1. コンフェッション(2002)
ジョージ・クルーニー初監督、チャーリー・カウフマン脚本ということでかなり期待して観に行ったけど、いまひとつ盛り上がらなかった。もっと小気味いいストーリーと展開を期待していたが、テンポが悪く、ストーリー自体もまどろっこしいわりにありきたりだった。画面構成などジョージ・クルーニーの監督としての技量には非凡なものを感じたけど、小作というよりも実験作という感が拭えなかった。 4点(2003-08-20 12:57:17) |
2. ゴスフォード・パーク
英国の貴族階級の屋敷を舞台に繰り広げられる秀逸な群像劇だった。貴族と使用人それぞれのキャラクターが緻密に描かれており、それぞれの会話や言動から時代背景や人間ドラマが伺えて集中を切らせなかった。屋敷内でのめくるめく人々の動きを適確にとらえるカメラワークも見事で迫力があった。様々な人間模様を見ているだけでも楽しいが、この作品には更に殺人というエッセンスが加わり映画として面白みを増している。 9点(2003-06-07 21:27:29) |
3. ゴースト・ドッグ
全編に溢れるセンスの良さはとても好きだし映画の質を高めているのだけれど、題材が題材だけにもう少しエンターテイメント性が欲しかった気もする。盛り上がりに欠けたのが残念。 6点(2003-06-07 16:18:19) |
4. コールド・フィーバー
両親の死を弔うために単身雪と氷の国へと旅立つストーリーがとても叙情的。永瀬正敏が心が揺れ動く青年を熱演している。 8点(2003-05-29 03:21:07) |