1. ヴァレリアン 千の惑星の救世主
《ネタバレ》 『フィフス・エレメント』がお気に入りの映画なので、今回も期待して鑑賞。平凡すぎるストーリーと映像だったが、キュートなヒロイン、個性的な歌姫、コメディ、メッセージ性といった“らしさ”はあった点は良かった。途中、太った種族を殺しまくる大立ち回りシーンがあったが、あそこはトムとジェリー的な追いかけっこ仕立ての方が良かったと思う。交渉する術がない程に排他的とはいえ釣った獲物を食べようとしただけなのに、主人公たちが脱出するからと皇帝から何から一族皆殺しという司令官と同じことをやっては、異人種・異文化に非寛容=パール人虐殺というテーマが霞んでしまう。 [映画館(字幕)] 5点(2018-04-06 11:18:17)(良:1票) |
2. トロピック・サンダー/史上最低の作戦
《ネタバレ》 もっとハチャメチャな映画かと思って期待しすぎました。ほとんど笑えず退屈でした。死体いじりには嫌悪感、抽象的な言葉のやりとりや、クライマックスでサッサと逃げずにつまらない展開にはイライラしました。『プラトーン』のパロディも既視感たっぷり。あと時々“字幕の女王”を意識したっぽい字幕も出てきたりしましたが、これも笑えませんでした。でも大爆発は見ていて気持ちいいですね。 [DVD(字幕)] 5点(2015-01-14 20:37:55) |
3. エアフォース・ワン
歴代の米大統領は軍への入隊経験者が多いらしいので、『ID4』のも含めて奮闘する大統領もありえるかも?と、それほど違和感は無いかな。キャストも良いしシンプルなストーリーだし面白かった。 “機内で銃を撃ってはいけない”ってお約束だった気がするけど、関係なく拳銃・機関銃ぶっ放してましたね。穴が空いて嵐状態になったり、窓が割れて機外へ吸い出されたり、ブザーがけたたましく鳴って高度を下げろ!!とか他の映画のシーンを思い浮かべながら「撃つな馬鹿!」って思いながら見てた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-13 15:33:46) |
4. Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!
ハートフル・コメディでしたね。フガフガ言ってオロオロするだけのおじさんかと思いきや、クライマックスでは果敢に行動しビシッと決めてしまうカッコ良さがありました。(DVDのカットシーンを見ると、また違った感想になるんだけど...) 前作や『ジョニー・イングリッシュ』のように、笑える共演者がいるともっと笑えたかも。 [DVD(字幕)] 6点(2010-05-08 23:25:44) |
5. デッドマン(1995)
《ネタバレ》 モノクロ画面、死に体の主役、ボヨヨンBGMの雰囲気で見せる映画。こっちまで気だるくなってくるのは監督の意図通りか。”撃たれた男の頭がたき火跡へ、見下ろすと、くべられた薪がまるで後光が差すかの如く男の頭を囲んでいる”カットは、何だか滑稽。カヌーに乗ってから最後までの流れは心地よかった。時々、おおっと思わせる演出があったりするんですが、どうにもこのリズムは合わないなぁ…見る人を選ぶ監督ですね。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-02-01 04:11:33) |
6. ゴースト・ドッグ
肩を揺らして歩く黒人のノリ、プープップーってファミコンゲームのようなBGMが微笑ましい。見所の一つ、暗殺シーンはなかなか良い演出でした。全編ゆったりともったいぶったリズムで何気なくも意味有りげなカットに、監督の意図は何だろうとあれこれ考えながら見てしまって疲れた。この監督の映画を見続けていると何か見えてくるのかもしれませんが、現状ではこの点数です。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-02-01 03:43:31) |
7. コンスタンティン
