1. アメリカン・ビューティー
《ネタバレ》 さんざ言われてる事だが「アメリカンだけど、現代の日本に置き換えてもありうる話と思った。現代の病的な部分と、倒錯した個人主義のせめぎあい。それでも自分なりの美を胸に人は生きていくのでしょう。この作品で言う「ビューティ」は、美徳とか美学とか魅力を感じるモノ、という意味なのかな。たとえそれが当事者以外が客観的に見て違和感を覚えるようなものであっても。 この作品”表面的に美しい人”は1人も出てこない。美少女という位置付けのジェーンもアンジェラも、内面の汚れやいやらしさや残酷さが強調され、どこかグロテスクな撮られ方をしているような気がする。それがかえって話に説得力を持たせてて良い。 中盤~後半のケビンオヤジの「一般的価値観なんぞ虚しい、個人の美を追求するんだ」 と言わんばかりのひらきなおりが清々しくていじらしくて、アンジェラを寸止めで掻き抱くシーンからもう号泣。両思い同然なんでしょ、なんでそこでヤッてしまわないの!なんで死んじゃうのよ!・・・それがいいんだけど。 オヤジが体育館でアンジェラに初めて欲情するシーンと、ベッドの上で薔薇の幻影を見るシーンが最高に綺麗。恋に落ちる瞬間の陶然、至福感ってあんなんだ(イッちゃってるけど) ロリコンオヤジに共感できるか否かで随分と印象が違う映画なのは間違いない。 [DVD(字幕)] 7点(2006-06-20 07:46:28) |
2. パッチ・アダムス
《ネタバレ》 知人が「絶対感動するからぜひ見て!」と絶賛するもんだから、涙腺オオナダレを期待して見たものの、全く泣けず。むしろ笑えた。「笑いをテーマに医者の話」だけに下ネタからじんわりホロリとさせる笑いまで、人を癒すいろいろな笑いが詰まっている。ただ、このおっさんフザケすぎちゃうかと思う場面では「こんな医者に診察されるのは嫌だ」とも思ったし、彼女が死んでしまうくだりがなんとも理不尽で辛い。余談:ラストシーンを見て「びんぼっちゃま」を思い出したのは私だけではあるまい。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-19 00:01:32) |
3. チャーリーズ・エンジェル(2000)
間違った日本文化の解釈によるネタ、携帯壊された・スフレが凹んだなどとくっだらないことでマジ切れするエンジェルたち、妙に厳重を通り越してやっぱりヘンな機密倉庫、ありえない小細工etc、気持ちよく大笑いできました。気軽に見れる映画だけど、注意して見れば見たで小ネタぎっしりでおいしい。個人的に気にいったのはドリューの目元のアイシャドウの色が場面場面で変わるのと、子供がやってたテレビゲームがFF8だったことかなあ。 8点(2003-07-24 08:43:29) |
4. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
特撮映像の世界最高峰としての評価は、しばらくゆるぎないでしょう。それほどに映像に圧倒されまくりでした。観るだけで体力取られるくらい凄い。<<ここから先ネタバレ>>レゴラスとギムリのでこぼこコンビっぷりが、箸休め的演出としていい味出してる。 9点(2003-03-10 15:56:05) |
5. 星の王子ニューヨークへ行く
気持ちよく笑えます。ソウルグローのCMの歌がたまらんです。 8点(2003-01-29 23:39:29) |
6. ハリー・ポッターと賢者の石
一度観た感想は「ご都合主義&強引な展開がひっかかるけど勢いで見れてしまう、素直に面白い娯楽作品」二度目以降観た感想としては、制服とかロゴとか先生方の教室や背景セットとか小道具とか、細部にわたった芸の細かさに関心。芸の細かさが生かしきれてないのがちょい残念。それはさておき、ハーマイオニーことエマ・ワトソンの可愛さは永遠に語り継がれることでしょう。 7点(2003-01-23 01:37:14) |
7. ハリー・ポッターと秘密の部屋
ある程度前作&原作の設定と基本用語を抑えておかないときついシーンが多い&終盤、アラゴグとバジリスク、リドルとジニーの関係が強引で意味不明(これは原作でも同じか)ロックハートのナルシストぶりが中途ハンパで薄い。ケネス様が勿体無い。ただし、よい点としては前作同様、勢いで観れるので、娯楽作品としてストレートに面白かった。ハリー役ダニエルの独特な「成長しかけた少年の色気」ロン役ルパートの「びびってる顔の演技」は見た後テーマ曲といっしょにアタマにこびりつくほど絶品。少年萌えだけでも見る価値アリです(笑) 8点(2003-01-23 01:27:06)(良:1票) |