1. アイ,ロボット
致命的な欠点はないけど、あまりにもあっさりしすぎていて食い足りない感が残った。もう少し主人公に厚みがあればよかったかな。ウィル・スミスよりサニーの方が存在感があって、むしろ彼のほうが影の主役だったと思う。一番感動したのは、無機質なようで生物的なフォルムのロボットたちのデザインの秀逸さ。淡い緑色の光は蛍のようで、不思議と機械的な印象はない。強そうでもないし、変にかっこつけたデザインでもないんだけど、シャープで美しく、独創的だ。あれが集団で昆虫みたいにぴょんぴょん飛んだり跳ねたり、わさわさビルの壁面を這い上がってくるとなんとも恐ろしい。グンタイアリとか異常発生したイナゴを思い出してしまった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-27 08:49:08) |