《ネタバレ》 この世界の成り立ちや事情を予め良く知った、物分かりのいい登場人物ばかりなので、画面の中だけで勝手に話が進んで行くのをただ淡々と見るだけの退屈な映画。静寂→ドカーン!でびっくりさせたりお腹でモゾモゾ、ハーフブリード達の『ブレイド』的やられ方等の演出もちょっと...。馴れないキリスト教ベースのお話、説明不足(わざとでしょうが)や思わせぶりな演出なので、2回目で話が繋がった満足感は大きいですが、話が長く退屈な印象は変わらず。観客目線のキャラが一人いれば驚きを共有できやすかったと思う。あと乗れなかったのは音楽のせいもあるかもしれませんね。楽曲に新鮮味や魅力を感じないし、なによりもっとシーンに合わせた選曲や音楽の鳴らせ方があったろうにと思います。映像的には構図やライティング、CGに偏重しない見せ方は非常に好感が持てるし、また、一気に引き込まれたクライマックスの展開や、マモンを復活させて世界中を阿鼻驚嘆の世界にしてしまいそうな所をグッとこらえてこじんまりと収めた事には拍手したいですが。 [DVD(字幕)] 5点(2005-09-09 16:29:31) |
8. ディアボロス/悪魔の扉
《ネタバレ》 予備知識なく見たので、ワーカホリックな夫とさびしんぼうな妻のつまんない映画かと思ったら、悪魔映画な展開にびっくり&引き込まれましたが、もったいぶった演出がダラダラ続くのが難点か。アル・パチーノの演説を聞いて、八百万の神の国の人間でよかったなぁとしみじみ。本当は○オチって嫌いなんだけど、こういう映画ではアリですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-31 13:10:26) |
9. バイオハザード(2001)
全編明るいトーンでお話はテンポ良く進むし、アクションシーンは決まってたし、時々かっこいい編集もあったりで、意外と楽しめました。ただ、ゾンビが全然恐くなかったし、戦闘は格闘中心で拍子抜け。マシンガンやミニガンで木っ端微塵にふっ飛ぶゾンビ集団くらいやって欲しかったけど、流石にメジャー作品で人間をそこまでやるのは無理か?ゾンビの恐さが足りないのを暴走コンピュータと記憶喪失等のサスペンス要素を入れて補ったと感じたけど、成功してると思う。目つきが最初からゾンビっぽい(笑)噛まれた女隊員の引っ張り方も最期も感傷的でなく、あっさり風味で終わったのも良かった。ミラは奇麗でしたね。 6点(2005-02-13 01:53:50) |
10. アイ,ロボット
《ネタバレ》 未来都市の景観やロボットのCGの違和感はそれほどでも無く、安心して観られた。真犯人についてサニーや社長をその都度疑ったりしてまんまと騙されてしまった。スプーナーはもしかしたら人間と思ってるロボット?なんて思ったんだけど、さすがにそれはなかった(笑)。音楽もアクションシーンも適度で、また強引な引き伸ばし作戦も無く好印象。ラストから『アニマトリックス セカンド・ルネッサンス』~『マトリックス』3作、『鉄腕アトム』、『攻殻機動隊』とか色んな未来世界につなげて妄想するのも面白いかも。 サニーに気持ち悪い顔で演技させ、簡単に済ませてしまったのは-1点。C3-POのように、顔に表情がなくてもセリフと身体で感情を表現させるいいお手本があるのに。 [映画館(字幕)] 6点(2005-02-07 23:17:50) |
11. ビッグママ・ハウス
《ネタバレ》 太っちょなおばあちゃんに化けた(似てないけどね)M.ローレンスのメーキャップが凄い。でも、何年も会ってない孫が気が付かないのは分かるけど、つい昨日も一緒に話してたご近所さん連中が気付かないわけないだろ!(笑)スーパーおばあちゃんぶりや色情おじいちゃんの登場、出産シーン、本物が帰ってきてからのドタバタは凄く面白かった。ラストは聖書の引用とかであっけなく大円団になっちゃったけど、キリスト教の人なら納得できるのかな。 7点(2005-02-07 22:48:28) |
12. ヴァイラス(1999)
