ高いものの「傑作」にはどうやっても届かず。  このジャンルが好きな人なら観て損はないと思いますが…
[インターネット(字幕)] 7点(2021-08-17 04:22:11)
69.  ポラロイド
レビューを書くために過去のレビューを読んでみたら「Yuki2Invy」さんのレビューが僕の書きたい事をほぼ完璧に書いてくれてました。 ここまで他人とほとんど同じ感想になるという映画もある意味すごいのかもしれませんが…  という事で以下同文です。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-07-20 14:06:18)
70.  ニック・オブ・タイム 《ネタバレ》 
「劇中の時間がほぼリアルタイムと一致」という設定を活かすなら、ほとんどワンカットで撮るとかしないとダメですよね。 いかにもこの監督ぽい重たい普通の撮り方なので観ていてもその設定が全く生かされてません。  そもそもお話が全然面白くないのが問題で、途中、犯人の仲間が指摘した通り「なんでこんなめんどくさいやり方で」って事につきます。 あれだけ仲間がいるならどうにでもなるでしょ。それこそ秘書は瞬殺だったわけだし。 無理がありすぎて話に集中できません。  一応、映画を観ていて個人的に気付いた事を書くと、知事を殺そうとしてた連中は白人の上流階級ぽく、一方で助けてくれる側は黒人の障害者だったりヒスパニック系のボーイだったりの下級層なので、多分あの知事が金持ちの得にならない政策をばんばん打ち出したから狙われたんでしょうねぇ、多分。  でも、それがどうしたの?としか思えないですよね…基本的な話が面白くないんだもの。
[地上波(吹替)] 5点(2021-07-20 00:58:39)
71.  フライト・オブ・フェニックス 《ネタバレ》 
映画を観始めて「あれこの映画知ってる」と思ったらリメイクだったんですね。  さてこの手の映画の場合、最後に「飛ぶ」のはわかりきってるわけで、そこまでどういうイベントを起こし観客を飽きさせないか…が重要なわけです。 いろいろあって最後に飛んで大カタルシス、それができてこその映画なわけで。  最近の映画であればもっと地味な人間ドラマで繋いでいくんでしょうが、さすが原作が古い映画だけあって途中のイベントをちょっとがんばりすぎ欲張りすぎ。 こんなに派手に詰め込まなくても…と思うわけですが、しかし娯楽映画であればこれくらい詰め込んだ方がいいんじゃない?とも思うわけです。  劇中、終始嫌な感じの航空技師ですが、しかし彼の行動言動を冷静に見ればほとんどの場合、彼が正しいわけです。 ただ「なんか嫌なキャラ」なのでそう見えないだけで、行動言動はほぼ常に彼が正しい。 試し撃ちを見てるにもかかわらず怪しい連中に近づくし、まだ生きてるとなると連れて帰ってくるし。 いやそもそも近づかないのが正解だし、そんなの連れて帰ってもトラブルにしかならないのでさっさと撃ち殺すのが正解です。 あの技師は常に正しい。ただ「なんか嫌な奴」なので、なんか男前のデニスクエィドの(間違った)言葉にみんな従うわけです。  この映画の価値はここにあって、(正しい事を言うキモ男より間違った事を言うイケメンの言う事を人は信じる)という人間心理に光をあてた映画は他にほとんどありません。 それだけでも価値はあるのかな、と思います。  またこの映画、あの構造の機体だからこそ成立するわけで、旧作(C-82)、今作(C-119)の時点ではまだこのタイプの機体が存在しましたが、今はほとんど退役していて、もし次にリメイクするならSFにして宇宙船にするしかないでしょう。 いやそれはそれでありかもですが…
[地上波(吹替)] 7点(2021-07-13 15:49:07)
72.  フレディVSジェイソン
