Dream kerokeroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
口コミ数 888
性別 男性
年齢 61歳
自己紹介 前情報を出来るだけ仕入れずに観ることを心掛けています。評価の基準は、その時々によって変わります。辛めだったり甘めだったりと。なので広い心で受け止めてやってください。

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1.  スクール・オブ・ロック ネタバレ 
まさにロック!まさに痛快!気分をスカッ!とさせたい映画を探していて、この映画が目に止まったので鑑賞したけど、これは大正解でした。 細かいことは気にせずに気楽に楽しめる映画でした。何よりも実際に子供たちが演奏しているのがすごい。それぞれがそれぞれのポジションで活躍するのもまた良い。ただもう少し各生徒を掘り下げられてたらな~...とも。まあそれをやったら無駄に長くなっちゃうかも。  とにかく楽しい映画でした。
[インターネット(字幕)] 6点(2025-05-08 20:01:10)《新規》
2.  サンダーボルツ* ネタバレ 
正直アクション映画としてはそれほど見応えのあるようなシーンはそれほどなく、盛り上がるのは騙されてお互いに戦いあうシーンと、セントリーとのバトルシーンくらいかな...。それでもやっぱり少ないですね。てかタスクマスターが呆気なく退場しちゃったのにはビックリ。で、アクションは抑え目でどちらかといえば各キャラのトラウマや贖罪がテーマになっているわけで、特に今作のヒロインでありほぼ主役のエレーナに焦点が当てられていて、それとクロスオーバーするかのように新キャラのセントリー(ボブ)の過去と絡んでいくわけなんですが、そういった苦悩や葛藤はナターシャ(ブラック・ウィドウ)によって表現済みだし、贖罪に関してはウィンターソルジャーことバッキーでこれでもかと丁寧に描かれてきた。なので今さら感や二番煎じ感は否めません。  ただ比較されがちなDCの「スーサイド・スクワット」に対してサンダーボルツの面々は全員が根っからの悪党ではなく、色んな事情によって裏側へと堕ちてしまっただけなので、ヒーローへの憧れは多少なりともあったわけで、それゆえに人間的な魅力に溢れていて各キャラのぶつかり合いはヒューマンドラマとして十分見れるものにはなっていました。なんか人間臭さが滲み出ていて、そういったところは良かったです。はい。  それにしてもセントリーくん・・・規格外の強さすぎて今後彼をどう扱っていくのかが気になる~。    ここ最近のMCUの中ではまあまあな方だったかな。次は「ファンタスティック4」・・・なのか? てかエンドロール後に出てきちゃって胸熱!!でした!!
[映画館(字幕)] 5点(2025-05-03 14:51:46)《更新》
3.  バービー(2023) ネタバレ 
ただのノー天気なおバカ映画かと思っていたらあらま!意外にも芯にはしっかりとしたテーマがあったんですね。ちょっと驚きでした。  ピンクを基調としたバービーワールドの映像美は最高でした。  OPの「2001年宇宙の旅」のパロディはめっちゃ面白かったんだけれど、それ以降の笑いどころがどうにも響いてこなかった。これがお国の違いってやつですかね。  男尊女卑なんて遠い昔の話で、今や時代は女性が男性を同等あるいは尻に敷く時代。草食男子が増え男は2次元やアイドルに理想を追い求め、その代わりに女性が強くたくましくなり、まさにバービーワールドそのもの。もしかしたらバービーの世界観ってこうなることを予見していたのかも。でもまあ元々女性は男性よりも精神面では強い!という認識は昔からあったようにも思えるから、そういうことも踏まえてのバービーなのかも。  この映画で初めて人魚や車椅子のバービーがいることを知ったけど、まさか妊婦までいたとは・・・Σ(*゚◇゚*)。    多種多様で個々の個性がより大切なんだというこの時代だからこそまさに「バービー」という題材はうってつけだったんですね。ただ映画としてはやはり限りなく及第点に近い出来でした。テーマやメッセージとファンタジーでぶっ飛んだ設定のさじ加減がどうにもバラスよくいってない気がしてならなかった。それと、ラストでバービーが人間になりたがる理由もなんか急展開すぎて、え!? でした。ただケン同士によるバトルは面白かったかな。
[インターネット(字幕)] 5点(2025-04-27 18:31:38)
4.  ワース 命の値段 ネタバレ 