《ネタバレ》 台風の荒れる海につっこんだのに、ピンチなシーンの時だけしか揺れないし、登場人物が自分勝手に行動して話が進まない上にピンチに陥る、登場人物みんなに均等に時間を割いてしまってヒーローがいない。最悪です。途中で明らかになる敵の”英軍の島に行き、海底ケーブルを使って云々”計画が計画のままで終わらせてしまったのも残念。偽情報を流し米露を始め世界に核戦争の緊張が走る!~早くヤツを止めなければ!って位突っ走ってくれた方が楽しめたのに。機械達の造形やCGは見飽きた感があるけど、出来は良かった。タイトル、字幕の「ヴァイラス」って英語発音の方が謎の宇宙生命体って雰囲気がでると思うけど、ドイツ語由来の「ウィルス」でいいじゃんね。オープニングで丸紅と東宝の名前がでたけど、えらいもんにお金を使ってしまいましたね...。 1点(2005-02-05 03:19:58) |
13. WATARIDORI
雄大な自然をバックに一生懸命に羽ばたく鳥達の姿が本当に美しい!飛んでる姿をこんなに間近で見たのは初めて。演技をしてるような嘘くささを感じつつもでも最後まで見入ってしまいました。でも、「人間はロクな事しませんよね~。人間って最悪ですね!」演出や「嘆きのペンギン」演出に興ざめ...『わくわくどうぶつランド』(古い!)じゃないんだから。ヒューマニズム・環境問題・動物愛護・反戦平和とかのお説教はこの映画には必要ない。 4点(2005-01-22 03:04:11) |
14. エイリアンVS. プレデター
エイリアンとプレデターが戦うお祭り映画なのに、それまでが長い。親切に設定の説明をしようとしたんでしょうが、誘い出した調査隊をプレデターがひっ捕まえてさっさと遺跡に放り込んで15分位に収めた方が良かったと思う。(相変わらず機械故障で無理矢理ピンチ!シーンもあるし...)肝心の対決はそれぞれに見せ場があってそれなりに面白く見られましたが、各戦闘があっという間に終わってしまう上に間が開いてしまっていて欲求不満ばかりが募る。予告編のエイリアンの人海戦術体数名のプレデター&自爆シーンを見て勝手に期待し過ぎたせいかな。見てなかったら印象が変わってたかもしれない。人間とプレデターの共感+共闘も、思わせぶりなラストもあざといなぁ。(でもあのラストから予想されるシチュエーションの方がこの映画にはピッタリな気がする)「T3」のように、あくまでも外伝としておきたい映画でした。 5点(2004-12-19 15:40:04) |
15. ターミネーター3
主人公、ヒロイン、女ターミネーターに全然魅力を感じないほどアレなキャスティングと設定だったけど、アクションは迫力あったし、機械の故障でピンチ!とか重要アイテムをどっかに忘れてきた!とか落としちゃった!等の最近定番の無理矢理な緊迫シーンがなくて、イライラせずに最後まで一気に見られたのは良かった。ただ、全2作からの続編としては認めたくないなぁ。パラレルワールドのお話で、無かった事にしておきます。 4点(2004-12-10 03:46:33) |
16. NARC ナーク
わざとらしい程に過剰な映像表現と役者の演技には、正直疲れました...。 3点(2004-11-12 00:58:33) |
17. アンダーワールド(2003)
《ネタバレ》 期待していたアクションシーンがとにかく期待外れだった。マイケルがパトカーの中で満月を見て覚醒する所。あそこは狼男に変身して警官二人をメタメタにするのかと思ったら、大暴れする事無く注射を打たれておしまい。アメリアが列車内で襲われる所もあっけなさすぎ。狼族アジトへの討ち入りも狼族の数が少なすぎて迫力がない。何より、主人公の2丁拳銃がかっこよくない...。銃は一つにして、射撃能力を上げた方がもっとカッコ良かったんじゃないかな。最後のマイケルも吸血鬼+狼男というので、毛深くてでかい爪を持った吸血鬼(Xメンのウルヴァリンのような格好)を期待してたら、黒い華奢な超人ハルクだった。BGMももっと派手な物で盛り上げてくれるといいかも。 意外性のあるストーリー、重く暗い雰囲気はなかなか良かっただけに残念。次回作の製作が決定しているみたいなので、かっこいいアクションの撮れる人を起用して、今回描き切れなかったマイケルの葛藤等も期待。 5点(2004-06-11 01:01:31)(良:1票) |