1. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
子どもたちがどんなにか豊かな「内面」を持っているか、そして、傷つきやすく、けれど一生懸命に生きているかを、この作品ほどみずみずしく描いたものも、そうないのでは。どんなにつらくても「でも、宇宙船に乗せられたライカ犬に比べたら、ぼくなんかマシだ」と考える主人公の少年のいじらしさときたら…。『サイダーハウス・ルール』でもその片鱗を見せたけれど、ラッセ・ハルストルム監督は、子どもたちを撮る時が最も輝いている。そんな彼の、やはり代表作でしょうね。 9点(2003-09-26 15:47:31) |