命の値段。とても重厚なテーマであり心を揺さぶられるかもしれないと思って鑑賞。どこまで脚色されているのかはわからないけれど、被害者側の様々なドラマもあってそこそこの感情の揺れはあった。でも何ていうか事実だけを見せられているのでそこまでドラマチックになることもなく、1本の「映画」としては平々凡々な出来でした。こんなことがあったという記録としての映画ですね。  公務側の視点で物語が描かれているのでどうしてもあまり感情的にならないようになってしまうのは仕方がない。だからどうしても全体的に単調になってしまう。だったらもう少し被害者側の視点も織り交ぜて描いてみても良かったのかも。  マイケル・キートンは良かったと思う。このキャスティングは成功です。
[インターネット(字幕)] 5点(2025-03-16 18:43:33)
5.  ビーキーパー ネタバレ 
よくある元○○の復讐劇かと軽い気持ちで見始めたけど、ラスボスが大統領の息子でFBIやCIAまで敵に回しちゃうトンデモナイ映画だったとは・・・。にしてもビーキーパー最強すぎだろ。軍やCIAやFBIの特殊部隊をたった一人で手玉に取っちゃうんだもん。マジ強すぎ。  犯罪組織が麻薬とか武器の密売とかそういった類のものじゃなくって、パソコンに疎い老人を狙ったネット犯罪組織ていうのが今の時代を反映していて興味深かった。実際にそこで働いている連中には戦闘能力は皆無なわけで、ビーキーパーの相手が務まらないから特殊部隊を登場させたわけですな。でも詐欺にあったら自殺する前に警察に連絡とかしないかな~ましてや娘さんはFBIなんだし...て、野暮なことはこの映画には皆無ですね。   後釜の現役女ビーキーパーさん。いや~どこがプロフェッショナルなのか全く分からないただの破壊マシーンすぎて逆にオモロすぎました(笑)  ほぼノンストップでテンポよく見せ場の連続で一気に観れちゃう。小気味いいアクションが続き最後にちょっと手強い相手との死闘があるのが良かった。これは映画館で観るべき映画でしたね。もしも続編公開されるなら絶対に映画館で観よっと。
[インターネット(字幕)] 7点(2025-03-15 20:25:05)
6.  ゴーストバスターズ/フローズン・サマー ネタバレ 
前作の「アフターライフ」もそうだったけど、この「ゴーストバスターズ」はエンタメ娯楽作品というよりは、一人の少女の成長物語を描いたファミリーヒューマンドラマと言ったほうがいいんでしょう。ただ前作は片田舎の小さな町が舞台だったし、シリーズで初の思春期の悩み多き多感な少女ということもあり、静かにゆっくりと丁寧に描いていても問題はなかった。それに初代ゴーストバスターズの父とその娘とまたその娘という、親子3世代の葛藤や絆といった見所もあって、普通にヒューマンドラマとしても十分観れる作品だった。ところが今作は舞台がニューヨークとなり、初代ゴーストバスターの面々も最初から登場する豪華さ。加えてゴースト研究施設なんかもあってエンタメ色は強めに。なのにやっていることは前作同様にヒロイン、フィービーの成長物語。で、この成長物語がいかんせん全くもって響いてこない。未成年という理由でチームを外され、現世に未練の残るゴーストと仲良くなり裏切られるという展開。この一連の流れの中でどう成長したのかが物語の見所にもなるはずなんですが、とにかくなに一つ響いてこない。なんかだからなんだったのて感じ。  じゃあエンタメの方で多少なりとも楽しませてくれるのかと思いきや、ゴーストとのバトルも最初と最後だけだし、見せ場であるラスボスとの対決も誰ひとりも凍らないし、そして呆気なくやられておしまい。オイ!オイオイオイオイ!!は?でしたね。いやいやいやいやあれだけ予告で煽っておいてこれで終わりですか?めっちゃ強うそうなイメージだったんだけど。  前作が評判良かったから続編が作られたそうですが、これじゃあ次回作はないかも。
[インターネット(字幕)] 4点(2025-03-08 20:42:38)
7.  フォールガイ ネタバレ 
ツッコミどころ(いやお前の携帯だろ!とか。銃撃戦やらかしてるけどそれじゃあ自殺に見せられないよ。など)満載だけど、まあそんなこたぁどうでもいい。楽しんだもん勝ちの映画ですね。アクションの見せ方に創意工夫があるのもすごく良い。そして何よりも死人が一人も出てない(たぶん)そこが良い。ほんと、めっちゃお金の掛かったB級映画ですね(笑)この手の映画への愛が溢れまくっちゃいました。  エミリー・ラント嬢はマジでお美しい。惚れ惚れしちゃう。てかエイリアンと砂浜で戦争バトルしているシーンと彼女が、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を思い浮かべちゃうんですけど(笑)これってわざとですかね?狙ってる?  大好きなフィル・コリンズの名曲「見つめて欲しい」が最高な使われ方をしていて超感動でした。まさかこの曲にのってアクションシーンを見せられるとは・・・。この映画で個人的に1番好きなシーンです。  数々の映画やドラマや俳優へのオマージュが散りばめられているのが微笑ましい。特にお気に入りはやっぱりジャン=クロード・ヴァンダム犬ですね。最高ッス!
