1321. ダーティ・ダンシング
《ネタバレ》 主役の女の子がダンスを通して成長していくだけのストーリーかと思いきや、ダンスのレッスンをするジョニー、もう一人の先生ペニー、お父さんのジェイクなど、周りの人達の心の変化も楽しめる見応えのあるドラマでした。 ラブストーリーとしても楽しめるのでしょうが、個人的にはベイビーとお父さんとのやりとりにあたたかいものを感じることができる作品で、二人のシーンはどれも良かったです。 出演者のみなさんも、感情的になる一面をみんな持っていながら、誠意ある行動や対応を取れるキャラクターを一貫させていてとても好印象。見た後すがすがしい気持ちになれる作品だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2013-02-25 11:14:15) |
1322. ルーカスの初恋メモリー
《ネタバレ》 オールアウェイでも、何一つ上手くいかなくても、自分がやると決めたことを最後までやり抜けば、周りから認められることもあるという嘘のような作品。でもその「うそーん」と思う展開が心地良いです。 最初はなんとなくルーカスに感情移入できなかったのですが、がむしゃらで、まったく気持ちのぶれない彼を見ていると、いつの間にか応援しているから不思議です。うん、真剣に生きるってこういうことですよね。 ただ、一言だけ。 リナ(ウィノナ・ライダー)でいいじゃん!贅沢ゆうなよ(笑) [DVD(字幕)] 7点(2013-02-22 02:13:17)(笑:1票) |
1323. デルタ・フォース(1985)
《ネタバレ》 ただの娯楽映画かと思いきや、ラストシーンに何かのメッセージがあるような気がしてとても印象に残りました。最後の戦闘で犠牲になったチームの隊員が息をひきとるその時、助けられた人々はそんなことはつゆ知らず、外で踊って喜んでいて、なんかせつなかったです。 宗教や戦争に疎いため、なぜハイジャックしたのか、その動機が弱い気がしましたが、飛行機内でのハイジャック犯と乗客のやりとりは緊迫感があって良かったと思います。飛行機を降りて、デルタフォースが動きだしてからはただのアクションものになってしまった感はありますが、それでも全編通して満足のいく内容でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-02-22 01:56:27) |
1324. ミシシッピー・バーニング
《ネタバレ》 最初の10分で映画に釘付けになりました。 教育レベルで人種差別が行われていることが一番の衝撃で、昨今のお隣の国の教育の在り方を連想させるものでした。こうなってくると、人種差別から暴力・犯罪に走る人々よりも、そんな人々を作り上げてしまうシステムが最も罪が重いと言わざるをえません。 生まれながらに本能にねじ込むようにして刷り込まれた差別意識と洗脳から、なぜか解放されているベル夫人に一筋の救いを見た気がします。 リアリティを求めた硬派なストーリーの中にも、きちんと映画として人を惹き付ける配慮やアレンジがされていて、「ああ、これは映画なんだ」と、そこだけは見失わずに最後まで映画として観賞することができました。 とても良い映画でした。 [DVD(字幕)] 8点(2013-02-12 03:33:27)(良:1票) |
1325. プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角
《ネタバレ》 主役のアンディを見た瞬間、「ああ、全然好みのタイプじゃない、この映画はきっと合わない。」と思ったのに、いつの間にかはまっていました。 アンディは純粋で、もろそうなのに、芯の強い部分がしっかりあって、とても魅力のあるキャラクターに仕上がっていました。それを演技力だけで表現していることがまた素晴らしいと思います。なにより、あのうっとうしいダッキーに向ける優しさ、出て行った母親を忘れられない父親に向ける優しさはたまらないです。 ストーリーは「ありがち」で「ストレート」。でもたまにはそんなのも観てみると、懐かしい気持ちに浸れて良いものだと思わせてくれる映画でした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-02-12 02:50:28) |
1326. トップガン