エルムも13日も1作目しか観た事ないし、そもそもあんまり覚えてないし基本設定をかろうじて知ってるだけ…という私ですが、ほとんど問題なく鑑賞できました。 (細かく楽しめてないところもあるんでしょうが、それこそ気が付かない事にすら気が付かないので問題なし)  あまり知らない人でもわりと楽しめる…というのはこのタイプの映画としては貴重だと思います。  ホラー要素やスプラッタ要素も薄く、正直「怖く」はありません。 ちょっとグロ要素や恐怖要素が強めの青春娯楽映画…といったところでしょうか。  好きな人が観れば物足りないかもしれませんが、逆にあまり知らない人が暇つぶしにみてもそれなりに楽しめる。 ある意味プロが作ったちゃんとした娯楽映画になってると思います。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-07-09 01:23:46)
73.  エジソンズ・ゲーム
ベータ対VHS戦争よりはるかに世界的影響が大きかった直流対交流戦争を描いた実話ベースの映画。 そこそこの役者を使い面白そうな素材なのに終始退屈なのはどうしてなんだろう?  アメリカの電気椅子処刑がこの際のネガティブキャンペーンでできた…というのは知らなかったので「へーーー」って感じでした。
[インターネット(吹替)] 5点(2021-07-07 15:05:00)
74.  テイク・シェルター
最近、映画を2倍速で観るだとかファスト鑑賞するとかが話題となっていますが、そういう人が観たときに真っ先に途中を飛ばすだろう映画。 「やりたい事はわかったから結局結論はどっちなのよ」と。 それくらいやりたい事はわかりやすいです、この映画。 そしてそのテーマに愚直なまでにまっしぐらで遊びがありません。  で、飛ばすと途中の伏線がわかってないのでラストについて間違った解釈しちゃうという… 多分、途中を飛ばしたあなたはラストシーンについて誤解してます…が、でもまぁそういう解釈でもいいのかもしれません。その理解の方がある意味救いがあって優しいですし。  個人的にはここまで不安をだらだら前面に押し出される不安系サイコサスペンスはなかなか退屈なので、面白くはありませんでした…が、やりたい事はわかったしそういう意味ではよくできた映画だと思います。  個人的面白さでは4点、映画の出来としては8点なので間をとっての6点です。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-06-29 15:38:08)
75.  マッチポイント
人生、つまるところ運の良し悪しですべてが決まります。 私ももういい年齢なので、それは痛いほど理解しています。  善行を積み努力すれば必ずいい結果がついてくる!なんてのは子供か現実が見えてない人の戯言であって、実際に真面目で何の落ち度もないいい人が「たまたまそこにいただけ」で死んだ例は枚挙にいとまがありません。 (たとえば、強盗に立ち向かって殺される正義感の強い家族思いのお父さんなんかがその典型でしょうか) 一方でどうしようもない人がのうのうと豪邸で暮してる姿、我々、それこそ映画の世界でよく見かけるじゃないですか。  実生活であれ仕事であれ芸能であれ、うまくいくかどうかはつまるところ(そのジャンルにおいて一定の水準の才能があれば)それ以上はもはや運でしかないのです。  悪人でしかもいろいろずさんなどーしようもない人でも運があれば幸せになれるし、何も悪い事をしてないただそこにいただけのおばさんなんかは無意味に殺される、世の中そんなもんだという事を教えてくれる映画です。
[地上波(吹替)] 6点(2021-06-28 15:51:59)
76.  ヴィジット 《ネタバレ》 
POV形式で撮っちゃうとシャラマンだかシャマランだかわからんがな…と思いながら観ていたわけですが、数多ある似たようなB級C級ホラーと比べると緊張感や不気味さとか、要するに「雰囲気」的なものはさすがに一枚も二枚も上ですね。  ストーリーは恐ろしいほどシンプル! 「お前らほんとの祖父母じゃなかったんかい」というところからの種明かしが驚くほどシンプル 単に精神病院逃げ出してきただけかい!っていうね。 途中宇宙人的な話みたいなフリもしてたし「また」宇宙人かと思ったらまさかの「ただの精神病院抜け出してきた人」 いやシンプルにそれが一番怖いですけどね。  そしてこの手の映画ではお約束的なオチのどんでん返し的なところも一切ない。 