[インターネット(字幕)] 6点(2025-03-08 07:09:11)
8.  ウィキッド ふたりの魔女 ネタバレ 
すいません5点です。鑑賞する前は正直、7、8点くらい付けちゃうんじゃないかってめっちゃこの映画に期待していたんです。予告編を観た時にお気に入りの映画「ヘルプ 心がつなぐストーリー」にどことなく似ているような気がしたからなんです。それは魔女の一人である金髪の彼女グリンダが、差別や偏見という概念を持たない天真爛漫な性格で、緑の魔女さんエルファバと魔法の勉強をしながら友情を築き上げていき、最後に何かしらの事情によって良い魔女と悪い魔女にわかれて仕方なくお互い戦う事になる...そんな映画なのかなって思っていました。すごく感動できるんじゃないかって思っていたんです。ところが実際に観てみたらグリンダ、普通にエルファバのことを毛嫌いし始めるじゃないですか。あれれ?思ってたのと違った、でした。まあでも差別といっても可愛げのあるほうで、差別というよりはなんとなく嫌い、みたいなフラットな感じですね。でそのグリンダ、何よりもまず自分のことを優先するという、最初に思い描いていた人物像とは真逆のタイプなのでビックリ。ただここでもその自分優先の仕方が何ていうかそこまで悪意を感じない絶妙なラインなんですよね。例えば好みじゃない男子生徒にダンスへ誘われてそれをどう断るかでエルファバの妹に押し付けるシーン、あれなんか小賢しさはあるんですが悪意を感じにくいんですよね。底抜けの明るさから来る憎めなさがそうさせているんですよね。なんていうかこのグリンダ、ちょ~とジャイアンを柔らかくした感じとでも言いましょうか、まあ自分勝手ではあるんですが憎めないんですよ。そんなグレンダがエルファバとの距離を縮め始め一緒に踊るあのシーンは、この映画のハイライトといってもいいくらいめっちゃ感動できました。あそこが一番の盛り上がりでしたね。そうなんです、この映画なんか今一つ盛り上がるシーンが少ないんです。ミュージカルなのに。そのミュージカルも図書室のシーンくらいかな。他はどれもみな同じようだったし、あまり印象に残るようなシーンもなかったな~。あと肝心なエルファバとグリンダの友情そのものも、そこまで親密ていうほどに描ききれていなかったんですよね。ちょっと中途半端な印象。話の他に期待していた圧倒的な映像美もそれほどじゃなかった。それととにかく話が進まない進まない。そのせいか時間を長く感じちゃいました。まいったまいった。  とにかく魔法を習うというシーンがほんのちょっとだけで、その習うという行為自体もなんかあやふやだったし、ん?どういうことよ?て思いを巡らせてみたらあ!そういえば!オープニングのタイトル出た時にパート1て書いてあったっけ!てなって、この映画が2部作だって後で知りましたよ(汗)まいったまいった。  人々を団結させるには共通の敵が必要、ていう台詞は手垢が付きすぎた感はあるものの不変的であって、今が旬なあの大統領を彷彿とさせてグッドタイミングでした(笑)  一応パート2も映画館で観る予定です。個人的にあの妹がどうなるのかが気になってます。闇落ちとかあるのか?
[映画館(字幕)] 5点(2025-03-07 17:38:23)
9.  ザ・ピーナッツバター・ファルコン ネタバレ 
「アマプラで観れるおすすめ映画」というYouTubeの動画でめちゃくちゃ感動できる映画として紹介されてたので観てみました。まあ確かに悪くはないとは思ったけど、特にこれといって感動もしなかった。そもそもカニを盗んだり放火したりして逃避行されても、タイラーのことを魂は善人だとは思えない。自分が居眠り運転をして兄を死なせてしまってそこからなんの努力もせずただやさぐれて、他の人の迷惑も考えないような行動ばかりで、それを実は良い人みたいに言われても困ります。やけになってしまうことは人間あるかもしれないけれど、犯してしまった過ちにはちゃんと向き合って欲しかった。放火のせいで出てしまった損害をちゃんと誠意を持って償うことをせめて見せて欲しかったかな。なんか大怪我負わされて退院してフロリダへ行っちゃってたけど、あやふやでお茶を濁らせたまま終わっちゃったのが残念でしたね。てか腹の虫が収まらなかったのかタイラーのせいで大損害を受けた彼ら、バールで殴りかかった、それも大勢の目の前で、いやもう刑務所行き確定ですやん。いくらなんでもあれはないでしょ。なんだかヤケになっちゃう人たちばっかですね(笑)あとプロレスファンとしては素人を簡単にリングに上げて試合をさせちゃうのも嫌でした。思い出作りなら他にやりようもあったんじゃないかな。  とまあ批判的なことさんざん言ってはきましたが、何だかんだと一気に観れちゃったし、グッとくる名言もあったし、タイラーとザックのコンビのなんていうか素敵だな~て思えもしました。  ダコタ・ジョンソンさんエロすぎるでしょ。Tシャツにパンツ姿は反則です(笑)
[インターネット(字幕)] 5点(2025-02-16 15:32:01)
10.  キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド ネタバレ 
