1. スター・ウォーズ/フォースの覚醒
《ネタバレ》 フィン役:若き日のデンゼル・ワシントン レイア役:メルケル首相 マズ・カナタ役:北林谷栄 ルーク役:デイヴィッド・アッテンボロー って印象(笑)。 「早く次を観たい」と久々に思った作品だった。まさに王道。基本的に旧三部作の1作目を踏襲しているように感じた。酒場のシーンでエイリアンがいろいろと出てくるところとか、スターキラー攻撃シーンとかね。 主役のおねーちゃんが頑張ってるのが伝わってきて好印象だったが、クライマックスの決闘シーンは、「ああ、そんなに怒りにまかせてたらダークサイドに落ちちゃうよ」と思わせる激しさ。そこがちょっと気になった点。 しっかし、相変わらずアンディ・サーキスはわからんなあ。どこに出てるのかと思った(笑)。 [映画館(字幕)] 9点(2016-03-03 21:56:45) |
2. フューリー(2014)
《ネタバレ》 期待が大きかった(推定9点くらい)だけにガッカリです。なによりまずクルーに感情移入できない。古参兵の過去があまり描写されず欲求不満な上に、新兵の成長物語と思いきやダークサイドに落ちるだけ。 戦車の動くシーンとしては、ボービントン131が出てくるのはちょっとだけで、しかもガールズ&パンツァーの黒森峰戦みたいな戦闘シーンが展開されて興ざめ(苦笑)。それ以前の戦闘シーンも「スターウォーズか!」と思えるような曳光弾の応酬でリアリティに欠けるという印象。 肝心の戦車の魅せ方についても、履帯のキリキリ音とかエンジン音が物足りないせいで迫力不足。ドイツ人女性の家でのシーンは冗長すぎてもっとカットできたはず。いろいろな意味でガッカリ感が強く残った映画でした。いちばんの疑問は、SSのあの兵士はなんで彼を見逃したんだろう? それから、壊れた戦車や対戦車砲の置き方についても、「ただ置いてみました」的なバラバラな感じで、中学生の作ったジオラマのような印象でした。プロなんだからもっと工夫してくれよという感じ。 [映画館(字幕)] 6点(2015-01-28 18:46:31) |
3. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
《ネタバレ》 いやあ、久々におもしろかった。 コメディかと思ってたのに、冒頭で10ccの"I'm not in love"が流れてシリアス・シーンが展開され「え?」と思ったら、いきなりのアブダクション(笑)。で、何十年も経っているのに、あのカセットテープがまだ聴けるんだと思った人も多いのでは? 映画はほとんどスターウォーズを観ているような既視感でしたが、ロケットやグルートのキャラが「実はこいつ好い奴じゃん」という感じでグッド。 中盤で”ちちちち、ちちちち、ちぇりーぼむ♪”が流れてきた時には思わず曲に引きずられて、台詞の聞き取りがおろそかになってしまったのはご愛敬か。とにかく、あの頃の曲を知っている人には楽しめたんじゃないかしら。 続編の製作も決定しているようだし次も楽しみ。ぜひともケビン・ベーコンを出して欲しいな。 ところで、デル・トロ太っちゃったね。 [映画館(字幕)] 8点(2014-09-14 14:09:47) |
4. 世界侵略:ロサンゼルス決戦
残念な出来の作品。もうちょっと見せ方を変えれば2点は上乗せできるのに。おそらくは映画館でドンパチの臨場感を味わうような作品なのだろう。公開当時、映画館で観たいなと思っていたんだけど都合が付かずに見逃してしまっていたが、まあテレビでも充分だったなと言う印象。 古参の下士官と新米の将校、戦地での混乱、英雄的自爆行為や子供を守る親の死闘など、この手の映画にお約束のシーンが満載なんだが、どれもなんか盛り上がりに欠ける予定調和的な感じだったのはどうしてだろう? 後半の高速道路でエイリアンが前進してくるシーン、なぜか「プライベート・ライアン」の市街地で20ミリ機関砲を撃ちながら前進してくるドイツ軍を連想してしまった。なんか似てない? で、A-10とB-52による大規模爆撃はぜひ観てみたかったね。それが心残り。 [地上波(吹替)] 6点(2013-11-18 17:28:05) |
5. パシフィック・リム
