1. 雨に唄えば
今まで何回見直したか分からない映画。 タイトルにもなっている雨の中で唄い踊るシーンは楽しくて幸せな気分にさせてくれる。 とにかく、古き良きミュージカル映画。 子供の頃に初めて見た時にシド・チャリシーの印象が強くて、グリーンの服の色っぽいお姉さんで擦り込みされてしまいました。 それから、余り触れられていませんが、私はこの映画、実は日本語吹き替え版の方が、作品の色がはっきりして好きです。 そう……向井真理子さんのリナの吹き替え! 原語版よりも、リナの酷さが際立ってます! 今回は字幕版で見たのですが、英語が分からないので、リナの声のトーンが可笑しいのは分かりますが、酷いイントネーションや訛っているというニュアンスが上手く伝わらないのです。 そこを吹き替え版の向井さんの声と、あの訛の在るしゃべり方は一発で分かりやすく表現されていて、リナのダメさ加減がコミカルによく判るのです! 向井さんに吹き替えされているリナの方が、なんだか憎めない可愛さがあります。 なんにしても、文句なしに楽しめるミュージカル。 ミュージカル映画って、こういうモノだよね!と言える作品。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2012-06-04 00:48:19) |
2. ブロークバック・マウンテン
見始めた時は淡々とした進行にそれほどのめり込めなかったのですが、ストーリーが進む程に、二人の感情を追うのに一生懸命になっている自分が居ました。 なんというか……切ない映画。 オープンに出来ない互いの感情が、唯一何ものにも縛られずに解放できる場所があの山。 山の風景も素晴らしいし、主役二人の演技も素晴らしい。 微かな表情の変化に、はっきり表に出さない(出せない)感情が、ひしひしと伝わって来る。 確かに好き嫌いは分かれると思う。 というか、こういう繋がり方が理解できない人は全く面白くないと思う。 ラストに胸が痛くなった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-13 22:21:00) |
3. オペラ座の怪人(2004)
《ネタバレ》 私は今まで、この有名な『オペラ座の怪人』という作品を、舞台、映画通じて一度も見たことは無かったのですが、流石にアンドリュー・ロイド・ウェバーの曲は聞いたことはありました。 有名なあのシャンデリアの落ちる演出など、おおざっぱには見ていましたが、初めてちゃんと全部見ました。 元はちゃんと小説の原作があるのですが(未読)、この2004年の映画版だけを見るならば、 私はどうしてもこの登場人物誰にも感情移入出来ない! これは映画を見る上で致命的。 強いて言うならクリスティーヌの恋人、ラウルか…とも思うのですが、彼もなんだか詰めが甘いし…… ミュージカルとしても、ジェラルド・バトラーはq大好きなのですけれど、彼の歌はどうしても素直に耳に入ってこない。 クリスティーンの歌も、あの高音は素晴らしいと思うけれど……思うけれど……!! 取りあえず、映像は素敵でした。 それと最後がハッピーエンド(に私には見えた)ので、胸がすっきりしたので良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-03-06 22:21:16) |
4. パラノーマル・アクティビティ
どうしても、『え?これがオチ?』感は否めない。もっとこう、眼に見えない感覚的な恐怖かと思ったら、しっかり実態というか原因があって。原因があるのは良いのですけれどね。この手の映画には付きものの、どうしてそこで冷静にカメラ回せるかな!的なツッコミがどうしても頭を過ぎって、ついふっと冷めてしまい。なんだかCMだけの方が訳が分からなくて恐かったかも。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-09-03 02:33:33) |
5. スペル
《ネタバレ》 見終わった感想は『あぁ、サム・ライミ』でした。呪いを掛ける老婆のあの感じとか、ヒロインがやたらといろいろかけけられちゃう所とか(お仕事とはいえ、女優さん大変!)複線がはっきりし過ぎて、オチが読めてしまう所が今イチ。コインとボタンって……おまけにそれを封筒に入れちゃうなんて!日本人にはやっぱりホラーというよりもコメディ。恐いというよりも、びっくり。ツッコミどころ満載のびっくり箱と思ってみれば楽しいかも。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-09-03 02:10:30) |
6. メラニーは行く!
《ネタバレ》 ラブコメディの筈なのに、なんとまぁこんなに後味の悪い、主人公に共感出来ない作品は 珍しい。 前半はまぁまぁ何とかついて行けるのですが、後半になるともうなんというか、主人公の我が儘ぶりにちょっとうんざり気味。 そしてあのラストに全く共感出来なくて、物凄く気持ち悪さを…というか居心地の悪さを感じて、思わず眉間に皺が。どうしてあんなにいい人で、心から彼女を愛してくれている婚約者を振れるのか判らない! 多くの方が書いていられるように、邦題から受けるイメージと作品の中身が余りにも違いすぎて、なんだかあっけにとられてしまった。 『キューティーブロンド』も私は全く共感出来なかったので、もしかして私はリース・ウィザースプーンと相性悪い?彼女の顔は嫌いでは無いはずなのに!(笑) [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-25 02:45:29) |
7. デジャヴ(2006)
《ネタバレ》 いろいろ細かいツッコミどころは多々ありますが、前半は色んな意味で期待を裏切られ、後半は結構ドキドキハラハラと手に汗握って見られました。 でも、私個人としては、どうしてもあのラストはもやもやが残ります。 え~?これで終わり~?って感じで…… まぁ、期待を裏切られた感ですね。悪い意味で。 あのオチでなかったらもう少し点数が高かったかも。 でも、皆さんが感じているように、ヒロインのポーラが綺麗だったのでそこは好感! [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-12-08 01:06:47)(良:1票) |
8. インソムニア
アルパチーノのちょっと病的な感じが印象的。全体的には淡々とした展開だけれど、俳優の演技で最後まで見られた感じ。やはりこのキャストでは当然か。評価としては4点かと思ったけれど、俳優陣の演技にプラス1点。モーラが出ていてびっくり。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-12-07 01:42:29) |
9. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
《ネタバレ》 映画を見始めて、え?!……というのがまず最初の感想。これミュージカルだったんだと。 全体的に画面が暗くて重いのは、ティムバートンらしいから納得。 見続けると、まず物乞いの女が出て来た所で一つネタバレしてしまうのが残念。 分からないのは何故彼があんなに人を簡単に殺し続けられるのか。 下の店の為?自分のやり場の無い怒りの発散の為? それだとちょっと酷すぎる。 娘と青年の駆け落ち話もなんだか唐突だし、最後はうやむや。二人がどうなったのか、彼女がどう感じたかが全く描かれていない所もはっきりしなくて気持ち悪い。 一番リアルに存在感があったのはミセス・ラベットくらいでしょうか。 ラストは、アレはアレでハッピーエンドなのか?と、思いますが、それにしても後味が悪いです。 子供にあそこまでさせてしまうのはねー。 あの時代のロンドンの雰囲気は楽しめました。 衣装とかセットとか。 バートン&ジョニーと期待していた割には今イチ。主役がジョニーだったから、彼の怪演に+1点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-11-10 04:20:46) |