MCUは大好きで、いまだにアベンジャーズシリーズは何度も観ています。配信ドラマ「ファルコン&ウィンターソルジャー」も観ました。めちゃくちゃ良かったです。そしてここ最近のMCUの映画作品がどうもイマイチなものが多かったせいもあり、この映画に対する期待感はMAXでした。なんといっても「キャプテンアメリカ」の冠を背負った作品なんですから、絶対に間違いはないと信じきっちゃってました。でも結論から言うとその異常なまでの期待感が仇となってしまいました。もっと期待値を下げて観たほうが良かったのかとも思いましたが、いやいや、それだけではない。まず1本の映画としてなんか細切れ状態で編集がちぐはぐしている印象を受けた。あとこのままだと世界戦争に発展してしまうかも!ていうめっちゃ緊迫した事態なはずなのに、その緊迫感が全くもって伝わってこない。各国の首脳と大統領がモニター越しに会話してるだけ、それも2カ国だけ。そもそもがあの「エターナルズ」で出てきたアレが貴重な資源になる件がいきなり過ぎて思考が追いつきません。大事な説明が不足していてどうでもいいような説明が多すぎた。またアクションもなんかそこまで印象に残るようなシーンもなく全体的な淡白だった。  この映画の最大のウリは恐らく、超人血清を打ってない生身のサムがキャプテンアメリカとしてどう戦っていくのか、そこだと思うんですが、サムだからこその何かがそれほど特別感じられることもなかったし、初代キャプテンだってめっちゃ正義感が強く何よりも人命を大事にする人物だったから、初代との差別化もさほど感じることは出来にくいですよね。スティーブ・ロジャースにはないものをサムで見せて欲しかった。なんかどうしても「キャプテン・アメリカ」という象徴をなくしたくない制作サイドのわがままにも見えちゃう。  長いことMCUでロス長官を演じてきたウィリアム・ハートさんが亡くなられたため、ハリソン・フォードが演じることになったけれど、そもそも脇役だったロス長官をもう一人の主人公みたくして話を作っちゃってるから、ハリソンがなんかパッとしないんですよね。それに終始不安定な精神状態みたいで、痛々しくも見えた。ハリソンの無駄使いです。てかロス長官は心臓の病気を患っていて、その薬を脳みそだけハルクなアイツにお願いしていたわけだけれども、ワカンダも開国してるんだし、有能な医師なんていくらでもいそう、長官の立場を利用すればコネだっていくらでも...ていう思いにたどり着いちゃうからやっぱり脚本ゆるゆるすぎる。それにその脳みそハルクな天才野郎も結局ロス長官を赤ハルクにしてそれでお仕舞い,,,なんなん!スケールちっちゃ!いままでのMCUのヴィランの中でも一番しょうもないやつです。  鑑賞後にネットであれこれ検索して分かったんですが、なんでも脚本家が5人もいたそうで、だからなのか全くまとまりのない映画になってしまったんですかね。再起をかけてきもいりで作った割にはイマイチな結果になってしまい残念でした。次回作「サンダーボルツ」に期待です。
[映画館(字幕)] 4点(2025-02-15 16:59:26)
11.  シャザム!~神々の怒り~ ネタバレ 
前作よりもパワーアップして見応え十分な、ザ・マンガ!なエンタメ映画でした。ただ今作ではもうすぐ18歳になるという主人公の少年。ガキっぽい所が本作の魅力であることは分かっちゃあいるんですけど、ちょ~っとガキすぎませんかね~。てかこれでまた2、3年後に続編てなったらもう成人じゃん。さすがに今のようにはいかなくなるんじゃ・・・まあ実年齢と精神年齢が釣り合わない人なんていっぱいいるけれど、う~む・・・実際に原作のアメコミではどうなってるんだろう・・・。  ワンダーウーマン登場か!! てオイ!魔術師かい!! て先にやっておいてのまさかの最後の最後にご本人登場とは・・・ニクイ演出です。  主人公以外がシャザムの力を奪われて孤軍奮闘の展開になるけれど、まるで日本のアニメや漫画のようで親近感を感じた。胸アツですね。  スーパーパワーの力を戻したい人!て問いに義理のお父さんも手を挙げてたけど、ヒーローになったのかな?め~~~っちゃ気になる~~~(笑)  この作品、1作目も今作も、「家族」というテーマが根底にあるのがシリーズとして筋が通っていて気持ち良いし、派手なアクションを絡めながら観客を飽きさせずにテンポよく進めながらそのテーマをしっかりと描ききっているのが素晴らしいですね。前作は人間の家族で今回は神の家族。はてさて、3作目は・・・。
[インターネット(吹替)] 6点(2024-12-16 19:24:04)
12.  シビル・ウォー アメリカ最後の日 ネタバレ 