《ネタバレ》 字幕で観たかったが3Dしか選択肢が無くて、狼生初の3D映画鑑賞(2013年8月10日)。2時間越えもトイレに行かず乗り切った(笑)。終始字幕が浮いて見えるのが不思議だった。 どうして外国人のイメージする怪獣って、造型が変なんだろうなと、ずっと違和感があった。四つ足の癖にやたらに速く動くし、全体像がよくわからないのが原因か。そりゃ日本の怪獣は二足歩行でゆっくり移動するし、全体像がよくわかるからね。その辺の違いが大きいのだと、あらためて実感。 一方、主人公の乗る巨大ロボットの方は、どうにも鉄人28号に見えて仕方無い。それと違和感があるのが、パイロットが「歩く」こと(笑)。あれはかっこ悪いね。ジャンプできるのにハイキックとか回し蹴りができないのね。ブレードとかチェーンソーみたいなのを使った戦いは見所があったが、パンチだけの戦いはイマイチだった。でも船でぶん殴るのはアリ! 変な名前の看板があちこちにあるトーキョーは、自分がいる東京とは別物の印象。基地の壁に書かれているでかい漢字も意味がわからなかった。「穀なんとか」って奴ね。 事前に何も知らなかったのでロン・パールマンが出てきたのは嬉しかった。しかも美味しいところ持ってくしね。ああいう役がホントに似合う役者だと思う。 エンドクレジットは最後まで観ましょう。 [映画館(字幕)] 7点(2013-08-12 14:54:08)(良:1票) |
6. ゾンビランド
《ネタバレ》 期待してなかっただけに、なかなかおもしろかった。 オープニングのマイルールを説明する場面で字幕が立体的に出る演出は斬新だったね。シートベルトの件は笑ってしまった。大事だよ、ホントに。 マッチョのカウボーイが「2012」のあの変人だとはまったく気がつかなかった。髪型がまったく違うしねえ。 ビル・マーレーが出てくるとは知らなかった。いろいろと笑える小根多を仕込んでいてくすっとさせられる。ゴースト・バスターズの音楽はやっぱり身体が自然に動いてしまうよね(微笑)。 遊園地でのマッチョ、絶対に死ぬだろうなと思っていたが意外に生き残っていたのが不思議でならない。どうみてもやられていただろう。 同じく、タワーに上ったねーちゃんも、足をかじられてたんじゃないかと思えてならない。ホントに無事だったのかね。 そうだ、マウンテンデューが飲みたくなった(笑)。 さらに蛇足。あの戦車はエイブラムスっぽく見えたけれどセンチュリオンだったんだね。 [地上波(字幕)] 7点(2013-08-03 18:33:41) |
7. ボーダー(2008)
《ネタバレ》 まずまずおもしろかった。 デネヒー老けちゃったね。80年代の「コクーン」シリーズとか「F/X」シリーズがいちばん脂がのっていた時期かと思うから、それから20年過ぎたら無理もないか。 同じ理屈で「フランケンシュタイン」、「ヒート」、「ザ・ファン」、「アナライズ・ミー」の頃にこの映画があったら、デ・ニーロのたるみ具合もまだマシだったかもしれない。 劇中挿入されるビデオ映像を観つつ、「なんかおかしいぞ?」という感覚がずっと続き、最後に「やっぱりな」という印象。想像通りのストーリー展開になったが、それを含めてまずまずの満足。予定調和っていうのがあるんだよね(笑)。 ところで「ザ・ファン」にデ・ニーロとレイグザモは出てるんだが、どんな絡み方したか(しなかったか)思い出せないな。 [地上波(字幕)] 7点(2013-07-31 11:33:17) |
8. カールじいさんの空飛ぶ家
《ネタバレ》 冒頭の冒険家と夫婦愛の話を3分の2くらい費やして、飛んだ後の話は残り3分の1くらいで好かった気がする。とにかくあのガキがわずらわしかった。存在を抹消したいくらいに。 [地上波(吹替)] 5点(2013-04-08 16:47:25) |
9. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 やっぱりランボーの吹き替えはささきいさおだよね。コンドルのジョーのうめき声しか聞こえないんだけれど(笑)。 ボランティア団体の奴らの脳天気な発想とか行動に腹立たしさを感じると同時に、ランボーの台詞がいちいち正論に聞こえてくる。ホントに戦場をなめすぎている連中の行動には怒りを禁じ得ない。 そんなランボーがけっきょく頑張っちゃうわけだが、まあそれを正当と思わせるほどミャンマーの軍事勢力が暴虐だったのは事実だったんだろうかね? あんなむちゃくちゃをやっていたなら殺されても文句言えないと思えるんだが、そういうきっかけを作ったのがボランティア団体の奴らだと思うと、ホントに怒りがおさまらない。 そういう経緯があって、ランボーが故郷に帰る場面で、なぜか私はS&Gのボクサーが脳内再生された。 [地上波(吹替)] 8点(2013-03-21 16:31:07) |