《ネタバレ》 こんなオシャレ映画だとは思いもしませんでした。アイドル出して表面だけ着飾っただけのドラマと変わりません。ものすごく期待して見たのに、最初の10分で飽きた。 第一、導入部分の「アメリカは空中戦のエリートを養成する機関をつくった・・・その名は『トップガン』。」という設定を全然活かさないので、見ているうちに忘れてしまいました。なにしろ、どこが『トップガン』で『エリート』なのか全然つたわってこないのです。 肝心の空中戦も、誰がどこにいて、何やってて、ゴールはどこなのか、正解は何なのか、・・・・ひとっつもわからない。がんばって理解しようと努めていると、急に終わって、「やったぜ!○○を倒したぜ!」なんて登場人物たちばっかり盛り上がっている。意味がわからない。 最後の実戦だけは何しているのかわかり、そこだけは楽しめました。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2013-02-10 18:30:33) |
1327. ゴールデン・チャイルド
《ネタバレ》 エディは良い!「エディ『は』良いね!」と思える映画。 エディの良さが良く出ていると思います。 なんの力もなく、なんのとりえもない一般人が、敵の悪魔も含めた実力者たちと舌先三寸だけでわたりあっちゃうところが痛快で面白い。愉快。 でも前半に対し、中盤から後半にかけてはたたみかけるように雑な演出&ストーリーになってしまって非常に残念。あまりに安っぽい展開、演技、演出の中で、エディだけが浮いてしまっている感じでした。 [DVD(字幕)] 4点(2013-02-07 05:46:58) |
1328. 若き勇者たち
《ネタバレ》 校庭にパラシュート部隊が降りてきて先生が撃たれてしまうまでが鳥肌もので、「いったいこれからどうなってしまうんだ?」と期待せずにはいられませんでした。 で、結局どうにもなりませんでした。 巻き込まれ型なので、リアルにするとこんなストーリーになるのかもしれませんが、ほとんどSFみたいなものですから、そこはきちんとストーリーを練ってほしかった。大きな目的も大義もなく、だらだらゲリラ戦を繰り広げられても感情移入しづらいです。 とはいえ、大好きな設定なのでそれなりに楽しめました。 「バトルロワイヤル」のソフトバージョンみたいな感じで良かったと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2013-02-04 01:40:07) |
1329. ビッグ・ビジネス
《ネタバレ》 ストーリータイプのコメディ映画です。・・・う~ん、少しコメディに力を入れすぎてしまった感じがします。メインのストーリーにもう少し力を入れて丁寧に描いてくれると良かったです。 なにしろ「ただ笑わせれば良い。」というスタンスが漂っているものですから、自分たちにそっくりな人物と出会ったときの反応もドリフ仕様どまり。そのときはそれで良いとしても、「え?もしかして私の本当の姉妹はこっち?」とか、事の発端となった生い立ちのところにもっともっと突っ込んでほしかったです。 また、ラストの見せ場もちょっと歯切れが悪く期待はずれで、いろいろと残念な映画でした。悪くはないのですが・・・。いかんせん期待しすぎちゃいましたね。 [DVD(字幕)] 4点(2013-01-31 05:20:47) |
1330. コマンドー
問題【『ターミネーター』との違いを答えよ。】 解答【・・・口数が少し多い。】 「どんべえ」が「うどん」ではなく、もはや一つの「どんべえ」というカテゴリーを成立させてしまったように、「シュワルツェネッガー」は「人」でも「ロボ」でもなく、「シュワルツェネッガー」という一つのカテゴリーなのだと思う。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-01-23 23:56:15)(良:3票) |
1331. キックボクサー
《ネタバレ》 よくある修行・復讐系の格闘ドラマ。オーソドックスなストーリーながら、弟が成長していく様子がわかりやすく、テンポもよく、見ていて飽きません。 それぞれのキャラも、よくあるキャラ設定ながらきちんとキャラが立っていて良かったです。 特に脇役好きの僕としては、ラストで元軍人の人や、お兄さんが何気に活躍するところなんかたまらなく好きな演出です。 何のひねりもない映画ではありますが、こういう安心して見られる映画って心地良いですね!まさに娯楽映画☆良いと思います☆ [DVD(字幕)] 7点(2013-01-20 17:02:29) |
1332. 赤ちゃんはトップレディがお好き