観る前に思っていたのは、なぜ内戦になったのか?その根底な部分を歴史や政治などを交えながら紐解いていく、そんなドキュメンタリータッチな映画かと思ってました。ところがいざ観てみたら、一人の半人前な報道カメラマンの女の子が、幾多の修羅場をくぐり抜けて、いっぱしの報道カメラマンへと成長する物語だったとは・・・いや~思ってたのとは違いましたが、これはこれでなかなか見応えがありました。  私が撃たれたらその瞬間を撮る?て問いかけたその半人前のカメラマンが、憧れだった先輩カメラマンが撃たれた瞬間、躊躇なくシャッターを切り続けるまでに成長しちゃう、それほどまでに過酷な世界での対応力、順応力のすごさがこの映画の本性だったんですね。恐ろしい映画です。  実際問題もしも本当に内戦が起きた場合、まず株価は暴落しますよね。次に産業の停止。法や秩序の崩壊。日常生活が機能しなくなり、略奪や暴力。でもそんな中でも人間らしさを失いたくないという集団も。この映画ではその二つを見せてくれてるのがリアリティがあってぞっとしました。内戦=戦争でありつつも、「ウオーキングデッド」さながらの無秩序な暴力な世界もあって、むしろ兵士どうしの戦場よりもそっちの方が怖かったです。銃社会だからこその恐怖ですね。  ただ一つ気になったのは、そこまでアメリカの軍の現状を知らないので何とも言えないんですが、大統領サイドの正規軍、圧倒的に強そうなイメージなんですけど、説明ないけど反乱して離脱した兵や隊もあった、て勝手に補足すればいいのかな?こういうところを事細かに描いてたら3時間近くいっちゃうかも(汗)  最後に、射殺した大統領を囲んで笑顔な兵士たちの写真でエンドロールを迎えますが、この写真をキッカケに半人前だった女の子は一躍トップ報道カメラマンへとなっていくんでしょうね。そしてまた次世代の若手カメラマンが現れて・・・。歴史は繰り返す。そういうことかな。  「アメリカの内戦」そのものは結局はただの「舞台」でしかなかったわけで、その点ではそれが見たかったのに!てなるのはやむなしですね。まあでも私自身は1本の映画としては良かったと思えたのでこの点数にしました。あしからず。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-12-12 15:50:49)
13.  マッドマックス:フュリオサ ネタバレ 
もしかして初なんじゃなかろうか。マックスの出ない「マッドマックス」て(笑) そして今までのようなシンプルなマッドマックス映画じゃなくって、ちょっと複雑に入り組んだドラマ仕立てになっているのがすっごく良かった。主人公フュリオサの2転3転する展開には、本当にグイグイと引き込まれました。なんだよジョージの旦那、こんな複雑で粋なお話も手掛けられるんじゃん(´∀`)  よく前日譚ものでアレはこうしてこうなったからです、てあるけれどそれらの大概が取って付けた感じが否めずもうちょっと上手いこと描いて欲しかったな、てなること多かったけれど、この映画でのフュリオサの左手の義手とか全然自然で無理のない展開だった。てか「怒りのデスロード」のフュリオサのことをそこまで明確に覚えてなかったから鑑賞後に確認して、ああ!てなったんだけどね(^_^;)  やっぱり体を張った生身のアクションを堪能させてくれるのは、な~んにもない場所が最適ですね。周りに何もないからこそアクションのみがクローズアップされて迫力が増すし、スタントマンの命懸けのアクションもめっちゃ映える!  クリス・ヘムズワースの悪役は、とにかく顔が優しすぎるからそこまで憎々しく見えないんだけど、なんていうか逆にそれがあの世界でもそういった人物でさえ生き残るためになんだってやらなきゃならないという、ステレオタイプじゃない悪役像を生み出していて面白いです。後生大事にしているぬいぐるみが、死んだ娘さんのだって語られるシーンがあって、父親としての愛情の深さが垣間見れるし、幼きフュリオサを内心では死んだ娘と照らし合わせていたのかもしれないですね。なんかガモーラを養女にしたサノスみたい。  主演のアニャ・テイラー=ジョイちゃん。マジであの眼力は凄すぎます。あの眼力だけで物語の半分は語れちゃってるんじゃないかしら。そして、汚れやペイントのないお顔になった時のなんともまぁお美しいことお美しいこと...惚れ惚れしちゃいます(〃▽〃)  観た後に気付いたけれどこの映画上映時間約2時間30分もあったのね。全然長いって感じませんでしたよ。鑑賞前にコーヒー飲んだから途中でトイレタイム来るかと思ってたら結局来ないまま一気に見終わっちゃいました。それだけ面白かったってこと。  前作の「怒りのデスロード」正直薄らとしか覚えていなかったんですが、逆にそれが功を奏してフュリオサというキャラを新鮮に見れることが出来た。だからもしこれからこの映画を観ようと思ってて、前作をおさらいしようとしているなら止めたほうがいいかもしれません。その方が先の結末や顛末を思い描かず真新しく見れますから。  とにかく本当に最高な映画でした。ありがとうジョージの旦那(*⌒―⌒*)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-11-24 21:29:10)
14.  マイ・エレメント ネタバレ 
すごく良かった。悪役も陰謀も策略もない、家族の物語。エレメントという世界を借りて、現代社会への風刺にも見える脚本や演出はお見事。偏見や差別、逆境を乗り越えて生まれる深い愛ほど美しいものはないですね。また伏線となっている泣かせるゲームとか、水をレンズに仕立てて火を起こすところとか、アイデアもしっかりあって素晴らしかったです。それぞれの家族の描き方が対照的なのもなんか手垢が付きすぎた設定かもしれないけれど、それでもそういったことをド直球でやられるとかえって清々しくって気分がいいです。エンドロールでお互いの家族の交流の場面があったのにはホッコリさせられました。  ただ実に良い作品ではあるのだけれども、ピクサーにしてはサブキャラたちの個性や活躍があまりなかったのはわざとなのか、そうじゃないのかはわからないけれど、そこはちょっと物足りなさを感じてしまいました。    ぜひ続編を作って欲しいです。