10. ダイ・ハード/ラスト・デイ
《ネタバレ》 クレムリンの尖塔が大々的に出てこないなと思っていたら、ロケ地はブダペストだったんだね。ハンガロリンクの一部を貸し切ってセットを組んだりしたとか。「なんかモスクワってとっても近代的な都市なんだな」と思ったら、まったく違う場所だった(笑)。 Mi-24やMi-26が出てきたのはわくわくしたけれど、ハインドがせっかく出てきたのなら、ロケット弾ぶっ放して欲しかったね。映画的な演出ならマシンガンよりもそっちの方が迫力あっただろうに。 映画としては3作目よりはマシだったが、「ダイ・ハード4.0」の方がずっとおもしろかった(1、2作目は別格として)。本作では1作目へのオマージュ的シーンが多数出てくる。たとえばステンドグラスの崩落とか、コマロフがハンス的な演技をするシーンとか。 でも、演出として、最初にあれだけ大々的なカーチェイスを延々と見せられた後では、その後のもっと盛り上がりを期待するところが、「え? こんな展開?」という、一種のしょぼさを感じてしまうのだ。一緒に観ていた彼女もそう感じたし私もそう感じた。また、同じ会場にいた別の夫婦も同じ印象を述べながら退場していた。期待感が大きいほど失望も大きいというところだろうか。あと、ラストの空港シーンは蛇足だったね。それと、エンドロールではぜひともシナトラの歌を流して欲しかった。 まあ、大画面と大音響で映画館で観るのを前提の映画だが、作品としてはシリーズでもガッカリ感が強いということだ。 ところで、娘、4.0のときはもっと痩せていて可愛いという印象だったんだが、本作では太ってガッカリだったな。あのときのハッカーとはもう付き合ってないのかしら? [映画館(字幕)] 6点(2013-02-17 13:07:27)(良:1票) |
11. ホビット/思いがけない冒険
《ネタバレ》 まず最初に思ったのは、2Dで観たのだが「ああ、このシーンは3Dなら飛び出してくるんだろうな」と思わせるカットがたくさんあってちょっと食傷気味だったこと。そこまで飛び出させるアピールが必要なのか? それから、冒頭のドワーフが集まってくるところはちょっと引っ張りすぎだと思った。彼らが意外とキッチリしていると思わせるためにしても尺が長い。もっとカットできたはず。さらに、地下のゴブリンから逃げるシーンも力押しの連続で冗長に感じた。敵が多いのを演出したかったんだろうが、もう少し短くできたはず。ミニチュアの橋が落ちるシーンはお愛嬌か?(笑) 前3部作で割愛されたトム・ボンバディルの代わりとして茶色の魔法使いが出てきたのは評価したい。うさぎが引っ張るソリのシーンは「スターウォーズ3」のスピーダーバイクを彷彿とさせる。それから、洞窟でビルボとゴラムが謎かけ対決するシーンも有名なエピソードだから、これは長尺でも嬉しかった。 本作はあくまでも新3部作のプロローグなので全体としてはこんなものかね。伏線もいろいろと引かれたし、最後の余韻を噛み締めつつ来年の冬を待つとしよう。次はいよいよドラゴンと対決だ! 【呪い】あなたもきっとビルボがダイアモンド☆ユカイに見えてくる(笑) [映画館(字幕)] 7点(2012-12-23 11:34:58) |
12. ソルト
《ネタバレ》 旦那が鍵を握っているだろうと思っていたらあっさり射殺されちゃってビックリ(でも、いちおう鍵になっていたか)。あと、怪しそうだなと思った奴が予定通り怪しかったのは脚本の底が浅いのかな。将校への変装は「こりゃ簡単にバレるだろ!」と思えるような作りだったし、ラストで彼女は何をしたいんだという意図が見えてこなかったのが残念。二重スパイものとして来していたわりに満足度はイマイチだった。 [地上波(吹替)] 6点(2012-11-15 17:52:07)(良:1票) |
13. デス・リベンジ(2007)
