1. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
《ネタバレ》 この映画を「アクション映画」というのも何かと思うのだが、一応ポスターとかでは「アクション」のジャンルなので・・・自分が見てきた「アクション映画」というジャンルの中で、人を殺すシーンが無い映画は多分これが初めてだった。そこがこの映画を好きになった理由の一つ。死の宣告を受けた主人公2人が、今まで見たことがない海を見に行く・・・ギャングの車を盗み追われ、強盗して警察にも追われるという『いかにも』な設定だけど、面白おかしくテンポよく話が進む。ギャングも刑事もマヌケ、だけどいいキャラだ。ただ『笑い』と『かっこいい』だけの映画ではない!主人公達の『暖かさ』と『優しさ』が胸にグッとくる。ギャングの大玉、ルドガー・ハウアーが二人に言う言葉も良い。見る人が見れば【ものまね】な映画なのかもしれない。けど、あのラストシーン、男なら少なからず胸が熱くなるなんじゃないのだろうか?この映画、自分にとって『死ぬまで付き合う映画』の1本です。 9点(2003-08-15 03:02:50) |