[インターネット(吹替)] 7点(2024-11-18 20:10:32)
15.  ヴェノム:ザ・ラストダンス ネタバレ 
ヴェノムは個人的に大好きなキャラなので、どうしてもそういった思い入れが先行してしまう。1作目はヴェノムになるまでちょっと時間がかかりすぎた感じがしたけど、それでもそこへと繋がるドラマ自体は悪くはなかった。つまり映画として及第点な出来だった。2作目は1作目で完成されたヴェノムが縦横無尽に暴れまわり、エディとの凸凹コンビの面白さにも磨きがかかり、元婚約者アンも加わることでさらに面白みが増した。しかし最終章となる今作は前2作と比べると正直ドラマとしての軸そのものがなんかピンとこないし、逃避行なのか何処に向かって何をしたいのか、なんだかしたいことそのものがボヤけてしまって入り込みにくかった。まず主人公であるエディの本職である記者としての役割がない。ただ追われて逃げるだけの人になってしまっている。元婚約者アンのような存在がいない。エディとヴェノムの凸凹コンビにツッコんだり叱咤激励したりする、そういった第三者がいなから、彼らだけでの漫才を見せられ続けても限界があるから飽きてきちゃう。UFO大好き家族との交流も、取って付けた感しかなくだから何?でしかなかった。最終的に謎な液体で溶けてしまうんだけど、あの液体そのものの存在や説明がイマイチなので感動的なラストになるはずなのに、やや置いてけぼりされてしまったみたいになってしまった。  完全体になったらハンターに感知されちゃうって分かっているのに、ダンスシーンを見せたいがためなのかあのダンスシーンは興ざめでしたね。バカじゃないの、でした。ほんといらない。ああいうウケ丸出しのシーンは。  ラストに登場する大量のシンビオートは面白いことは面白いのだけれども、なんていうかただの物量作戦にしかなっておらず、もうちょっと個々の能力なり頭を使った戦い方などで工夫して欲しかったな。唯一カミナリシンビオートだけが個性を発揮していたけど、ひょっとして彼女が今後のヴェノムとして活躍していくのかな?  前作でトム・ホランドをチラ見せしておいて結局絡みはないのね。まあ裏事情は知らないけれど、とにかく映画は製作者のためじゃなく映画ファンのためだってことをまず分かってほしいです。事情はどうあれ面白いものをお願いします。  あ、先にも言いましたがヴェノム大好きなのですいません、点数は甘めです(^_^;)
[映画館(字幕)] 5点(2024-11-07 06:18:05)
16.  ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り ネタバレ 
それなりにお金の掛かったB級映画と思って鑑賞した。公開当時はなんとなく評判も良かったので、まあまあは期待しました。感想としては可もなく不可もなくといったところでしょうか。ずば抜けて魅力的なキャラがいるわけでもないし、ずば抜けてあっ!と言わせてくれるようなシーンもあるわけではない。ただそこそこな映像とアクションと笑いなんかをポテチ感覚で楽しむのみ。ただそんな中で唯一、デブのドラゴンは長い映画鑑賞人生で初めてお目にかかったのでとても新鮮でした。もうちょっとあのデブドラゴンとの絡みで何かアイデアがあれば良かったかも。惜しい...。  タイトルの「ダンジョンズ」と「ドラゴンズ」言うほど「ダンジョン」じゃないし「ドラゴン」も小さいの2匹とデブ1匹で呆気ない。  こんなこと言ったら元も子もないんだけど、キーラちゃんのあの姿を消せるネックレスさえあればいくらでもなんとかなりそうじゃない?て思えてしまう自分ってなんかな~です(^_^;)   まあ肩の力を抜いて気楽に楽しむ映画なので、あれこれ言うのも野暮、ですね(*⌒―⌒*)
[インターネット(字幕)] 5点(2024-10-31 12:46:16)
17.  ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ ネタバレ 
前作と同じようなことはしたくないと監督は言ったそうだ。製作会社もGOサインを出したという。たしかに映画製作はギャンブルだ。何が当たるかなんて分からない。有名俳優もいない低予算映画が大ヒットすることもあれば、超有名俳優をと多額の製作費を使って作った映画が大コケすることもある。だから今回のこの映画のチャレンジ精神には大いに敬意を評したい。  ただそれがうまくいったかどうかは別問題。はっきり言ってこの作品は前作で誕生させた「ジョーカー」をことごとく破壊したのだ。丁寧に丁寧に作り上げた「ジョーカー」をなかったことにしてしまった。確かにいくら人気キャラとはいえ犯罪者であることには変わりはない。だから英雄にするわけにもいかないし、有罪になってはい終わりでは味気無さ過ぎる。死んだか死んでないかみたいな曖昧な終わり方もあるけれど、監督はそれを良しとはしなかった。破壊したことが吉と出ることももちろんあるだろう。しかしながらこの「ジョーカー」はあまりにもそのカリスマ性が大きすぎるし、なによりも鑑賞前のジョーカーに対する熱量が半端なかったから、見終わった後には何も残っておらず、良い悪い以前に無気力になってしまった。