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プロフィール
コメント数 170
性別 男性
年齢 43歳
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1.  ダンサー・イン・ザ・ダーク
無防備な状態で見たのでバカみたいに落ち込んでしまった。絶望の中にわずかな希望が見えたという方もいるが、そんな事を考える余裕もなく自分も絶望の淵に道連れにされた。強烈な引力で主観ビジョンに引き込まれた。ミュージカルなんて逆に見てられない。一番美しいと思えたのは牢獄の中、音が出ないと悲嘆にくれつつ「私のお気に入り」を懸命に歌うセルマだった。盲目のセルマにとって沈黙とはどれだけの恐怖であることか。そしてあの死刑のシーンでは自分の首にも縄を巻かれたようで・・・ああぁぁあ。冷静に考えるとセルマはもはや狂人としかいいようがない。狂人は夢の中でしか生きられないとでも言いたいのか。そこに安直なヒューマニズムという罠を仕込むこの監督はセルマ以上の狂人である。ちなみにミュージカル部分はプロモみたいで、グッとこない。本場のミュージカル映画はこの映画のビヨークの夢想以上に夢みたいなのだ。それこそ帰ってこれないぐらいに。
[映画館(字幕)] 7点(2007-01-23 20:32:32)
2.  大地と自由
この一作でケン・ローチに活目した。金曜ロードショウが映画の源だった自分にとっては、危ない時には誰かが助けに来て、運命を分ける選択があれば正しい方に動くのが映画らしさだと思っていた。当然ながらそこには人間臭さはない。しかし、ケン・ローチ映画からは嫌というほど臭う。世知辛い世の中を忘れるためにエンターテインメント映画を見るのはいい。しかし時には世の中に対して余計なおせっかいをかけたいことがある。「戦争反対!」とか「麻薬撲滅!」とか「少年犯罪云々」といったように。そんな時こそケン・ローチの映画は刺激的な薬になるに違いない。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のような自分からは遠すぎる悲劇と違い、限りなく近くに悲劇を持ってくる。そうなると「戦争反対!」とか「麻薬撲滅!」といった話では解決できない複雑な社会構造が見えてくる。この視点をひたすら冷静に、時に冷徹になってカメラを向けてくるのがケン・ローチだ。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-01-23 20:31:40)(良:2票)
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