161. キートンの強盗騒動(悪太郎)
《ネタバレ》 アイデア一発にならず、次に繋がるギャグがしっかり盛り込まれている辺りは、行き当たりばったりで作ったと言われながら、しっかり考えて作っているのがよくわかる。そして、エレベーターのシーンは発想がすごい。針を動かせばエレベーターも動くと言う考えを映像化しているのが何ともバカバカしくて笑える。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-13 20:06:13) |
162. キートンの隣同志
《ネタバレ》 キートンの映画はどういう仕掛けか全く分からないシーンが良くあり、この映画でも3人が肩に乗って動き回るシーンがある。どうやって撮ったのか知りたい。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-13 19:52:09) |
163. キートンのスケアクロウ(案山子)
《ネタバレ》 ○前後半で違った味の作品。○前半は発明品の披露とでも言うべきシーンで、動きこそ少ないが、彼らしいアイデアでなかなか面白い。○動きの少ない前半とは対照的に後半は走る、飛ぶ、逆立ちする。タイトル通りだが、案山子のシーンが一番笑える。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-13 19:50:24) |
164. 泳ぐひと
《ネタバレ》 当時のアメリカについて知っていなければ(と言っても自分はそんなに詳しくありませんが)、観ている人にとってはチンプンカンプンの映画でしょう。これもニューシネマ映画の一つで、どこか同年公開の「猿の惑星」に似たようなオチ。変人であり、ラスト近くの爆撃音からしてベトナム帰還兵の話だと思ったが、バート・ランカスターの年齢や公開年を考えると違うかもしれない。しかし、昔は全てを受け入れていたが、夢が覚めると厳しい現実が待っていたのだというセリフや、変な人には気を付けろと言いながら自分が一番変な人間になってしまっている辺りを観ると否定もできない。まぁプールを持つブルジョアへの批判はわかりやすいし、中年のおっさんのラブロマンスでもない。あまりわかりやすい映画ではないが、時代背景がわかれば非常に興味深い映画だと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2008-06-02 22:28:23) |
165. ペーパー・ムーン
《ネタバレ》 良い意味で期待を裏切ってくれた作品。制作年を考えると、ニューシネマの頃なので、ラストでモーゼは殺されるものだと思った。ところが、あのオチ。泣きはしなかったがバックミラーに映るアディの走る姿はせこい。「私の200ドル返して」の言葉に二人は笑顔もなく車に乗り込む。こちらは微笑ましく思ったが、これが良かった!そして、語る必要もないが、テイタム・オニールのお転婆振りが最高。また観てみたい作品。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-31 23:19:16) |
166. チャップリンの冒険
当時のチャップリンの短編コメディとしてはある程度の集大成を迎える作品となっているだろう。終始小ネタが満載で、笑いどころがたくさんある。話としてはあまり収拾がついていないが、アイスのシーンにしても、ドアのシーンにしても、非常に面白く、エリック・キャンベルは今作でも存在感を発揮している。 [DVD(字幕)] 8点(2008-04-03 17:35:29) |
167. チャップリンのゴルフ狂時代
チャップリン対チャップリンになるのが面白い。本当にチャップリンの頭はアイデアの宝庫だったのだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2008-03-06 15:55:13) |
168. 担え銃
《ネタバレ》 この展開であのオチならまぁいいかなと思わせてくれる何とも言えない作品。戦争とコメディを共存させる絶妙な塩梅。チャップリンだからこそ成し得た偉業であろう。 [DVD(字幕)] 8点(2008-03-06 09:32:30) |
169. 犬の生活
短編なのでもっとコメディ一色かと思いきや、後期のチャップリンに近い作品であった。サイレントならではの面白さが幾分にも散りばめられており、彼のユーモアセンスには頭が下がる。ニヤリとさせるエンディングも好きだな。 [DVD(字幕)] 8点(2008-03-06 09:25:23) |
170. 赤い河