そして段々とそこから脳裏に浮かんできたのは、じゃあ前作はなんだったの?でした。あれだけ手間暇かけてジョーカーを作り上げた意味って何?無かったことにする意味が正直わからないし、まさかとは思うけど皆さんいかなる理由があっても犯罪は決してダメです、な~んて言いたいわけでもなかろうに。とにかく好きだった前作を否定された気持ちになってしまいました。  それと新たな試みとしてミュージカル仕立てにしてあったけど、ミュージカル映画として観ても面白さはあまり感じられなかった。なんていうかこの曲のあそこのシーンは名シーンだよな、がまるで思い出せない。それほどまでにだからなんだったんだろうしかない。どうせただの幻想なんだからもっと派手にやれば良かったんじゃないかな。  ただそんな中でも唯一面白いな~と思えたのは、アメコミ原作は知らないけれど、自分が今まで観てきたジョーカーとハーレイの関係は、精神科医のハーレイがジョーカーに感化されてビランへと変貌していくけれど、この作品ではアーサーがハーレイに感化されてジョーカーへと変貌していくという、逆転の図式になっていたところ。そこは面白いな~て思えた。  でも結局アーサーは弱き者であり一介の囚人にしかすぎないわけで、調子に乗りすぎて監視員をおちょくったせいで暴行を受け、挙句の果てにジョーカー信者の囚人を死に追いやってしまう。それで自分は「ジョーカー」なんかじゃない、ただのアーサーなんだと思い知る。もう「ジョーカー」なんていらない。自分を愛してくれるハーレイと生まれてくる子供がいる。無事に刑期を終えて出所して穏やかな家庭を持とう。そう、「ジョーカー」はほんの気の迷いでしかなかったと。  ただね、そんなアーサーにラストチャンスが訪れるんです。「ジョーカー」を選択できるチャンスが。裁判所が破壊され信者が迎えにやって来て逃走できるチャンスが。そのまま無事に逃げおおせて、もう一度「ジョーカー」になることも出来たはずなんです。でもアーサーはそれを選ばなかった。選んだのはごく平凡な生活。ハーレイが待っていてくれるかもしれないと母親と住んでいたアパートへと向かう。たしかにハーレイはいた。しかし警官を従えて。ハーレイが愛したのはあくまでもジョーカー。アーサーには興味はない。  こうしてアーサーは「ジョーカー」とハーレイを失い、そして最後は命も失ってしまった。  ほんと、救いようのない映画です。救いのない映画は世には沢山ある。中には名作と呼ばれるモノだってある。この映画も人によっては名作になっているかもしれない。ただ現時点での私には、この映画に対して名作の冠は与えられないです。でももしかしたら時間が経つにつれて見方や考え方が変わってくるかもしれない。そういった映画は過去にたくさんあった。ひょっとしたら時代を先取りしすぎてしまったのかもしれない。この先改めて観る機会があって、その時の心境や色んな情報を得たことによって見方や評価が変わるかも知れない。ただそれはそれ。ここに付けさせてもらった点数は私の鑑賞ポリシーである、出来るだけあれこれ情報を得ずに真っ新な状態で観る、で観た結果の点数です。鑑賞後にまだここのサイトにこの映画の投稿欄がなかったので、その間に色々と情報を得たので、それを踏まえた上でのコメントになっていますことをどうかご理解ください。  先にも言いましたが挑戦することは素晴らしいと思う。チャレンジ精神大いに結構。ただ監督の想いと私の想いが現時点では相容れなかっただけです。はい。
[映画館(字幕)] 4点(2024-10-22 20:56:06)
18.  FALL/フォール ネタバレ 
めちゃくちゃ高所恐怖症なのに観てしまった!! いや~も~怖い怖い怖い!高い高い高い!マジでやめてーー!の連続でした。これ映画館で観てたらヤバかったかも...チビっちゃいそうで...(;´∀`)  にしてもま~よく撮影したもんだよな~どう見てもCGに見えないからどうやって撮影したのか調べちゃいましたよ。そしたら高さ600mの絶壁の頂上に、高さ30mの塔の上の部分だけを実際に組み立てて撮影したそうで、さらにスタントも役者さん本人がやられたそうで、マジ頭が下がります。だからこその臨場感ハンパなかったです。  ハンターが実は死んでいて幻覚を見ていたっていうやつ、「海底47m」やん!て突っ込んでしまったけど、製作者一緒だったのね。  ハゲワシを捕まえて殺して食べちゃうシーン。「コナン・ザ・グレート」を思い出しちゃいました(笑)それともしかしたらこのハゲワシ、ハンター食べてたやつかも...て想像したらゲッ!てなった。  とにかくあの手この手で生き残ろうとするアイデアはなかなか面白かったし、高所の恐怖とあちらの治安の悪さもめっちゃ体現できた。でもなんだかんだで一番ビビったの、トラックと追突しそうになったシーンだったけど...。  ※これ見て電球のソケット外して充電した人、何人いるのかな?(笑)
[インターネット(字幕)] 6点(2024-09-29 14:50:12)
19.  ロッキー3 ネタバレ 
