1. スペシャリスト/自覚なき殺戮者
歴史的な裁判を記録した映像としては貴重なものなんだろうけど、映像作品としては退屈でつまらない。 ホロコーストに興味の無い人にとっては、苦痛の2時間でしかないと思う。 個人的には多少興味のある方なので、なんとか見られたけどね。 法的な問題とか、責任がどこにあるとか、そんなことはどうでもいいんだけど、そもそも何故そんな悲劇が起きたのかという考察の部分は興味深かった。 冷酷な言い方をするなら、極めて効率的な合理化だったんだろう。 鳥インフルエンザで大量の鶏を殺処分するような感覚なのかも知れない。 その執行手続きのスペシャリストがアイヒマンで、時代が違えばとても有能な役人になってたのかも知れない。 もちろん殺したのは鶏ではなくて、人間だったのだから重罪ではあるけどね。 少し話を巻き戻して、そもそもアイヒマンは反ユダヤではなくて、ユダヤ人の祖国を取り戻そうと尽力していたと主張している。 証人のユダヤ人指導者からは好感を持たれていたようだし、実際にユダヤ人の移住計画に携わっていたことも確かなようだ。 もちろん慈善事業というわけではなくて、財産を没収して戦費とする為の計画ではあるけど、少なくとも虐殺しようなんてことは考えてもなかったのだろう。 移住がやがて虐殺へと暴走していったのは、戦況の悪化による必然的な流れだったのかも知れない。 もしドイツが戦争に勝っていたなら、600万人のユダヤ人はドイツが獲得した何れかの土地に移住させられて、ユダヤ人国家が誕生していたのかも知れない。 そうなっていたら、建国に尽力した功労者として、アイヒマンはユダヤ人から賞賛されていたのかも知れないのだから皮肉なものです。 [DVD(字幕)] 5点(2016-12-02 18:35:47) |
2. スチュアート・リトル
《ネタバレ》 序盤で丁寧に家族としての絆を深めて行く過程を描いていたので、離れ離れになってしまう後半が盛り上がったね。 スチュアートのキャラも好感が持てたし、偽者のお父さんとお母さんもいい人だったし、スノーベルもいい奴で良かった。 スノーベルがペットという扱いだったのが腑に落ちなかったけど、最終的にはみんな家族になれたような気がするので心地好かった。 [DVD(吹替)] 7点(2016-04-29 18:49:07) |
3. スクール・オブ・ロック
序盤は胡散臭い展開だったけど、校長のロック好きが判明した辺りから急に面白くなってきた。 子供たちの心の声が曲になって、ロックってこういうことなんだなぁって納得。 いい加減なようでいて、子供たちそれぞれの長所を見付けて自信を持たせることが出来る才能は教師に相応しいものだと思う。 [DVD(吹替)] 6点(2016-01-06 12:52:38) |
4. スコア
《ネタバレ》 あんな派手に金庫を破壊するなら、金庫破りのテクニックは関係ないよね。 それから、無駄なお喋りしてる暇があるならブツを確かめようよ。 そもそも防犯カメラに異常が発生したら修理の依頼するより先に現場を確かめに行くだろうに。 そんな警備員の無能を前提にした作戦というのがアホ過ぎる。 [地上波(吹替)] 4点(2015-02-05 15:37:34) |
5. ズーランダー
くだらない。 でも、悔しいけど何箇所か笑ってしまった。 モデル=バカというテーマはほとんど誹謗中傷だけど、ベン・スティラーはもっとバカだなぁ。 監督・製作・脚本・主演までして、しかも嫁・親父・姉も出演してる。 そこまでして作らなきゃいけない作品だったんだろうか? あと、どうでもいいことだけど、こんなバカ映画で死ななきゃならなかった3人には同情する。 [DVD(吹替)] 6点(2011-05-31 20:02:20) |
6. スパイダー
《ネタバレ》 知能犯かと思いきや意外とあっさり人を殺すし、子供にしてやられるまぬけさも持ち合わせていて、なんだか見掛け倒しの印象。 追い掛ける主人公もそんなに凄腕とは思えなくて、あんまり面白いとは思えなかった。 [地上波(吹替)] 4点(2007-05-12 02:44:39) |