《ネタバレ》 少々いらいらする前半だったが、中盤からの意外な展開、軽快なテンポで後半から見事に盛り返した。やはり前半のダンソンには共感しがたいが、さすがに追放されるとは思っていなかったので、かなり驚愕させられた。そうしたことを考慮すればあのエンディングは正解だと思う。そして、何と言っても、スケールの大きさが凄い。あのたくさんの牛を大移動させるロケを実際に行ったのが凄い。ましてや、暴走シーンまである。このロケを行ったスタッフには拍手を送りたい。 [DVD(字幕)] 8点(2008-03-05 11:19:50) |
171. キートンの探偵学入門
《ネタバレ》 キートンは結構夢オチが多いが、サスペンスでもないので許せる範囲。スクリーンの中に入っていくというアイデアが面白いし、その後のアクションも相変わらず頑張っている。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-20 14:09:28) |
172. 突撃(1957)
《ネタバレ》 既出ですが、やはりフランス人、ドイツ人と特定する必要はなく、むしろ無国籍映画とした方が良かったと思う。そこを除けば、素晴らしい反戦映画。一兵士の弱さ、軍上層部だけが持つ強さ、非常な命令に裁判、そして処刑と、無駄のない展開で一映画としての完成度は高く、公開時20代だったとは思えぬキューブリックの才能が随所に見られる。 [DVD(字幕)] 8点(2008-01-20 09:23:42) |
173. チャップリンの黄金狂時代
《ネタバレ》 ラストの陳腐さを除けば、かなり面白い作品になっている。これほどブラックなコメディは珍しいのではないかと思わせるほどの出来。ラストも金に目がいってジョージアと結ばれないバッドエンディングなら満点だった。 [DVD(字幕)] 8点(2007-12-16 15:46:49) |
174. 西部戦線異状なし(1930)
《ネタバレ》 これぞ反戦映画。さすがにドイツ兵が英語を話しているのには違和感を感じるものの、庶民の立場から、兵士の立場からの立場でいろんな意見、考えが交わされておりすごくリアル。学校で先生に煽られて志願した兵士の実態をまざまざと感じ、久々に帰ってくると卑怯者呼ばわり。なんともやるせない気持ちになったし、これほどの反戦映画がありながら、これ以後たくさんの映画に参戦してきたアメリカが如何に愚かかとも思わせてくれる。 [DVD(字幕)] 8点(2007-12-12 15:22:08) |
175. ビッグ
設定として無視できないところを描ききってはいないが、真面目に撮ったのは評価できる。トム・ハンクスもまさにはまり役。 [DVD(字幕)] 8点(2007-11-05 10:17:15) |
176. キング・オブ・コメディ(1982)
やっぱりデ・ニーロはこういう変人が一番合っている。タクシードライバーとは作風は少し違うが、違う意味で怖い。パプキンがラストのことまで読んでいたら凄い。 [DVD(字幕)] 8点(2007-10-27 00:02:24) |
177. ディア・ハンター
《ネタバレ》 ○2016年1月3日再鑑賞。○序盤が長いのは覚えていたが、やはり長すぎるかな。それがあっての戦争シーンというのは十分に理解できるが。○二度のロシアンルーレットシーンは二度目の鑑賞でも背筋が凍る思いである。各演者の素晴らしさも実感。デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケンは特に素晴らしかった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-10-22 23:36:10) |
178. 雨に唄えば
これぞミュージカルの傑作。やはり、ジーン・ケリーが雨の中を踊り唄うシーンは名シーンだ。それに、3人の息の合ったダンスは見物。サイレントからトーキーへ移り変わる時代設定をうまく活かしたストーリーもなかなか面白い。 [DVD(字幕)] 8点(2007-10-12 23:05:25) |
179. グッドフェローズ
約二時間半と言う上映時間をものともしない軽快なテンポは秀逸。キャストもそれぞれが活き活きと個性を発揮していて良い。どこか「仁義なき戦い」のような印象。この手の映画は本当にキャストが大事だと改めて実感した。 [DVD(字幕)] 8点(2007-10-07 23:48:22) |
180. エデンの東(1955)
《ネタバレ》 混乱の時代、善と悪の区別もつかない。ベタな話だとは思うが、キャストと演出の良さがこの作品を名作にしていると思うし、今観ても胸に響くものがある。ただ、キャルが悪人でないにせよ、ラストにアロンが救われるシーンは欲しかったな。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-19 23:13:37) |