《ネタバレ》 ジャンルとしてはコメディなのでしょうが、メインストーリーがしっかりしているので、サクセスストーリー系のドラマとして完成されていました。 バリバリのキャリア・ウーマン、JC。JCと同じタイプの仕事人間スティーブン。JCの部下で切れ者のケン。このメンバーと対極にいる獣医のジェフ。 どの人物も非常にわかりやすく描かれていて、彼らとの関係を通してもJCのゆるやかな心の変化が手に取るように実感できます。 肝心の赤ちゃんが、MAHITOさんがおっしゃられているように、途中からただのマスコットキャラに落ち着いてしまったのが少々残念ではありましたが、やはりかわいい。そのかわいさは色褪せることなく、きっと最後まで見ている人の心を癒してくれるでしょう。 軽いタッチでとっつきやすい映画なのに、要所要所、特にラストで心に響く大事なメッセージを送ってくるあたり、「うわー。良い映画だなぁ・・」と思わずにはいられませんでした。 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-19 12:39:26) |
1333. ギャンブラーズ/最後の賭け
《ネタバレ》 ケヴィン・コスナーが演じる、ギャンブル大好きな若者が、ギャンブル初心者の女の子とその保護者みたいな人と3人で成り上がっていく物語。 そこに女の子との恋愛もスパイスされて、個人的には好きな作品に仕上がっています。 ただ、なぜ女の子はギャンブルを始めたのか、保護者みたいな人と女の子の関係は何なのか、肝心な動機・理由は一切不明なままラストまで突っ走るので、説明が足りない部分はかなりあります。 逆に、動機や目的がはっきりと明確になっていれば、より面白い作品になっていたかもしれません。 ケヴィン・コスナー演じる若者が途中退場してしまうのは、唐突な感があり、その必要性も感じられなかったので、そこもマイナスポイント。 最初からそんなに深みがある映画ではなかったので、変にドラマチックな展開を盛り込まず、「みんなでHAPPYになっちゃおーぜー」みたいなノリのほうが良かったのではないかな。 [DVD(字幕)] 7点(2012-12-12 15:24:26) |
1334. スラッグス
《ネタバレ》 幼い頃に見た「スクワーム」に比べると、パンチはない作品。 それでも、笑いあり、感動あり、ぬるぬるあり、グロありの満足度の高い作品に仕上がっていることだけは間違いありません。 場当たり的に被害者になる人達が多いのも、めちゃめちゃ良い見方をすれば、逆にパニックものとしてリアリティがあって良かったのかなと。 特に、終盤で犠牲になった女の子はさすがにちょっと可哀想だったかな・・・ [DVD(字幕)] 7点(2012-12-06 12:46:24) |
1335. イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
《ネタバレ》 それぞれの信念をもとに行動する、若い刑事と、若いマフィア。 二人が望んでいるのは既存権力の打破であり、改革。 立場は違えど、本当に似た者同士の二人。 この二人に、なんとなく政治家の橋本さんがかぶってしまうのは僕だけでしょうか。 しかし二人は周囲に理解されることなく、次第にそれぞれの組織の中で孤立していきます。僕には正直この孤立が一番見ていて恐ろしかったし、この二人にもう少し幅広い視野を持って欲しかった。 これでは勢いだけの底の浅いマフィアもの映画と思われても仕方がない・・・ それから、スタン、奥さん、記者の三角関係に力を入れすぎてしまったのも、この映画について言えばプラス効果よりマイナス効果のほうが大きい気がします。 映画の軸がぶれてしまっているように見えます。 中盤からはまったく両者に感情移入できず、醒めた目でしか見ることができませんでした。 [DVD(字幕)] 4点(2012-12-06 12:34:43)(良:1票) |
1336. 大逆転(1983)
《ネタバレ》 タイトルがわかりやすくて好きです。 ウィンソープとビリーの人生を逆転させたという意味にも取れるし、マッドな老人二人に、若者二人が逆転勝利するという意味にも取れるところが、また良いのではないかと。 一人の若者のサクセスストーリー。 一人の若者の転落人生。 最後は仕掛け人たちへの仕返し。 3つの物語をひとつにまとめ、完成度の高いエンターテイメントに仕上げた、とても良質なコメディだと思います。 最後は爽快感のある終わりかた。 プロセスに多少強引なところはありますが、そういったことが気にならないタイプの映画で、純粋に楽しむことができました。 (掛け金の金額設定はベスト!すばらしいセンスだと思います。) [DVD(字幕)] 7点(2012-12-06 11:34:40) |
