1. レクイエム・フォー・ドリーム
話に聞いていた鬱映画というより、カメラワークなど、 描写、表現の方法が非常に独特な意欲作として観られた。 内容はダークだが、どこか淡々としていていて、 地に足がついているぶん、希望を感じ取ることはできる内容になっている。 [DVD(字幕)] 6点(2015-11-29 20:16:51) |
2. スカーフェイス
《ネタバレ》 トニー・モンタナというこの男の魅力がよかった。 この男は成り上がりたいという欲求だけ強く持っているのだが、 成り上がってみたら、何をしてきたのか、すっかり分からなくなってしまい、 半ばやけくそになってしまい、そのやけくそを周りに伝播させながら、自分自身も後戻りはできず死んでしまう。 登場人物全員の疲れ方や、みんなやけくそになって みんな死んでしまうというストーリー自体、みもふたもなくてよかった。 それにしても、あのラストシーンはちょっとやり過ぎだと思った。 [DVD(字幕)] 7点(2015-11-29 17:36:11) |
3. ラスト サムライ
かなりベタに「儚さ」を描いた映画ではあるけれど、 渡辺謙が好きなので、僕はすっきり見られた。 ただ、ヒューマン映画というよりは、 イケメンなアメリカ人がファンタジーな世界に迷い込んでいくという映画。 [DVD(字幕)] 6点(2015-11-29 17:12:40) |
4. シャイニング(1980)
見終えて、展開があったのかなかったのかわからないような、 すごく変な映画だなあ、という感想。 印象に残ったのは、何より役者の演技と、なんというか、全体的な呆気なさ。 ホラー映画かパニック映画、サスペンス映画あたりだろうと思って観たが、 変なヒューマン映画だという感じがした。 [DVD(字幕)] 7点(2015-11-29 17:04:31) |
5. ロード・トゥ・パーディション
《ネタバレ》 ストーリーは、ドミノが崩れるように、人が静かに死んでいく物語。 そのストーリーから、ラストシーンの締めかたは見事だと思った。 この映画のいいところは、そういった連鎖的で静かな崩壊と、 父親像の描き方、そして何よりも印象的な「シーン」の描き方、映像の美しさだと思う。 特異さや、他より鋭く抜きん出ているという感じではないのだが、 扱っているテーマや描き方が、個人的には、かなり印象的だった。 [DVD(字幕)] 9点(2015-11-29 16:59:53) |
6. ゴッドファーザー
《ネタバレ》 見ようと思ったまま見ていなかったのでこの度視聴。 マフィアのボスがドンパチ波乱万丈を繰り広げるハードボイルド映画なのかな、と思っていたけれど、 濃厚な心情描写に裏付けられた人情モノだった。 強い印象は残らなかったけれど、次から次へ、 時には早く、時にはゆっくりと移り変わっていく状況の展開による濃厚さに、この映画の偉大さを感じた。 [DVD(字幕)] 8点(2015-11-29 16:44:50) |