公開当時はもちろん映画館で鑑賞。当時はまだ若かったので、単純に格好良い!と大興奮してました。それから色んな媒体で観てきた。で、かれこれうん十年ぶりに鑑賞してみた。で自分の記憶の曖昧さに気付かされた。それは「アイ・オブ・ザ・タイガー」が劇中で結構使われてると思っていたこと。改めて観てみたら「アイ・オブ・ザ・タイガー」劇中内ではOPのみで、その後はEDまで一度もかからなかった。トレーニングシーンとかにバンバン使われてたと思ってました。どうやら「ロッキー4」と勘違いしちゃったのかな...(^_^;)   分かってはいるけど「ロッキー」におけるボクシングシーンはほぼ漫画なので、突っ込むよりもむしろイケイケで楽しむのがベストですね。むしろ突っ込むべきところはこの「2」以降毎回毎回「引退」と言いつつもリングに上がり続けていることでしょう(笑) 「5」でやっとリング降りたけど「ファイナル」でまた上がっちゃうんだもん(笑) それとミッキーが死んじゃうんだけれども、あれってクラバーに突き飛ばされたのが原因ですよね?パンチは出してないにせよプロのボクサーが一般人、それもご老人を突き飛ばすってどうなのよ?なんか改めて鑑賞してその事実に気付いてビックらです。今の時代だったら間違いなく即提訴!ですね。  あともう一つ見直して驚いたのは、エイドリアンがロッキーに食ってかかったところ。強くなったな、てロッキーに言われてたけどたしかにあそこのエイドリアンには驚かされた。何回も観ているはずなのにすっかり忘れてて、逆に新鮮でした。  「4」では完全にスーパーヒーローになってしまったロッキーだけど、「3」はまだ人間臭さもあって良かったし、この当時流行っていた「MV映画」の片鱗も少しだけはあって、このシリーズのちょうど変換期にあたる作品とも言えるでしょう。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-09-26 13:33:52)(良:1票)
20.  エイリアン:ロムルス ネタバレ 
ホラー映画の定番の一つといえば、アホな若者たちがあれこれとやらかして惨劇を招いてしまう...というのがあるけれど、今回のエイリアンはまさにそれだった。思い返してみると正式なエイリアンシリーズでこの展開ってあったっけな~、となるくらいなかった気がする。エイリアンを純粋にホラー映画として捉えた時に、逆になんで今までなかったの?て思えてしまった。そこで今回の監督さんなんだけれども、ドント・プリーズ・シリーズの監督さんだそうで、自分は観てないけれど映画の評判も上々で、つまりホラー映画ならお得意なわけで、だから今までなかったこの設定に着目できたのかも。まあホラー映画の名手だからこそ映画館で観てみたくもなったんですけどね。  とにかくやる事は変わらないわけで、軍人も科学者もマッチョもオタクも出てこない、普通の若者たちがエイリアンに襲われる光景は、まさに王道ホラーのそれだった。  ただ唯一アンドロイドが2体出てくるけどね。1体はまさかの記念すべき1作目のアッシュくんでビックリ!!いや正確にはアッシュくんと同タイプのアンドロイドなのでしょう。 で、ご丁寧にこのアッシュくんがエイリアンの生態についてあれこれとレクチャーしてくれるので、もしもこの作品がエイリアン初見さんでもバッチグーなわけですね。にしても昨今のCGは本当に良く出来てるよな~...本当の役者さんと全然変わらないもんな~...て、てっきりCGかと思っていたらこれ書いたあとに読んだ記事にアニマトロニクスて記載されてた。いやでもアニマトロニクスでもすごいですよ。はい。それともう1体のアンドロイドはアンディくん。ヒロインの死んだ父親が廃品置き場で拾ってきた心優しきアンドロイドで、この彼が結構物語のキーパーソンとなっていく。面白かったのはアッシュくんのロムをアンディくんにセットしてデーターを上書きした時の変貌ぶりは、気弱な表情から凛々しい表情になり、冷静沈着、非情に徹底した行動は見ものだった。  起承転結の目新しさはこれといってなかったけれど、酸の血が無重力の中で漂いその中をくぐり抜けていくシーンはアイデアの勝利。あのシーンは本当に面白かったし目の付け所の良さに感心した。  エイリアンがわんさかと出てくるとどうしても1体を簡単に倒せちゃう武器も出てくるわけで、そうするとエイリアンをすげえ恐怖の対象として見れなくなっちゃうのがもったいない。まあでもアクションとしての面白さは増すんだけどね。ただやっぱりとことん、ホラーテイスト、にはこだわって欲しかった気もします。  最後に、エイリアンのDNAから採取した人類を完璧な存在へと変貌させる謎の液体を注入した妊婦から、エイリアンと人類の混血児が誕生するのだけれども、なんていうかエイリアンの色強すぎるし、それになんで母親を殺すのかも分からなかった。母親との関係性のアイデア出てこなかったのかな~...せっかくの新種なのに行動パターンがまんまエイリアンなのはもったいない。あ!そっか!もし続編あるとしたらこの謎の液体が鍵になってくるわけか。だから凶暴にしておかないといけなかったのか!? なんて続編あるかはわからんけどね。  まあとにかくなんだかんだでやっぱエイリアンは、薄暗くて大スクリーン&大音響の映画館で観るべき作品ですね。はい。
[映画館(字幕)] 6点(2024-09-12 15:49:18)
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