1337. クリスティーン
《ネタバレ》 「車が人を襲って怖いかな?」 という疑問たっぷりで観賞。思っていたより、雰囲気のある良質のホラーでした。 「何を考えているのかわからない。」 というのは、人に恐怖を与えるもので、その雰囲気をかもし出しているクリスティーンはなかなか良いです。 クリスティーンのオーナーは、さえないいじめられっ子。ですが、クリスティーンと出会い、一目置かれる存在になっていきます。王道っちゃあ王道ですが、個人的に大好きなパターンです。 また、この年代にしてはかなり映像がきれいで感動です。いじめっ子たちをまとめて粛清するシーンはかなりの迫力。ひだるまクリスティーンは最高です。 難を言うならば、ラストのバトルはすこ~し物足りなかったかなぁ。 演出や展開にもう一工夫あれば・・・。でも所詮「車」なので、これが限界なのかもしれませんね。それを差し引いても、満足感の得られる映画でした。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-28 05:02:13)(良:1票) |
1338. 夜霧のマンハッタン
《ネタバレ》 本格的なミステリーかと思いきや、しだいにラブコメ色が強くなってきて、「え?これそっち系の映画?」と思っちゃいました。でもミステリーもサスペンスも、やっぱりマジメにやっていて、いったい何の映画を見ているのかわからなくなってきます(笑) こういったテイストの映画って、意外と少ないかもしれないですね。 個人的にはストーリーも演技も演出も雰囲気も好きでしたが、盛りだくさんにしすぎて焦点が絞りきれなかったのは事実です。 いったい観る側はどんなスタンスで観ればよかったのか・・・ よく分からなかったので、思いっきり肩の力を抜いて頭からっぽにして観ました。 すごく面白かった。 そうか、これは一言で言えば「娯楽映画」 何も考えずにただ楽しめば良いみたいです☆ それからケリー役のデブラ・ウィンガーさん。 とってもすてきでした。 いやー。彼女が出演している他の映画も観たくなりました。それくらい魅力のある人でした。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-22 06:49:57) |
1339. フレッチ/殺人方程式
《ネタバレ》 早いテンポで進む、ミステリーサスペンス。 ただ、全体通してコメディの要素が入っているので、肩の力を抜いて見られる娯楽作品に仕上がっています。 コメディはどちらかというとブラックジョークの割合が多いので、あまり笑えません。ネタとしては面白いのですが、なんかフレッチが言うと全然笑えないんですよね・・・。 謎がいっぱい出てくるので最初のうちは面白いです。ただ蓋を開けてみるとオチは正直あまり大した事ないです。 もともとミステリー好きで、早いテンポの映画が好きなので、そういった意味ではこの映画とはとても相性が良く、楽しめました。 また、フレッチの嘘がいつも適当なので、いつばれるかひやひやし通しです。良くも悪くも緊張感の持続する映画でした☆ [DVD(字幕)] 6点(2012-11-21 14:56:26) |
1340. ロストユニバース 魔宮伝説からの脱出<OV>
タイトルはとてもかっこよく、中身はとってもチープな作品です。 ただ、映画としてのクオリティは高くないのかもしれませんが、個人的には好きなタイプです。 画像の粗さや、わかりやすい安直な展開や、俳優陣の演技すべてが、なんとなく懐かしい雰囲気を感じさせてくれます。 突然仲間になったり、急にバトルが始まったり、とにかく突っ込みどころ満載ではありますが、何も考えずに子供に戻った気持ちで観賞すると意外と楽しめました。 また、1つ1つのシーンがぶつ切りで、それを無理矢理くっつけて一つの映画にしちゃったような感じなんですけど、その1シーン1シーンは意外と面白くて、特に戦いのシーンはスピード感あって良かったです。 「戦闘開始だ!」みたいなノリですね。 戦いのシーンが多かったのも個人的に嬉しかった。 もちろん、映画としての完成度は結構低いと思いますので、そこだけはご注意ください。 [DVD(字幕)] 5点(2012-11-20 10:53:54) |