1. シカゴ(2002)
《ネタバレ》 「NINE」に投稿したので勢いでこちらにも(笑) シカゴには欲深き女がおりました、じゃだめなんだよ、ロブ・マーシャル。この事件を容認してしまうアメリカという国の深さ・愚かさ・崇高さを欠かし、代わりに驚くほど下品な振り付けのダンスを加え、ショーシーンを単なる妄想にとどめてしまった監督の罪は重い。オリジナルの舞台と比べてはあまりにもかわいそうだが、品も思想も足りなすぎる。ミュージカルファンとしてこんなのをミュージカルとするとは、断固として認めるわけにはいきません。 [映画館(字幕)] 2点(2010-03-24 12:23:18) |
2. シャーロック・ホームズ(2009)
欧米発「やおい」映画キター! 腐女子文化がアングロサクソンにも浸透したのかと確信してしまうほど、ロバート・ダウニー・ジュニアとジュード・ロウが組んず解れつ、付かず離れず、ステキ光線だしまくり。2人のイチャイチャっぷりが楽しさの約半分を占めますが、演出のテンポもよく、薄汚れたロンドンの雰囲気もおもしろく、見どころは満載。あちこちの映画館で満席が続いているようですが、これなら納得。映画らしいダイナミズムもケレン味もたっぷりなので、ぜひ映画館で見ることをおすすめします。 [映画館(字幕)] 9点(2010-03-23 11:46:32) |
3. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 ナチス占領下のフランスという閉塞感あふれる時代描写を描くなら、観客としては最後に痛快なカタルシスを期待してしまうところだけれど、それが映画館の炎上では物足りなく感じました。そして気まずいラスト。なんとも後味が悪い。あく抜きしてないコンニャクを食べてしまったかのよう。 [映画館(字幕)] 6点(2010-01-14 15:17:58) |
4. マンマ・ミーア!
ブロードウェイで舞台も見てますが、映画のほうがデキは数段上! 登場人物たちの「歌いたい」「踊りたい」という欲求がきちんと爆発しています。だから歌がはじまるときに素直にノリノリで見られる。これってミュージカル映画にとって大事なことじゃないかしらね。ま、もともとのストーリーがご都合主義満載なんで傑作とはいいがたいけど、あのバカ丸出しの舞台をよくここまで仕上げた、と感心しました。 [映画館(字幕)] 7点(2009-04-28 18:09:06)(良:1票) |
5. イーグル・アイ
《ネタバレ》 意思あるコンピューターが暴走ってアンタ…50年代じゃあるまいし、SFのネタとして、オチとして、お粗末すぎ(笑)。テンポよくハラハラしながら見られますが、オチがどうにもいただけない。実に幼稚です。人類と人類がつくりだす機械はここまで愚かではありません。 [映画館(字幕)] 3点(2009-01-05 18:06:33)(良:1票) |
6. ウォンテッド(2008)
《ネタバレ》 一本の映画として考えるならば否定論もしょうがないとは思いますが、しょせんアメリカンコミックが原作だと考えれば合点がいきます。美人女優の座を一発で捨てるほどに歪んだアンジェリーナ・ジョリーの顔、物理を無視した弾道などなど「ありえなさ」にあふれてる。あまりにもバカバカしい。これはね、笑って見る映画ですよ、と悟ればとても面白い。あちこちゲラゲラ笑いました。ラストの鮮やかさに爽快感あり。 [映画館(字幕)] 6点(2008-10-06 18:45:40) |