Youtubeで英語音声・字幕無しで鑑賞。IMDbなんかでも評価が低いのはどうして? わたし的にはかなり楽しめた。簡単に言っちゃうと、「コナン・ザ・グレート」と「ウィロー」と「ロード・オブ・ザ・リング」と「ハイランダー」をミックスしたような印象(笑)。ロン・パールマンにジョン・リス・デイビスが出てきてるだけで、かなり満足度は高いよ(それだけでプラス1点)。 「ターミネーター3」でT-Xだったねーちゃんが女ターザン部族で出てくるが、たった4年で顔が丸くなった印象で、最初誰だかわからなかった。 相変わらず体毛がぼうぼうのバート・レイノルズと頭の薄いジェイソン・ステイサムの関係はお約束として、王の甥っ子役がなかなかの悪役っぷりで好かったね。あの後どうなったのか気になるが。 最終対決の場でレイ・リオッタにはぜひとも化けて欲しかったんだが人間体のままだったのが残念。それと、クレア・フォーラニはけっして美人じゃないんだが妙に色っぽい感じが好かったし、芯のある強い女性だった。 馬がたくさん出てきたり、弓と剣で戦うアクションシーン満載で、上に挙げた作品が好きだったら楽しめると思う。 【追記】エンディングクレジットで流れる歌がなんとなくクイーンを彷彿とさせるのも「ハイランダー」っぽい感じ。 私は楽しかったので、未見の人は騙されたと思って英語・字幕無しで観てごらん。騙されるかもしれないけど(笑)。 [インターネット(字幕)] 8点(2012-10-19 17:25:14)(良:1票) |
14. DRIVE 破壊王
《ネタバレ》 Youtubeで字幕無し・英語音声で鑑賞。 ダカスコスって悲壮感がまったく出てこないんだよね。アクションだけは超一流の動きを魅せるので楽しめるんだけど、台詞も表情もダメなので純粋にアクションを見るだけの作品かと感じる。表情だけ見ていると、民主党の前原やお笑いの有田、俳優の渡辺裕之に見えてくる(笑)。 悪役との絡みはラストを除いてはコメディタッチで、頭突き根多には笑った。あと、前田敦子似のモーテルのねーちゃんのその後が気になる。 それから、オートバイが出てくるが、なんでこの手のアクションで出てくるのはいつもフルプロテクターのオフ車なんだろうね。スタントマン保護のためか? どうせやるんならリッターオーバーのモンスターマシン(オンロード)、たとえばドラッグスターとかを使う方が迫力も増すのにと、いつも思う。 最後に、アポロは飛ぶと予想してた。 [インターネット(字幕)] 6点(2012-10-09 16:21:05) |
15. スターリングラード(1993)
《ネタバレ》 Youtubeでドイツ語で観た。ことばはほとんどわからなかったが、映像だけでだいたいのストーリーは把握できたと思う。JJアノーの作品よりも遙に秀逸な反戦映画だと思う。 冒頭のイタリアのビーチからトンネルを抜けてロシアに至る演出はなかなかニヤニヤしてしまう。 基本的にドイツ軍の視点から描かれているが、トータルして観た場合、"Das boot"と同じく上質な反戦映画として成り立っている。 ロシア人少年、メガネのドイツ軍将校、ロシア人女性兵士といったキャラクターとの再会が印象的に描かれ、悲劇的かつ絶望的なストーリーが展開される。T-34-85との死闘を描くシーンがやたらと取り上げられる本作だが、それ以外にも見所はたくさんある。第6軍はソ連に投降してしまうのがわかっているだけに、つかの間の勝利も虚しく感じてしまうのだ。 終盤、私だったらあの地下で食糧と酒と暖房に囲まれて過ごす道を選ぶと思うんだが、なぜか彼らは全員そこを捨ててしまうのは、どういう心理状態だったんだろうか? それが悲しいラストにもつながるのだろう。 [インターネット(字幕)] 8点(2012-09-21 22:05:51) |
16. フォーリング・ダウン
午後ロー最高!(笑) 何の予備知識も無しに観たからすごく楽しかった。ぶちこわしたくなる衝動って誰に出もあると思うが、ふつうはそれを「常識」とか「良心」で抑えている。それがどういうきっかけで壊れるかという話なんだろう。ちょっとしたストレスの積み重ねでね。 わらしべ長者的に武器がパワーアップするのは笑えた。道路工事の無意味さや、ゴルフ場を動物園にしろって主張は同意できるし、いろいろと同意できることも多いんだが、実際にやっちゃうととんでもない犯罪者になっちゃうんだよなあ。でも、明日死ぬとかわかっていたらやってみたいぞ(笑)。 ラストはまあきっとそんなもんだろうなと思った。彼もある程度は満足だったんじゃないかな? 余談ながら、バーバラ・ハーシーはやっぱり好い女だね(まだこのときは)。 [地上波(吹替)] 8点(2012-07-18 13:22:28) |
