1. チャーリーズ・エンジェル(2000)
頭をカラッポにして見るべき「おバカ映画」だとは思いながら、その内容のあまりの中途半端さに閉口するのみ。娯楽作品としても、アクション映画としても、おバカ映画としても、それぞれに「徹底感」が無いんだよな~。 ストーリーなんてあって無いようなものだし、かと言って売りであるはずのアクションシーンもワイヤーで吊って高くジャンプして蹴るか、ぐるぐる回ってるだけの安易さじゃ、面白くもカッコ良くもない。これなら「マトリックス」の方がビジュアル面の見せ方に関してはまだマシ。 どうせ娯楽作品として作っているんだから、もっと演出面を工夫したり、おバカなアクションに徹するとか、何かこだわりは無いのだろうか?こういう最近のハリウッドアクション映画ほど見ていて歯痒いものは無い。 最新技術を使った視覚効果も、使う側に演出センスが無いと返って安っぽさや不自然さが際立つという見本。 唯一、エンジェルたちに美人ではなく、あえて個性的な顔立ちの女優を配した英断は評価できる。これで三人が三人とも美女だったら、どうしようもない作品になっていたはず。 [ビデオ(字幕)] 2点(2003-08-30 07:52:08)(良:1票) |