殺したら単純に死ぬ! シンプル!  いやこのシンプルさは、ある意味新鮮です。  そして最後にラップで語られる状況説明と被害者近況笑 まぁ家族の絆を再構築、父親との確執も解決?でよかったんじゃないでしょうか。  でも、僕はまぁまぁ面白かったんですが、期待して観たらきっと怒る人いますよね、これ。  てか木にぶら下げられてた女の人、あんな目立つことしてたら早晩見つかるだろうし、っていうかあの女性が行方不明なんだからどっちにしろ翌日までには捕まってましたよね、この人たち。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-06-24 03:00:47)
77.  フォーリング・ダウン
この映画が公開された当時より今の方がこの映画に関してはむしろ説明しやすく、潜在的トランプ支持者をカリカチュアライズして描いた映画だと言えばわかりやすいかと。  座右の銘が「なるようになる(ケセラセラ)」で、アラブの「明日できる事は今日するな」ということわざが大好きなタイプの自分には想像もつかない思考方法で、そういう意味ではほぼモンスター映画です。  「自分は真面目にやってるのに、あいつらは…」という社会や政治経済、近所の人や家族までに対し潜在的な恨みやストレスをかかえてる(俗に言うA型っぽい)人はアメリカよりむしろ日本人に多そうで、しかも「蒸し暑い」とかは日本の潜在特許なので、そういう性格と真逆な自分からすればこういうモンスター溢れる日本が恐ろしくてしょうがありません笑
[地上波(吹替)] 6点(2021-06-22 15:42:59)
78.  JAWS/ジョーズ2 《ネタバレ》 
ジョーズ3あたりのレビューは書いてたのにこの2のレビューは書いてませんでした。  興業としては大ヒットした2ですがその内容はグダグダ。  そもそもオリジナルのジョーズは「サメがなかなか出ない」その緊張感と見せかたで傑作となった映画です。 ところが2ではその手法が使えません。そりゃ1でもうサメが出ちゃってるんだから当たり前ですが、じゃぁ2ではどうするか…というと何もない。冒頭のサメに襲われるシーン、サメ目線でシーンが描かれサメの姿は出ない演出なんですが…いやどうせ1で観たようなサメですよね?この演出に意味ないですよね? とはいえこのサメ目線カメラはこの映画のがんばりどころだったらしくちょいちょい出てきます。まぁここは苦肉の策を「がんばったね」と褒めてあげるのが大人の姿勢と言えるかもしれません。  それから1作目のトラウマで頭おかしくなってしまっている署長も見てられません。 魚群を見て「サメだぁぁぁ」と叫びながら銃を乱射して暴れる署長の姿は涙無しでは観られないのですが、おそらく人間のトラウマ等について時代を先取りして深く描いてみたかったのかもしれません。わかんないけど。 そして後半子供を助けようと無策で飛び出してしまうあたり(そして無策だから役にたたない)、やはり観ていてキツイものがあります。 人間、自分が署長で前作のような事を経験してれば次に同じような事態があった時の事を想定してるものじゃないんでしょうか?トラウマから目をそらしてるだけじゃだめだぞ?だからお前は3で出番なくなるんだよ!と署長に対しては強く説教しておきたいところです。  あとサメもサメです。 クライマックスにかけてボートから子供がばんばん落ちるのに全然食べません。 いや、もっと喰えよ!いけるだろ?無駄に沢山子供いるんだからさ! てかそういう映画じゃないのか?? お前も皆と同じでダメな子なのか? と思ってたんですが、しかしヘリを襲うシーンだけは秀逸です。 よし、お前はよくがんばったぞ!とここは褒めておきましょう。  「ヘリがやられるシーンだけはいい」←ジョーズ2の感想を書けば、つまりはそういう事です。  ところで2を見直すまで忘れていたのですが、「サメの敵討ち」という馬鹿な言動、ジョーズ3のオリジナルかと思っていたんですが、なんとこの2ですでに署長が「サメの敵討ち」と言っています。この馬鹿発言は2から3への引き続きネタだったんですか…しかも夫婦で言ってるとか。似たもの夫婦!