17. バトルシップ(2012)
《ネタバレ》 映画館の大画面と迫力サウンドで観る作品として単純に面白かった。「沈黙の戦艦」的な根多がアメリカ人は好きだね。年寄り(ダブルミーニング)にあまり無理させちゃいかんよ(笑)。【2012-0416追記】”とうびょうたーん”は想像すればするほど傾きが怖くて脂汗です(個人的にデカい船が傾くの苦手なので)。【追記ここまで】 ブイを使った後半のゲーム的戦闘シーンは当てモノのドキドキ感があって好かったし、いろいろな伏線が活かされていたのも納得。エイリアンの戦闘艦がボスタングのように飛び跳ねて移動するのは、なんかものすごく無駄の多い動きだなと思うし、メカメカしさを強調する動きはわずらわしいなとさえ思えるが、戦闘シーンの躍動感を描くためと考えれば許容範囲。 ただ、なっちの翻訳で、デストロイヤーに引きずられて、「みょうこう」を駆逐艦としてるのはすごく気になった。やはり「(イージス)護衛艦」としようよ。ところで、アメリカ人ってドアーズが好きなのかね? あ、エンドクレジットは最後まで観ましょう。 [映画館(字幕)] 8点(2012-04-14 23:40:42)(良:1票) |
18. 戦火の馬
《ネタバレ》 【2012年4月2日一部追記】 なんの予備知識もない段階で「なぜアカデミーひとつも取れなかったんだろう?」と思っていたのだが、劇場で観て納得した。あれじゃダメだ。「スティーブン、やっちまったな!」感が強かった。「プライベート・ライアン」もそうだったが、戦場体験を鑑賞者に強く印象づけようとするあまりのやり過ぎ感が強いのだ。今回はさすがにオマハ・ビーチのような手を拾うとか内臓を入れるとかいった描写は無いが、それでも塹壕(ざんごう)戦の迫力あるシーンのごり押しが続く。私はとても楽しんだがなじめない人もいるだろう。賞レースの上で、ここが大きくマイナスになったと感じる。 主人公の馬の中身は幼少時から含めて14頭居たというが、そこまでいかなくても複数いるのがすぐにわかってしまったのは残念だった。冒頭の農場のシーンと徴用されてからの大きな違いがあるのだ。右目の目尻側上の白い模様に注目すべし。 個人的には、鑑賞者の勉強を強要する作品だと思う。WW1の知識がないと映像の解釈が難しいこともあると思う。ひとつ挙げると、ソンムはイギリス軍がたった1日で2万人の死者を出した激戦地だったということ。これを知ってるかどうかで見方が大きく変わると思う。「プライベート・ライアン」のオマハビーチは死傷者5000人程度。また、イペリットガスの致死性は過大解釈されていることも重要。即死ではなく視覚障害などが多かった。 残念なのは、独仏語をそのまま使って欲しかった。一時的に「アイン、ツバイ」と行進場面で聞こえるが、基本的な会話が英語じゃダメだよね。 最後に、個人的にはペーターのその後がとても気になる。 [映画館(字幕)] 7点(2012-03-05 21:23:28)(良:1票) |
19. サンダーハート
《ネタバレ》 ガス・グリソムとチャック・イェーガーが競演してる(笑)。ヴァル・キルマー好きなんで、なかなかおもしろく観ることができた。西部開拓はそのまま少数先住民の迫害になったわけで、サム・シェパードがコーラ飲みながら話す、敗者の運命は勝者に左右されるって話が大きく伏線になってくる。 一件落着と思わせたジミー逮捕のシーンで、フレッド・ウォードと握手した後、さっと手をズボンで拭く演出、思わずニヤっとしてしまった。 ラスト、車の中に彼がいたのが秀逸。嬉しいね。 [地上波(字幕)] 8点(2012-01-19 15:38:55) |
20. ノウイング
まさに竜頭蛇尾。つかみはオッケーだったんだが、あの展開、あのエンディングでは納得できない。ということで、点数評価は中盤までのもの。後半はダメダメだった。残念! [DVD(字幕)] 5点(2011-12-04 17:11:11) |