[地上波(吹替)] 4点(2021-06-21 14:12:37)(笑:1票)
79.  チェンジリング(2008)
「飼っていた犬を動物病院に預けたら全く別の犬が帰ってきた」という事件は何年かに一回あります。 その都度愛犬家の間では「ありえねーだろ」と話題になるんですが、驚くべきことに何年かに1回そういう事件が起きています。  医者は「病気と手術で少し雰囲気変わってますが間違いなくあなたの犬ですよ」と主張するわけですが、飼い主にそんな誤魔化しが通用するわけがありません。 いやその主張は無理ゲーすぎるでしょ… で、犬ですら無理ゲーなのに、なんと人間でも実際にそういう事が起きたんですよ、とまぁそういう映画です。  無理ゲーにもほどがあるだろ…と思うんですが、無理を通せば道理が引っ込むという格言通りの力技での無茶苦茶な展開には「人間がんばればなんとかなるのかもしれないな」と変な感慨すら覚えてしまいます。 そんな内容の力の入った実話ベースの本映画、後半のカタルシスとかいろいろ言いたい事はありますが、ここで私が言いたい事をとりあえず一つに絞れば「言われなければ彼女だとわからないだろう主演のアンジェリーナジョリー」  あんなキャラの濃い女優が、化粧や雰囲気のせいでパっと見では彼女だとは全くわかりません。 さすが女優…そして化粧やファッションで女性は全く別人になれるんだ、と言う事をあらためて教えてくれる映画です。 まぁ本映画のテーマはそこじゃないとは思いますが…
[インターネット(字幕)] 8点(2021-06-11 23:49:15)
80.  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 《ネタバレ》 
地球環境を破壊する人類から地球を守るためのワクチン…なんて陳腐で古臭い設定や、身勝手で場当たり的な行動を繰り返してイライラさせる主人公達等、設定や人間ドラマ(笑)部分を評価すればゴミみたいな映画。  一方、そもそもこの映画に期待されているのは怪獣がダイナミックに暴れるシーンなわけで、ぶっちゃけそこさえちゃんとしてればドラマなんかどうでもいいとも言えます。 で、そういう観点で観ればさすがレジェンダリー。十分に満足できる…わけですが、人間ドラマ部のマイナス要素が脚をひっぱりすぎて残念ながらあまり楽しめません。  たとえば兵隊の人達、あのゴミみたいな家族一人を助けるために沢山死んだりしてるわけですが、その辺の死は完全にモブ扱い。 …いやおかしいでしょ、人間の命の価値の差って何なのよ、と。 そういう事がいちいち気になるまともな人は残念ながらこの映画に乗り切れないと思います。観てる途中ツッコミで忙しすぎますし。  逆にその安いドラマ部分を気にせず割り切れれば、十分に面白い映画なんでしょうが。  あと、どうしても気になるのが日本語吹き替え。  芦田愛菜の顔さえ忘れられれば意外と気にならない芦田愛菜なんかはいいんですが、問題は田中圭。 上手いとか下手とかいう前に「カイルチャンドラー」の顔から物理的にあの声は出ないでしょ。 声が若すぎるし軽すぎて、終始違和感しかありません。 こういうのって普通は最後まで観てればそれなりに慣れるものですが、この映画のすごいところは最後まで違和感が消えない事。  だってカイルチャンドラーだよ?どう考えてももっと中年で野太い感じの声でしょうよ!  吹き替えは上手いとか下手とかいう以前に「物理的におかし」かったらどうしようもありません。 それを証明しているのが実は渡辺謙。 渡辺謙の吹き替えは映画中の自分の口の動きとも全然あってない実はおかしな吹き替えなんですが、観ていて何の違和感もありません。 それは渡辺謙が渡辺謙の声でしゃべってるから。あまりにも当たり前の事なので吹き替えがどうだろうと違和感を感じないわけです。  まぁ主人公達は「いつ死んでもいい」としか思えないような映画なので声が不自然でもどうでもいいといえばいいんですが…それでもやっぱりこの映画は字幕で鑑賞する事をおすすめします。 吹き替えだと(ただでさえどうでもいい)話がますます頭に入ってきませんから。  怪獣部分が8点、シナリオや人間が2点。 (8+2)÷2で5点が妥当かな、と思います。
[地上波(吹替)] 5点(2021-05-30 00:40:12)(良:1票)
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